落ち着きを演出する茶色。
ブラウン、モカ、チョコレートなど様々な種類の茶色がありますが、これらの色をソファに使った時「あれ?クッションは何色が合うんだっけ?」と悩んだ経験はありませんか?
茶色は大まかに分けると「赤から派生した茶色」「オレンジ色から派生した茶色」「黄色から派生した茶色」の3種類があり、どれも暖色です。
クッションを組み合わせる場合は、上記の色群の対極に位置する色を持ってくると反対色コーディネートになり上手く馴染みます。
茶色のソファに合う色5つとインテリア例を紹介していきましょう。
【おすすめ1】自然の配色だから違和感なし!グリーン系のクッション
茶色と緑は、「土と植物」「木と葉っぱ」の組み合わせなので自然で見慣れた色同士。
どちらもリラックスや癒し効果のある色なので、くつろぎのリビングに適しています。
グリーンの無地クッション
明るい茶色のレザー製2人掛けソファに暗い緑の無地クッションをコーディネート。
緑の他にアイボリーの無地クッションとブランケットをプラス。緑対アイボリーを1対3にして緑を1点集中で際立たせ、ベージュとアイボリー系のカウハイドラグを敷いてくつろぎ空間を演出した、おしゃれなインテリア。
薄い茶色の3人掛けソファに白っぽい緑の無地クッションを2個コーディネート。
クッションの下に白っぽいアイボリーのブランケットを敷いて、緑の冷たい雰囲気を強調。ソファの前に黒のラグを敷いて暗い木製のコーヒーテーブルを置き、茶色を使いつつ、スキっとしたリビングを演出。
彩度が低い茶色の2人掛けソファに、暗い黄緑の無地クッションをコーディネート。
ソファと同色の無地クッション、アイボリー×ソファと同色のパターン柄のクッションに挟むように鮮やかな色をプラス。ひじ掛けにも黄緑のブランケットを足して、居心地が良さそうなリビングを演出。ラグは、温かみと上品さを感じるベージュと茶色の細いボーダー柄。
グリーンのパターン柄クッション
明るい茶色のレザー製ソファに、くすんだ黄緑を一筆書きしたようなデザインのパターン柄のクッションをコーディネート。
白っぽいベージュのラグとソファと同色のオットマンだけを置いたシンプルなリビング。ソファに個性的なデザインを使うことで、楽しそうなインテリアを演出。
赤ベースの茶色のレザー製ソファに、暗くて白っぽい緑の無地クッションと暗い緑×アイボリーのボーダー柄のクッションをコーディネート。
床にラグを敷き、無地クッションと同色のオットマンをプラス。緑をグレイッシュ系にすることで上品な印象がアップ。
【おすすめ2】正反対だからマッチしやすい!ブルー系のクッション
茶色の元色である赤・黄色・オレンジ色の反対色は青です。
その為「茶色×青」は自然と馴染み、メリハリを演出します。
ただし、反対色はどぎつい印象になりやすい為、ソファの茶色の明るさや暗さと調和を取るようにしましょう。
ブルー系の無地クッション
暗い茶色のレザー製2人掛けソファに、濃い水色の無地クッションをコーディネート。
ヴィンテージな板で作ったタペストリーやサーフボードをディスプレイして、海っぽい印象をアップ。フロアランプとラグの模様をグレーにして、上質で安っぽく感じないリビングを演出。
赤みがかった茶色の3人掛けソファに、くすんだ水色の無地クッションをコーディネート。
水色のクッションの両端に、ホワイト×暗い茶色のシェブロン柄のクッションを置いて、真ん中が目立つようにレイアウト。茶系のアニマル柄のラグとコールド+ガラスのコーヒーテーブルを組み合わせて、フェミニンな印象をアップ。
キャメルのレザー製3人掛けソファに暗い青の無地クッションをコーディネート。
ネイビーよりも少し青が強い色。ラグはネイビーでコーヒーテーブルはホワイトの木製の円形。テーブルの上にも灰みがかった暗い青の花瓶を乗せて、ソファのひじ掛けに青のブランケットをプラス。ソファの色よりもクッションの方が暗いインテリア。
黄みがかった茶色のレザー製3人掛けソファに、灰みがかった暗い青の無地クッション3個をコーディネート。
青よりもグレーに近い色。ソファの後ろの壁面にレコードとレコードジャケットを1枚・3枚・3枚・1枚と綺麗に飾り、ソファの斜め前にアンプとエレキギターを置いて楽しげなリビングを演出。
ブルー系のパターン柄クッション
赤みがかった茶色のレザー製3人掛けソファに、明るい水色×ホワイト×茶色の木と鳥のパターン柄のクッション2個をコーディネート。
