部屋を構成する床・壁・天井の色。
床・壁・天井の色をインテリアでは「ベースカラー」と呼び、「床」と「壁&天井」の2色に分けて考えます。ひと昔前まで「ベースカラー」は、床に茶系のフローリング、壁と天井に白っぽい壁紙をコーディネートするのが一般的でした。しかしながら、最近は、床に木目以外の素材感のある材料を使ったり、壁に、白っぽい色以外の壁紙を使った無難系以外のコーディネートも増えています。
床・壁・天井の色は、新築時やリフォーム時の内装色決めの段階で決定しておかなければならないのですが、内装色をどんな色合いにするかで室内の雰囲気が全く違ったものになります。
ベースカラー2色の組み合わせを大まかに4パターンに分けて、配色例とインテリア実例を紹介していきましょう。
※ベースカラーの違いをわかりやすくするために、実例の家具の色は、全て同じ色でコーディネートしています。
ベースカラーとはどこの色
ベースカラーは、床・壁・天井の部屋の一番外側を占める色のことです。
床は茶系の木目のフローリング、壁・天井は、淡い(白っぽい)色でまとめるのが一般的です。
しかしながら、近年は、茶系の木目を使わずに、コンクリートやモルタル調のグレー系の床にして生活感の少ない空間にするコーディネートや暗い色の壁や天井にして、落ち着いた空間にするコーディネートをする方も増えています。
床・壁・天井の色は、インテリアや部屋の雰囲気を決める際、基本となる部分です。
どんな色の組み合わせがあるか、配色例を見ていきましょう。
ベースカラーを無難な淡い色同士2色でまとめたインテリア
薄い茶系の木目の床と白っぽい色の壁紙のように、薄い色でコーディネートした空間は、「解放感があり広々と見える」といった特徴があります。
後から足すメインカラーは、「薄い色」「濃い色」のどちらでも調和し、「どんなインテリアでも作りやすい」というメリットがあります。
ナチュラルブラウンのフローリングとホワイトの壁のベースカラーのリビングに、薄めのグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラック金属フレーム脚と明るい茶色の木製天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、濃いイエローのファブリック製ラウンジチェアを置き、ソファの上に、暗いブルーの無地クッションをプラス。アクセントカラーを暖色と寒色の反対色にして、カジュアル感をアップしたインテリア。
薄い茶色の床と白っぽいベージュの壁紙のベースカラーのリビングに、暗めのブラウンレザーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グレー×ブラックの線の菱形模様のラグを敷き、暗いブルーのファブリック製箱型長方形オットマンテーブルをレイアウト。ソファと反対側の壁に、ナチュラルブラウンの木製テレビボードを配置。窓に、ラグと同じグレーのカーテンを下げて、無機質な印象を少しだけアップしたインテリア。
茶色のフローリングとホワイトの壁のベースカラーのリビングに、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、くすんだ薄い青みがかったグリーンのラグを敷き、ブラックの丸型テーブルをレイアウト。ソファと対面の壁に、白っぽいナチュラルブラウンの木目のテレビボードを配置。ラウンジチェアを薄いブラウン、クッションをイエローにして、自然を感じるナチュラルな配色を意識したインテリア。
くすんだナチュラルブラウンのフローリングとホワイトの壁、薄いグレーのアクセントクロスのベースカラーのリビングダイニングに、暗めのグレーの背の低い2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、ライトグレー×白っぽいベージュのヴィンテージなラグを敷き、茶色の木製脚とガラス天板を組み合わせた丸型テーブルをレイアウト。ダイニングスペースに、ブラックの長方形テーブルと白っぽいグレーの丸みのあるデザインのファブリック製チェアを配置。ソファとダイニングテーブルの面積が大きめの家具を濃い色にして、開放的な空間を引き締めたインテリア。
グレイッシュなナチュラルブラウンのフローリングとホワイトの壁のベースカラーのリビングに、ライトグレーの箱みたいなデザインの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、ソファより濃いグレーのラグを敷き、ブラック金属脚とナチュラルブラウンの木製天板を組み合わせた丸型テーブルをレイアウト。ソファと対面に、ナチュラルブラウンの木製フレーム脚とブラックキャビネットを組み合わせたテレビボードを配置。収納扉を淡いグレー、アート・チェア・フロアランプ・サイドテーブルをブラック、クッションスツールをブラウンにして、高級感のあるすっきりとした空間を演出したインテリア。
ヴィンテージなナチュラルブラウンのフローリングとホワイトの壁のベースカラーのリビングに、鮮やかな濃いブルーの丸みのある3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ナチュラルブラウンの木製三角形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、ナチュラルブラウンの木とスモーキーな薄い青緑のファブリックを組み合わせたアームチェアを配置。ダイニング空間の家具もナチュラルブラウンの木目×くすんだ薄い青緑にして、まとまりのあるナチュラルな空間を演出したインテリア。
