部屋の雰囲気をガラっと変えることができるものに壁紙があります。
壁紙は、色だけでなく、木目調、タイル調、レンガ調などの壁材をプリントしたものも出ていて、なかでも、レンガ調壁紙は、カフェ風、ヴィンテージ風、北欧風インテリアを作るのに適した柄です。
- 東リ パワー1000 WVP2211~2214
- シンコール BIGACE BA5323、BA5367、BA5018、BA5157、BA5143、BA5293
- サンゲツ リザーブ RE51292~RE5129、RE51298~RE51302※(P72~74)
どのメーカーも数年前より色の選択肢が増え、プリントも「朽ちたレンガ」や「綺麗なレンガ」等、よりリアルになっています。
現在、携わっている案件も「ヴィンテージでかっこいい雰囲気にしたい」という要望から、アクセントクロスをレンガ調にすることが決定しています。が、コーディネートを考えた時、壁を一面だけレンガ調に変えるだけでは、他の壁面や床とのバランスが悪くなり、レンガ調壁だけが浮いて見え、ダサい雰囲気になりそうなので、モルタル調の床や暗いブルーの壁、ブラックアイアンと組み合わせて全体的に暗い配色の空間を作る予定です。
つまり、レンガ調の壁紙を使ったからと言って空間全体がおしゃれになるかと言えば、決してそうではなく
- レンガ調壁自体の色合い
- 他の壁とのバランス
- コーディネートするソファやカーテン・ラグの色
- 家具の色
なども重要になってきます。
よりおしゃれに、レンガ調壁紙をコーディネートするコツを紹介していきましょう。
①レンガ調壁紙×ホワイト系壁紙は安っぽく見える
先述した「壁を一面だけレンガ調に変えるだけでは、他の壁面や床とのバランスが悪くなり、レンガ調壁だけが浮いて見え、ダサい雰囲気になりそう」と感じた理由は、既存の床と壁が、いかにもファミリー向けの無難な淡い配色の空間だった為です。
このサイトでよく記載している通り、白っぽい色は広く見えることがメリットですが、空間全体がものすごく安っぽく見えてしまうのがデメリットです。
アクセントクロスをレンガ調に変えたところで、他の5面が白っぽい色なので、他の面の色(雰囲気)が勝ってしまい、レンガ調壁紙の持つ「かっこよさ」や「ヴィンテージ感」が半減して見えてしまうのです。
では、全部の壁をレンガ調壁紙にするとどうなるか?
これはこれで、閉塞感のあるゴチャっとした空間になってしまいます。
レンガ調壁紙を使って、よりおしゃれな空間を演出するには、他の面の壁紙との調和も考える必要が出てきます。
「高級感」「上品」「白っぽい色でも安っぽく見えない」レンガ調壁紙のコーディネートの方法を7つ紹介していきましょう。
②レンガ調壁紙×ホワイトの壁で安っぽく見えない空間を演出する
先ほど説明した通り、ホワイトの壁を残したまま一面だけをレンガ調壁紙に変えても、他の5面が白っぽい色が勝ってしまい、レンガ調壁紙の持つ「かっこよさ」や「ヴィンテージ感」の効果が期待できません。
ホワイトの壁を残したまま、安っぽく見えない空間を作るには、以下の3つの方法があります。
②‐①レンガ調壁紙と似た色合いのファブリックを足す
ミディアムブラウンのフローリングのLDKのリビングの短い方の壁に、白っぽいベージュのレンガ調壁紙のアクセントクロスをコーディネート。
腰窓を背に、白っぽいグレーのエレガントな2人掛けソファをプラス。ソファの下に、ベージュのナチュラルなラグを敷き、ナチュラルブラウンの天然木の長方形コーヒーテーブルをレイアウト。キッチン扉をスモーキーな水色、ダイニングテーブルを青みがかったグレーにして、開放感を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、暗いブラウンのレンガ調壁紙のアクセントクロスをコーディネート。
窓を背に、オフホワイトのレザー製寝椅子付き2人掛けソファをプラス。ソファの前に、白っぽいベージュのラグを敷き、シルバーの箱型長方形コーヒーテーブル2台、グレーのラウンジチェア、ダークブラウンのレザー製ベンチをレイアウト。ブランケットやクッションの柄でダークブラウンを加えて、統一感を演出したインテリア。
②‐②スモーキーな色合いのレンガ調壁紙を選ぶ
ナチュラルブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、濃いグレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
