放浪しながら生活を送るボヘミアン。
自由・奔放など、何事にもとらわれない気ままな生き方ですが、放浪の中で様々な国や地方の様式や柄を取り入れたボヘミアンインテリアは、カチンとした型にはめず、好きな物を好きなように飾りながら作っていくのが魅力。
余計なものをそぎ落としたモダンとは対極にあり、エスニック、エジプシャン、メキシカン、エキゾチックなど、カラフルな民族柄を取り入れて装飾したり、各国の要素を自分らしいスタイルでコーディネートしたり、アフリカンな要素を取り入れてみるのもあり。
まるで世界旅行をしてきたかのような海外のおしゃれなボヘミアンスタイルのインテリアを紹介していきましょう。
民族柄を取り入れたボヘミアンインテリア
黒の2人掛けソファと黒のコーヒーテーブルを組み合わせたリビングに、パターン柄のラグ・クッション・カーテンをコーディネート。
カーテンはホワイト×暗いオレンジのアフリカン、ラグはレインボーカラーの菱形、クッションはエキゾチックな民族柄。3種類のパターン柄をセンス良くまとめたインテリア。
ホワイトのコーナーソファとベージュ×オレンジ×グリーンの民族柄のラグをコーディネート。
ナチュラルブラウンの引き出し付きのテレビボード、ナチュラルブラウンの木製トレイテーブルをプラス。観葉植物用の鉢、フロアランプ、民族っぽいデザインのオブジェなど、ワールドワイドなインテリアアイテムをカラーコーディネートを吟味して散りばめた温もりのあるインテリア。
黒の2人掛けソファとヴィンテージな木製トランクテーブルをコーディネート。
床に彩度が低い赤×ベージュ×グレーの幾何学模様のラグをプラス。ソファの対面にある通路に壁に沿うように木製ベンチを置いて、民族柄のクッションを乗せ、異国な雰囲気をアップ。
茶色のレザー製3人掛けソファと麻ラグをコーディネート。
ホワイト×茶色のエスニック柄のクッションとピンク×オレンジ×グリーンの民族柄を使ったオットマンテーブルをプラス。生地の柄だけで、海外っぽい印象をアップしたインテリア。
暗い茶色の2人掛けソファとベージュの木製ひじ掛け付きチェアを対面にレイアウト。
ガラス製コーヒーテーブル(イサムノグチ)を中央にプラス。床にグレー×茶色のヘキサゴン柄のラグを敷き、ソファに茶色×オレンジのエスニック柄のクッションを乗せた温かみのある大人っぽいインテリア。
暗いオレンジの3人掛けソファとヴィンテージな木を使ったガラス製コーヒーテーブルをコーディネート。
床に麻ラグを敷き、エスニック柄の座布団みたいなクッションをプラス。サイドテーブル、テーブルランプ、パーテーションのデザインが、異国情緒な印象をアップ。
赤紫の2人掛けソファと3本脚の暗い茶色の木製コーヒーテーブル、明るい茶色の木製テレビボードをコーディネート。
オレンジ×水色×茶色×黒の幾何学模様のラグをプラス。ソファに水色と暗い青のクッションを乗せ、寒色と暖色をバランス良く配色。カラフルな色を使いつつ、上品な印象に仕上げた無国籍なインテリア。
茶色の3人掛けソファと茶色の木製円形テーブルをコーディネート。
床に、茶系の民族柄のラグをプラス。オレンジ色のモロッコプフを通路側に2個並べてレイアウトし、海外っぽさをアップ。茶色とオレンジを中心にまとめた温もりのあるインテリア。
くすんだ黄色の3人掛けソファとゴツゴツしたデザインの木製コーヒーテーブルをコーディネート。
コーヒーテーブルの下に暗い赤のエスニック柄のラグを敷き、ソファにも赤系・茶系・オレンジ系のエスニック柄のクッションをプラス。絵とミラーフレームにゴールドを取り入れたアジアの要素も少し混じったインテリア。
明るい茶色のレザー製寝椅子と工芸品っぽいデザインのホワイトのテレビボードをコーディネート。
