家具を真ん中にギュッとまとめると部屋が広く見える!?目から鱗のレイアウト技

家具を真ん中にギュッとまとめると部屋が広く見える!?目から鱗のレイアウト技

狭い部屋を広く見せる方法の1つに、「家具をなるべく壁に寄せてレイアウトし、床の面積を多く見せる」があります。

筆者も、この方法を信仰して、リビングと和室の間の開閉引き戸の前にピタっとソファを置くレイアウトに変え、広く感じるリビングダイニングを数年前に実現したのですが、つい最近、広さの感じ方について気になるトピックを見つけました。

オープンリビング

そのトピックは、「家具を壁に寄せて中央に大きなスペースを取ったとしても、その広く空いたスペースは大して役に立たない。」といった内容で、「動線・動作・使い勝手を重視した家具レイアウトは、ギュッと真ん中に詰め込んだレイアウト(すぐに手が届く、移動距離が短い等)で、中央に広く空いたスペースを取ったレイアウト同様に、広く見える。」といったものでした。

確かに、筆者がレイアウトを変えて実現したリビングダイニングは、ソファから窓までの距離が長く、開放的に見えるものの、窓を開閉しようとするたびに、ソファから一旦立ち上がり、3mほど移動して窓の場所まで行かねばなりません。また、「ソファの前からテーブル」、「テーブルの端から窓まで」の2つのスペースを均等に取っている為、ソファとテーブルの距離が遠く、体を前にずらすどころか、ソファの上にお尻を半分程度乗せた状態でないとテーブルの上の物に手が届きません。

「なるほど。
中央(ソファ前から窓まで)のスペースが無駄に広いと、使い勝手という面では、不具合が生じるのだ。」と実感しています。



リビングダイニングが一つの空間にある「横長リビング」「縦長リビング」「横並びダイニング」の間取りで、中央にギュッと家具をまとめたレイアウトを検証してみましょう。

広く見える家具レイアウトの「定番レイアウト」と「“新”レイアウト」の違い

“新”レイアウトは、中央に家具を寄せて配置する方法で、簡単に言うと「壁から離れた場所に家具を置く」配置方法です。

これまで定番とされている、端っこに寄せて(壁に近い場所に)家具をレイアウトすると、真ん中に大きなスペースが取れますが、この広いスペースは、家族団欒で話をする時、客人を招いて会話をする時(コロナで蜜は避ける状況かもしれないですが)など、「各人が離れ過ぎていると親密に会話ができない」という弊害を生み出します。

壁から離れた場所に家具を置く(部屋の中央に家具をギュっと詰め込む)と家具の周りに適度なスペースが生まれます。

  • 家具を壁に密着させると、中央のスペースが広く取れるが、家具があることでその部屋の壁の位置が特定できてしまい、視覚的に広さがわかってしまう。
  • 家具を壁と離れた場所に配置すると、中央のスペースが少なくなるが、壁の位置が曖昧になり、部屋の広さがわかりにくくなる。

後者の曖昧な壁の位置を利用して、広く見せるのが「“新”レイアウト」です。

横長リビングでの「定番レイアウト」と「“新”レイアウト」比較

横長リビングは、キッチン(対面キッチン)の前にダイニング、ダイニングの隣にリビングがある間取りです。

窓の隣にテレビをレイアウトした横長リビング
外の景色を眺めることを重視した横長リビング

壁に家具を密着してレイアウトした横長リビング
壁に家具を寄せた横長リビングのレイアウト

横長リビングでの「壁に家具を密着してレイアウト」は、ソファの背中を壁にくっつけたり、ダイニングテーブルを壁に寄せるレイアウトです。「壁とソファの隙間を無くすことで、ソファの前のスペースが広くなる。」「ダイニングテーブルを壁に寄せることでリビングとの間が広くなり開放的」というメリットがありますが、「ソファからダイニングテーブルへの移動距離が長くなる。」「ソファとダイニングチェアの距離が遠くなり、リビング⇄ダイニング間の会話がし辛い」といったデメリットもあります。

