床や建具、家具の色の中で、人気のダークブラウン。
同じデザインの木目でも、暗い茶色は高級な印象がして、数種類のカラーバリエーションがあったとしても、実物を見にして即座に「ダークブラウン」を選ぶ方が多いように思います。
筆者は、20年以上、建築やインテリアに携わってしますが、ダークブラウン人気に衰えを感じたことがありません。
これから、家を建てる人、家具を買う人の為に、ダークブラウンの特徴やセンスを良く見せるコーディネートの仕方をパースや実例を使って解説していきましょう。
①インテリアに使うダークブラウンの特徴は?
①-②高級感や重厚感がアップして見える
木目には、「黒っぽい茶色」「暗い茶色」「赤みがかった茶色」「オレンジっぽい茶色」「黄色っぽい茶色」「薄い茶色」「白っぽい茶色」等、様々な明るさの茶色があります。
これらの茶色の中で“ダークブラウン”は、明度が低い(暗い)茶色です。
ダークブラウンでまとめた空間は、茶色や明るい茶色でまとめた空間よりも高級感や落ち着きがアップして見える特徴があります。
①-②インテリアが引き締まって見える
黒っぽい洋服を着ると体系が引き締まって見えるように、インテリアでも黒っぽい色には引き締め効果があります。
ただし、高級感や重厚感をアップさせるために、床や建具、家具などの全てをダークブラウンでまとめる必要はありません。
- 床に対して平行の大型家具(ダイニングテーブルやコーヒーテーブル)
- 壁に対して平行の大型家具(テレビボードや食器棚)
など、一部の家具だけにダークブラウンを使うコーディネートでも、インテリア全体が引き締まって見えます。
また、この配色は、床色がダークブラウンでは無い時にも使えます。
■茶色の配色のインテリアにダークブラウンの家具を一部加えた例
①-③圧迫感や閉塞感を生んでしまうことも
ダークブラウンとその他の茶色では、ダークブラウンの方が黒に近い色です。
暗い空間は、白っぽい空間よりも狭く見える傾向にある為、ダークブラウンだけでまとめた空間は、他の茶色でまとめた空間よりも狭く見えがちです。
狭い部屋にダークブラウンを使いたい時は、次に紹介する「ダークブラウンと他の色との配色を意識」して、洗練された印象の空間を作っていきましょう。
②ダークブラウンインテリアをセンス良く見せる配色5つ
ダークブラウンだけでまとめたインテリアは、先述した通り「重厚感」や「高級感」があり、落ち着いた印象をもたらします。ただ、同じダークブラウンだけでまとめた空間は、「狭さ」や「圧迫感」や「単調な印象」を生んでしまう場合もあります。
他の色を足して、その色の特性を上手く活用すると、重厚感に洗練さをプラスしたセンスの良いインテリアになります。
おすすめの5色を紹介しましょう。
②-①ベージュや薄い茶色を足して「リラックス感」をアップ
ダークブラウンのソファとカーテンをベージュにチェンジ
ベージュや薄い茶色は、ダークブラウンと同じ仲間の色なので、色同士が喧嘩せず、カラーコーディネートもしやすいです。
ベージュを選ぶ場合は、寒色系(グレー系)のベージュではなく、暖色系のベージュを選ぶと、温もりが一層アップします。
ダークブラウンのフローリングのダイニングに、ダークブラウンのアンティークな木製長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルの下に、赤みがかったベージュのラグを敷き、ダークブラウンの木製脚とブラックレザーを組み合わせたチェアを長い面に3脚ずつプラス。壁に黄みがかった薄いベージュの壁紙を貼り、窓枠と巾木を緑がかったグレーにして、ナチュラルな印象をアップ。
薄い茶色のフローリングのダイニングに、黒っぽいダークブラウンの木製長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルの下に、赤みがかった薄いグレーのラグを敷き、黒っぽいダークブラウンの木製脚と暗い赤茶色のファブリックを組み合わせたチェアを長い面に2脚、短い面に1脚ずつプラス。壁に黄みがかったベージュの壁紙を貼り、黒っぽいダークブラウンの木製サイドボードをレイアウト。暖かさ、高級感、広さを感じるインテリア。
ダークブラウンのフローリングとダークブラウンの木目のウォールキャビネット(収納家具)のリビングに、薄いベージュのコーナーソファをコーディネート。
ソファの下に、薄い茶色×グレーのモダンなデザインのラグを敷き、黒っぽいダークブラウンの木製長方形コーヒーテーブルをプラス。ソファとコの字に、ブラウンレザーのアームチェアを2台レイアウト。大型家具を白っぽい配色にして、圧迫感を少なくしたインテリア。
薄い茶色と濃い茶色をミックスしたフローリングのオープンリビングに、ダークブラウンの木目の壁面埋め込み収納家具をコーディネート。
