仕事専用の部屋や書斎が無い時、リビングにパソコンを置く方法があります。
持ち運びが簡単なノートパソコンなら35×25cm程度の大きさなので、ソファの前のリビングテーブルに置く方法もありますが、ソファに座って膝より低いテーブルに置いたパソコンを操作するには、身体が前かがみになってしまい、操作がしにくいというデメリットも。
バランスの取れた体勢でパソコン操作ができる
- パソコン用デスクとチェア
- ソファとデスク(足の長いテーブル)
の2つをリビングにレイアウトしたインテリアを紹介していきましょう。
リビングの一角に専用パソコンスペース(ワークスペース)を作る(パソコンデスクとチェア)
窓の前にデスク
大きな柱型がある正方形に近い形のリビングに、黄色の2人掛けソファをコーディネート。
ホワイトのレースカーテンを掛けた窓の前に、黒の金属脚と茶色の木目天板を組み合わせたパソコンデスクをプラス。ホワイトの回転チェア、茶色の木目のキャスター付き3段引き出しキャビネットを足して、使い勝手の良いデスク周りを演出。
8畳程のリビングの腰窓の下に、壁の端から端までホワイトのカウンターデスクをコーディネート。
デスク下の両端と中央にホワイトの片開き収納キャビネットを置き、ホワイトレザーのワークチェアをプラス。窓から離れた位置に、グレーの2人掛けソファ、グレーのラグ、黒の円形コーヒーテーブル、暗いグレーのウィングチェアをレイアウト。パソコン作業エリアとくつろぎエリアをしっかりと分けたインテリア。
正方形に近いリビングに、白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファとL型にある腰窓の前に、ホワイトの木製パソコンデスクとホワイトの木製チェアをプラス。窓の真ん前ではなく、壁の中心あたりにレイアウト。薄いグレーとホワイトを使ったエレガントなインテリア。
窓に向かってパソコンを置く場合は、逆光に注意。
朝方、日中、夕方など、季節と時間帯によって、パソコンの液晶画面が見えにくくなることがあります。
ソファの後ろにデスク
アイボリーの3人掛けソファの後ろに、重厚感のある黒の木目のパソコンデスクをコーディネート。
奥行きが深く、ひじ掛け付きの黒レザーのワークチェアがすっぽりと入るデザイン。パソコンデスクとソファの正面の壁に床から天井、壁の端から端まであるダークブラウンの本棚をレイアウトし、中央に壁掛けテレビをビルトイン。書斎とリビングを兼用した社長室みたいなインテリア。
グレーの3人掛けソファの後ろに、薄い茶色の木目のシンプルなコの字型パソコンデスクをコーディネート。
白っぽい茶色の木目のチェアをプラス。薄いグレーや薄い茶色の木目、ホワイトをメインに配色し、デスクの存在感を薄くしたインテリア。
ベージュの2人掛けソファの後ろに、茶色の木目のナチュラルなパソコンデスクをコーディネート。
アイボリーのアームチェアをプラス。テーブルの上に、ベージュのシェードのテーブルランプや花を飾り、コンソールテーブルのような役割も。
グレーの3人掛けソファの後ろに、黒の木目の引き出し付きパソコンデスクをコーディネート。
肘掛の無いホワイトレザーのチェアをプラス。シルバーの容器に入れたピンクやオレンジの花、ホワイトのキャンドルを飾り、エレガントな印象をアップ。デスク高は、ソファの背もたれの丸みにピタリと収まる高さ。
白っぽいグレーのモダンな3人掛けソファの後ろに、シルバー脚と黒の木目天板を組み合わせた長方形デスクをコーディネート。
黒レザーのワークチェアをプラス。掃き出し窓とソファの間に通路スペースを取り、通路スペースを活用してデスクをレイアウトした例。パソコンに自然光が映り込むので、デザイン系の作業は注意。
ピンクのコーナーソファの後ろに、黒の金属脚と黒の木目天板を組み合わせた奥行きの浅い長方形デスクをコーディネート。
黒の金属脚と茶色レザーの座面を組み合わせたインダストリアルな脚の長いスツールをプラス。壁とソファの間に通路スペースを活用して、バーカウンターのようなパソコンスペースを作ったインテリア。
ソファの後ろにデスクを置く時は「通路の妨げにならないか」「チェアを引くことができるか」に注意。
また、ひじ掛け付きのワークチェアを置く場合は、ひじ掛けの高さとデスク天板の下端までの高さにも注意。(デスク天板の下端よりもひじ掛けが高い場合、チェアをデスクにぴったりとしまい込むことができません。)スペースに余裕が無いなら、一番下で紹介した背もたれの無いスツールタイプのチェアを使った方がコンパクトに納まります。
壁面に向かってデスク
ソファと対面
グレーのコンクリート床のリビングに、茶色レザーの2人掛けソファ、黒の引き出しキャビネットと茶色の木目天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをコーディネート。
ソファと反対側の壁に向かって茶色の木目のレトロなデスクをプラス。デスクと窓の間にスチールラックを置いて、液晶テレビと本をディスプレイ。茶色と黒を組み合わせた、かっこいいインテリア。
