- 壁の幅よりも家具(ソファ)の幅の方が短い。
- コンセントプレートがあるので家具をピタリとつけることができない。
そんな理由からデッドスペースになりやすい部屋のコーナー部分。
壁面に家具を置いて、余ってしまった凸凹なスペースは、狭いほど「変な隙間」「余分なスペース」という見え方になってしまい「ココを何とかしたい!!」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
コーナー(デッドスペース)の活用法をリビングを中心とした事例で紹介していきましょう。
ランプ(照明器具)を置く
家具と壁に囲まれたコーナーは、陰になっていることが多いので、明かりをプラスすると、お部屋の雰囲気がガラリと変わります。
また、リビングの角には、デジタル機器用のコンセントが設けられていることが多いので、フロアランプやテーブルランプを簡単に設置できます。
「上」「上と下」「下」など光が漏れる方向にも注目しながら器具を選ぶと、ムードのある空間を演出することもできます。
フロアランプ
コーナーに、3本脚のシルバーのフロアランプをコーディネート。
掃き出し窓とTVボードの間のデッドスペースに、角度が変えられるアーム式のフロアランプをコーディネート。
ソファと壁の間のデッドスペースに、ホワイトシェードのフロアランプをコーディネート。
2人掛けソファと1人掛けソファを壁に沿ってL字にレイアウトし、ソファの間のデッドスペースに電球色のフロアランプをコーディネート。
腰窓を背にソファをレイアウトし、ソファと壁の間に、ヴィンテージ感のある黒の小ぶりなフロアランプをコーディネート。
腰窓とソファの間のデッドスペースに、黒のシェード+ゴールド脚のフロアランプをコーディネート。
ソファと壁の間に、乳白色のカバーがついた優しい光のフロアランプをコーディネート。
ソファと壁の間に、黒の格好良い小ぶりなフロアランプをコーディネート。
テーブルランプ
壁とソファの間に高さ50cmほどのサイドテーブルを置き、本を3冊重ねて嵩上げして、赤いシェードのテーブルランプをコーディネート。
ソファと壁の間に、ソファの座面より高いサイドテーブルを置き、アンティーク感のあるテーブルランプをコーディネート。
ソファと壁の間に、ホワイトの円形テーブルを置き、電球色のテーブルランプをコーディネート。
観葉植物を飾る
デッドスペース(dead space)の言葉通り、死んだ空間に明るさや生き生きとした雰囲気を演出できるのが観葉植物の魅力です。
植物の緑は、インテリアのアクセントとしての効果もあります。
観葉植物を置くだけで、インテリアの安らぎやくつろぎ感がアップし、過ごしやすい空間になります。
床に直に置く
ソファの正面にロータイプの家具を置き、家具と壁の間に、高さ1.5m程度の観葉植物をコーディネート。
ロータイプのリビング収納家具と壁の間に、ホワイトの鉢に入れた高さ90cmほどの観葉植物をコーディネート。
ソファと壁の間に、茶色のペーパーバッグに入れた高さ2m超えの観葉植物をコーディネート。
サイドテーブルの上に置く
ソファと腰窓の間に、質感の良さそうな木製の正方形テーブルを斜めに置き、籠っぽい器に入れた観葉植物をコーディネート。
鮮やかな水色のソファと腰窓の間に、黄色の円形テーブルを置き、本を2段重ねにして、ホワイトのポットに入れた観葉植物をコーディネート。
プラントスタンドを活用する
TVボードと壁の間に、黒のプラントスタンドを置き、黒の鉢に入れた観葉植物をコーディネート。
ソファと壁の間に、黒のプラントスタンドを置き、黒の鉢に入れたシダっぽい観葉植物をコーディネート。
TVボードと壁の間に、高さが違う2種類の黒のプラントスタンドを置き、ホワイトの鉢に入れたサボテンと観葉植物をコーディネート。
花を飾る
花は、観葉植物と同じく、インテリアを活性化するのに役立ちます。
緑一色の観葉植物と比較すると「インテリアカラーとコーディネーできる」「季節感を演出できる」がメリットです。
水替えや種類を変えるなどのメンテナンスが必要な為、マメにインテリアを触りたい人向きです。
ソファと壁の間に、脚の長いトランクテーブルを置き、白い花をコーディネート。
窓と窓に囲まれたコーナーに、柵のようなデザインのシルバーの台を置き、ピンクのチューリップをコーディネート。
ソファと窓の間に、黒のサイドテーブルを置き、アートやクッションに使われているのと同じ、オレンジの花をコーディネート。
