ワークルームのインテリアを考える時、「とりあえず木目のデスクにレザー調のワークチェアを組み合わせて無難な空間にする。」「リビングやダイニングなど家族が集う場所では使いにくいブラックをメインにして高級感とかっこよさのある空間にする。」「お金を余り掛けたく無いのでホワイト系のシンプルなデスクにカラフルなチェアを組み合わせるだけで良い。」など、様々なコーディネートを思い浮かべるでしょう。
この時、色の効果を加味してワークルームインテリアを作るのも一つの方法です。
デスクやワークチェアは、一般的なホワイト・グレー・ブラック・ブラウンの木目調が一般的ですが
- 壁紙に色をつけることができるなら壁紙。
- 引き出しキャビネットやワークチェアなどデスク周りに欠かせない家具。
- ファイルケースやストレージボックス、ペンスタンド、掛け時計など後から加える雑貨。
などで色を足すことができます。
集中力や想像力アップなどの効果が期待できる作業に適した色5つとそれらを使ったワークルームインテリアを紹介していきましょう。
集中力アップを効果できる「青」を使ったワークルームインテリア
ダークブラウンのフローリングの狭いワークルームの腰窓側の壁に、暗いブルーのアクセントクロスをコーディネート。
窓がない方の壁に、グレーのコンクリート調の壁紙を貼り、青紫天板のデスクをレイアウト。シルバー金属×ブラックレザーのキャスター付きワークチェアを置き、デスクの上に、デスクトップパソコン・ノートパソコン・ゴールド金属のテーブルスタンドを配置。収納家具は黒っぽいダークブラウンの木目。クラシカル&エレガントなインテリア。
ブラウンの床のワークルームに、暗いネイビーの壁紙をコーディネート。
壁に向かってダークブラウンのヴィンテージな木製デスクをレイアウト。ナチュラルブラウンの木製脚と透明座面を組み合わせたイームズシェルアームチェアを置き、デスク上部に壁と同じ色の1段ウォールシェルフ、デスクの隣に壁と同じ色のはしごのようなデザインの浅型オープンシェルフを配置。デスク正面と側面を暗めにして、集中できる空間を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのワークルームに、くすんだ青の壁紙をコーディネート。
暗い茶色のT字型のデスクをレイアウト。ブラック金属×ブラウンレザーのチェアを配置。チェアの後ろに、ブルーと相性の良いオレンジを使った、かっこいいデザインのカウハイドラグを敷き、エレガントで高級感のある空間を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのワークルームに、黒っぽい青のアクセントクロスをコーディネート。
ホワイトの3段引き出しキャビネット・ホワイトの観音開きキャビネット・ナチュラルブラウンの木製天板を組み合わせたL型デスクをレイアウト。ホワイトクロス側の壁にナチュラルブラウンの3段ウォールシェルフをハンギング。ウォールシェルフとコーナーに観葉植物を飾って、ナチュラルな空間を演出した北欧スタイルのインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのワークルームに、鮮やかなブルーのアクセントクロスをコーディネート。
ブラックの大きなハンドル取っ手とヴィンテージなミディアムブラウンの木目扉を組み合わせた3段引き出しキャビネット付きのデスクをレイアウト。ブラック金属×グレーファブリックのキャスター付きワークチェアを配置。チェアの後ろに、ホワイト×紺色のストライプ柄のラグを敷いて、カジュアルな印象をアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングの狭いデスクスペースに、ネイビーの壁紙をコーディネート。
壁に向かってナチュラルブラウンの木製脚とブルー天板を組み合わせたデスクをレイアウト。ブラック金属脚とグレーのファブリック製座面を組み合わせたチェアを配置。デスクの上に、グレーシェードの北欧デザインのテーブルスタンド・ノートパソコン・オレンジの背表紙の本を並べて、整然とした印象をアップしたインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングのワークルームに、薄いブルーのアクセントクロスをコーディネート。