明るい茶色のフローリングのリビングの壁を背に、グレーのシンプルな2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、黒×ホワイトの細かいパターン柄のオットマンテーブルを置き、ソファと反対側の壁に向かって黒の架台とホワイトの天板を組み合わせたパソコンデスクをプラス。デスクの中央に黒の木製チェア、左と右に大きさの違う黒のテーブルランプ、正面に黒の額縁に入れた大きなモノクロポスターを飾り、整然としたインテリアを演出。
正方形リビングの壁を背に、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファと反対側の壁に向かって、ホワイトの木製脚とグイレッシュな薄い茶色の木目天板を組み合わせたデスクをプラス。デスクは、真ん中がホワイトの引き出し、両端がオープンになっていて、オープン部にノートパソコンをしまえるデザイン。茶色の木の脚とホワイトの座面を組み合わせたデスク用チェアに暗い黄緑の無地クッションを乗せ、デスクの上にも観葉植物を飾って、リラックス感も演出。
長方形リビングの壁を背に、ホワイトの2人掛けソファをコーディネート。
ソファと反対側の壁に向かって、薄いグレーのデスクをプラス。ソファの前にグレーの円形コーヒーテーブルをレイアウトし、ソファとデスクの間の窮屈な印象を解消したインテリア。
長方形リビングの腰窓を背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファと反対側の壁に向かって、薄い茶色の木目のパソコンデスクをプラス。デスクとL型にデスクと同じ木目のテレビボードをレイアウトし、ソファの前にも同色の円形コーヒーテーブルを配置。優しい色合いで、ナチュラルに仕上げたインテリア。
ソファとL字
縦長リビングに焦げ茶レザーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファとL字に茶色のデスクをレイアウトし、iMacをプラス。廊下からLDKに入る入口横の壁を活用して、パソコンデスクを置いたインテリア。
ソファの斜め前
リビングの2/3にソファ、コーヒーテーブル、壁掛けテレビをコーディネート。
残りを通路スペースにして、真ん中に3段引き出しがついたホワイトの4人掛けデスクをプラス。ダイニングも兼ねたデスクで、デスク用チェアとコーヒーテーブルの間に十分な通路スペースを設けて使い勝手よくレイアウト。
リビングの2/3にソファ、コーヒーテーブル、テレビボードをコーディネート。
残り1/3のスペースのテレビボード横の壁にホワイトのタイルを張り、ホワイトの脚と薄い茶色の木目天板を組み合わせたパソコンデスクをプラス。デスク上部にホワイトのウォールシェルフを2段取り付けて黒のファイルボックスや収納ボックスをディスプレイ。壁面のデザインを変えることで、くつろぎスペースと作業スペースのエリア分けをしたインテリア。
対面カウンターの前にグレーの3人掛けソファをコーディネート。
対面キッチンの横にある通路の真正面の壁に、3段引き出し付きのパソコンデスクとウォールユニットをプラス。オープンリビングのコーナーを上手く活用したコンパクトなデスクインテリア。
特に、「ソファとL字」「ソファと斜め」にデスクを配置する場合は、チェアとコーヒーテーブルがぶつからないように、コーヒーテーブルを「コンパクトにする」「丸型にする」など、工夫しましょう。
家具の一部にデスク
長方形リビングの窓を背に、黒レザーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファとコの字に黒レザーのパーソナルソファを1台ずつプラス。ソファの正面に床から天井壁の端から端まであるオープン収納をレイアウトし、液晶テレビをビルトイン。カウンターの一番端にチェアを置き、パソコンデスクとして活用。収納部よりもカウンターの奥行きを深くしてデスクにも対応したアイデア家具。
長方形リビングの短い方の壁に、黒っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファ正面の壁にダークブラウンの木目とホワイトの扉を組み合わせたリビング収納家具をレイアウトし、液晶テレビをビルトイン。右側をパソコンスペースにして黒の木製チェアをプラス。ソファとテレビの位置を揃えて、余ったスペースをデスクにしたインテリア。
長方形リビングの長い方の壁を背に、黒レザーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファ正面の壁に壁の左右を20cm、上を50cm程度残して、メディアプレーヤーが収納できる引き出し収納と扉付き収納を並べ、左にデスクをプラス。天板の上にオープン収納を乗せ、メディア収納の上はテレビ、デスクの上にはパソコンを置けるように工夫。中央のみ壁を残し、大きな絵を飾って、おしゃれ感をアップ。