ホワイトの木目扉キャビネットとホワイトのカウンターを組み合わせたⅡ型対面キッチンをプラス。対面キッチンの隣に、明るいブラウンの一枚板のダイニングテーブルとブラックの金属製チェアをレイアウト。レンガ調壁に、ホワイトのシンプルなカウンターと4段ウォールシェルフを取り付けて、ワークスペースを作ったインテリア。
ダークブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、ベージュ×グレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
ホワイトの框扉キャビネットとホワイト×グレーの大理石調カウンター、黒っぽいブラウンの框扉キャビネットと薄いグレー×濃いグレーの大理石調カウンターを組み合わせたⅡ型対面キッチンをプラス。対面カウンターの真上に、丸いガラスシェードのペンダントランプを3灯吊り下げ、上品な印象を演出したインテリア。
②‐③ブラックの家具や黒っぽい家具を足す
この空間に、薄い茶色の木目家具をコーディネートしてしまうと軽さが強調され、安っぽく見えてしまいます。ブラックや黒っぽい茶色(ダークブラウン)の家具を足すことで重さを加え、重厚感や高級感を強調したインテリアにします。
グレーとダークブラウンをミックスしたフローリングのワークスペースの窓側の壁に、濃い赤茶色のレンガ調壁紙のアクセントクロスをコーディネート。
長い方の壁に、ホワイト×ブラックの細かい柄の壁紙を張り、ブラック金属とダークブラウンの木製板を組み合わせたオープンシェルフとデスクをプラス。デスクに水色のキャスター付きワークチェアを組み合わせ、デスクの隣に、白っぽいグリーンのディスプレイ用家具をレイアウト。レンガ調壁紙と向かい合う壁を薄いグレーのコンクリート調にして、ヴィンテージ感をアップしたインテリア。
スモーキーな薄い茶色のフロ-リングのワークスペースに、レンガ調壁紙のアクセントクロスをコーディネート。
レンガ調壁を背に、ブラックの框扉付きキャビネットとホワイトのカウンターを組み合わせた収納をプラス。上部に、ブラックの2段ウォールシェルフをレイアウト。デスク、デスク用チェア、ペンダントランプ、アートをブラックで統一し、高級感をアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングダイニングに、レンガ調壁紙のアクセントクロスをコーディネート。
レンガ調壁を背に、ホワイト×イエロー×ライトグレー×ダークグレー×グレイッシュな水色のテレビボードをプラス。レンガ調壁と向かい合う壁に、ブラック扉の天井近くまである食器棚をレイアウト。白っぽい水色のソファ、ベージュのラグを中央に置いて、開放感をアップしたインテリア。
ブラックのタイル壁のリビングに、グレー×ブラウンのレンガ調壁紙のアクセントクロスをコーディネート。
レンガ調壁を背に、ブラックの木製キャビネットと黒っぽいグレーの天板を組み合わせたテレビボードをプラス。レンガ調壁とL字にブラックレザーの2人掛けソファを置き、グレーの大きなラグとホワイト×ブラックのカウハイドラグを重ねて敷き、明るい茶色の木目の変形コーヒーテーブル、くすんだ水色のラウンジチェアを配置。ブラックをポイントに使ったメリハリのあるインテリア。
③レンガ調壁紙×ブラック系壁紙で高級感を出す
レンガ調壁紙は「煉瓦」をプリントした柄です。煉瓦は、どっしりとした重さのある建築材料なので、この重みを強調するブラックを他の面に加えます。
「レンガ調壁紙×ブラック」でまとめたインテリアは、高級感や重厚感のある空間になります。
ミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンのダイニング横の長い壁に、グレー×ブラウンの朽ちた印象のレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁と天井にブラックの壁紙をプラス。コーナーにブラックの木製脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた背の高い丸型ダイニングテーブル、ブラックの金属脚とミディアムブラウンの木を組み合わせたカウンタースツールを2台レイアウト。ブラックの壁に、ホワイトで英字を手書きした大きなブラックのアートをディスプレイ。