カーテン、ソファ、ラグ、クッションカバー、バッドカバーをはじめとしたインテリアファブリックスに必ずと言っていいほどある色=ベージュ。
- 住まいに多く存在する木を使った家具やフローリング、ドアなどと相性が良い。
- 広く見せるには、白っぽい色を使うと良いが、真っ白だと冷たい雰囲気になってしまう。その点、ほんのりと色がついたベージュは、温もりを感じることができる。
この利点から、団らんやくつろぎに適した色として、リビングの推奨カラーになってることが多く、マンションのモデルルームや新築の内覧会で、ベージュを主としたナチュラルカラーでコーディネートしたパターンを目にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら、先日した通り、ベージュは白っぽい色です。
その為、ベージュでコーディネートした空間は、まわりと馴染み過ぎてぼやけてしまうことも。
「おしゃれ」と言うよりも「無難な」という言葉が似合いそうなベージュのインテリアをセンスアップする6つのテクニックを紹介しましょう。
とことん暖かくを目指す
ベージュは、赤や黄色と同じ暖色です。
ソファ、ラグ、カーテンを全てベージュで統一するだけで、温もりを感じる部屋を演出できますが
- 暖色のアクセントカラーをプラスする
- 暗めの茶色の家具をプラスする
+暖色のアクセントカラー
ソファ、カーペット、壁面収納家具、壁、カーテンボックスをベージュでまとめ、ダークレッドのカジュアルなクッションをコーディネート。 ロールクスリーン、ソファを黄みがかったベージュでコーディネートし、ダークな赤のクッションとひじ掛け付きチェアをプラス。 ソファとラグをベージュでコーディネートし、くすんだオレンジのクッションや白っぽいオレンジのアートをプラス。 ソファ、ラグ、カーテン、壁をベージュでコーディネートし、ピンクのパターン柄のクッションとオレンジを使ったアートをプラス。+茶色
壁とラグをベージュでコーディネートし、ソファを茶色に。 ソファとラグをベージュでコーディネートし、壁とダイニングチェアを茶色に。寒色を入れてメリハリを作る
先の項目に書いたようにベージュは暖色です。
またベージュは黄色の要素が強い色なので、黄色の反対色である青(寒色)を取り入れるだけで、自然にメリハリが生まれます。
青(寒色)が目立ち過ぎて寒く感じてしまう場合は、黄色を更にプラスするとバランスが良くなります。
壁とソファをベージュ、ラグとクッションとアートを寒色でコーディネートし、鮮やかな黄色のクッションをプラス。 ソファとラグをベージュでコーディネートし、チェアで寒色、クッションで黄色をプラス。 壁、ソファ、ラグをベージュでコーディネートし、寝椅子、クッション、ブランケット、スツールで寒色と黄色をプラス。 壁、ソファ、ラグ、テーブルをベージュでコーディネートし、クッションとトレイで寒色と黄色をプラス。紫をプラスして洗練された雰囲気にする
紫をインテリアに取り入れると、おしゃれな雰囲気がアップします。
また、紫は、暖かさを感じる暖色でも、寒さを感じる寒色でもない為、どのシーズンにも合うインテリアを演出します。
「ベージュ+紫」のおしゃれなリビングを更におしゃれに見せたい時は、紫と同じ中性色のグリーンを足すのがおすすめです。
壁、カーテン、ソファ、ラグ、ランプシェードをベージュで揃えたリビングに、紫のチェア、紫のブランケット、くすんだグリーンの寝椅子をプラス。 ベージュのソファに、紫とグリーンの光沢のあるクッションをプラス。 壁、ソファ、ラグをベージュでコーディネートし、クッション、チェア、テーブルで紫とグリーンのパターン柄をプラス。グレーを足して上品に
「ベージュの暖かく開放的な印象を壊したくないけれど、無難過ぎるのも嫌。」
そんな時は、全てを同じベージュでまとめずに、どこかに薄いグレーを使うと、ALLベージュでまとめた部屋と雰囲気が似ていて、なおかつ上品な印象がするインテリアが完成します。
黒を足して引き締める
“ぼや~”とした印象のベージュのリビングに黒をプラスすると、メリハリが生まれます。
さらに、黒は重みを感じる色なので、重厚感もアップします。
リビングにコーディネートするテーブルや収納家具、TVボードに黒を使うのがおすすめですが、開放感を残したい場合は、テーブルの脚やフロアランプなど面積が狭い箇所に黒を使うと良いです。
グリーンを足して爽やかに
ベージュでまとめたリビングは、ありきたりで動きを感じないのが特徴です。
生命力を感じるグリーンをプラスすると、生き生きとした雰囲気を演出できます。
また、グリーンは、癒しや安らぎを感じる色なので、くつろぎ空間にぴったりです。
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