デスクを壁とピタっとくっつけてレイアウトしている場合、正面の壁が殺風景だと感じた経験はありませんか。
壁面をおしゃれにディスプレイするのは、作業の邪魔になりそうという考え方、賃貸なので不可能という場合もあると思いますが、仕事や作業に必要な紙や用紙を壁を傷つけることなく壁面に飾る方法があれば真似してみたいと思いませんか?
とくに、アイデアや作業工程をササっと書いたメモは、すぐに「どこに行った?」となりがちです。
これら実用的なものをデスク前の壁を活用して見落とすことなく、おしゃれに飾る方法を紹介していきましょう。
- ウォールシェルフやラックなど大掛かりな家具を使わない飾り方
- 壁を傷つけずにデスク前を飾る方法
- 飾るのものは、おしゃれな雑貨ではなく、メモ書きや紙など実務的なもの中心
※ポストカードや写真を飾った実例が多いですが、メモや紙に置き換えてご覧下さい。
壁に直接飾る
①壁にクリップをくっつける
大きめのダブルクリップを壁に接着し、紙を挟んで飾る方法です。
壁にフック(壁を傷つけないフック等)を取り付けて、目玉クリップの輪っか部分を通す方法で壁に固定します。
幅90cmほどの木目が綺麗なナチュラルな木製デスクを壁に向かってレイアウトし、大きめの黒の目玉クリップを壁に3箇所固定。
クリップにA4、B5暗いの紙を1枚ずつ吊り下げて、殺風景な壁をおしゃれに演出。
②バインダーを取り付ける
A4用紙をパチンと留めるバインダーをそのまま貼りつけた、斬新過ぎる壁インテリア。
「貼ってはがせる粘着テープ」をバインダーの裏に張り付けることで、壁紙を傷つけることなく飾ることが可能です。
少し暗めのオレンジ色のアクセントクロスを貼った壁に向かって、グレーの脚の茶色の木製デスクをレイアウトし、壁に暗い茶色のバインダーを等間隔に横4列、上下2段に取り付けた例。
ポストカードを1枚ずつ飾って壁面をおしゃれにコーディネート。納期別に用紙を挟んでいくのに使えそうなアイデア。
③フックで下げる
壁にいきなりフックを取り付けてしまう方法です。
壁を傷つけないフックを等間隔に取り付けて、穴を開けた用紙を吊り下げれば完成です。
壁に向かって幅200cmほどのヴィンテージな木製デスクをレイアウトし、壁面に1.2m角の黒の黒板壁紙クロスを貼って、シルバーのフックを等間隔にレイアウト。
フックには、上部の中心に大きな穴を開けた紙や紐、ラベルをデザインを問わずにハンギング。ついでにハサミも。フックに向かってホワイトのチョークでメモ書きを入れ、DIYっぽい壁面を演出。
④紐と木製洗濯バサミやクリップで
左右に紐を括り付けて、紐に洗濯バサミやクリップで下げる方法です。
軽いものなら画鋲+紐でも大丈夫。
壁に向かって幅135cmほどのデスクをレイアウトし、正面の壁の左右にフックを取り付けて、紐を緩くコーディネート。
ゼムクリップにホワイトのリボンをつけて、紐に結ぶようにして、グレーやベージュ系の布きれを8枚ハンギング。ゼムクリップを使った吊り下げ方は、メモ書きやFAX用紙にも応用できそう。
幅135cmほどの薄いグレーの木製デスクを壁面に向かってレイアウトし、正面の壁にデスク幅よりも狭くフックを取り付けて、ホワイトの紐をコーディネート。
木製洗濯バサミでカラーサンプルとモノクロ写真をハンギング。紐がV字に垂れるようにわざと緩く飾った例。
幅90cmほどの暗い茶色の木製デスクを壁に向かってレイアウトし、正面の壁にフックを取り付けて、シルバーのワイヤーレールをコーディネート。
ワイヤーにシルバーのクリップを通し、メモ・ポストカード・イラストカードをハンギング。真ん中付近にペラペラの紙、左右に厚手の紙を下げるようにして置けば、重みで中心に寄ってしまうことが無さそう。
⑤マスキングテープで
インテリア雑貨のマスキングテープを使う方法です。
マスキングテープは、元々粘着力が弱いため、壁に直接貼っても、剥がす時に壁紙クロスが一緒に剥がれてしまうことが無いです。
幅75cmほどのホワイトのデスクを壁に向かってレイアウトし、パソコン画面の上部に黒とグレーのマスキングテープでメモ書きやモノクロ写真、モノクロポストカードをランダムにコーディネート。
貼るのも剥がすのも、とっても簡単。100均やステーショナリーコーナーに、おしゃれなマスキングテープがたくさん売ってるので、ぜひ活用したい。
壁にパネルを置いて(取り付けて)飾る
⑥メッシュパネルでランダムに
正方形に網目が並んだメッシュパネルはAmazonなどで手に入れることができます。
デスク上にそのまま立て掛けるか壁掛け金具を使って壁面に固定します。
メッシュパネルに飾るメリットは、圧迫感がないこと。上からクリップなどでメモを留めるだけなので、簡単におしゃれなデスク周りを演出できます。