茶色の木とブラックを組み合わせて、くつろぎ感を演出したインダストリアルスタイルのインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングの長い方の壁一面に、白っぽいグレー×赤みがかったブラウンの美しいレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁と天井にブラックの壁紙、レンガ調壁と反対側の壁に暗いグレーの壁紙をプラス。レンガ調壁に向かって、薄いグレーの寝椅子付き3人掛けソファをレイアウト。ソファの下に、ブラック×グレーの薄っすらと模様が入ったラグを敷き、ブラックの柵みたいな金属脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた収納付長方形コーヒーテーブルを配置。ブラックとグレーの無彩色とレンガ調壁を組み合わせた重厚感のあるインテリア。
濃いグレーのコンクリート調床のリビングの窓側の壁に、ベージュ×ブラウンの朽ちた印象のレンガ調壁紙をコーディネート。
長い方の壁にブラックの壁紙をプラス。レンガ調壁に向かって、グレーの2人掛けソファをレイアウト。ソファの前に、ホワイト×ダークブラウンのカウハイドラグを敷きレンガ調壁を背に、赤みがかった暗いブラウンレザーのラウンジソファ2台とミディアムブラウンの木製長方形サイドテーブルを配置。ブラックの壁に、茶色の木製オープンシェルフを取り付け、テレビ、観葉植物、雑貨をディスプレイ。茶色を多く取り入れて、親しみやすさをアップしたインテリア。
ブラックのフローリングのリビングの入口横の壁に、オレンジっぽいブラウンの朽ちた印象のレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁にブラックの壁紙をプラス。長い方の壁を背に、ブラックの寝椅子付き2人掛けフロアソファをレイアウト。ソファの下に、グレーのシャギーラグを配置。空間の8割をブラックにして、レンガ調壁紙でアクセントを加えたインダストリアルスタイルのインテリア。
白っぽいナチュラルブラウンのフローリングのリビングの窓が無い方の壁に、ベージュ×暗いブラウンの少し薄いレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁に、ブラックの壁紙をプラス。レンガ調壁を背に、ミディアムブラウンのヴィンテージな背の高い木製収納家具をレイアウト。中心に、暗い紫の模様が入った薄いグレーのラグを敷き、ゴールドの1本脚とブラック鏡面天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブル、紫のウームチェア2台、ブラック×ホワイトのデザイン性の高いラウンジチェアを配置。床色とレンガ調壁を白っぽくして、開放感を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングの短い方の2面の壁に、ブラウンのレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁に、ブラックの壁紙をプラス。レンガ調壁を背に、ダークブラウンレザーの3人掛けチェスターフィールドソファをレイアウト。ソファの前に、暗いグレーのラグを敷き、シルバーのトランクテーブル、少し暗いグレーのファブリック製ラウンジチェアを配置。レンガ調壁に、セピア色のアートを3枚飾って、ノスタルジックな印象を足したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのワークスペースの長い方の壁2面に、濃いブラウンのレンガ調壁紙をコーディネート。
残り3面の壁に、ブラックの壁紙をプラス。レンガ調壁を背に、ブラックの金属脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせたデスク、ダークブラウンレザーの回転式ワークチェアをレイアウト。ブラックの壁の前に、ブラック金属とミディアムブラウンの木製棚板を組み合わせた背の高いオープンシェルフを配置。天井にも、ブラックのシーリングファンを取り付けて、かっこいい雰囲気をアップしたインテリア。
④レンガ調壁紙×グレー系壁紙で洗練された印象を演出する
煉瓦は、凸凹でゴツゴツした見た目のザラっとした建築材料です。特に、経年劣化した煉瓦は、角が欠けてボロボロなので、このボロボロ感を味として、わざとこういった雰囲気にプリントしたレンガ調壁紙もあります。