赤みがかった薄いベージュの3人掛けソファをプラス。ソファの前に、くすんだ薄い茶色のラグを敷き、ダークブラウンの木製脚とグレー天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファとコの字にダークグレー×グレーのパターン柄のファブリックを使ったパーソナルソファを2台配置。壁にベージュの壁紙を貼って、リラックス感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークブラウンの3人掛けフロアソファをコーディネート。
ソファの下に、ホワイト×ブラウンのパターン柄のラグを敷き、ダークブラウンの木製長方形コーヒーテーブルとダークブラウンレザーの箱型スツールクッションを2個プラス。壁に白っぽいベージュの壁紙を貼り、窓に黄みがかったベージュのカーテンをハンギング。暖色を多く取り入れた、くつろぎ感のあるインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのベッドルームに、ダークブラウンの木製ベッドをコーディネート。
灰みがかったベージュのベッドリネン、グレーのブランケットをプラス。ナイトテーブルもダークブラウンの木目にして、生活感を少なめにしたインテリア。
少し薄い茶色のカーペット床のベッドルームに、ダークブラウンのファブリックベッドをコーディネート。
ベージュの枕、ダークブラウンのベッドリネンをプラス。壁にベージュの壁紙を貼り、ベッドを入れ込んだニッチ壁にダークブラウンレザーのクッションをレイアウト。ベッドの隣にダークブラウンのラウンジチェアとオットマンを置き、横にダークブラウンの木製丸型サイドテーブルを配置。茶色とベージュだけでまとめた、ぐっすりと眠ることができそうなインテリア。
②-②黒を足して「高級感」をアップ
ダークブラウンのソファとカーテンを黒にチェンジ。
ダークブラウンは黒の要素を持つ色です。黒を組み合わせると、ダークブラウンの黒の印象が強くなり、高級感が更にアップして見えます。
全体的に黒っぽい配色になる為、狭苦しさが気になる方は、「ホワイトの壁を残す」「薄い茶色を加える」等で、明暗のメリハリが出るように工夫しましょう。
明るい茶色のフローリングのダイニングに、ダークブラウンの木製長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルの下に、赤みがかった濃いグレーのラグを敷き、ミディアムブラウンの木とブラックレザーを組み合わせたチェアを長い面に3脚ずつ、ブラックのファブリック製アームチェアを短い面に1脚ずつプラス。ドアとペンダントランプを真っ黒にして、高級感をアップしたインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのダイニングに、ダークブラウンのヴィンテージな木製長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルの下に、黒のラグを敷き、テーブルと同じ明るさの木と黒の座面を組み合わせたチェアを長い面に2脚、短い面に1脚ずつプラス。2面の壁を背に、ダークブラウンの木製食器棚とホワイトの腰までの高さの収納家具をレイアウト。家具の木目を揃えた統一感のあるインテリア。
ミディアムブラウンとダークブラウンをミックスしたフローリングのリビングダイニングに、ダークブラウンの木目の床から天井まである壁面収納家具をコーディネート。
ダイニングスペースに、白っぽい茶色の木製丸型ダイニングテーブル、ブラックの金属とブラックレザーを組み合わせたチェア4脚をプラス。テーブルの真上に、黒のペンダントランプを3灯ハンギング。床・収納家具・対面キッチンの腰壁をダークブラウンの似た木目で統一した、まとまりのあるインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、ダークブラウンレザーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下にグレーのラグを敷き、黒の金属脚とミディアムブラウンのヘリンボーン柄の木製天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブル2台、ダークブラウンの木製テレビボードをプラス。ホワイトの壁面に黒のアート、ソファとL字に光沢のあるブラックのラウンジチェアを足して、かっこいい雰囲気をアップしたヴィンテージスタイルのインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、黒っぽいダークブラウンレザーのフロアコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラック鏡面の長方形コーヒーテーブルをプラス。ソファ正面の壁に、ダークブラウンの木目のテレビユニット、黒のニッチ壁をレイアウト。ホワイトが全く無い、別荘のような、くつろぎ感のあるインテリア。
ダークブラウンのヘリンボーン床のリビングに、黒の3人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、薄い茶色のラグを敷き、シルバー金属脚と黒の木製トレイを組み合わせた長方形テーブル、黒のアームチェアをプラス。ソファ正面の壁に、黒っぽいダークブラウンの背の高いオープンシェルフをレイアウト。ダクトレールとスポットライト、アート、額縁、間接照明を全て黒にして、狭いながらも、すっきりとした高級感のあるインテリアを演出。