Photo by Key PieceSearch living room pictures

横長リビングの掃き出し窓の向かい側の壁を背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファの前が広く空いていて開放的に見えるが、窓前にある本棚までの距離は遠い。

Photo by In-Bolig Styling ApSMore kitchen ideas

横長リビングのダイニング側にある掃き出し窓の横の壁を背に、ブラックの2人掛けソファをコーディネート。

LDKに正面の壁にソファがピタリとくっついてる為、壁までの距離がわかりやすく、「全体的に広い。」という印象は少なめ。

Photo by PromaDiscover living room design inspiration

リビングダイニングの長い方の壁を背に、グレーの3人掛けソファをコーディネート。

ソファから掃き出し窓までの距離を取って、ソファの前を大きく空けたレイアウトであるが、掃き出し窓を背にレイアウトしたアームチェアとの距離が遠く、対面での会話がし辛そう。

Photo by Vasileff StudioMore living room photos

横長リビングの腰窓下の壁を背に、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。

キッチンから一番遠い壁面に密着して、存在感の出る濃い色の大きめのソファがある為、リビングダイニングが狭いことが視覚的にわかる。

Photo by Living Space ArchitectsMore kitchen photos

横長リビングの短い方の壁を背に、丸みのあるデザインの赤みがかったグレーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファとダイニングテーブル&チェアの間に、リビングテーブルがあり、ソファとダイニングチェアの距離が遠い。

Photo by UserSearch kitchen pictures

横長リビングの短い方の壁2面、それぞれに、ホワイトの長方形ダイニングテーブルとブラックの2人掛けソファをコーディネート。

ダイニングチェアが一方の壁寄り、ソファがもう一方の壁寄りにある為、ソファとダイニングチェアの距離が遠く、2箇所間での会話がし辛い。

壁と家具を離れた位置にレイアウトした横長リビング
壁と家具を離れた位置にレイアウトした横長リビング

横長リビングでの「壁と家具を離れた位置にレイアウト」は、ソファとダイニングテーブルの周囲にスペースを取る方法です。大きな家具の周りに余白(何もないスペース)を作ることで、壁の位置がわかり辛くなり、広々とした印象になります。

Photo by Dikta Architects office 一級建築士事務所Discover living room design ideas

ブラウンのフローリングの横長リビングの掃き出し窓を背に、グレーのコーナーソファをコーディネート。

掃き出し窓とソファ、壁とソファの間に人が通ることができるスペースを確保。テレビボードを掃き出し窓と対面の壁を背にレイアウト。ダイニングテーブル&チェアの周りにもスペースを確保して、余白のあるレイアウトを実現。茶色の木目を全て同じ明るさで揃えた、まとまりのあるインテリア。

Photo by dwarfMore dining room photos

ヴィンテージな薄めのブラウンのフローリングの横長リビングのダイニングスペースを背に、ブラックレザーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファ背面とダイニングテーブルの間に、人が通れるスペースを確保。ソファの前に、ブラック×ベージュのパターン柄のラグを敷き、ソファ正面の壁に、ブラック金属フレーム脚とくすんだ茶色の木目天板を組み合わせたテレビボードをレイアウト。テレビボード上部の壁面に、くすんだ茶色の木目の2段ウォールシェルフをハンギング。ダイニングの椅子は、テレビが見える位置に2脚。天井を茶色の板張りにして、ブラックの照明器具を取り付け、カフェっぽい空間を演出したインテリア。