しかしながら、古さを感じる壁紙を使うと、空間全体が汚く見えてしまうこともあります。「レンガ調壁紙の汚らしさが気になる」時は、グレーの壁紙を足して洗練された雰囲気を加えましょう。
黒っぽいブラウンのフローリングのリビングの腰窓がある方の長い壁に、赤みがかった濃いブラウン×ブラックのレンガ調壁紙をコーディネート。
短い方の壁と天井に、薄いグレーの壁紙をプラス。レンガ調壁を背に、ひじ掛けの無いグレーの2人掛けソファをレイアウト。ソファの下に、ソファよりも明るいグレーのラグを敷き、透明素材の長方形コーヒーテーブル、ホワイト×グレーのシェブロン柄のファブリックを使ったラウンジチェア、オレンジのラウンジチェアを配置。コーヒーテーブルの下に、ブラックのニットスツールと濃い水色のニットスツールを置いて、カジュアルな印象をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのLDKの窓側の壁に、オレンジっぽい暗い茶色のレンガ調壁紙をコーディネート。
天井にグレーの壁紙をプラス。レンガ調壁と向かい合うように、ブラウンの2人掛けソファをレイアウト。ソファの下に、レッド×ブルー×ホワイトのユニオンジャック柄のラグを敷き、ブラックの金属脚と薄い茶色のヴィンテージな木製天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブル、青みがかったグレーの丸みのあるラウンジソファを配置。ブラウンの面積を多めにして、くつろぎ感を演出したインテリア。
グレーのカーペット床のワークスペースの凸凹した壁に、ブラック×赤茶色のレンガ調壁紙をコーディネート。
天井と壁に薄いグレーの壁紙をプラス。レンガ調壁に向かって、グレーの引き出しキャビネットとグレーのL型天板を組み合わせたデスク、白っぽいグレーのファブリック製ワークチェアをレイアウト。レンガ調壁に、黒っぽいグレーのコンクリート調のウォールシェルフを高さを変えて6個取り付け、写真をディスプレイ。グレーを多く配色して、非日常的な空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングの長い方の壁に、薄いブラウンと濃いブラウンをミックスしたレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁と天井に、濃い目のグレーの壁紙をプラス。レンガ調壁を背に、暗いグレーの2人掛けソファをレイアウト。ソファの下に、赤みがかった暗いブラウンのラグを敷き、ホワイトレザーのバルセロナデイベッド、ブラウンのファブリック製エッグチェア、シルバー鏡面×ガラスの丸型サイドテーブルをレイアウト。レンガ調壁の低い位置に、くすんだ茶色の木製額縁に入れたセピア色のアートを等間隔に5枚並べて飾り、画廊のような雰囲気にしたインテリア。
暗いブラウンと明るいブラウンをミックスしたフローリングのリビングの向き合う2面の壁に、赤みがかったブラウンのレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁に、グレーの壁紙をプラス。レンガ調と向かい合わせにグレーの寝椅子付き2人掛けソファをレイアウト。ソファの前に、ナチュラルブラウンの木製長方形コーヒーテーブル、ソファとL字にライトブラウンの木とブラックレザーを組み合わせたアームチェアを配置。茶色とグレー、ブラックの無彩色を組み合わせた上品な印象のインテリア。
ナチュラルブラウンのヘリンボーン床のダイニングキッチンのキッチン前に、ダークブラウンのレンガ調壁紙をコーディネート。
レンガ調壁と反対側の壁に暗いグレーの壁紙、窓側の壁に薄いグレーの壁紙をプラス。床に白っぽい赤あっける暗い赤のヴィンテージなラグを敷き、ブラック金属脚とダークブラウンの木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブル、ブラックの金属脚と茶色の木製座面を組み合わせたチェアをレイアウト。向かい合う2面の壁を暗く、残りの壁と天井を白っぽくして開放感を演出したインテリア。