ベースカラーを濃い色と薄い色の2色でまとめたインテリア
暗い茶系の木目の床と白っぽい色の壁紙のように、濃い色と薄い色でコーディネートした空間は、メリハリがあるインテリアになります。
濃い色を床と壁のどちらに持ってくるかで、正反対の印象になります。
【CASE1】床が濃くて壁が薄いコーディネート
床が濃くて壁が薄い空間は、重い物(色)が下、軽い物(色)が上の自然に感じる組み合わせなので、誰にでも受け入れやすいインテリアになります。濃い床は、多少狭くても高級感のある空間を演出したい時におすすめです。
ダークブラウンのフローリングとホワイトの壁&天井のベースカラーのリビングダイニングに、グレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの下に、うっすらと模様が見えるグレー×オレンジのラグを敷き、ホワイトの1本脚とブラック天板を組み合わせた楕円形テーブルをレイアウト。ダイニングスペースに、ブラックの長方形テーブル、ブラックとオレンジっぽく見えるブラウンのレザー製チェアを配置。壁に、壁色と同じホワイトの収納家具とオープンシェルフを取り付けて、床色が暗いながらも開放的な空間を演出したインテリア。
ブラックのフローリングとホワイトの壁&天井のベースカラーのLDKに、ダークグレーの3人掛けフロアソファをコーディネート。
ソファの下に、ホワイト×グレー×ブラックのヴィンテージなラグを敷き、ソファと対面の壁にブラックの木目扉のキャビネットとホワイト天板を組み合わせたテレビボードをレイアウト。キッチンをホワイトにして、ホワイト×グレーの大理石調対面カウンターに、ブラックのカウンタースツールを配置。ブラックや暗いグレーとホワイトだけを組み合わせたシンプルで高級感のあるインテリア。
黒っぽいダークブラウンの床と薄いグレーの壁のベースカラーのリビングに、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだ暗めのブラウンのシャギーラグを敷き、シルバー金属脚と薄いブラウン×暗いブラウンの天然木の長方形テーブルをレイアウト。ソファの上に、鮮やかな赤の無地クッションを2個乗せて、テーブルの上に、水色の本をディスプレイ。床・ラグ・テーブルの3つ、壁・ソファの2つを似た色にした、まとまりのあるインテリア。
黒っぽいダークブラウンの床と白っぽいグレーの壁&天井のベースカラーのリビングに、明るめのグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、くすんだ濃いベージュ×ベージュのラグを敷き、シルバー金属脚とホワイト天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。テレビボードとサイドテーブルをホワイトにして、ソファの斜め前にソファと同じ色のパーソナルソファを配置。窓にグレーのカーテンをハンギング。暗い床色と白っぽいグレーを組み合わせて、上品で高級感のある空間を演出したインテリア。
黒っぽいダークブラウンの床とホワイトの壁&天井のベースカラーのリビングに、ホワイトの寝椅子付き2人掛けフロアソファをコーディネート。
ソファの下に、アイボリーのラグを敷き、ブラックの木製丸型テーブル、シルバー金属脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型テーブルをレイアウト。ソファと対面に、シンプルなデザインのホワイトの箱型テレビボードを配置。カーテンはホワイト。床色だけを濃くした解放感のあるインテリア。
赤みが強いダークブラウンのフローリングとホワイトの壁&天井のベースカラーのリビングに、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた丸型テーブルをレイアウト。ウォールシェルフとサイドテーブルをホワイトで統一し、薄い茶色の木製額縁に入れた小さめのアートやナチュラルな雑貨を飾って、心地よい空間を演出した北欧スタイルのインテリア。
【CASE2】床が薄くて壁が濃いコーディネート
床が薄くて壁が濃い空間は、重い物(色)が上、軽い物(色)が下の自然とは逆の組み合わせなので、非日常感がアップして見えます。壁の色の方が濃い空間は、多少圧迫感があっても落ち着いた空間が好きな方におすすめです。
白っぽいナチュラルブラウンのフローリングと青みがかった濃いグレーの壁&天井のベースカラーのリビングに、ダークグレーの3人掛けソファと白っぽいベージュの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラウン×ブルー×ベージュのくすんだヴィンテージなオリエンタルラグを2枚並べて敷き、窓の前に暗めのオレンジの丸みのあるラウンジチェアを2脚レイアウト。ソファ正面の壁一面に、ホワイトの収納家具を配置。配色が個性的なエキゾチックな印象のインテリア。