浅型引き出しのついたナチュラルブラウンの木目のカウンターデスクをレイアウト。ブラック金属×ブラックファブリックのキャスター付きワークチェアを配置。デスク下にミディアムブラウンの木目のオープンキャビネットを置き、デスク上部の壁面にダークブラウンの横木目扉の間接照明付きの背の高いウォールキャビネットをハンギング。目線から下を淡い配色でまとめた開放感のあるインテリア。
一方、寒色である為、寒々しさも演出します。オレンジやイエローとの相性が良い為、この2色をポイントに取り入れると、おしゃれなデスク周りを演出することができます。
リラックス系の「茶系・ベージュ系・グリーン系」を使ったワークルームインテリア
ナチュラルブラウンのフローリングのワークルームに、スモーキーなグリーンの壁紙をコーディネート。
ホワイトの木製脚・ナチュラルブラウンの1段引き出し・ナチュラルブラウンの木製天板を組み合わせたデスクをレイアウト。床に、ホワイト×ブラックの大きな幾何学模様のラグを敷き、ブラック金属脚×ダークグレーファブリックのデザイン性の高いチェアを配置。デスクの隣に、ブラックとホワイトのストレージボックスを積み重ねて置き、デスク正面の壁に、ブラックの額縁に入れたアートを2枚ディスプレイ。ナチュラル感のある北欧スタイルのインテリア。
ホワイトのフローリングのワークルームに、淡いグリーンの壁紙をコーディネート。
部屋の中心に向かって、ブラック金属脚と側面がブラウンのブラック天板を組み合わせたデスクをレイアウト。ホワイト金属脚とナチュラルなベージュのメッシュ素材の座面を組み合わせたチェアを配置。親しみやすい配色でまとめた北欧スタイルのインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングの狭いワークルームに、濃いブラウンの壁紙をコーディネート。
ホワイトの浅型引き出し付きのダークブラウンの木製デスクをレイアウト。シルバー金属×ホワイトレザーのキャスター付きワークチェアを配置。デスクスタンドをシルバー色にして無機質な印象をアップ。空間全体を茶系でまとめた落ち着きのあるインテリア。
スモーキーな薄いブラウンの長方形タイル床のワークルームに、ブラックの3段引き出しキャビネットと赤みがかった茶色の木製天板を組み合わせたデスクをコーディネート。
シルバー金属×ブラウンレザーのヴィンテージ感のあるキャスター付きワークチェアをレイアウト。壁に濃いめのグレーの石目調の壁紙を貼り、デスク正面の壁に、ホワイトの額縁に入れた淡い配色のアートをディスプレイ。重厚感と高級感のある、かっこいいインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのワークルームに、ミディアムブラウンの横木目の3段引き出しキャビネット2個とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせたデスクをコーディネート。
ナチュラルブラウンの木製脚とスモーキーなブラウンの座面を組み合わせたイームズシェルチェアを2脚レイアウト。デスク正面の壁に、シルバー金属のブラケットとミディアムブラウンの木製棚板を組み合わせた3段ウォールシェルフをハンギング。木目を多く取り入れてリラックス感と親しみのある空間を演出したインテリア。
ベージュのカーペット床のワークルームに、ベージュの壁紙をコーディネート。
ブラックのカウンターデスクをレイアウト。ダークブラウンの木製脚と紫のファブリック製座面を組み合わせたチェアを配置。デスク下にL字にスモーキーなナチュラルブラウンの幅の広いオープンボックスを入れ、上部に、オープンボックスと同じ色の木製3段ウォールシェルフをハンギング。温もりのあるベージュでまとめた空間に、ブラック・やスモーキーな木目を組み合わせ寒暖のバランスを取ったエレガントなインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのワークルームに、グレージュの壁紙をコーディネート。
ブラックのハンドル取っ手とナチュラルブラウンの木目扉を組み合わせた収納付きのL型デスクをレイアウト。ブラック金属×オレンジファブリックのキャスター付きワークチェアを配置。収納があるデスク上部に、ナチュラルブラウンの木目のオープンラックをハンギング。淡い茶色の木目を取り入れた優しい印象のインテリア。
癒しやリラックス感、落ち着きを演出する色なので、「集中力が削がれやすい」というデメリットもありますが、LDKや寝室の一角にあるワークスペースでは、空間に馴染みやすくコーディネートがしやすいです。
