内装をワンランクおしゃれに見せるアクセントクロス。
個性的で、エレルギッシュな印象の赤は、部屋をダイナミックに見せたり、活動的なイメージを演出します。また、野菜サラダに、赤のパプリカやプチトマトが乗ってると「美味しそう」と感じることからもわかるように、食欲を増進させる色とも言われています。
この赤を真っ白な壁の中に1箇所だけ取り入れる場合、赤の強烈な印象から
- 刺激が強すぎて、家具やファブリックの色は何色にしたら良い?
- 赤と茶色は似てるので、木の家具や床と合わせると違和感があるのでは?
- 赤をアクセントクロスに使うと暑苦しく感じる?
と疑問が出てくる方も多いでしょう。
赤のアクセントクロスを使ったインテリアを家具やファブリックの色に注目しながら見ていきましょう。
無彩色×アクセントクロス:赤
「白・グレー・黒」の家具や生地と「赤」のアクセントクロスの組み合わせです。
生地の色:ベージュ
デスクをビルトインしたホワイトの壁面収納家具と黒の椅子を組み合わせ、家具とは別の壁に赤のアクセントクロスをコーディネート。
明度と彩度が低い、重みのある赤。アクセントクロスの前にホワイトのデスクと椅子を置くことで、赤の暗さが強調され、落ち着きのある印象がアップ。床は、ナチュラルな木のフローリングとにたようなベージュ色。
生地の色:無し
暗い茶色のフローリングの仕事部屋の入口周りの壁に、赤のアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスの前に、背の高い黒のオープンラックを置いて本棚やディスプレイラックとして活用。赤の壁の反対側には、黒に近いダークブラウンのデスクと黒のワークチェアを置き、重厚感のあるデスク周りを演出。
生地の色:グレー・グレイッシュなベージュ
明るいグレーのタイル床のリビングの短い方の壁に赤のアクセントクロスをコーディネート。
赤の壁の前に、グレーと黒の扉がついたテレビボードをレイアウトし、離れた位置にグレーのコーナーソファと明るいグレイッシュなベージュのラグをプラス。残り3面の壁は白ではなく明るいグレー、天井も明るいグレーにして、家具との色を統一。
生地の色:グレー・グレイッシュなベージュ
リビングとダイニングの間仕切り壁に暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスを貼った壁の前に、明るい灰みがかったベージュのソファを置き、黒のコーヒーテーブルとグレー×ホワイトのパターン柄のラグをプラス。黒っぽいダークブラウンのフローリングのリビングに、落ち着きと上品さを演出したインテリア。
生地の色:グレー
グレーの岩のような見た目のタイル床のリビングに、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスを貼った壁の前に、明度が低いグレーのコーナーソファを置き、ホワイトのコーヒーテーブルをプラス。グレーのソファとL型に、アクセントクロスと同じ赤の1人掛けソファをコーディネートした統一感のあるインテリア。
無彩色×茶色×アクセントクロス:赤
「白・グレー・黒」、「茶色」の家具や生地と「赤」のアクセントクロスの組み合わせです。
生地の色:グレー
ダークブラウンのフローリングのリビングのテレビボードの後ろの壁に、赤のアクセントクロスをコーディネート。
テレビボードとコーヒーテーブルは床色と同じダークブラウンで、主役家具であるソファは明るいグレー。ラグは、薄い茶色とホワイトのエレガントな花柄。暖色ばかりで暑苦しくないように、天井と残りの壁を明るいグレーでコーディネート。
生地の色:黒・グレー
明るい茶色のフローリングのリビングの窓側の壁に、彩度が低い赤の壁紙クロスをコーディネート。
収納家具付のテレビボードとコーヒーテーブルは、床色よりも暗い茶色の木目の高級そうなデザイン。ソファは黒のレザー製で、グレーやホワイトのクッションを組み合わせた無彩色コーディネート。
生地の色:黒・赤
リビングの短い方の壁に赤のアクセントクロスをコーディネート。
ソファは黒で、ラグは黒×暗い赤のパターン柄。ソファの前に、明るい茶色の重厚感のあるデザインのコーヒーテーブルを置き、ソファには壁色よりも明るい赤のクッションをプラス。クラシカルでリッチな印象のインテリア。
生地の色:黒・赤・グレー
リビングの間仕切り壁に明るい赤のアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスを貼った壁に、ホワイトのオープンボックスと天板が黒の明るい茶色の木製カウンターを取り付け、赤の一人掛けソファと黒のレザーチェアをプラス。ラグに明るいグレーを選定して、冷たさも演出した楽し気なリビングインテリア。
生地の色:グレー・茶色
グレーの床のリビングに、明度と彩度が低い赤のアクセントクロスをコーディネート。
明るいグレーのソファと黒のサイドテーブル、黒のチェア、黒のオットマンテーブルを置いて、床には様々な茶色の正方形を並べたデザインのラグをプラス。床がコンクリートっぽいグレーですが、明るい茶色や暗い茶色のフローリングのリビングでも合いそうなインテリア。