薄めのライトブラウンの寄木貼りフローリングとブラックの壁紙のベースカラーのリビングに、グレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの下に、くすんだ濃いめのブラウンのラグを敷き、ブラックの長方形テーブルをレイアウト。床色以外は、ブラックとグレーの無彩色を中心にまとめ、生活感の少ない落ち着きのある空間を演出したインテリア。
薄めのライトブラウンのフローリングと濃いめのグレーの壁紙のベースカラーのリビングダイニングに、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ダークグレーのラグを敷き、茶色の木目の曲線長方形テーブルを2台レイアウト。ダイニングスペースに、茶色のヴィンテージな木製長方形テーブル、明るい茶色の木とホワイトの丸い座面を組み合わせたチェアを配置。壁の色を濃くして、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
くすんだナチュラルブラウンのフローリングとブラックの壁&天井のベースカラーのリビングに、ホワイトレザーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、暗いグレーのシンプルなデザインの長方形テーブルをレイアウト。フロアランプ2台、テーブルランプ1台、ペンダント1台と照明器具を多く配置して、壁と天井が暗い空間を温かく明るい印象にしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングとスモーキーな濃いめのグリーンの壁のベースカラーのリビングに、濃いめのグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ホワイト×ブラックのランダムストライプ柄ラグを敷き、高さ違いのホワイトの丸型テーブルを2台レイアウト。ソファ正面に、シルバー金属フレーム×濃いブルーのキャビネット×ナチュラルブラウンの木目キャビネットのオフィス家具っぽいデザインの収納を配置。ソファと対面に、薄い茶色の木とブラウンレザーを組み合わせたアームチェアを2脚置いて、くつろぎ感のある空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングと濃いめのグレーのタイル調壁のベースカラーのリビングに、オフホワイトの4人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、濃いグレーのシャギーラグを敷き、濃いめの茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた正方形テーブルを2台レイアウト。ソファとL字に、濃いめの茶色の木とグレーのファブリックを組み合わせたアームチェア2脚、ソファ正面の壁に、茶色の木とホワイトキャビネットを組み合わせたモダンなデザインのテレビボードを配置。窓に、ホワイトのカーテンをハンギング。グレーとホワイトを中心にまとめ、壁色の濃さが気にならないほど開放的な空間を演出したインテリア。
ベースカラーを温かい色と冷たい色の2色でまとめたインテリア
茶系の木目の床とグレー系やブルー系の白っぽい壁紙のように、温かい色と冷たい色でコーディネートした空間は、寒暖のバランスが取れたインテリアになります。
温かい色を床と壁のどちらに持ってくるかで、正反対の印象になります。
【CASE1】床が温かくて壁が冷たい
黄みがかった明るめのブラウンのフローリングとくすんだ薄い水色の壁&天井のベースカラーのリビングに、グレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファと反対側の壁に、ブラックの木目のテレビボードをレイアウト。テレビボード背面の壁とソファ背面の間仕切りに、赤みが強めの茶色の木目を足して、温もりをアップ。すっきり見せつつ、リビングに欠かせない温もりも演出したインテリア。
ブラウンのフローリングと薄いグレーの壁&天井のベースカラーのリビングに、白っぽいベージュの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレージュのラグを敷き、グレーの石目調の箱型長方形テーブルをレイアウト。ソファ正面に、黒の高級感のある大きな絵を乗せたブラックの木目のサイドボードを配置。ソファとラグを床色と同じ温かみのある色にして、リラックスできる空間を演出したインテリア。
黄みがかった薄めのブラウンのフローリングと青みがかったグレーの壁のベースカラーのリビングに、黒っぽいグレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラックの1本脚とガラス天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、茶色の木目のテレビボードを配置。コーナーの壁をくすんだブラウン×くすんだベージュ×黒っぽいブラウンのストライプ柄にして、レトロな印象をアップ。茶色とブルーのリビング向けの色をおしゃれにコーディネートしたインテリア。