明るいミディアムブラウンのフローリングのリビングダイニングの窓の無い壁に、オレンジっぽい薄いブラウン、ダークブラウン、グレイッシュなブラウンをミックスしたレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁に、白っぽいグレーの壁紙をプラス。レンガ調壁を背に、暗い茶色の木製テレビボード、レンガ調壁と向き合うように薄いグレーの2人掛けソファをレイアウト。ソファの下に、薄いグレーのラグを敷き、ナチュラルブラウンの木製丸型コーヒーテーブルを配置。窓に、壁色よりも暗いグレーのカーテンを掛け、すっきりとした空間を演出したインテリア。
⑤レンガ調壁紙×グリーン系壁紙で屋外っぽい雰囲気にする
本物の煉瓦は、赤褐色です。レンガ色は、赤の補色である青緑や反対色相である緑と相性が良い為、緑や緑が混じったグレーの壁紙を組み合わせると、空間が上手く馴染みます。また、床が茶系のフローリングの場合、「木の茶色」と「自然の緑」の組み合わせになる為、どの面を見ても違和感が出にくく、ナチュラルな印象になります。
味のある黄みがかったナチュラルブラウンのフローリングのリビングの短い方の壁に、赤みがかったヴィンテージなレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁とキッチン側の壁に、グレイッシュな薄いグリーンの壁紙をプラス。腰窓を背に、白っぽいグレーの2人掛けソファをレイアウト。天井をグレーにして、ミディアムブラウンの木製梁を見せ、ブラックの金属製ペンダントランプを3灯ハンギング。ソファの左右とコーナーに背の高い観葉植物を置いて、ナチュラルな印象を足したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのLDKのキッチン前の壁に、暗い赤茶色のレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁に、グレイッシュな薄い黄緑の壁紙をプラス。腰窓を背に、ブラウンの3人掛けフロアソファをレイアウト。ソファの前に、黒っぽいブラウン×赤みがかった薄いブラウン×ベージュのアンティークなラグを敷き、キャスター付きのブラックの長方形長方形コーヒーテーブルを配置。キッチン扉、ダイニングテーブル、ダイニングチェアを暗い茶色の木目で揃え、落ち着きのある伝統的なスタイルを演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングの窓の無い方の壁に、薄い茶色・濃い茶色・黒っぽい茶色をミックスしたレンガ調壁紙をコーディネート。
掃き出し窓周りの壁に、濃いエレラルドグリーンの壁紙をプラス。レンガ調壁を背に、ベージュの3人掛けソファをレイアウト。ソファの前に、ブラックの金属脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルを配置。天井からゴールドのシャンデリア風ペンダントランプを下げ、クラシカルな印象をアップしたインテリア。
グレーのコンクリート調壁のリビングに、薄い茶色のレンガ調壁をコーディネート。
側面と梁に、くすんだ薄めのグリーンの壁紙をプラス。ブラックのキャビネットとグレーのコンクリート調天板、ブラックの腰壁とミディアムブラウンの木製カウンターを組み合わせたⅡ型のバーカウンターを作り、シルバー金属の1本脚とブラックレザーを組み合わせたバースツールを6脚レイアウト。ヴィンテージなホームバーをコーディネートしたインダストリアルスタイルのインテリア。
⑥レンガ調壁紙×ブルー系壁紙で個性を強調する
レンガ調壁は暖色です。薄いブルー、灰みがかった水色、ネイビー等の寒色系の壁紙を足すと、寒暖のメリハリのある少し変わった空間になります。
白っぽいグレーのコンクリート調床のLDKのダイニングキッチン側の壁に、少し薄い赤褐色のレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁に、ネイビーの壁紙をプラス。ネイビーの壁を背に、黒っぽい青緑の3人掛けソファをレイアウト。ソファの前に、ホワイトのシャギーラグを敷き、薄い茶色の木製脚とガラス天板を組み合わせた三角形コーヒーテーブルを配置。柱もブルーで塗装した個性的なインテリア。
黒っぽくくすんだ茶色のフローリングのリビングダイニングの2面の壁に、暗い赤褐色のレンガ調壁紙をコーディネート。