Photo by Mehringer-PhotographyLook for dining room pictures

薄めのブラウンのフローリングの横長リビングのダイニングスペースを背に、ホワイトの2人掛けソファをコーディネート。

ソファ背面のスペースは、ダイニングチェアを下げるスペースと共有し、ソファの前に、グレーのラグを敷き、ブラック金属の柵みたいな脚とブラック天板を組み合わせた丸型テーブルを2台レイアウト。ダイニングスペースに、濃いめの茶色の木製長方形テーブル、ブラック金属脚とグレーのファブリック製座面を組み合わせたアームチェアを4脚配置。壁とソファを離してレイアウトし、壁の位置を曖昧にすることで、広さを感じる空間を演出したインテリア。

Photo by April BallietteSearch home photos pictures

薄めのブラウンのフローリングの横長リビングのダイニングスペースを背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファ背面に、ソファの背もたれと同じ高さのグレーの木目のコンソールテーブルを置き、ソファの下に、薄いベージュ×ブラウンの線の菱形模様のラグを敷き、グレーの木目の長方形テーブルをレイアウト。ダイニングスペースに、グレイッシュな薄めのブラウンの木製長方形テーブルとグレーのファブリック製チェア4脚を配置。全体的に淡い色で配色し、解放感を演出したインテリア。

Photo by Cordony GroupMore living room photos

ナチュラルブラウンのフローリングの横長リビングのダイニングスペースを背に、ブラウンレザーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファ背面のスペースは、ダイニングチェアを下げるスペースと共有し、ソファの前に、薄いグレーのラグを敷き、薄めの茶色の木製フレーム脚とガラス天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。ダイニングスペースに、茶色の木製長方形テーブルとベージュのチェア4脚を配置。茶色やベージュなど、温もりや親しみのある色を多く使いナチュラルな雰囲気の空間を演出したインテリア。

Photo by STAR/エスティエイアールBrowse living room photos

スモーキーな薄いブラウンのフローリングの横長リビングのダイニングスペースを背に、くすんだ濃いブラウンの2人掛けソファをコーディネート。

ソファ背面のスペースは、ダイニングチェアを下げるスペースと共有し、ソファの前に、グレーのラグを敷き、ブラック金属脚とくすんだブラウンの木製天板を組み合わせたシンプルなデザインの長方形テーブル、ブラックの箱型テレビボードをレイアウト。ダイニングスペースに、ブラックの木製脚とブラック×ホワイトの大理石調天板を組み合わせた長方形テーブル、ブラックのチェア6脚を配置。スモーキー系のブラウンとブラックを組み合わせて上質な空間を演出したインテリア。

Photo by Y InteriorsSearch living room pictures

ホワイトの正方形タイル床の横長リビングの対面キッチンを背に、くすんだ青緑の2人掛けソファをコーディネート。

ソファ背面のスペースは、ダイニングチェアを下げるスペースと共有し、ソファの前に、ブラック×アイボリーのエキゾチックなパターン柄のラグを敷き、華奢なデザインのブラック金属脚とブラック天板を組み合わせた大きさの違う丸型テーブルを2台レイアウト。ソファ正面の壁に、ブラックの背の高い埋め込み収納家具(テレビはビルトイン)を配置。ダイニングテーブルをキッチンカウンターと共有し、高級感のある空間を演出したインテリア。

Photo by Hausable – Property PhotographersMore dining room ideas

グレーのコンクリート調床の横長リビングのダイニングスペースを背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファの背面と左右にスペースを取り、ソファの前に、白っぽいベージュのラグを敷き、ブラック金属フレーム脚とナチュラルブラウンの木製天板を組み合わせた高さ違いの正方形テーブルを2台並べてレイアウト。ダイニングスペースに、ブラックの木製脚とナチュラルブラウンの木製天板を組み合わせた長方形テーブル、ブラック×白っぽいベージュのチェアを6脚配置。キッチン・ダイニング・リビングの木目と黒の組み合わせを全部同じ明るさで統一し、まとまりのある空間を演出したインテリア。