清潔感のある「ホワイト」を使ったワークルームインテリア
ダークブラウンのフローリングのワークスペースに、コンパクトなデザインのホワイトの1段引き出し付きデスクをコーディネート。
背もたれの無いホワイトの丸型スツールをレイアウト。デスク上部の壁面に、ホワイトの2段ウォールシェルフをハンギング。カクカクした壁面に、壁と一体化したデスクスペースを作り、圧迫感の無い空間を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのヘリンボーン床のワークスペースに、浅型引き出し付きのホワイト鏡面のカウンターデスクをコーディネート。
シルバー金属×オレンジっぽいブラウンレザーのチェアをレイアウト。デスク上部にホワイトの背の高いウォールキャビネットをハンギング。隣にあるキッチンとデスクのデザインを揃えた生活感の少ないインテリア。
グレージュのカーペット床のワークルームに、ホワイト鏡面の浅型引き出し付きデスクをコーディネート。
シルバー金属×ホワイトレザーのキャスター付きワークチェアをレイアウト。デスクと反対側の壁にホワイトのオープンシェルフを配置。長細い空間の2つの壁面に、圧迫感の少ないホワイトの家具を置いてスッキリとさせたインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングのワークルームに、ホワイトのカウンターデスクをコーディネート。
シルバー金属脚とホワイトの座面を組み合わせたイームズシェルアームチェアをレイアウト。デスク上部の壁面に、奥行きの浅いホワイトのウォールシェルフを取り付け、上部にシルバーフレームの丸型ミラーをハンギング。デスクスタンド・ペンダントランプ・ペンスタンドをシルバー色で揃え、清潔感と開放感のある空間を演出したインテリア。
白っぽいナチュラルブラウンのフローリングのワークルームに、ホワイトのデスクをコーディネート。
デスクの手前に、白っぽいグレーのシャギーラグを敷き、シルバー金属脚とホワイトレザーの座面をレイアウト。デスクと壁の間に、ホワイトの背の高い10個の引き出しがついた収納家具を配置。全体的に白っぽい色で配色した広々とした印象の北欧スタイルのインテリア。
ホワイトの床のワークルームに、ホワイトのカウンターデスクをコーディネート。
シルバー金属×ブラックレザーのアームチェアをレイアウト。デスクを囲むように、ホワイトのオープンシェルフを取り付け、デスクと反対側の壁にホワイトの3段引き出しキャビネットを置き、上にプリンターと冊子を配置。チェアとフロアランプだけをブラックにした、すっきりとした印象のインテリア。
同時に、殺風景な印象や冷たさももたらす為、はっきりとした有彩色をポイントで加えると、おしゃれな印象になります。
ホワイトでまとめた空間に、イエロー・ピンク・水色・オレンジのポイントを加えたワークスペース。
やる気の「赤」を使ったワークルームインテリア
ダークブラウンのフローリングのワークルームに、ホワイトの1段引き出し付きのモダンなデスクをコーディネート。
デザイン性の高いホワイトのチェアをレイアウト。デスク側面の壁面に、壁の端から端、床から天井まである暗めの赤のオープン収納家具を配置。鮮やか過ぎない赤とホワイトを組み合わせて、モダンな空間を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのワークルームに、少し暗い赤のアクセントクロスをコーディネート。
黒っぽいダークブラウンの横木目キャビネットと天板を組み合わせたデスクをレイアウト。シルバー金属×黒っぽいブラウンレザーのキャスター付きワークチェアを置き、デスク上部に、デスクと同じ明るさの縦木目扉のウォールキャビネットをハンギング。ダークカラーでまとめた重厚感のあるインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのワークルームに、赤のデスクをコーディネート。
赤の金属製1本脚と赤のファブリック製座面を組み合わせた回転式チェアをレイアウト。チェアの後ろの壁面に、キャスター付きの真っ赤な収納家具を配置。壁に、白っぽいグレーの壁紙を貼り、ブラックの額縁に入れたモノクロ写真をコーナーに向かって段をつけてディスプレイ。グレーと黒の無彩色と鮮やかな赤を組み合わせたスタイリッシュなインテリア。
ミディアムブラウンのヘリンボーン床のワークルームに、くすんだ赤の木目調の壁紙をコーディネート。