寝椅子の隣に木製チェアを置き、ピンク×赤のエスニック柄のクッションをプラス。このインテリアは1つ上のリビングの対面側。
くすんだ黄色の2人掛けソファと透明なコーヒーテーブルをコーディネート。
暗い赤紫の木製ひじ掛け付きチェアをコの字にレイアウトし、床にヴィンテージな赤のラグをプラス。ソファ背面の壁に暗い茶色×オレンジのエスニック柄の大きな布をタペストリーのように飾った暖色中心の配色のインテリア。
アフリカンな要素が決め手のボヘミアンインテリア
明るいグレーの2人掛けソファ、ベージュのラグ、ホワイト天板の茶色の木製テーブルをコーディネート。
ソファとコの字に2種類の木製ひじ掛け椅子をレイアウト。手前のチェアにホワイトの羊毛ラグを乗せ、壁面に竹細工で囲ったブラケットランプをプラス。
ベージュの3人掛けソファと黄色×暗い黄色のストライプ柄のスツールテーブルをコーディネート。
赤みがかった茶色レザーの一人掛けソファをコの字にレイアウトし、床にアイボリーのラグをプラス。壁面にゴールドの馬の頭部、コーナーに観葉植物をディスプレイした開放感のあるインテリア。
明るいグレーの2人掛けソファとゴールド脚のガラス製コーヒーテーブルをコーディネート。
床に明るいグレーのモロッコラグを敷き、ひじ掛けのついた2種類の木製チェアを2台ずつコの字にレイアウト。黒のテレビボードは、引き出し付きの和箪笥のようなデザイン。どの国と特定できない自由過ぎるインテリア。
ホワイトのソファと黒のトレイテーブルをコーディネート。
床にベージュのラグを敷き、上にアイボリーのモロッコラグをプラス。ホワイトの羊毛ラグを乗せた茶色の木製ひじ掛け付きチェア、茶色のモロッコプフを足してアフリカンな印象をアップ。
アイボリーの2人掛けソファ、ベージュの一人掛けソファ、グレイッシュなベージュのクッションスツール2個をコの字にレイアウト。
床にグレー×茶色×オレンジの民族柄のラグをプラス。クッションスツールとラグは、古代エジプトのヒエログリフのような柄。
茶色の2人掛けソファ、暗い茶色×暗いオレンジのエスニック柄のラグ、ガラス製コーヒーテーブルをコーディネート。
ソファの対面に、暗い茶色の木製肘掛椅子と茶色の一人掛けレザーソファを置き、暗い茶色×ベージュの民族柄のクッションをプラス。天井に大きな木の枝を3本吊り下げた個性的なインテリア。
明るい茶色のレザー製ソファを3種類三角形にコーディネート。
ソファの前に明るいグレーのヴィンテージな木製コーヒーテーブル、床に暗い赤紫×青紫の民族柄のラグをプラス。ラグはアフガニスタン製。
ナチュラル要素を取り入れたボヘミアンインテリア(ボーホースタイル)
自由がテーマのボーホースタイルを色別に紹介しましょう。
寒色系ボーホースタイル
暗い青のコーナーソファとナチュラルな木を使った引き出し付きのコーヒーテーブルをコーディネート。
床にグレイッシュな青×水色×ピンクの民族柄のラグをプラス。窓寄りのコーナーに鉢植えの観葉植物、ソファにホワイトの羊毛ラグを乗せ、コーヒーテーブルの上には多肉植物をハンドメイド感のある籠に乗せてディスプレイ。
壁に沿って青のコーナーソファ、ホワイトのテレビボードをコーディネート。
ソファの前に暗い茶色の木製円形コーヒーテーブル、ソファの下にモロッコラグをプラス。ソファの対面に茶色レザーのモロッコプフ2個と明るい茶色の木×竹のラウンジチェアをレイアウトして、コーナー、テレビボードの上、コーヒーテーブルの上の3箇所に観葉植物をディスプレイ。
暖色系ボーホースタイル
黄みがかった茶色のレザー製2人掛けソファと茶色の木製コーヒーテーブルをコーディネート。