縦長リビングでの「定番レイアウト」と「“新”レイアウト」比較

縦長リビングは、キッチン(対面キッチン)→ダイニング→リビングの順に縦長にLDKを配置した間取りです。

キッチン3.6畳、リビングダイニング8畳の縦長リビングの窓側にリビング
キッチン3.6畳、リビングダイニング8畳の縦長リビングの窓側にリビング

壁に家具を密着してレイアウトした縦長リビング
壁に家具を密着してレイアウトした縦長リビング
縦長リビングでの「壁に家具を密着してレイアウト」は、ソファの背中を壁にくっつけたり、ダイニングテーブルを壁や対面キッチンに寄せるレイアウトです。

ソファとダイニングテーブルを片側にまとめてレイアウトすることで、通路が広く取れ、「広く見える」というメリットがありますが、「ソファとテレビの距離が遠くなる。」といったデメリットもあります。

Photo by Area3 Design Studio Inc.More living room ideas

縦長リビングの長い方の壁を背に、白っぽいベージュの2人掛けソファをコーディネート。

ソファとL字の位置にある腰窓を背に、淡いグレーのチェアを2脚配置。2面の壁に沿って、ソファとチェアが置いてある為、壁の位置が特定できてしまい、空間の広さがわかりやすくなってしまう。

Photo by Agence Anne LapointeDiscover dining room design inspiration

縦長リビングの長い方の壁を背に、くすんだブルーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。

ソファの位置に合わせて、薄めの茶色の木製長方形ダイニングテーブルをレイアウト。ソファの前とダイニングテーブルの隣に同じ広さのスペースがあるが、向かい合う長い壁2面にそれぞれ家具がズラズラと並んでいる印象で、幅の狭さを強調してしまっている。

Photo by EsteriörSearch living room pictures

縦長リビングの長い方の壁を背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

濃いめの茶色の木製長方形ダイニングテーブルをソファと同じ壁面に寄せてレイアウト。キッチン前の壁面に、家具がギュッと詰まっている為、狭苦しい印象。

Photo by ERA Bostad SthlmLook for living room design inspiration

縦長リビングの長い方の壁を背に、白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。

ベランダ側に、ダイニングスペースを作り、窓に寄せてシルバー金属脚とホワイト天板を組み合わせた楕円形テーブル、シルバー金属脚とブラックの木製座面を組み合わせたチェアを配置。ソファと対面の壁に、ホワイトのテレビボードを配置。ラグがブラック×ホワイト、リビングテーブルがブラックの木目の大きめのオープンシェルフ型なので存在感抜群。3面の壁の近くに家具がある為、壁の位置が特定でき、空間の広さがわかりやすい。

Photo by Suite Home InteriorsBrowse living room ideas

縦長リビングの長い方の壁を背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

ダイニングスペースのソファ側に、茶色の木製長方形テーブル&茶色の曲線デザインの木製チェアをレイアウト。ソファと反対側の壁を背に、ブラックのテレビボードとホワイト金属の背の高いオープンシェルフを配置。掃き出し窓から外に出やすいように、壁に家具を寄せてあるが、ソファとテレビが遠い印象。

Photo by HARRISON FAE DESIGNLook for dining room pictures

縦長リビングの長い方の壁を背に、くすんだ濃い青緑の2人掛けソファをコーディネート。

ソファの下に白っぽいベージュのラグを敷き、ブラックの木製長方形テーブルをレイアウト。ソファとコの字に、シルバー金属脚とブラックレザーの座面を組み合わせたチェア2脚、ホワイトのデザイン性の高いアームチェアを配置。ダイニングスペースよりも幅の狭いリビングに、テーブルを囲むようにチェアやソファがある為、圧迫感がある印象。