床にベージュで木の模様を描いた明るいグレーのラグを敷き、ホワイトの円形コーヒーテーブルをプラス。テーブルの色とクッションの模様の色を同じ、ラグの柄とクッションの柄を同系統にすることで、まとまりのあるインテリアを演出。
白っぽい赤みがかった茶色の2人掛けソファに、鳥を描いた白っぽい水色のクッション2個をコーディネート。
ソファの後ろの壁に水面に姿が映った青の鳥の絵を飾り、ソファの前の黒のコーヒーテーブルに水色の背表紙の本をディスプレイ。薄い水色の取り入れ方が上品なリビングインテリア。
暗い茶色の2人掛けソファに、アイスブルーの細かい格子柄の横長クッションをコーディネート。
クッションの色と柄の影響でリビング全体がエレガントな雰囲気に。明るいグレーのラグと透明素材のコーヒーテーブルを組み合わせて、優雅なインテリアを演出。
黄色ベースの茶色のレザー製2人掛けソファに、暗い青、ネイビー×ホワイト、青×ホワイトのパターン柄のクッションをコーディネート。
床にホワイト×黒のストライプ柄のラグを敷き、天板が青のマーブル調の長方形コーヒーテーブルをプラス。個性的な柄をたくさん使ったカジュアルなインテリア。
暗い茶色のコーナーソファに、暗い青の無地クッション、白っぽい灰みがかった水色の無地クッション、ホワイト×白っぽい灰みがかった青緑のパターン柄クッションをコーディネート。
茶色と青の組み合わせだけで、上品な印象を演出。ポイントは光沢のあるベルベット素材のクッションとブランケットの取り入れ方。
赤みがかった暗い茶色のコーナーソファに、暗い水色の無地クッションと暗い水色×ホワイトの細いストライプ柄のクッションをコーディネート。
1つ上とソファの色は似てるのに、青(水色)の色味で印象が180度違う。このクッションは緑が混じった青なので、カジュアルな印象がアップして見えます。
【おすすめ3】もさっとした雰囲気を解消するグレー系のクッション
グレーはインテリアに上品さを加える色です。
また、緊張を緩和する温もりの茶色に対して、グレーは冷たさや緊張感を生む色。色の特性が正反対なので、マッチしやすく、それぞれの良いところを引き出してくれます。
グレー系の無地クッション
黒っぽい茶色のチェスターフィールドソファに白っぽいグレーのモコモコしたクッションをコーディネート。
重厚なデザインのソファと凹凸感のあるクッションの組み合わせが高級感のあるリビングを演出。明るいグレーのクッションを使うとソファが一層良いモノに見えます。
オレンジ系の茶色の2人掛けソファに、明るいグレーの無地クッション2種類をコーディネート。
グレーの他にオレンジ色と黒の無地クッションをプラス。ラグをグレー、コーヒーテーブルを黒でまとめたシンプルな配色のインテリアをクッションの色で上品な雰囲気に。
赤みがかった暗い茶色のレトロなレザーソファに、グレーのファークッション2個をコーディネート。
ラグはクッションと同じ明るいグレーで、コーヒーテーブルはガラス製の円形。重たそうな色のソファを置いたリビングを明るいグレーを使って広々と見せたインテリア。
茶色のレザー製2人掛けソファに、明るいグレーのファークッション、黒×ホワイトのパターン柄のクッション2種類をコーディネート。
床にホワイトに黒の線が斜めに入ったモロッコラグを敷き、ソファの隣に黒のフロアランプをプラス。茶色とモノトーンカラーを使った、温かみのある北欧リビング。
グレー系のパターン柄クッション
暗い茶色の2人掛けソファに、ホワイト×明るいグレー×白っぽい茶色×茶色のストライプ柄のクッション2個をコーディネート。
どこにでもありそうな茶色のソファを上品なクッションを組み合わせることで、高級な印象に。壁が暗いグレー、ラグが暗い赤×青のオリエンタル柄の暗い印象のリビングですが、ソファとクッションの配色だけを参考にしても大丈夫です。
黄色がベースの暗い茶色の3人掛けソファに、ホワイト×暗いグレーの細かいパターン柄の横長クッションをコーディネート。
横長クッションの他に、黒とホワイトのパターン柄とホワイトの無地クッションをプラス。ソファの前に、木目が目立つ大きめの木製コーヒーテーブルを置いた、くつろぎ重視のリビングに、グレーを足して上品さをアップ。
白っぽく黄みがかった茶色レザーのフロアソファに、暗いグレー×グレーのストライプ柄の横長クッションをコーディネート。
横長クッション以外に、アイボリー系のパターン柄のクッション3個をプラス。ソファの下にも明るいグレーのラグを敷いて、上質なリビングを演出。
茶色レザーの3人掛けソファに凹凸のあるグレーの格子柄のクッションをコーディネート。