ソファと対面にデザイン違いの2種類の黒のチェア、床に暗い赤の民族柄のラグをプラス。チェアにホワイトのシープスキン、壁面にアフリカンなお皿、コーナーに鉢植えの観葉植物を置いてナチュラルな印象をアップ。
暗い赤のチェスターフィールドソファと黒の木製円形コーヒーテーブルをコーディネート。
テーブルの下にホワイト×黒のカウハイドラグ、ラグの周りに民族柄の薄っぺらい座布団を2種類プラス。テレビボードは2本の脚に足場板を乗せたようなデザイン。窓周りの壁にマクラメ織りのハンモックや観葉植物入れ、タペストリーを飾ったゴチャっとしたインテリア。
暖色系×寒色系のボーホースタイル
水色の2人掛けソファとアイボリーのモロッコラグをコーディネート。
ソファの前に光沢のある赤みがかった茶色の木製コーヒーテーブル、ソファとL型にエスニック柄のチェア、ゴールドのサイドテーブルをプラス。チェアと対面にピンクのスツールを置いて、海外っぽい配色に。観葉植物を窓の下半分を埋め尽くすようにディスプレイしたインテリア。
茶色のレザー製3人掛けソファと暗い青×くすんだオレンジの民族柄のラグをコーディネート。
ソファの前に茶色の大きな木製のテーブルをプラス。コーナーに暗い青の木製ひじ掛け付きチェア、サイドテーブルの上と中にターコイズブルーの花瓶をディスプレイして、冷たい印象をアップ。
腰窓にホワイトのレースカーテンをつけ、ベージュのレザーのパーソナルチェア、黒のスツールテーブル、切り株型のサイドテーブルをコーディネート。
床に暗い青、グレイッシュな水色、暗い赤を使った民族柄のラグをプラス。壁面にマクラメ織りのタペストリー、床とウォールシェルフに観葉植物をディスプレイしナチュラルな印象をアップ。アコースティックギターをインテリアの一部に取り込んだリラックスできそうなコーディネート。
中性色系ボーホースタイル
グレイッシュな薄い黄緑の2人掛けソファとゴールド脚の楕円形ガラステーブルをコーディネート。
床に、ホワイト×ベージュのギザギザ模様のラグをプラス。ソファとL型に暗い茶色のアジアンテイストな椅子を置き、ホワイトのシープスキンを乗せ、隣に茶色のシェードのフロアランプをディスプレイ。サイドテーブル、オープンラック、ウォールシェルフ、床など、高さの違う4か所に観葉植物をバランス良く置いたインテリア。
ベージュの3人掛けソファとナチュラルブラウンの1枚板コーヒーテーブルをコーディネート。
床に赤紫のエキゾチック柄のラグ、ソファにエスニック柄のクッションをプラス。腰窓に優しい印象のホワイトのレースカーテンを掛け、コーナーに鉢植えの観葉植物をディスプレイ。暗めの中性色と明るい木の色を使った高級感のあるボーホースタイル。
無彩色系ボーホースタイル
明るいグレーの2人掛けソファ、ホワイトのテレビボード、ホワイトのコーヒーテーブルをコーディネート。
床にシャビーな明るいグレーのラグをプラス。テレビボードの両サイドには、ゴールドの鉢に入れた観葉植物とシープスキンを乗せた茶色レザーの肘掛椅子を置いて、つくろぎやすそうな印象をアップ。
明るいグレーの寝椅子付き2人掛けソファ、茶色の木製コーヒーテーブル、ホワイトのテレビボードをコーディネート。
床にモロッコラグを敷き、ホワイトのモロッコプフをプラス。テレビボードの横に観葉植物をディスプレイし、生成りのカーテンを取り付け、ナチュラルな印象をアップ。
明るいグレーのコーナーソファと黒の線が斜めに入ったホワイトのラグをコーディネート。
ソファの前に真鍮っぽい色の円柱型のコーヒーテーブル、斜め前にホワイトのシープスキンを乗せた黒のラウンジチェアをプラス。窓には赤みがかったベージュのレースカーテンを掛け、柔らかく涼し気なリビングを演出。