Photo by Skenbild Produktion, Fotograf Ingemar EdfalkBrowse living room photos

縦長リビングの長い方の壁を背に、くすんだ暗いグリーンの2人掛けソファをコーディネート。

丸型ダイニングテーブルをソファと同じ位置に寄せてレイアウト。ソファと反対側の壁に壁掛けテレビがあり、ソファからもダイニングからも距離が遠い。

Photo by Velvet DesignMore living room ideas

縦長リビングの長い方の2面の壁を背に、薄いグレーの2人掛けソファを2台コーディネート。

ソファを両壁に寄せて中央を広く空けたレイアウトであるが、ソファ間の距離が遠く会話がし辛い。真ん中に配置してある丸型テーブルにも、ソファに座ったままでは手が届かない。

Photo by Habitar DesignSearch living room pictures

縦長リビングの長い方の壁と掃き出し窓を背に、ベージュのコーナーソファをコーディネート。

窓とソファの間にスペースはあるものの、もう一面が壁と密着している為、壁の位置が特定できてしまう。濃い色のラグやまとまりのないカラフルな配色も狭さを印象づける要因。

Photo by Architetto Beatrice CividiniSearch home photos pictures

縦長リビングの長い方の壁を背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

壁付L型キッチンの幅に合わせて、ダイニングスペースとリビングスペースを作り、ダイニングの左右とソファの前に広く空いたスペースを確保。3面の壁面に、キッチン・テレビボード・ソファがある為、壁の位置が特定でき、狭苦しい印象。



Photo by リノベーションスタジオKULABOMore kitchen ideas

縦長リビングの長い方の壁を背に、ブラックの2人掛けソファをコーディネート。

II型対面キッチンの出面に合わせて、ダイニングスペースとリビングスペースを作り、ソファの前に広く空いたスペースを確保。テレビボードとソファを向かい合う2面の壁にそれぞれレイアウトしてあるので、距離が遠い。

壁と家具を離れた位置にレイアウトした縦長リビング
壁と家具を離れた位置にレイアウトした縦長リビング
縦長リビングでの「壁と家具を離れた位置にレイアウト」は、ソファの前後左右とダイニングテーブルの周囲にスペースを取る方法です。ダイニングスペースとリビングスペースとの間にも可能な限りスペースを空けるのがポイントです。大きな家具の周りに余白(何もないスペース)を作ることで、壁の位置やリビングとダイニングのエリアがわかり辛くなり、広々とした印象になります。
Photo by 山縣洋建築設計事務所Discover dining room design inspiration

ダークブラウンのフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、ホワイトの寝椅子付き2人掛けフロアソファを前後左右にスペースを取ってコーディネート。

ソファの前に、ダークブラウンの木製長方形テーブルをレイアウト。ダイニングスペースの真ん中に、ダークブラウンの木製長方形テーブル、ダークブラウンの木とブラックレザーの座面を組み合わせた美しいデザインのチェアを4脚配置。ソファの後ろとダイニングチェアの後ろのラインを揃えて、シンプルで高級感のある空間を演出したインテリア。

Photo by naruho_homeLook for dining room design inspiration

濃いめの茶色のヴィンテージなフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、濃いグレーの3人掛けソファを左右、ダイニングテーブルの間にスペースを取ってコーディネート。

ソファの前に、ホワイト×グレー×グレイッシュな薄いグリーンのパターン柄のラグを敷き、ブラック金属脚と茶色の木製天板を組み合わせたヴィンテージな長方形テーブルをレイアウト。ソファ正面の壁に、ブラック金属フレーム脚とダークブラウンのヴィンテージな木製棚板を組み合わせたオープンシェルフ型のテレビボードを配置。ソファ背面のダイニングスペースに、ブラック金属脚と茶色の木製天板を組み合わせた長方形テーブル、ダークブラウンの木製脚とダークグレーのファブリック製座面を組み合わせたチェア4脚を周りにスペースを空けて並べ、かっこいい空間を演出したインテリア。

Photo by marusu HOMEDiscover home photos design inspiration

茶色のフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、グレーの2人掛けソファを前後左右にスペースを取ってコーディネート。