リビングとダイニングの間の壁と梁に灰みがかった水色の壁、テレビボードの後ろにネイビーの壁をプラス。レンガ調壁を背に、水色のパイピングの白っぽいグレーの2人掛けソファをレイアウト。ソファの下に、イエロー・レッド・グレーの斜め線が入った明るいグレーのラグを敷き、ホワイトのシンプルな長方形コーヒーテーブルを配置。レンガ調壁と向かい合う壁に、ホワイト鏡面扉の背の高いテレビボードを置いて、メリハリを演出したインテリア。
⑦レンガ調壁紙×ベージュ系壁紙で“くつろぎ感”を演出する
レンガは、茶系です。茶色に白を混ぜたベージュ系との壁紙と相性がよく、レンガ調壁紙×ベージュで4面の壁を囲んだ空間は、リラックス感のある、くつろげるインテリアになります。
ダークブラウンのフローリングのワークスペースの窓が無い方の壁に、濃い茶色のレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁に、濃いベージュの壁紙をプラス。床に、ライトグレー×グレー×ダークグレーのパターン柄のラグを敷き、ブラックのアンティークデザインの木製デスクとベージュのエレガントなワークチェアをレイアウト。テーブルとL字に、暗いグレーのラウンジソファを配置。デスクの上に、ゴールドのデスクスタンドを置いて、高級感を足したインテリア。
白っぽいベージュのタイル床の長い方の壁に、スモーキーな薄い茶色のレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁に、グレイッシュな濃いベージュの壁紙をプラス。レンガ調壁と向かい合わせに、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをレイアウト。ソファの下に、ブラック×ベージュの曲線幾何学模様のラグを敷き、ブラック金属脚と薄い茶色の木製天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルを配置。レンガ調壁を背に、ブラックのキャビネットとミディアムブラウンの木目扉を組み合わせたテレビボードを置いて、重厚感をアップしたインテリア。
薄くくすんだ茶色のフローリングのリビングの短い方の壁に、白っぽい茶褐色のレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁に、少し濃いベージュの壁紙をプラス。ベージュの壁を背に、白っぽいグレーの2人掛けソファをレイアウト。ソファの前に、ベージュ×濃いベージュの幾何学模様のラグを敷き、シルバーの丸型スツールテーブルとブルーのニットスツールをレイアウト。レンガ調壁のコーナーに、ブラックの木製デスクとブラックレザーのワークチェアをそれぞれ置いて、落ち着きをアップしたインテリア。
⑧ホワイト・薄いグレーまたはベージュ系のレンガ調壁紙で明るさのある空間を演出する
ここまで、赤褐色、茶褐色、褐色のレンガを中心にインテリア実例を紹介しました。これらは「明るい・暗い」で言えば、「暗い」に該当します。
ホワイト系の壁紙でまとめた時と同じような明るいインテリアを作りたい時は、「ホワイト」「薄いグレー」「薄い茶色(ベージュ)」のレンガ調壁紙を選ぶようにしましょう。
ミディアムブラウンのヘリンボーン床のLDKの外に面した壁に、ホワイトのレンガ調壁紙をコーディネート。
ミディアムブラウンの横木目扉のキッチン、薄い茶色の木製長方形ダイニングテーブル、薄い茶色の木製ダイニングチェア、明るいグレーのソファ、アイボリーのラグをプラス。ホワイトの壁を凹凸感のあるデザインにして、ヴィンテージな雰囲気を出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングの窓が無い方の壁にに、ホワイトのレンガ調壁紙をコーディネート。
レンガ調壁と向かい合わせに、薄いグレーの2人掛けソファをプラス。ソファの下に、ダークグレー×グレイッシュな薄いグリーン×くすんだ赤のエキゾチックなパターン柄のラグを敷き、レンガ調壁を背に、ミディアムブラウンの木製チェスト、ブラック金属と少し暗いミディアムブラウンの木製棚板を組み合わせた背の高いオープンシェルフをレイアウト。窓に、くすんだ薄めの青緑のカーテンを掛けてエレガントな雰囲気をアップしたインテリア。
暗いグレーのコンクリート調床のリビングの窓が無い方の壁に、白っぽいグレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁と天井を暗い青緑にして、レンガ調壁に向かって、くすんだ青緑の丸みのある2人掛けソファをプラス。ソファの下に、ホワイトあっける黒っぽいグレーの幾何学模様のラグを敷き、ホワイトの丸型コーヒーテーブル、くすんだイエローのラウンジチェアをレイアウト。レンガ調壁を背に、くすんだ茶色の木製テレビボードを置いて、ヴィンテージ感をアップしたインテリア。