茶系のレンガ壁のリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に明るいグレー×黒のダイヤ柄のラグ、ソファの前に脚が十字になったホワイトの円形コーヒーテーブルをプラス。レンガ壁の前に背の高い観葉植物、反対側に黒の木製チェアを置いて、かっこいい雰囲気をアップ。
無彩色系×暖色系ボーホースタイル
アイボリーの3人掛けソファとホワイトのコーヒーテーブルをコーディネート。
コーヒーテーブルの半分だけ麻×黒の円形ラグを敷き、ソファと窓の間に観葉植物をディスプレイ。ソファには、黒と暗い赤のエスニック柄のクッションをプラス。黒をポイント的に使ってインテリアを引き締めたコーディネート。
明るいグレーの3人掛けソファと明るい茶色の木製コーヒーテーブルをコーディネート。
床に薄い茶色のラグを敷き、ソファの真ん中に茶色のクッションをプラス。リラックス感を演出する茶色を効果的に使ったインテリア。
明るいグレーの3人掛けソファと分厚い木の天板のDIYっぽいデザインのコーヒーテーブルをコーディネート。
床に茶色×ベージュのエスニック柄のラグ、ソファと対面に黒のモロッコプフ、切り株型のサイドテーブル、ホワイトのシープスキンを掛けたヴィンテージなチェアをプラス。世界各地の雑貨を集めた異文化ミックススタイルのインテリア。
ヴィンテージな木製のハンギングベンチ、茶色のモロッコプフ、曲線デザインの黒の木製チェアをコーディネート。
チェアにホワイトの羊毛ラグ、窓に竹シェードをプラス。窓の上に黒のカーテンポールを取り付けて、ホワイトのレースカーテンと観葉植物を吊り下げたボーホースタイルのインテリア。
明るいグレーの2人掛けソファと黒の脚のガラス製コーヒーテーブルをコーディネート。
コーヒーテーブルの下に茶色・オレンジ・黒・グレーを使ったエスニック柄のラグ、ソファと対面に茶色のレザー製ひじ掛け付きチェアをプラス。ソファサイドや窓辺に観葉植物を飾ったリラックス感のあるインテリア。
明るいグレーの寝椅子付きソファとヴィンテージな茶色のトランクテーブルをコーディネート。
テーブルの下に白と黒のタイル調のラグ、ソファにピンクや緑のパターン柄のクッションをプラス。ソファの座面にエスニック柄の布を2種類乗せて、個性を演出。
カラフルなボーホースタイル
紫の2人掛けソファと水色の扉がついた茶色の木製テレビボードをコーディネート。
ソファの前に、薄い水色・黄色・黒・グレー・黄色・オレンジ・暗い青の幾何学模様のラグをプラス。テレビボードの隣に内側がオレンジ色のオープンラックを置き、楽し気なリビングを演出。
彩度が低いオレンジ・黄緑・茶色・青の模様が入ったラグを敷き、ひじ掛けの無い黒の一人掛けソファと座面が赤の木製チェアをコーディネート。
ソファやコーヒーテーブルは無しで、真ん中を広く空け、白っぽいエスニック調のクッション(座布団)をプラス。壁のウォールシェルフを2か所取り付け、それぞれ、壁ごとオレンジと黄色でペイント。窓周りに、観葉植物をごちゃっと並べて、自由なインテリアを演出。
薄い黄色のシンプルなソファとホワイトのロッキングチェアを対面にコーディネート。
ロッキングチェアの隣に、ホワイト×ターコイズブルーのハンギングチェアを吊り下げ、壁面にも水色のフレームのミラーをディスプレイ。変わったデザインの家具を多く使った、遊び心のあるインテリア。
ボヘミアンスタイルのインテリアは、世界各地の柄やインテリア雑貨を自由に取り入れた“奔放”という言葉がぴったりのコーディネート。
多少乱雑でも気にならないのが魅力で「片付けるのが苦手だ」「物が捨てられない」という方に合うスタイルではないかと思います。
また、紹介したインテリア事例の大半でシープスキン(羊毛ラグ)がコーディネートしてあり、これがボヘミアンっぽさを出す重要な役割を果たしていると感じました。