ソファの前に、淡いグレーのラグを敷き、細いブラック金属脚と茶色の木製天板を組み合わせた長方形テーブルをレイアウト。ソファ正面の壁に、赤みが強い茶色の木目の箱型キャビネットとウォールキャビネットを組み合わせたテレビボードをハンギング。ダイニングスペースの真ん中に、茶色の木製長方形テーブル、茶色の木製ベンチ、茶色の木とベージュの座面を組み合わせたチェア2脚を配置。サッシを木目調にしてナチュラルな空間を演出したインテリア。

Photo by OFFICIALLook for dining room design inspiration

薄い茶色のフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、ダークグレーの2人掛けソファを前後左右にスペースを取ってコーディネート。

ソファの前に、薄いグレー×黒の丸模様のラグを敷き、ダークブラウンの木製長方形テーブルをレイアウト。ダイニングスペースの真ん中に、濃い茶色の木製長方形テーブル、濃い茶色の木とくすんだベージュのファブリックを組み合わせたチェア4脚を配置。ソファ側面のホワイトの壁にホワイトの棚板のオープンシェルフ型収納を埋め込み、カラフルな雑貨を飾って、楽しげな印象をアップしたインテリア。

Photo by KELE voy a hacerDiscover living room design inspiration

スモーキーな薄い茶色のフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、淡いグレーの2人掛けソファを左右、対面キッチンの間にスペースを取ってコーディネート。

ソファの前に、白っぽいベージュのラグを敷き、薄いグレーの黄みがかった薄い茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた楕円形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、ナチュラルブラウンの木目のテレビボード、ダイニングスペースの中央に、ナチュラルブラウンの木製長方形テーブル、ゴールド金属脚と暗いグリーンのファブリック製座面を組み合わせたデザイン違いのチェア2組、計4脚を配置。家具の木目の明るさを統一した、まとまりのあるインテリア。

Photo by Trevor Fulmer DesignSearch living room design ideas

ナチュラルブラウンのフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、背もたれの低いグレーの2人掛けソファを左右、ダイニングテーブルの間にスペースを取ってコーディネート。

ソファの前に、白っぽいグレーのラグを敷き、暗い茶色の木製脚とガラス天板を組み合わせた丸型テーブルをレイアウト。ダイニングスペースの中央に、ブラックの長方形テーブル、ブラックの木製脚とグレーのファブリック製座面を組み合わせたチェアを6脚配置。テレビを壁掛けにして、ダイニング側にブラックレザーのラウンジチェアを斜めに置いて、すっきり&くつろぎ感のある空間を演出したインテリア。

Photo by Matiz Architecture & DesignLook for living room pictures

ナチュラルブラウンのフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、白っぽいグレーの3人掛けソファを左右、ダイニングテーブルの間にスペースを取ってコーディネート。

ソファの下に、ソファよりも濃いグレーのラグをレイアウト。ダイニングスペースの中央に、ダークブラウンの木製長方形テーブル、ダークブラウンの木製ベンチ、透明素材のチェア2脚を配置。ソファの前に何も置かず、広いスペースを確保した北欧スタイルのインテリア。

Photo by 株式会社AC15Discover living room design ideas

白っぽいナチュラルブラウンのフローリングの縦長リビングのリビングスペースに、ホワイトの2人掛けソファを左右、ダイニングテーブルの間にスペースを取ってコーディネート。

ソファの前に、赤×ホワイト×茶色×ブラックのパターン柄のラグを敷き、ナチュラルブラウンの木製丸型テーブルをレイアウト。ソファと対面に、ホワイトのキャビネットとナチュラルブラウンの木目の引き出しを組み合わせたテレビボード、ソファ背面のダイニングスペースの中央に、ブラックの木製長方形テーブルとブラックの木製チェア4脚を配置。ダイニングに赤、リビングにベージュのナチュラル素材のシェードの照明器具を取り付け、自然を感じる空間を演出した北欧スタイルのインテリア。