②-③グレーを足して「上品な印象」をアップ
ダークブラウンのソファとカーテンをグレーにチェンジ。
グレーはどんな色とも相性が良く、上品な印象を加える色です。重厚感や高級感のあるダークブラウンと組み合わせると「洗練された印象」が一気にアップして見えます。
また、グレーには「ライトグレー(白っぽいグレー)」「グレー」「ダークグレー(黒っぽいグレー)」等、明るさの違うグレーがありますが、一般的にホワイトを使うことが多い壁面にライトグレーを使うと、無機質な印象がアップして見え、生活感が少ない都会的なインテリアになります。
ミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、ダークブラウンの木目扉のシステムキッチンをコーディネート。
ダイニングスペースに、グレーのラグを敷き、ダークブラウンの木製長方形テーブル、ダークブラウンの木とライトグレーのファブリックを組み合わせたチェアを長い面に2脚、短い面に2脚ずつプラス。キッチン扉の取っ手、台輪、冷蔵庫をステンレス調にして清潔感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのダイニングに、ダークブラウンの1本脚の丸型テーブルをコーディネート。
テーブルの下に、薄っすらと薄い茶色の筋が入ったライトグレーのラグを敷き、ダークブラウンの木と黒のファブリックを組み合わせた木製チェアを4脚プラス。2か所ある腰窓の間の壁に、ダークブラウンの横木目板を貼り、黒の額縁に入れた白っぽいアートをディスプレイ。コンソールテーブルとディスプレイテーブルをダークブラウンの木目調にして、高級感のあるインテリアを演出。
黒っぽいダークブラウンのフローリングのLDKに、フローリングと似た扉柄のⅡ型対面キッチンをコーディネート。
リビングスペースに、グレーレザーの寝椅子付き3人掛けソファをプラス。ソファの前にベージュのラグを敷き、グレーレザーの長方形オットマンテーブルをレイアウト。シルバーのフロアランプやサイドテーブルを足して、無機質な印象をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、黒の壁紙をコーディネート。
壁面にダークブラウンの木製オープン収納家具をプラス。周囲に通路スペースを確保して、ライトグレーのラグを敷き、グレーの3人掛けソファとグレーのパーソナルソファ2台をL字にレイアウト。中央に、ダークブラウンの木とブラックレザーを組み合わせた正方形オットマンテーブルを配置。壁面を重厚感、床面をエレガントにまとめた、おしゃれなインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、濃いグレーの壁紙をコーディネート。
ニッチ壁にダークブラウンの板を貼り、ダークブラウンのテレビボードをプラス。長い方の壁に、背の高い黒っぽいダークブラウンの棚板付き収納家具を2箇所取り付け、床にグレーのラグを敷いて、ブラックレザーのコーナーソファをレイアウト。黒と暗い茶色でリッチ感、グレーで上品な印象を演出したインテリア。
少し薄い茶色のフローリングのリビングに、ダークブラウンのヴィンテージな2人掛けチェスターフィールドソファをコーディネート。
ソファの下に、ダークグレー×ライトグレーのエキゾチック柄のラグを敷き、細いゴールドフレームとガラス天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブル、ダークブラウンの木とライトグレーのクッションを組み合わせたラウンジチェアをプラス。腰窓横の壁に、ゴールドフレームの縦長ミラーを2箇所ディスプレイ。ダークブラウンをソファとチェアのみに配色し、ゴールドとグレーでエレガントな印象をアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、グレーのパーソナルソファを2台並べてコーディネート。
ソファの下に、ブラックのラグを敷き、ダークブラウンの木製正方形スツールテーブル2台、シルバー金属脚とブラウンレザーを組み合わせたラウンジチェア2台をプラス。ソファ正面の壁を濃いグレーにして、両側に天井まであるダークブラウンの木目の収納家具をレイアウト。配色がセンス抜群の都会的な印象のインテリア。
ある有彩色にグレーを混ぜた、鮮やかさが少ない「グレイッシュトーン」や「ライトグレイッシュトーン」を使うと、ダークブラウン×グレー配色の無機質な印象を消すことができます。
グレーのソファとカーテンをグレイッシュなブルーのソファとカーテンにチェンジ。
また、「グレイッシュトーン」や「ライトグレイッシュトーン」は、暖色系で温もり、寒色系で広さなど、色の特性を活かしたインテリアコーディネートをするのに最適です。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークブラウンの木製サイドボードをコーディネート。