明るいグレーのコンクリート調床のリビングの長い方の壁に、白っぽいグレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁を暗い青緑、天井を薄いグレーにして、入口を背に鮮やかなブルーの2人掛けソファをプラス。ソファの下に、ベージュ×赤×黒っぽい赤のヴィンテージなオリエンタルラグを敷き、ブラックの木とホワイトのファブリックを組み合わせたアームチェアをレイアウト。レンガ調壁を背に、ブラック×ガラスの背の高い収納家具を置き、天井にブラックのダクトレールとブラックのスポットライトを組み合わせた照明器具を取り付けて、かっこいい雰囲気をアップしたインテリア。
赤みがかったベージュのカーペット床のリビングの窓が無い方の壁に、白っぽいグレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁と天井を白っぽいグレーにして、窓を背にオフホワイトの2人掛けチェスターフィールドソファをプラス。ソファの前に、アイボリー×ブラックのアニマル柄のラグを敷き、シンプルなデザインのホワイトの長方形コーヒーテーブルをレイアウト。テレビボードもホワイトにした、エレガントな印象のインテリア。
赤みがかった薄いグレーのコンクリート調床のワークスペースの短い方の壁に、白っぽいグレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
壁と天井をホワイトにして、長い方の壁に向かってシャープなデザインのブラックのデスク、ブラックの金属脚と明るい茶色の木製座面を組み合わせたチェアをプラス。反対側の長い壁に、明るい茶色の木製フレームとブラックの棚板を組み合わせた背の高いウォールシェルフをレイアウト。全体的に白っぽい配色にして、ブラックでアクセントを加えた北欧スタイルのインテリア。
ヴィンテージな濃い茶色のフローリングのリビングに、白っぽいグレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
レンガ調壁に向かって、暗い茶色の木製脚とホワイトの引き出し付き天板を組み合わせたデスクをプラス。薄い茶色のナチュラルなチェアを組み合わせ、デスクの隣に、チェアよりも少し濃い茶色のナチュラルな木製スツールをレイアウト。スツールの上、デスクの上、デスクの足元に観葉植物を飾り、デスク正面にモノクロポスターをディスプレイ。白っぽい色と薄い茶色、緑を組み合わせたナチュラルな印象のインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングの凸凹した壁に、白っぽいグレーのレンガ調壁紙をコーディネート。
残りの壁と天井をホワイトにして、薄いグレーの3人掛けソファをプラス。レンガ調壁紙に向かって、ナチュラルブラウンの木製デスクとブラックのワークチェアをレイアウト。レンガ調壁に、マガジンラックを取りつけ、黄緑・ブルー×ピンク・ホワイト×水色×グリーンの雑誌を1冊ずつディスプレイ。ナチュラルな印象の北欧スタイルのインテリア。
薄いグレーのカーペット床のワークスペースの長い方の壁に、白っぽい茶色(ベージュ)のレンガ調壁紙をコーディネート。
窓側の壁をベージュ、残りの壁と天井をホワイトにして、レンガ調壁紙を背に、ホワイト×グレーのエレガントな幾何学模様のファブリッククッションを乗せたブラックのパイプ製ソファをプラス。ソファの正面に、ブラックの金属脚と赤みがかった茶色の木製天板を組み合わせたデスク、ブラックのチェアをレイアウト。温もりと広さを感じるスッキリとした印象のインテリア。
いかがでしたか。
「壁の一箇所だけにレンガ調壁紙を貼るとおしゃれな雰囲気になる」という訳ではなく、他の壁との調和がポイントであることが伝わったでしょうか。
また、室内に梁や柱型があるマンション等では、梁・柱型・ニッチにレンガ調壁紙を使うと、違和感が出ることがあります。
というのも、壁紙は、幅90cm程度のシートで、柄を合わせながら貼っていくものだからです。本物の煉瓦では、細い壁面(ニッチの奥行き)や梁の底面などに柄が来ることが無い為、ナンチャッテ感が強く出てしまいますので注意しましょう。