TVボードと壁の間に、黒の鉢に入れた胡蝶蘭をコーディネート。
チェアやソファを置く
コーナー部は、正方形や長方形のスペースが残っているので「四角い家具を置かなくちゃ」と思ってしまいがちですよね。
これは、隣にある家具や壁の影響を受けているから。
視点を変えて、正面以外の位置から見た時に、おしゃれだなと感じる空間にするには、チェアやソファ(一人掛け)を斜めに置くのがおすすめです。
また、デッドスペースの幅が少ない場合も、少し前めに斜めにレイアウトすることで、チェアを置くことが可能です。
予算に余裕があるなら、著名デザイナーの家具を選んでみましょう。
チェア
TVボードと壁の間に、ホワイトの木製チェアをコーディネート。
TVと壁の間に、ダイヤモンドチェア(designed by ハリー・ベルトイア)をコーディネート。
60cmほどのコーナー部に、ホワイトの座面+木製脚のプラスチックチェア(designed by チャールズ・レイ・イームズ)をコーディネート。
TV台と窓の間に、オレンジの座面+シルバー脚のプラスチックチェア(designed by チャールズ・レイ・イームズ)をコーディネート。
一人掛けソファ
TVボードと壁の間に、茶色のレザー製一人掛けソファをクッションを乗せて斜めにレイアウト。
幅90cmほどのコーナーに、白と黒のピンストライプ柄の一人掛けソファを斜めにレイアウト。
TVボードと掃き出し窓の間に、グレーの一人掛けソファを斜めにレイアウト。
4つのテクニックを組み合わせる
ここまで紹介した4つのテクニックを組み合わせることで、死んだようなコーナー部が一気に生き生きとした雰囲気に。
横に並べるだけでなく、「斜め」「前後」を意識してレイアウトすると、狭いスペースでも、おしゃれな空間を演出できます。
ソファと観葉植物
コーナー部にグレーのソファ、北欧柄の鉢に入れた観葉植物をコーディネート。
チェアと観葉植物
コーナーに背を向けて、グレーのムートンを乗せた黒のメッシュデザインのチェアをレイアウトし、隣に多肉植物を乗せた黒のサイドテーブルをコーディネート。
TVボードと窓の間に、グレー×ホワイトの北欧柄のクッションを乗せた黒のメッシュデザインのチェアと木製のプランとスタンドに乗せた鉢植えの観葉植物をコーディネート。
フロアランプと観葉植物
TVボードと腰窓の間に、黒の支柱+ホワイトのシェードのフロアランプと黒の鉢に入れた鋭い葉の観葉植物を前後にコーディネート。
ソファと壁の間に、ホワイトの台に乗せた観葉植物を置き、台の後ろに古美色のフロアランプをコーディネート。
ソファと窓の間に、ホワイトのプラントスタンドに入れたホワイトの鉢上の観葉植物と華奢な黒の脚のフロアランプをコーディネート。
一人掛けソファとフロアランプ
TV台と窓の間に、茶色レザーの一人掛けソファ(ラウンジチェア)を斜めにレイアウトし、ソファの後ろに黒のフロアランプをコーディネート。
TVボード側のコーナーに黄色のソファを斜めにレイアウトし、隣に3つのボールがついたフロアランプをコーディネート。
チェアとフロアランプ
TV台と掃き出し窓の前に、オレンジのチェア(designed by ハンス・J・ウェグナー)を斜めに置き、後ろに黒のフロアランプをコーディネート。
TVボードと窓の間に、白とグレーのギザギザ模様の布を使ったチェアを斜めに置き、チェアの後ろにホワイトのテーブルランプをコーディネート。
黒のリビング収納家具と窓の間に、黄色の木製チェア(designed by ハンス・J・ウェグナー)を斜めに置き、ホワイトのフロアランプをコーディネート。
フロアランプと花
ソファと壁の間に、ホワイトの花を飾った幾何学デザインのシルバーのサイドテーブルとホワイトのフロアランプをコーディネート。
ソファと掃き出し窓の間に、オレンジや紫の花を飾った多面体デザインのシルバーのサイドテーブルとホワイトのフロアランプをコーディネート。(花の色はソファ用クッションと同じ色。)
テーブルランプと花
ソファと壁の間に、ホワイトの花とホワイトのテーブルランプを乗せた、シルバーの華奢なデザインのサイドテーブルをコーディネート。
ソファと窓の間に、赤い花の鉢植えと電球色のテーブルランプを乗せた、ガラス製サイドテーブルをコーディネート。(花の色は、ソファ用クッション・アートと同じ色)
チェアと観葉植物とフロアランプ
コーナーに、ナチュラル素材のバスケットに入れた観葉植物を飾り、隣にアンティーク感のある猫足チェアとゴールドのフロアランプをコーディネート。