トイレインテリア半日以下で海外風に!おしゃれ賃貸トイレDIY実例

トイレインテリア半日以下で海外風に!おしゃれ賃貸トイレDIY実例

近年、駅、店舗、サービスエリアのトイレの個室が、年々、広々&おしゃれになってきていると感じています。

トイレがおしゃれだったり、綺麗な空間だと、気持ちまでスッキリできる気がしませんか?

この気分の爽快さは、個人宅のトイレでも同様。たとえ、家族しか使わない空間であっても、少し手を加えるだけで、印象を変えることができます。



つい先日、賃貸事務所の年季の入ったトイレをDIYで、海外風に替えました。

使った材料、手順、BEFORE・AFTERを紹介していきましょう。

20年以上経ってそうな賃貸物件のダサいユニットトイレをDIYでエレガントな海外風インテリアにする

職業柄、最先端のおしゃれなトイレ(器具)を目にする機会が多いため、便器のデザインや色を見ただけで「あ、古い」と直感的に感じてしまう筆者。その為、古いトイレを見ると「トイレに入るが嫌だ」と拒否反応が出てしまい、テンションが、だだ下がりになってしまいます。

これは、個人のお宅、公共施設、店舗など、どの場所のトイレでもそうです。

どんなに綺麗に掃除してあっても、デザインそのものにアレルギー反応が出てしまうのです。

今回、DIYで変えたのは、事務所を借りた時から気に要らなかった、コーナーに手洗いタンクがついた20年以上経ってそうな古い洋式トイレです。

ユニットトイレ
今はなき、Nationalのユニットトイレ(浴室・洗面・トイレが一体になった賃貸でよく見る3点セットのトイレだけバージョン)。ユニットトイレは、床と壁がパネル仕様なので、既存の床と壁の上からパネルを貼り、雰囲気を変えることにしました。

ついでにトイレも「節水式」「掃除が楽」「タンクレス」仕様で、今風のPanasonicのアラウーノに変えますが、トイレの交換はプロにお任せ。DIYでは、内装のみデザイン変更していきます。

※トイレ交換を伴わないDIYでも、床と壁の貼り方は同じです。

トイレインテリアDIYに使った準備物

  • 面積分の床材(実例使用床材:サンゲツのフロアタイルWD966)
  • 面積分の壁材(実例使用壁材:サンゲツのフロアタイルWD904サンゲツのフロアタイルGT883※正面アクセント壁)
  • 照明器具(実例使用照明器具:オーデリックのOL291163LC)
  • コンセント(実例使用コンセント:2口※プレート面ゴールドスプレー)
  • ミラー(実例使用ミラー:アンティークショップの中古)
  • リメイクシート(実例使用リメイクシート:ダイソーリメイクシート木目柄※ドアに使用)
  • 額縁(実例使用額縁:ダイソー額縁)
  • ゴールドスプレー(実例使用スプレー:アサヒペン※額縁、コンセントプレート塗装用)
  • ペーパーホルダー(実例使用ペーパーホルダー:Amazonの真鍮製ペーパーホルダー)
  • 両面テープ(実例使用両面テープ:アイカ工業 両面テープzk-31)
  • 接着剤(実例使用接着剤:川島織物セルコン 複層ビニル床タイル接着剤 ルビロン エコプラス)
  • 【DIY手順①】床を貼る

    既存の床の上に、フロアタイルを「奥→入口側→奥→入口側…」と交互に並べ、仮置きします。

    使用した床材は、長さ91.44cm均一、巾が10cm、7.5cm、15.24cmのミックスタイプです。
    床材の割り付け
    床面に接着剤を塗布し、既存の床の上から、フロアタイルを敷き詰めます。(※現状復帰が必要な場合は、接着剤ではなく、準備物にある両面テープを使って下さい。)
    床貼完成
    床貼終了。(作業時間は約1時間。)

    「乱貼り」とは?
    乱貼図
    床材の目地の位置を揃えない貼り方です。目地が目立たず、自然な風合いになります。

    【DIY手順②】壁を貼る

    正面と左右の壁に、床材(本来、床に使う材料ですが、厚み・柄・施工のしやすさを考慮して、壁に転用)を下から順に貼ります。上部と端部1箇所はカット材。
    トイレの壁面施工経過
    フロアタイルの裏面に両面テープをつけて、既存の壁の上から貼り付けます。
    ※止水栓部は、止水栓を入れ替える為、三角形にカットして残しておく。
    トイレ内向かって左側の壁
    トイレ内向かって右側の壁
    壁貼終了。(作業時間は約1時間半。)