横並びダイニングのLDKでの「定番レイアウト」と「“新”レイアウト」比較

横並びダイニングのLDKは、対面キッチンの隣にダイニングスペースを取った間取りです。

横並びダイニング

壁に家具を密着してレイアウトした横並びダイニング
壁に家具を密着してレイアウトした横並びダイニング横並びダイニングでの「壁に家具を密着してレイアウト」は、ソファの背中を壁にくっつけたレイアウトです。
ソファの前に大きく空いたスペースが取れ「広く見える」というメリットがありますが、「ソファとテレビの距離が遠くなる。」といったデメリットもあります。
Photo by MAD Studio LimitedBrowse living room photos

横並びダイニングのリビングスペースの斜めの壁を背に、ホワイトレザーの3人掛けソファをコーディネート。

ソファの前に、ブラックの脚とホワイト天板を組み合わせた楕円形テーブルをレイアウト。全部の家具が壁面に近い位置にある為、ソファとテーブル、ソファとテレビ、ソファとダイニングが離れており、それぞれの場所への移動距離が長い。

Photo by CURIOUS design workersLook for kitchen design inspiration

横並びダイニングのリビングスペースの壁を背に、くすんだ薄い青の2人掛けソファをコーディネート。

長方形のリビングの向かい合う短い壁面にソファとテレビがある為、テレビまでの距離が遠い。

Photo by HOLIDAYS ArchitectSearch kitchen design ideas

横並びダイニングのリビングスペースの壁を背に、ブラウンレザーの2人掛けソファをコーディネート。

ダイニングチェアがキッチン側にあり、ダイニングとリビングが離れた位置にある為、ダイニングチェアからソファまでの移動距離が遠い。

壁と家具を離れた位置にレイアウトした横並びダイニング
壁と家具を離れた位置にレイアウトした横並びダイニング
横並びダイニングでの「壁と家具を離れた位置にレイアウト」は、ソファの背面にスペースを取る方法です。ソファの周りに余白(何もないスペース)を作ることで、ソファとテレビの距離が近くなります。レイアウトの仕方によっては、ダイニングとソファの距離も近くなります。
Photo by 重量木骨の家(耐震構法SE構法)Discover living room design inspiration

ブラウンのフローリングの横並びダイニングのダイニングキッチンを背に、ソファ背面のスペースを空けて、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファの前に、ダークブラウンの木製長方形テーブルをレイアウト。木目とグリーンを取り入れたリラックス感のあるインテリア。

Photo by HOLIDAYS ArchitectLook for dining room pictures

明るめのブラウンのフローリングの横並びダイニングのリビングスペースの壁を背に、ソファ背面のスペースを空けて、丸みのあるデザインのブルーの3人掛けフロアソファをコーディネート。

ソファの前に、薄いグレーのラグを敷き、茶色の木製長方形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、茶色の木製テレビボード、ダイニングスペースに、薄い茶色の木製長方形テーブル、薄い茶色の木とブラックのファブリック製座面を組み合わせたベンチ、薄い茶色の木製チェア2脚を配置。ソファ背面の空いたスペースに畳を敷いてフリースペースとして活用したインテリア。

Photo by 株式会社 緒方建設 OCTASEBrowse kitchen ideas

ブラウンのフローリングの横並びダイニングのリビングに、ソファ背面のスペースを大きく空けて、ブラウンレザーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファ正面の壁に、薄い茶色の木目のテレビボードをハンギング。ソファの前のラグもテーブルをも無しにして、シンプルな空間を演出した北欧スタイルのインテリア。

Photo by 株式会社 緒方建設 OCTASEBrowse kitchen photos

薄めのブラウンのフローリングの横並びダイニングのダイニングキッチンを背に、ソファ背面のスペースを空けて、グレーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファの前に、グレーのラグを敷き、茶色の木製長方形テーブル、茶色の木製テレビボードを配置。ソファ背面の壁面に、収納家具を置いて、ソファ・テーブル・テレビボードをコンパクトにまとめたインテリア。