幅120cmのデスクの前に幅60cm高さ90cmほどのシルバーのメッシュパネルを立て掛け、木製クリップでメモやポストカードを留めた例。
デスクの左端に寄せて、アンバランスで砕けたデスク周りを演出。
シンプルなゴールドのデスクの目線の高さに幅45cm高さ60cmほどの黒のメッシュパネルを取り付け、ゴールドのダブルクリップでモノクロ写真を留めた例。
机の色とクリップの色を揃えた、細かいところにもこだわった飾り方。
幅120cmほどのホワイトのデスクの前にシルバーの網目が大きなワイヤーパネルを立て掛け、シルバーのクリップでモノクロポストカードを留めた例。
ワーヤーパネルの前に黒の額縁に入れた白地×黒のアルファベットのアートを重ね、左に観葉植物、右に黒のデスクスタンドを飾って北欧感をアップ。
幅135cmほどのホワイトのデスクの左と前を壁につけてレイアウトし、左の壁にゴールドのメッシュパネルを立て掛け、ゴールドのダブルクリップで留めた例。
デスク脇なので視界に入りにくく気が散りにくい。ペン立てとメッシュパネルの色を揃えて統一感のあるインテリアを演出。
幅120cmほどの薄い茶色の木製デスクの前に、黒の五角形のメッシュパネルを立て掛けた例。
ワイヤーが横向きのみのかっこいいデザイン。黒の目玉クリップでポストカードをハンギング。
ホワイトのカウンターデスクを壁の前に置き、立った時に触りやすい位置に黒のメッシュパネルを取り付け、暗いグレーの目玉ククリップでメモや布をハンギング。
壁面を床からデスク上20cmほど黒にした、おしゃれな北欧デスク。
光沢のあ幅120cmほどの黒のデスクの奥行き方向を壁につけて置き、シルバーのメッシュパネルを取り付けて、ハンガーを使ってモノクロ写真をハンギング。
メッシュパネルは、上部に黒の革バンドを4か所取り付けて吊り下げたデザイン。
幅150cmほどのホワイトのデスクを壁にくっつけて置き、正面の壁に黒のメッシュワイヤーをコーディネート。
黒のダブルクリップでメモ書きをランダムにハンギング。格子の端が切りっぱなしになったデザイン。
幅120cmほどの薄い茶色の木製デスクを壁にくっつけて置き、正面の壁よりやや右寄りに黒のメッシュワイヤーをコーディネート。
S字フックや木製洗濯バサミでカレンダー、ポストカード、白黒プリント、黒のハンガーを自由にハンギング。統一感があるかっこいいインテリア。
⑦有孔ボードを活用して
ポツポツと等間隔に丸い穴が開いた有孔ボードは、ピンを突き刺すのに丁度良い雑貨。サイズは、3×6板(約900×1800mm)が一般的で、カットして使用します。厚みは5mmほどなので、デスク前にもコンパクトに置けます。
穴が細かいので、吊り下げる場所を自由に選べるのがポイント。
暗いグレーの引き出しと明るい茶色の木製天板のデスクを壁に向かってレイアウトし、正面の壁に幅45cm高さ60cmほどのホワイトの有孔ボードを張り付けて、写真やポストカードをハンギング。
左の壁には、黄色と茶色のマスキングテープで写真をディスプレイ。
真ん中にホワイトの5段引き出しキャビネットが入った幅180cmほどの明るい茶色の木製天板の2人掛けデスクを壁に向かってレイアウトし、A4よりもひとまわり大きめの明るい茶色の有孔ボードを壁に立てかけてコーディネート。
ボードには鍵やポストカードをハンギング。現場の鍵を預かることが多い筆者にもってこいのインテリア。
⑧額縁やファブリックパネルを立て掛けて
壁に向かって幅90cmほどの明るい茶色の木製デスクをレイアウトし、白×薄い赤の鳥の模様のファブリックとベージュのパターン柄のファブリックを大きさが違うホワイトの額縁に入れて立て掛けた例。
パネルの上から画鋲でメモや紙を突き刺すことも可能。
壁に向かって幅120cmほどのホワイトのデスクをレイアウトし、幅50cm高さ70cmほどのエレガントなホワイトの額縁を壁に立てかけ、メモ、写真、カードを飾った例。
アンティークな額縁をそのまま活用。画鋲を挿すだけの簡単インテリア。
壁に向かってデスクをレイアウトし、マグネットボードをヴィンテージなホワイトの額縁に入れて、デスク前の壁に横向きに張り付けた例。
メモや写真、雑誌の切り抜きをマグネットでペタっ。磁石がくっつく板にエレガントな額縁を組み合わせるだけで、デスク前が一気におしゃれに。
壁インテリアと聞くと、本格的なウォールシェルフを取り付けたり、壁にゴリゴリと穴を開けるのが一般的ですが、ここで紹介した8つのアイデアは、賃貸や壁紙を傷つけたくない場合に使えるものばかり。
特に一番最後の額縁を使うアイデアは、見栄えのするフレームを使うだけで、デスク周りを一気におしゃれにすることができます。