生地の色:グレー
天井が三角形になった仕事部屋の間仕切り壁に赤のアクセントクロスをコーディネート。
窓に向かって茶色の木製デスクをレイアウトし、明るいグレーのワークチェアをプラス。明るいグレーのカウンターを壁面に取り付けて、シルバーフレームに入れた絵を飾り、上品な印象を演出。
生地の色:ホワイト・赤
茶色のフローリングのダイニングに、赤のアクセントクロスをコーディネート。
ダイニングテーブルとコンソールテーブルは、床色と同じ茶色で、チェアは茶色の木の脚+ホワイトレザー。赤と茶色と白をバランス良くまとめた、明るく清潔感を演じるインテリア。
生地の色:茶色・ホワイト
ダークブラウンのフローリングのリビングに、赤のアクセントクロスをコーディネート。
ホワイトのラグを敷き、茶色のコーナーソファを置いて、黒に近いダークブラウンのコーヒーテーブルと黒のサイドテーブルをプラス。ホワイトの暖炉の上にテレビを乗せた海外のリビングですが、暖炉を収納家具やテレビボードに変えることで、参考にできるインテリア。
生地の色:グレー・赤
ダイニングの壁に、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスを貼った壁の前に、黒の扉付きの収納家具を置き、床に明るいグレーのラグを敷いて、茶色の脚のガラス製丸型テーブルと黒のフレーム+赤のクッションのチェアをプラス。アクセントクロスを貼った壁とは違う面の壁にはダークブラウンのガラス扉付きの食器棚をレイアウト。高級感を感じる色使い。
生地の色:ダークブラウン
明るい茶色のフローリングのリビングの柱に囲まれた壁に、赤のアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスを貼った壁の前に、ホワイトのテレビボードをレイアウトし、ダークブラウンのコーナーソファをプラス。コーヒーテーブルは綺麗な茶色の木目の脚に、ガラス板を乗せた変形デザイン。
無彩色×アイボリー・ベージュ×アクセントクロス:赤
「白・グレー・黒」「アイボリー・ベージュ」の家具や生地と「赤」のアクセントクロスの組み合わせです。
生地の色:グレー・アイボリー
明るいフローリングのリビングに、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
ソファはアイボリーでラグは明るいグレー。通路に脚が黒、座面が明るいグレーのベンチをプラス。天井が高く、10畳以上あるリビングですが、生地は狭いリビングにも合う色使い。
生地の色:グレー・アイボリー
リビングの短い方の壁に、赤のアクセントクロスを貼り、黒のコーナーソファをコーディネート。
残り2面の壁と天井はベージュで、白のオープン収納家具をプラス。ラグは白っぽく見えるグレイッシュなアイボリーにして、暖かく広さを感じる空間を演出。
生地の色:アイボリー・黒
アイボリーのカーペットを敷いたリビングのオープン収納の後ろの壁に、赤のアクセントクロスをコーディネート。
テレビボードもオープン棚と同じホワイトの板を組み合わせたシンプルなデザインで一番下のオープンスペースに短い脚のついたベージュのスツールをプラス。床にアイボリーのカーペットを敷き、壁を背に黒の2人掛けソファを組み合わせた、広々としたインテリア。
生地の色:グレー・ベージュ
グレーのフローリングのリビングに、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
残りの壁は、幅の太いグレーの板をプリントした壁紙クロスを縦張りに。ベージュのラグを敷いて、冷たさを感じるグレーの石板のようなデザインのコーヒーテーブルを乗せ、明るいグレーのソファをプラス。非日常的な空間を演出したインテリア。
生地の色:黒・アイボリー
明るい茶色のフローリングのリビングに、赤のアクセントクロスをコーディネート。
床の上に、ふかふかのアイボリーのラグを敷き、カーテンと色を統一。黒レザーのソファとシルバーのコーヒーテーブルを組み合わせ、周囲の空いたスペースに赤の小さな円形テーブルや赤のラウンジチェアをプラス。
生地の色:グレー・ホワイト
ベージュの床のダイニングに、白っぽい赤のアクセントクロスをコーディネート。
灰みがかった明るい茶色のダイニングテーブルとダイニングチェアを置き、チェアの上にホワイトのムートンラグとホワイト×明るいグレーのストライプクッションをプラス。コーナーには、ホワイトのテーブルランプを乗せたホワイトのサイドテーブル、天井からはホワイトのペンダントランプを吊り下げて清潔感をアップ。
生地の色:ベージュ・グレー
茶色のフローリングのリビングダイニングの壁に、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
カウンターチェアは、脚が黒で座面がベージュの暖かいデザイン。リビング側はベージュのソファと明るいグレーのラグを組み合わせ、シルバー脚のガラステーブルをプラス。「白い部分は照明器具のみ」の暖色をメインに使ったカラーコーディネート。