Photo by ミセスホーム株式会社More living room ideas

濃いめのブラウンのフローリングの横並びダイニングの小上がり(和室)を背に、ソファ背面のスペースを空けて、ホワイトレザーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファの前に、ベージュ×ブラウン×ホワイトのリーフ柄のラグをレイアウト。ダイニングスペースに、茶色の木製長方形テーブルと木製チェア4脚を配置。光が入る窓側を白っぽい色、光が届きにくいダイニングキッチン側をダークカラーでまとめたインテリア。

Photo by 株式会社 ないすリフォームDiscover home photos design ideas

ブラウンのフローリングの横並びダイニングのダイニングキッチンを背に、ソファ背面のスペースを空けて、暗いブラウンの2人掛けソファをコーディネート。

ソファの前に、黄色が強めのオレンジ×ホワイトの太いストライプ柄のラグを敷き、茶色の木製長方形テーブルをレイアウト。ソファと対面に、茶色の木製テレビボードを配置。リビングスペースの隣に、アームチェア2脚を対面式に置いた、くつろぎスペースを作り、リラックス感のある空間を演出したインテリア。

Photo by (株)ナレッジライフDiscover living room design inspiration

ナチュラルブラウンのフローリングの横並びダイニングのリビングスペースに、ソファ背面のスペースを空けて、茶色の木と濃いグレーのファブリックを組み合わせた2人掛けソファをコーディネート。

ソファの前に、薄めのブラウンの木製長方形テーブル、ソファと対面に、暗い茶色の木製テレビボードをレイアウト。ダイニングテーブルは、茶色の木目、ダイニングチェアはソファと同じ素材を使ったデザイン。統一感のあるナチュラルな印象のインテリア。

リビングで“新レイアウト”を詳しく検証

“新レイアウト”は、「壁と家具を離れた場所に置く(家具の周りにスペースを空ける)レイアウト」です。
ここまでは、キッチンやダイニングも含めたLDKの実例を見てきたので、家具の周りのスペースの取り方がわからなかったり、「家具の周りにスペースがあると広く見える」の意味が伝わりにくかったかもしれません。
リビングだけをピックアップして、ソファの周りにスペースを取ったコーディネート実例を見てみましょう。

Photo by QUANTUM BUILTLook for living room pictures

リビングを4分割して、3/4の位置に、白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。

ソファ背面に通路スペースを空けて、壁際に、ブラックのサイドボードをレイアウト。

Photo by Kitty Lee ArchitectureDiscover living room design inspiration

ソファ背面に人が通るスペースを確保して、薄めのグレーのコーナーソファをコーディネート。

ラグは、テレビボード側とソファ背面のフローリングが見える面が均等になるように配置。

Photo by HufftMore living room photos

コーナーソファの2面の背面に、通路スペースを確保して、グレーのコーナーソファをコーディネート。

長い方の背面の壁面に、奥行きの浅いコンソールテーブルを置いて、植物のアートをディスプレイ。

Photo by Spaces RenewedSearch living room design ideas

リビングの4つのコーナーを背に、淡いグレーとグレーのパーソナルソファをコーディネート。

全てのソファの周囲にスペースを取ることで壁の位置がわかりにくくなり、開放的な印象がアップ。

ソファやコーナーソファの後ろ&左右、チェアの周りに隙間があると、スペースに余裕があるように見え、広々とした印象になります。






いかがでしたか。

家具を真ん中にギュッとまとめて、空間を広く見せるコツが掴めたでしょうか。

参考までに

  • 家具と壁の間
  • ソファとテーブルの間

など人が通過できる最低限のスペースは60cm幅です。

空間が狭い場合、家具の周り全部に人が通ることができるスペースを確保することは難しい為、「人が通る」「人が通らない」を考えながら、使い勝手の良いレイアウトを考えてください。

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