ライトグレーの3人掛けソファ、ベージュのナチュラルなラグ、ライトブラウンレザーのラウンジチェアをプラス。中央に、くすんだピンクを使ったエキゾチックな柄のラグを敷き、ゴールド脚とガラス天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルを2台レイアウト。ソファとチェアの上にも淡いピンクのクッションやブランケットを乗せて、キュートなインテリアを演出。
ダークブラウンのフローリングのLDKに、グレイッシュなブルーの框扉の壁付けL型+対面カウンターをコーディネート。
壁面のほとんどを使った大型キッチンにシックなブルーを取り入れてセンス良く見せたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークブラウンのパーソナルソファを2台セットにして、対面式にコーディネート。
ソファの下に、ホワイトの線が入ったグレイッシュブルーのストライプ柄のラグを敷き、グレイッシュな青緑のファブリック製丸型オットマンテーブルをプラス。ドア、窓枠、幅木、廻縁、暖炉周りの収納をグレイッシュブルーにして、暖かさと冷たさのバランスが取れたインテリアを演出。
ブラックのフローリングのベッドルームに、ダークブラウンのファブリックベッドとダークブラウンの天井をコーディネート。
壁面にグレイッシュな水色の壁紙をプラス。ベッドの両脇にダークブラウンの木製ナイトテーブルをレイアウト。ベッドリネンをホワイト・ブラウン・ベージュでまとめ、リラックス感のあるインテリアを演出。
ダークブラウンと「グレイッシュトーン」や「ライトグレイッシュトーン」の組み合わせをもっと見る
②-④暗い有彩色を足して「シックな印象」をアップ
ダークブラウンのソファとカーテンをダークなグリーンにチェンジ。
ダークブラウンびフローリングやダークブラウンの家具でまとめたインテリアに有彩色を足す時は、「明度が高い色よりも明度が低い色」「彩度が高い色よりも彩度が低い色」を意識して配色しましょう。
これらの有彩色は、ダークブラウンの高級感や重厚感を消すことなく、大人っぽい落ち着きのあるインテリアを演出します。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
グレイッシュな薄いブラウンレザーの2人掛けソファを置き、ブラウン×グレーのシェブロン柄のラグをプラス。アクセントクロス壁に、ダークブラウンの木目パネルを取り付け、ダークブラウンのサイドテーブルとL型デスクをレイアウト。ソファの前にもダークブラウンの木製丸型スツールテーブルを置いて、落ち着きのあるインテリアを演出。
薄い茶色の床タイルと黒っぽい茶色の床タイルをミックスしたパウダールームに、ダークブラウンのタイル壁をコーディネート。
ダークブラウンの木製カウンター、ホワイトのボール、暗い黄緑の引き出しキャビネットをプラス。植物と木を連想させる配色をダークカラーで組み合わせて、高級感を演出したインテリア。
少し暗いミディアムブラウンのフローリングのバスルームに、ダークブラウンの木目の洗面キャビネットをコーディネート。
ダークグリーンの入口ドアと巾木をプラス。壁を黄みがかった薄いベージュにして、リラックス感をアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのヘリンボーン床のベッドルームに、ダークブラウンの木製ベッドとダークブラウンのナイトテーブルをコーディネート。
ヘッドボード側の壁に、ダークグリーン×ダーイエローグリーン×ベージュのアクセント壁をプラス。ベッドリネンをホワイトでまとめ、暗い黄緑のブランケットを乗せて、統一感のあるインテリアを演出。
ナチュラルブラウンのヘリンボーン床のダイニングに、暗いグリーンの壁紙をコーディネート。
入口横の壁に、背の高いダークブラウンの木製食器棚をプラス。中央に、床色に似た明るい茶色の楕円形テーブル、茶色の木製脚とグレーの座面を組み合わせたイームズシェルチェアをレイアウト。暗い茶色の木目と暗いグリーンでクラシカルな印象を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのヘリンボーン床のダイニングキッチンに、ダークブラウンの木目と黒っぽいブルーを組み合わせたキッチンをコーディネート。
床を明るく、家具(キッチン)を暗くして、重厚感を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、黒っぽいブルーの壁紙をコーディネート。
ダークブラウンの木製ひじ掛けとライトグレーのファブリックを組み合わせた2人掛けソファ、ダークブラウンの木製テーブルをプラス。収納家具、ブラケットランプ、スポットライトを黒で統一して、男っぽい、かっこいいインテリアを演出。
黒っぽいダークブラウンのフローリングのリビングに、黒の3人掛けソファと2人掛けソファをL字にコーディネート。