くすんだブラウンのフローリングとくすんだ濃いブルーの壁のベースカラーのリビングに、グレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、ブラックのラグを敷き、茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた丸型テーブルをレイアウト。くすんだ濃いブルーの壁に壁色と同じ色の奥行きの浅いカウンターを取り付け、下部に腰壁を施して、クラシカルな印象をアップしたインテリア。
ブラウンのフローリングとグレイッシュな薄い水色の壁&天井のベースカラーのリビングに、ライトグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレーのラグを敷き、ブラック金属フレーム脚とホワイト天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。ソファ正面の壁に、濃いめのグレーのサイドボードを配置。ソファの上に、くすんだブルーの無地クッションとオレンジの無地クッションを2個ずつ乗せて、カジュアルな印象をアップしたインテリア。
【CASE2】床が冷たくて壁が温かい
グレーのフローリングとくすんだベージュの塗り壁調壁のベースカラーのリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グリーンのファブリック製丸型スツールとグリーンのコンパクトな丸型テーブルをレイアウト。ソファ正面の壁に、クリーム色の框組扉のテレビボードを配置。カーテンをオレンジっぽく見えるピンク系にして、暖かな空間を演出したインテリア。
白っぽいグレーの床と濃いめのブラウンの木目調壁のベースカラーのリビングに、デザイン性の高いベージュのソファをコーディネート。
ソファの下に、濃いグレーのシャギーラグを敷き、ホワイトの丸型テーブルをレイアウト。ソファと対面に、シルバー金属×ブラックレザーのラウンジチェアを2脚配置。ホテルのロビーのような生活感が少なく、開放的なインテリア。
グレーのフローリングとベージュの壁のベースカラーのリビングに、白っぽいベージュのコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだベージュ×グレイッシュなグリーン×茶色っぽく見える赤紫の個性的なパターン柄のラグを敷き、ソファ正面にホワイトキャビネットとグレイッシュな茶色の木目扉を組み合わせたサイドボードをレイアウト。床と家具の木目の温もりを落とし気味にした個性的なインテリア。
グレーのコンクリート調床と明るめの茶色の天然板貼り壁のベースカラーのリビングに、薄めのグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだ濃いブラウンのラグを敷き、くすんだ薄いベージュのレザー製丸型オットマンテーブル、ソファと同じファブリックを使った丸型オットマンテーブルをレイアウト。腰から下を無機質な色でまとめた北欧スタイルのインテリア。
グレイッシュな濃いブラウンのフローリングとベージュの壁のベースカラーのリビングに、黒っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ホワイト×白っぽいブラウンのカウハイドラグを敷き、ダークブラウンレザー×シルバーの長方形トランク型テーブルをレイアウト。2面の壁に、濃いめのブラウンのヴィンテージな木目の収納家具とデスクを配置。床とソファを無機質に、残りをリラックス感のある配色でまとめたインテリア。
ベースカラーを冷たい色2色でまとめたインテリア
グレー系のフローリングやグレー系のコンクリート調の床とホワイト系・薄いグレー系の壁紙のように、全体的に冷たい色でコーディネートした空間は、無機質で生活感のないインテリアになります。
また、冷たい色を「暗い色(黒っぽい色)」にするか「明るい色(白っぽい色)」にするかで、インテリアの印象が180度違って見えます。どちらの配色でも、家っぽくない雰囲気のインテリアが好きな方におすすめのベースカラーです。
【CASE1】床と壁の両方が冷たくて暗い
ダークグレーのコンクリート調床とダークグレーのモルタル調壁のベースカラーのリビングに、ブラックのモコモコしたコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラックの丸型テーブルをレイアウト。モルタル調壁に挟まれたホワイト×グレーの大理石調の暖炉の上部の壁は、くすんだダークブラウンの木目調。素材感の違うダークカラーを組み合わせて高級感のある空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングとブラックの壁&天井のベースカラーのリビングに、暗い緑がかったブルーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グレーの凸凹した菱形模様のラグをレイアウト。ヴィンテージ感のある木目のピアノやギターを壁際に置いて、クラシカルで落ち着きのある空間を演出したインテリア。
黒っぽいダークブラウンのフローリングと緑がかった暗いブルーの壁のベースカラーのリビングに、ダークグレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだ白っぽいベージュのラグをレイアウト。ラグを囲むように、ソファと同じファブリックを使ったパーソナルソファを2脚配置。落ち着きのブルーを壁面に使ったアンティーク感のあるインテリア。