長方形リビングの長い方の壁を背に、ネイビーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファ正面の壁を背にモダンな黒のテレビボードをプラス。短い方の壁にシルバーのブラケットとホワイトの棚板を組み合わせたオープンシェルフを取り付け左半分をパソコンスペースとして活用。デスクは収納に対してL字長くなっており、壁に向かって作業ではなく、窓に向かって作業。収納とデスクをL型配置にすることで、使いやすさにポイントをおいたインテリア。
リビングの壁に向かってホワイトの金属とホワイトの棚板を組み合わせたオープンラックをコーディネート。
左側の棚板の奥行きを深くしてデスクとして活用し、iMacをプラス。一番上の棚板の位置を揃え、収納家具のようなデスクを演出。
棚板の奥行きがA4に対応した30cm程度でも、パソコンを置くことが可能ですが、手前に置くチェアとの関係を考えると、パソコンを置く部分は奥行きを深くするのが望ましいです。
ディスプレイは、作業する人にとって使いやすい位置、角度、明るさに調整します。(略)ディスプレイと目の距離を40cm以上確保します。
富士通のパソコンを使う時の姿勢「ディスプレイと姿勢」より引用
書類やファイルもまとめて収納。2帖で作るデスクスペース
くつろぎ空間とパソコンスペース(ワークスペース)を一緒にする(ソファとデスク)
コーヒーテーブルを使う
コーヒーテーブルの一般的な高さは、ソファの座面高と同じくらいです。
コーヒーテーブルをそのまま使うのではなく、高さを上げることができるテーブルを使えば、ソファに座ったままパソコン操作を行うことができます。
暗いグレーの2人掛けソファの前に、茶色の木目の円形コーヒーテーブルをコーディネート。
コーヒーテーブルの上にノートパソコンをプラス。テーブル高をこのままでパソコン操作をするなら、床に直接座った方がやりやすい。
白っぽいグレーの3人掛けソファの前に、薄い茶色の木目の長方形コーヒーテーブルをコーディネート。
コーヒーテーブルの中央がリフトアップするデザイン。2面の側面は蓋式の収納、中央は引き出し式の収納になっており、本・文房具・パソコンを全て隠せるようになっています。
黒の3人掛けソファの前に、ヴィンテージな茶色の木目の長方形コーヒーテーブルをコーディネート。
コーヒーテーブルの全奥行のうち半分がリフトアップするデザイン。引き出しはついておらず、中が空洞になっていて、脚を除いたテーブルの高さを全て収納として活用。
グレーのレザー製コーナーソファの前に、白っぽいグレーの木製トランクテーブルをコーディネート。
コーヒーテーブルの天板全体がリフトアップするデザイン。床から数cm上がったトランクの底から天板の厚みを除いた分までが収納。厚みのある本も気にせず仕舞うことが可能。
サイドテーブルを使う
サイドテーブルは、ソファの横やベッドの横にレイアウトして、本やコーヒーカップ、メガネなど、ちょっとした小物を置く時に使う家具です。天板+支柱+脚がコの字になったデザインなら、ソファに座ったままテーブルを引き寄せることもできます。
薄い茶色の2人掛けソファと明るい茶色の木目のコの字型サイドテーブルをコーディネート。
天板に数㎜の段差があり、ノートパソコンも置ける横長デザイン。足を軽くぶつけても、上に置いた物が落下しにくい安心感。
アイボリーのコーナーソファと黒の脚とダークブラウンの木目天板を組み合わせたサイドテーブルをコーディネート。
L型ソファの2面にレイアウト。ソファの前には、ガラス製の楕円形コーヒーテーブルもプラス。
白っぽい茶色の2人掛けソファと黒の金属脚と茶色の木目引き出しを組み合わせたサイドテーブルをコーディネート。
A4サイズの雑誌を広げて見ることができる大きさ。引き出しの中に雑誌と文房具をしまえるのがポイント。
ホワイトのレザー製コーナーソファと黒の木目のコの字型サイドテーブルをコーディネート。
ノートパソコンの幅がぴったりと収まるサイズ。厚みのあるデザインなので、パソコン作業時のぐらつきもなさそう。
グレーの寝椅子付き2人掛けソファとホワイトのコの字型サイドテーブルをコーディネート。
寝椅子の半分以上を覆う、広い天板デザイン。ソファの隣にフロアランプを置き、作業時の明かりも確保。
正面に掃き出し窓がある縦長リビングに、黒の寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下にグレーのラグを敷き、ダークブラウンの木目の長方形コーヒーテーブルとダークブラウンの木目のテレビボードをプラス。寝椅子と掃き出し窓の間にスペースを取り、ガラス製円形サイドテーブルを配置して、ノートパソコン用に。くつろぎ場所にさり気なくパソコンを取り入れたインテリア。
コンパクトなノートパソコンをリビングで使うことを想定したインテリアアイデアを紹介しましたが、参考になったでしょうか。
特に最後に紹介したコの字型のサイドテーブルは、ソファに座りながらパソコンを触れるところがメリットですが、デスク高(テーブル高)が重要になってきます。ソファは一般的なチェアよりも座面が低い為、デスク高(テーブル高)も一般的なデスクよりも低く設定する必要があります。
パソコンを長時間さわる時の適切な姿勢は、富士通のサイトを参考にして下さい。