    ゴールドに塗装したコンセントパネルを取り付ける。

    壁材の貼り方
    壁材の貼り方
    壁の上に写真・ポスター・ミラー等を飾る場合は、同じ位置に目地が通っていても隠れるので気にならない。下から順番に貼っていくので、施工が楽。

    【DIY手順③】照明器具を取り替え、ミラーを飾る

    照明器具:オーデリックのOL291163LC
    ミラー:アンティークショップの掘り出し物

    照明器具とミラー

    既存の照明器具の配線を活用して、フィラメントボール球の壁面取り付け型照明器具を取り付け、下部にアンティークなゴールドフレームのミラーを掛ける。(作業時間は約30分。ミラーは壁面にフックを取り付けてハンギング。ミラーの背面に両面テープを取り付け、壁と接着固定し、落下防止。)



    【DIY手順④】写真・ポスター・イラストを入れた額縁を飾る

    両壁に、予め準備しておいたゴールドの額縁(※)を隙間なくディスプレイする。(壁材を貼る時に使った両面テープを額縁の裏につけて壁と接着。)
    ※額縁は全てダイソー製品。額縁の準備手順は下記参照。
    トイレ壁向かって左側の額縁ディスプレイ
    額縁は、ダイソーのA4サイズのゴールドとシルバーのポスターフレーム。

    トイレ壁向かって右側の額縁ディスプレイ
    額縁は、ダイソーのポストカードサイズのフォトフレームとA4サイズのポスターフレーム。※ゴールド塗装。
    (作業時間は約30分。)

    ゴールドの額縁を作る
    ダイソーのはがきサイズのフレーム
    ダイソーのはがきサイズのフレーム

    リアルな質感のホワイトのフレーム
    リアルな質感のホワイトの木製フレーム

    アサヒペンのメッキ調スプレー
    アサヒペンのメッキ調スプレー

    噴霧後
    シューっと吹きかけるだけでゴールドのフレームに変身

    映画のオマケのポストカードとゴールドの額縁
    中にポストカードを入れて完成

    ※ゴールドスプレーを使う時は、額縁の材質が「木製」がおすすめ。他の素材だとスプレーが上手く乗らなかったり、泡になったり、マダラになったりするので注意。

    【DIY手順⑥】ペーパーホルダー・リモコンを取り付ける

    ペーパーホルダーとリモコン

    使いやすい位置に、トイレ用リモコンとペーパーホルダーを取り付けて完成。

    トイレ内とトイレドア
    トイレドアのトイレ内から見える側に100均のヴィンテージ木目調のリメイクシートを貼り、ここにもゴールドの額縁をディスプレイ。

    ユニットトイレ
    トイレDIY後







    いかがでしたか。

    壁の雰囲気をガラリと変える物に壁紙クロスがありますが、今回使用したのは、フロアタイルです。

    壁にフロアタイルを使った理由は、

    • 厚みが2.5mmある
    • 幅が狭い(今回壁に使ったのは、457.2mmと152.4mm)

    なので貼りやすいからです。

    壁紙クロスの場合は、幅が60~90cmくらいあり、肩幅より広い範囲で床から天井まで一気に貼る必要が出てきます。一方、フロアタイルは、肩幅より狭く、高さが90cmほど。パズルのように隙間を埋めながら順番に貼ることができるので、「歪みが生じにくい」「貼り間違えをしにくい」「扱いやすい」のがメリットです。

    ドアのトイレ面にダイソーのリメイクシートを使ってますが、これが一番やっかいでした。

    トイレドアのリメイクシート
    リメイクシート木目アンティーク(45×90cm)

    薄手なので

    • 強く引っ張り過ぎるとシートが伸びてしまい、端が合わなくなる。
    • 強く引っ張ると破れてしまう。

    がデメリット。材料費をけちらずに、トイレ内の壁と同じフロアタイルを使った方が簡単に施工できたかもしれません。

    おしゃれなトイレインテリアをもっと見たい方は下記を参考にしてみて下さい。

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