明るい茶色の木製L型カウンターデスクをレイアウト。床に、ベージュ×赤の線のラグを敷き、シルバー金属×レッドレザーのキャスター付きワークチェアを配置。天井も赤。レトロ感のある空間を演出したインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングのワークルームに、艶のある赤のパターン柄のアクセントクロスをコーディネート。
2段引き出しキャビネットと浅型キャビネットがついたホワイトのデスクをレイアウト。シルバー金属×レッドレザーのキャスター付きワークチェアを置き、デスク上部の壁面にホワイトのウォールキャビネットをハンギング。ラグとカーテンで暗めの赤を足し、ホワイト×赤のシンプルな配色でまとめたインテリア。
赤を壁や家具などの大きな面積に使わずに、ファイルケースやストレージボックスだけで取り入れる方法もあります。
ひらめきの「イエロー」を使ったワークルームインテリア
ダークブラウンのワークルームに、イエロー地×葉っぱのついたピンクの花のアクセントクロスをコーディネート。
浅型引き出し付きのミディアムブラウンの木製カウンターデスクをレイアウト。濃い茶色の木製チェアを置き、デスク上部に、ミディアムブラウンの木製2段ウォールシェルフをハンギング。ヴィンテージ感とキュート感のあるクラシカルな印象のインテリア。
ミディアムブラウンのワークルームに、イエローのアクセントクロスをコーディネート。
ブラックの3段引き出しキャビネットと薄めの茶色の木製天板を組み合わせたデスクをレイアウト。デスクの後ろの床に、ブラック×ホワイトの太いストライプ柄のラグを敷き、シルバー金属×ライトグレーレザーのキャスター付きワークチェアを配置。アクセントクロス壁に、薄いグレーの取っ手の無い奥行きの浅いウォールキャビネットを縦に2個ハンギング。グレーやブラックの無彩色中心の空間に、目をひくイエローをアクセントで足して、華やかな印象をアップしたインテリア。
ミディアムブラウンのワークルームに、温もりのあるイエロー系の壁紙をコーディネート。
ミディアムブラウンの木製デスクをレイアウト。床に、イエロー×薄いイエロー×水色×グレーのパターン柄のラグを敷き、ミディアムブラウンの木×ホワイトのチェアを配置。カーテンもイエローのパターン柄にしたリラックス感のあるインテリア。
ミディアムブラウンのワークルームに、イエローのカウンターデスクをコーディネート。
ブラックのキャスター付きワークチェアをレイアウト。デスク上部に、デスクと同じイエローの3段ウォールシェルフをハンギング。壁と天井に、節が目立つ薄い茶色の板を貼り、ナチュラル感を演出したインテリア。
ライトブラウンのフローリングのワークルームに、暗めのイエローのアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロス壁に向かって、暗めの茶色の木目扉の3段引き出しキャビネットとホワイト天板を組み合わせたカウンターデスクをレイアウト。シルバー金属×ブラウンレザーのキャスター付きワークチェアを置き、窓横の壁面に、引き出しキャビネットと同じ明るさの木製3段ウォールシェルフをハンギング。残りの壁に、白っぽいイエローの壁紙を貼り、暖かな空間を演出したインテリア。
グレーのフローリングのワークルームに、黄色っぽい茶色の木製カウンターデスクをコーディネート。
ミディアムブラウンの木製脚とホワイトの座面を組み合わせたイームズシェルアームチェアをレイアウト。デスクの下に、キャスター付きのホワイトの3段引き出しキャビネットを入れ、デスク正面の壁にダークグレーのアクセントクロスを貼り、ホワイトの1段ウォールシェルフをハンギング。アクセントクロス壁に、イエローの帯のような線を描き、イエローの四角いペン立てを取り付けてスタイリッシュな空間を演出したインテリア。
白っぽいイエローや暗いイエローは、空間全体を暖かな印象にしてしまい、集中力が切れてしまう恐れもある為、イエローを取り入れる時は思い切り鮮やかなイエローにするのがおすすめです。
作業空間向けの5つの色とこれらの色でまとめたワークルームやデスクスペースのインテリアを紹介しましたが、参考になったでしょうか。
「青」「赤」「ホワイト」「イエロー」は、リビングやダイニングなど家族がくつろぐ場所には、使いにくい色なので馴染みがないかもしれませんが「くつろぎやリラックス感を得られない=作業を集中して行える」と捉え、目的に合った色使いをしてみましょう。