無彩色×茶色×アイボリー・ベージュ×アクセントクロス:赤
「白・グレー・黒」「茶色」「アイボリー・ベージュ」の家具や生地と「赤」のアクセントクロスの組み合わせです。
生地の色:ホワイト・アイボリー・赤
ベージュのカーペットを敷いたリビングに、赤のアクセントクロスをコーディネートし、ホワイトのレザー製コーナーソファをレイアウト。
ソファの前に脚が茶色のガラステーブルを置き、窓に赤×ホワイトのエレガントなカーテンをプラス。「お客様向けのリビング」といった雰囲気のゴージャスなインテリア。
生地の色:ホワイト・グレー・茶色・アイボリー
ダークブラウンのフローリングのリビングに、暗い赤のタイルのようなデザインのアクセントクロスをコーディネート。
床には、グレー×ホワイトの地図みたいなデザインのラグを敷き、茶色の木製コーヒーテーブルを挟んで、明るいアイボリーのソファと明るいグレーのソファをプラス。壁面に埋め込んである収納キャビネットの扉は黒で、リッチな印象。
生地の色:グレー・赤・ホワイト・黒
茶色のフローリングのダイニングの間仕切り壁に赤のアクセントクロスをコーディネート。
ダークブラウンの木製ダイニングテーブルと黒のチェアを組み合わせ、床にグレー×ホワイト×赤×黒のパターン柄のラグをプラス。重苦しくなりそうな色使いの空間をラグの柄と色で、カジュアルに仕上げたインテリア。
茶色×アクセントクロス:赤
「茶色」の家具や生地と「赤」のアクセントクロスの組み合わせです。
生地の色:ホワイト
明るい茶色のフローリングのダイニングに、赤のアクセントクロスをコーディネート。
木製のダイニングテーブルとダイニングチェアは、黄みがかった明るい茶色。窓にカラーコーディネートを邪魔しないホワイトのカーテンをプラスし、木の色+赤+白の3色でカラーコーディネート。
生地の色:茶色
明るい茶色のフローリングのダイニングに、赤のアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスを貼った壁に、明るい茶色の木製枠の大きなミラーを飾り、部屋の中心に、床色より黄色が多い、明るい茶色の木製ダイニングテーブルとダイニングチェアをプラス。窓際に、窓枠と同じ茶色のシェードのフロアランプ、フロアランプと反対側に高さが1mを超える観葉植物を置いて、つくろげるダイニングを演出。
茶色×ベージュ・アイボリー×アクセントクロス:赤
「茶色」、「ベージュ・アイボリー」の家具や生地と「赤」のアクセントクロスの組み合わせです。
生地の色:赤っぽいベージュ
茶色のフローリングのダイニングの間仕切り壁に、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
ダイニングテーブルは、赤みがかった茶色の木製で、チェアは赤みがかったベージュの小さなパターン柄。窓側の壁もベージュ色にした温かみを感じるインテリア。
生地の色:ベージュ
黒っぽいフローリングのダイニングに、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
黄みがかったベージュのラグを敷き、ダークブラウンの楕円形の木製テーブルを置いて、ベージュのファブリックチェアをプラス。隣のリビングスペースもベージュでコーディネートした、くつろぎやすそうなインテリア。
カラフル×アクセントクロス:赤
「赤」のアクセントクロスと、「赤」以外の有彩色の生地の組み合わせです。
生地の色:黄色・青
明るい茶色のフローリングのリビングに、暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
赤の壁の前に、ダークブラウンの木製の壁面収納家具をプラス。離れた位置にあるくつろぎスペースには、暗い黄色の2人掛けソファ、暗い水色のひじ掛けチェア、ダークブラウンのコーヒーテーブルをレイアウト。赤・青・黄の信号機カラーを組み合わせた配色ですがどれも暗い色なので、ゴチャゴチャした雰囲気はありません。
生地の色:オレンジ・青・紫・青紫・アイボリー・赤紫
明るい茶色のフローリングのリビングダイニングの壁に、明るめの赤のアクセントクロスをコーディネート。
ダイニングテーブルは黒の木製で、ソファ、チェア、ベンチは、オレンジ、暗い青、紫、赤紫、青紫。壁色を含めると10色以上を使ったインテリアですが「色が合ってない」と感じないのは、全ての色のトーンが同じだからです。
赤のアクセントクロスのコーディネートは、茶色やベージュ・アイボリーと組み合わせて「暖かい雰囲気を出す」か「白・グレー・黒」を組み合わせて、「冷たい中に情熱的な赤を目立たせる」か、の2パターンに分けることができますが、両方をミックスしても問題ありません。
茶色、ベージュ・アイボリー、赤のアクセントクロスをコーディネートした部屋は、天井や残りの壁以外が、全て暖色になってしまうので、涼しさを感じません。暑い季節も想定して、白のクッションや白のインテリア小物を用意しておくのがオススメです。
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