黒っぽいダークブラウンのフローリングと黒の壁&天井のベースカラーのリビングに、鮮やかな紫のコの字型ソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだベージュ×グレーのヴィンテージ感のあるラグを敷き、デザイン違いの4種類のコンパクトなテーブルを並べてレイアウト。壁の前に、ブラックの背の高いオープンシェルフを配置。暗い床の上に、明るいラグを敷いて、閉塞感を少なめにしたインテリア。
ダークブラウンのヘリンボーン床とダークグレーの壁のベースカラーのLDKに、モダンなデザインのグレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ソファよりも明るいグレーのラグを敷き、ブラックのガラス製長方形テーブルをレイアウト。ソファ背面の壁付キッチンの扉も暗めのグレーにして、生活感のない上質な空間を演出したインテリア。
暗いグレーのコンクリート調床とスモーキーな暗い茶色の木目調壁のベースカラーのリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、ダークグレーのラグを敷き、シルバー金属脚とホワイト天板とガラス天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、赤みがかった濃いグレーのファブリック製チェアを2脚配置。テレビボードはホワイト。木目を取り入れつつも、温もりの少ない色みにして、ホテルのような上質な空間を演出したインテリア。
【CASE2】床と壁の両方が冷たくて薄い
薄いグレーのフローリングと白っぽいグレーの壁のベースカラーのリビングに、ダークグレーレザーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グレーのラグを敷き、茶色の木製丸型テーブルをレイアウト。ソファ正面の壁に向かって、シルバー金属脚とダークブラウンの木製天板を組み合わせたデスクを配置。彩度のないグレーを中心にまとめ、濃いめの茶色の家具を2個足して、少しだけ温もりをアップしたインテリア。
グレーのコンクリート調床とホワイトの壁&天井のベースカラーのリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、白っぽいグレーのラグを敷き、シルバー金属フレーム脚と明るい茶色の木製天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、濃いブルーの丸みのあるファブリック製ラウンジチェア2脚とゴールドの丸型サイドテーブルを配置。ソファ背面の壁のアートをホワイト×水色にして、すっきりとした解放感のある空間を演出したインテリア。
白っぽいグレーのコンクリート調床とホワイトの壁&天井のベースカラーのリビングに、くすんだ濃いめのブラウンレザーのモダンなデザインの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、赤っぽいオレンジのカウハイドラグを敷き、シルバー金属脚とガラス天板を組み合わせた丸型テーブルをレイアウト。床と壁を冷たい白っぽい色にして、暖色のオレンジ色や植物のグリーンが映える空間を演出したインテリア。
グレーのコンクリート調床とホワイトの壁&水色の壁&天井のベースカラーのリビングに、水色の金属脚とホワイトの座面を組み合わせたアームチェアをコーディネート。
チェアの前に、白っぽいベージュ×ブラックの線の菱形模様のラグを敷き、濃い茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせたコンパクトな丸型テーブル、茶色の木製脚とグレーの座面を組み合わせたロッキングチェアをレイアウト。隣の部屋との間仕切りをホワイトにして、隣の部屋の壁を水色に。ホワイトと寒色の水色を組み合わせて、寒々しい空間を演出した北欧スタイルのインテリア。
グレーのコンクリート調床とホワイトの壁&天井のベースカラーのリビングダイニングに、薄いグレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、薄いグレーのラグラグを敷き、白っぽいベージュのファブリック製正方形スツールをレイアウト。ダイニングスペースに、明るいグレーのシャギーラグを敷き、ナチュラルブラウンの木製長方形テーブルとブラックのチェアを配置。ダイニングの吹き抜けをホワイトにして開放的な空間を演出したインテリア。
床と壁&天井のベースカラー2色の組み合わせ方を4つのパターンに絞って、配色を変えた同じリビングの写真やインテリア実例を紹介しましたが、カラーコーディネートのヒントになったでしょうか。
床と壁&天井の色は、いったん生活を始めてしまうと簡単に色を変えることができない場所なので、色選びに慎重になりがちです。
基本的な4種類をもう一度おさらいすると
- ①無難な淡い色2色
- ②濃い色と薄い色の2色
- ③温かい色と冷たい色の2色
- ④冷たい色同士の2色
です。
①以外で床と壁&天井の色に濃淡をつける場合は、これを押さえればOK!インテリア配色の基本中の基本3つと空間比較&実例を参考に、どの部分を濃くするかを考えてみてください。