グレーの他に、グレイッシュな明るいピンクの無地クッションと明るいグレーとグレイッシュな明るいピンクが半分半分になったクッションをプラス。大人っぽい女性の上品なインテリア。
黄みがかった茶色レザーの3人掛けソファに、グレー×黒のボーダー柄、グレー地に黒の模様が薄っすらと入ったパターン柄、黒の無地クッションをコーディネート。
「グレーと黒」の共通要素を持つデザイン違いの4種類のクッションをおしゃれに組み合わせたエレガントなリビング。
明るい茶色レザーのシンプルな2人掛けソファに、グレー×水色のボーダー柄のクッション2個をコーディネート。
クッションの色使いがカジュアルTシャツのよう。クッションと同じような配色のラグを敷き、おしゃれなインテリアショップのようなリビングを演出。
赤系の茶色レザーの3人掛けソファに、グレー×黒の細かいパターン柄、ホワイト×黒の細かいパターン柄のクッション4個をコーディネート。
2種類のクッションを2個ずつ用意して交互にソファの上に並べた素敵なインテリア。カジュアルな柄を使いつつ、色で大人っぽく見せるセンスのある組み合わせ方。
【おすすめ4】目を惹くおしゃれなインテリアを作れるイエローのクッション
イエローは注意色なので、ポツンとあるだけで自然に目が行きます。
また、「陽気」「活気」「元気」といった黄色のエレルギッシュな特性は、落ち着きを演出する茶色と正反対なので、相性が良いです。
茶色のレザー製2人掛けソファに、くすんだ黄色の無地クッションをコーディネート。
黄色の無地の他に黒×ホワイトのパターン柄のクッションを2種類プラス。ラグは暗いグレー×ホワイトのエキゾチックなパターン柄で、カジュアルな印象をアップ。黄色のクッションは、隣にあるダイニングスペースのペンダントランプと同色。
明るいレトロな茶色レザーの2人掛けソファに黄色の無地と黄色のパターン柄のクッションをコーディネート。
明るくて暖かそうなリビング。黄色のクッションの他に、黒×ホワイトのパターン柄のクッションをプラス。
【おすすめ5】個性的な印象がアップする!紫のクッション
食べ物で言えばレーズンとチョコ、自然界ではあまり見かけない色の組み合わせですが、高貴な紫は茶色とも合い、個性的なインテリアを作りたい時、アジアンっぽい要素のインテリアにしたい時にぴったりです。
黄色ベースの黒っぽい茶色の3人掛けソファに暗い赤紫の無地クッションをコーディネート。
クッションの色を黒ではなく、紫にすることで、おしゃれ感が上昇。赤と黄色の2色は紫と相性が良いので、この2つを元にした茶色なら紫のクッションと合います。
黄色ベースのシンプルな茶色のソファに、明るくて薄い赤紫の無地、明るくて薄い青紫の無地、ピンクの無地クッションをコーディネート。
黄色のアクセントクロスの個性的なリビングですが、ソファの色とクッションの色の組み合わせ方が海外っぽいインテリアを演出。
黒っぽい茶色の3人掛けソファに、暗くて光沢のある赤紫の無地クッションをコーディネート。
赤紫のクッションの他に、ホワイト×黒×茶色のパターン柄のクッション2個をプラス。重厚感がありつつ、エレガントさも感じるインテリア。
【おすすめ1】~【おすすめ5】のミックスコーディネート
ここまで紹介した5つの色は、2色をピックアップして組み合わせても、おしゃれにまとまります。片方を無地、もう片方をパターン柄にすると単調な印象が薄くなります。
グリーン系とブルー系
赤系の茶色の寝椅子付き2人掛けソファに、鮮やかな青の無地クッションとホワイト×薄いグリーンのパターン柄のクッションをコーディネート。
目立つ青の前にパターン柄のクッションを重ねて、チラっと見えるように配置。他にも凸凹デザインのグレーや薄い緑×薄い水色のアラベスク柄のクッションをプラス。
ヴィンテージな明るい茶色のレザー製2人掛けソファに、ホワイト×暗い青のパターン柄、薄いグレー×明るい緑のパターン柄のクッションをコーディネート。
かっこ良さ、懐かしさ、おしゃれさを感じるリビング。青と緑の面積を3:1にして、緑が目立つように工夫。
茶色のレザー製2人掛けソファに、鮮やかな明るい緑の無地クッション、暗い青×水色のパターン柄のクッションをコーディネート。
黒の細い線が2本入った茶色のラグと明るい茶色の木製コーヒーテーブルを組み合わせた、暖かそうなインテリアにクッションの色でメリハリをプラス。茶色の反対色2色を使った配色なので、効果抜群。
グリーン系とグレー系
白っぽいイエロー系の茶色レザーの2人掛けソファに、暗い緑の無地クッション2個とグレー地にホワイトの細かいパターン柄のクッション1個をコーディネート。