ソファの前に、黒っぽいブルーのラグを敷き、ミディアムブラウンの小さめの木製丸型コーヒーテーブルを2台プラス。ソファの上に、暗いオレンジのベルベットクッション、暗いイエローの無地クッション、茶色のベルベットクッション、白っぽく赤みがかった茶色の無地クッションを乗せて、温もりを足したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、黒っぽいブルーのアクセントクロスをコーディネート。
ダークブラウンレザーの3人掛けソファをプラス。ソファの下に、ライトグレーのラグを敷き、ダークブラウンの木とホワイトのファブリックを組み合わせたアームチェア2台、薄い茶色の木とライトグレーのファブリックを組み合わせたアームチェア2台を対面に2台レイアウト。中央に、黒の金属脚とグレー天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルを置き、天井に、ダークブラウンのシーリングファンをハンギング。涼しさ、温もり、広さのバランスが取れたインテリア。
②-⑤ホワイトを足して「メリハリ」をアップ
ダークブラウンのテレビボードとカーテンをホワイトにチェンジ。
壁や天井がホワイト系だと、ダークブラウンの空間に敢えて「ホワイトを足す」という発想は生まれにくいですが、家具やファブリックをわざとホワイトにすると、暗い茶色と白のコントラストが強調され、メリハリのある空間が出現します。
ダークブラウンのフローリングなら、ホワイトのラグを敷くコーディネートの仕方もありです。
ダークブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、ダークブラウンの木目扉のキッチンをコーディネート。
ダイニングスペースに、ホワイトの長方形ダイニングテーブルとホワイトレザーのダイニングチェアをプラス。ドア、壁、ダイニングの家具をホワイトで統一し、キッチン扉の重厚感を目立たせたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、ダークブラウンのフローリング調の壁をコーディネート。
ホワイト鏡面扉とブラックカウンターを組み合わせたモダンなⅡ型対面キッチンをプラス。対面キッチンに黒のカウンターを差し込み、ミディアムブラウンの木製チェアを4脚レイアウト。天井とキッチン扉をホワイト、床と壁を同じ木目で統一した2種類配色のインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、暗いグレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、赤みがかったグレーのラグを敷き、黒の金属脚とダークブラウンの切り株をスライスしたような天板を組み合わせたコーヒーテーブルをプラス。壁と天井を薄いグレーにして、ホワイトのモダンなテレビボードとウォールキャビネットをレイアウト。壁面をすっきりとした配色にした清潔感のあるインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、オフホワイトのエレガントな2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ライトグレー×ホワイトの薄手のラグを敷き、ゴールドのジオメトリックデザインの脚とホワイトの大理石調天板を組み合わせた六角形コーヒーテーブルをプラス。ソファと対面に茶色の木製チェア、壁を背にダークブラウンの木目の引き出し付き収納家具をレイアウト。白っぽい配色にして、開放感を出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークブラウンの2人掛けソファと鏡面のダークブラウンのテレビボードをコーディネート。
ソファとテレビボードの間に、オフホワイトの大きなラグをプラス。花、ラウンジチェア、ブランケットを赤紫で統一して、フェミニンな印象を加えたインテリア。
ダークブラウンのヴィンテージなフローリングのベッドルームに、ベッドリネンをホワイトとダークブラウンでまとめたシンプルなベッドをコーディネート。
ベッドの下に、ホワイトのラグを敷き、ダークブラウンの掛け布団の上にもホワイトのブランケットをプラス。温もりと開放感のバランスが良い、北欧スタイルのインテリア。
いかがでしたか。
インテリアに馴染みが薄い方は、ダークブラウンだけを使った配色だけでも「かっこいい」と感じたかもしれませんね。
筆者のおすすめコーディネートは、壁や天井を薄いグレーにして、ダークブラウンのフローリングや建具、家具と組み合わせたインテリアです。壁紙を張り替えることが難しい環境の方は、カーテンやラグに、部屋が暗く感じないようなグレーを取り入れて、ワンランク上のインテリアを作ってみて下さい。
また、このページでは、インテリアテイストやスタイルについて詳しく言及していませんが「テーマを絞ってインテリアを作ってみたい」という方は、下記もヒントにして下さい。