どちらかと言えばカジュアルデザインのソファをクッションで大人っぽく演出。暗い緑の使い方がおしゃれなインテリア。
白っぽい茶色のレザー製3人掛けソファに、青みがかった暗い緑の無地クッションとグレーの無地クッションをコーディネート。
クッションの2色は、灰みがかった青緑の壁色と合わせたもの。グレイッシュな薄い青緑・黒・茶色の配色が美しく、かっこいいインテリア。
黄色がベースの白っぽい茶色のコーナーソファと黄緑の無地、ホワイト×グレーのパターン柄、黒×ホワイトのパターン柄のクッションをコーディネート。
窓周りとテレビボードの後ろの壁を、ベージュ×茶色×黄緑にして、ソファとクッションの組み合わせと同じに。春先の森の中にいるような、若々しく、落ち着きも感じるインテリア。
暗い茶色の3人掛けソファに、ホワイト×グレー×暗い黄緑の斜めストライプのクッション2個をコーディネート。
暗い茶色のソファ、明るいグレーのラグ、ホワイトのテレビボードの無難なインテリアに、クッションの柄と色でエレガントさをプラス。ラウンジチェアと小物入れをオレンジ色にして、アクセントカラーを足したメリハリのある配色。
ブルー系とグレー系
暗い茶色の3人掛けソファに、黒っぽい青の無地クッションとホワイト×薄いグレーのボーダー柄の横長クッションをコーディネート。
クッションは控えめにして、薄いピンクのラウンジチェアと暗い赤と赤紫のオリエンタルラグが目立つように工夫。クッションと絵で寒色を足して、暖か過ぎないリビングを演出。
白っぽい茶色のレザー製3人掛けソファに、薄いグレー×ホワイトのパターン柄のクッション2種類と暗い青×水色のパターン柄のクッションをコーディネート。
壁際に大きな葉っぱの観葉植物と暗い緑のレザー製一人掛けソファをレイアウトして、ナチュラルな印象をアップ。
暗い茶色のかっこいいレザー製3人掛けソファに、ホワイト×グレーのパイナップル柄、暗い水色のキルティングクッションをコーディネート。
床にホワイト×黒のストライプ柄のラグを敷き、海っぽさを演出。暑い夏に真似たい涼しそうなインテリア。
ブルー系とイエロー系
赤ベースの茶色のレザーソファに、少し暗いイエローの無地、暗い青のパターン柄のクッションをコーディネート。
ソファの茶色、イエロー、青の順に色が並ぶように前後に配置。イエローを隠し気味にして、暗い青を前面に出すことで、高級感がアップ。
茶色のレザーソファに、暗い青の無地クッション2個と暗いイエローの横長クッション1個をコーディネート。
2色の他に、ホワイトの無地クッション2個をプラス。ソファの中央に見えるグレーはストールで、背もたれから座面にかけて真っすぐにレイアウト。
グリーン系とイエロー系
暗い茶色の寝椅子付き2人掛けソファに、暗い緑の無地クッション1個、グ暗いイエローの無地クッション2個をコーディネート。
明るいグレーの凸凹クッションを1個プラス。落ち着いた色を使った高級感のあるインテリア。
赤系の暗い茶色の3人掛けレザーソファに、暗いイエローの凸凹クッション2個と暗い緑×緑の葉っぱ柄のクッション1個をコーディネート。
葉っぱの模様は南国を思わせるバナナリーフ。ラグは、ベージュ×アイボリーの花柄にして、自然を感じるデザインでまとめたインテリア。
グリーン系と紫系
暗い茶色の寝椅子付き2人掛けソファに、明るくて暗い黄緑の無地クッションと暗い紫の無地クッションをコーディネート。
無地クッションの他に、茶色×ベージュ×アイボリーのパターン柄のクッションをプラス。黄緑のクッションを大きめ、紫のクッションを小さめにして、前後にキチンと並べた、上品な印象のインテリア。
明るい茶色の2人掛けソファに、ホワイト×暗い黄緑のリーフ柄のクッションと紫×ホワイトのパターン柄のクッションをコーディネート。
パターン柄のクッションは1つが白が多め、もう1つが紫が多め。それぞれのクッションの配色バランスを考えて取り入れた、エレガントなインテリア。
いかがでしたか?
茶色のソファに合う5つの色のクッションコーディネートを紹介しました。
茶色の元色である赤やオレンジ色のクッションでも合わないということはありません。
茶色のソファに赤の無地クッションをコーディネート。
暗い茶色のソファにオレンジ色の無地クッションをコーディネート。
これらのコーディネートは「暖色×暖色」で暖かく過ぎる為、このページではメリハリがあっておしゃれ、夏でも合いそうをテーマに5色を敢えて選定しています。