人気のインテリアテイストに北欧があります。
「インテリアを北欧テイストにしたい」と思った時、ネットで様々な事例をご覧になると思いますが、多くが
- 家具は、木目が綺麗なナチュラルな印象のテーブルや椅子など木製
- ファブリックはグレーや青
- ポイントに観葉植物
といったコーディネート。
しかしながら、北欧インテリアはこれだけではありません。
インテリアを北欧テイストにする場合、まず好みを「温もりの有無・生活感の有無・かっこ良くするのか可愛くするのか」の3つに分けてコーディネートすると、理想に近い北欧インテリアが作れると筆者は考えます。
というのも、リビングに不可欠なソファを選ぶとき、「北欧っぽい」とぼんやりしたイメージで決めるのと、上の3つを十分に考えた上で買うのとでは、全く違うデザインになると思うからです。
ぼんやりしたイメージしか持ってない場合は「北欧ソファ」などで調べて、そこに書いてある謳い文句につられて、更に、目を引く色を選んでしまいがち。もしかしたら○○%OFFにつられてポチっとカートに入れてしまうかもしれません。
一方、3つを考慮して「温もりは無し(冷たいイメージ)、ほどよい生活感があり、かっこ良く、インテリア上級者っぽいコーディネートを目指す」と決めていれば、「色は無彩色、木のひじ掛けと木の脚、更にこの木の色は暗い茶色」という風に具体的なデザインが頭に浮かび、それに合うソファを探していくと思うんですね。
ソファの例を出しましたが、ラグ・テーブル・家具・カーテン・クッションなどのインテリアに欠かせないアイテムも、具体的な雰囲気を考えておいた方が選びやすくなり、「合わない」「何か違う」といった失敗が少なくなります。
北欧インテリアを「温もりの有無」「生活感の有無」「かっこいい、または可愛い」と「インテリア上級者っぽい」に分けて紹介しますので、好みのコーディネートを見つけてみて下さい。
【ポイント1】温もりの有無を考えよう
「温もりの有無」はカラーコーディネートの主役色を決めるのに、大変重要な役割を果たします。詳しくは下記を読んでいただくとして、簡単に言えば、「暖かさを感じるベージュ・アイボリー・クリームにするのか冷たさを感じる無彩色にするのか」です。
ナチュラル系北欧インテリア
生成り、アイボリー、ベージュなど、見た目に温かい配色と木のぬくもりを感じる木目が目立つ家具をミックスしたインテリアです。自然界に存在する色や素材をそのままに取り入れたコーディネートは、リラックスを重視するリビング向きです。
明るいグレーの2人掛けソファと明るいグレーのラグ、グレーの円形トレイテーブルをコーディネート。
ソファの対面に、木目が綺麗なやや暗めの茶色の木製テレビボードをプラス。通路側に明るい茶色のラタンの一人掛けチェアとクッションをレイアウトし、ナチュラルな印象をアップ。
茶色・黒・暗い青の無地クッションとホワイトのブランケット、茶色のモコモコブランケットを乗せたホワイトの2人掛けソファを対面にコーディネート。
ソファ同士の間にベージュのラグを敷き、黒の木製正方形ローテーブルをプラス。ソファの横に取っ手がついたバスケットを2個並べて物入れにして、自然素材を足して、ナチュラル感を演出。
掃き出し窓と壁を背に、アイボリーのコーナーソファをレイアウト。
クッションとラグを暗いブルー系にして、茶色のツルっとした木製長方形テーブルをプラス。アースカラーをセンス良くまとめた開放感のあるインテリア。
グイレイッシュな明るいベージュの2人掛けソファとグレーのニット素材のラグをコーディネート。
ソファと対面に茶色の木製ひじ掛け付きのレザーチェアと編み込みチェアをプラス。高さ違いのホワイトの小さめサイズの円形テーブルを2個並べてソファの前に置き、北欧感をアップ。
薄いベージュの3人掛けフロアソファと茶色と暗い青のシャビーなラグをコーディネート。
ソファの前に、暗い茶色のシャープな木製長方形コーヒーテーブルをプラス。窓側のコーナーに背の高い観葉植物をバスケットに入れて置き、ソファと斜めに黄みがかった茶色のレザー製パーソナルソファをレイアウト。暖かさと自然を感じる色を組み合わせたインテリア。
グレーの壁のリビングに、アイボリーの寝椅子付きソファをコーディネート。
ラグをベージュ、ウォールシェルフ・コーヒーテーブル・ローボードをオレンジっぽい茶色の木で統一し、窓側に茶色のレザー製チェアと観葉植物をプラス。壁面は冷たく、ファブリックと木は温もりを感じる色で組み合わせた、リラックスできそうなインテリア。
窓に向けて明るいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にホワイト×グレーのカウハイドラグを敷き、ナチュラルな茶色の木製長方形テーブルとホワイトのテレビボードをプラス。テレビの横に、木製のひじ掛けがついた明るいグレーのファブリックチェアを置いて、黒×グレーのストライプ柄のクッションを乗せ、メリハリを演出。すきっとした色使い・優しさを感じる木製家具・観葉植物を組み合わせたコンパクトなインテリア。
4畳半ほどのリビングに、グレイッシュなグリーンの2人掛けソファ、明るい茶色の木目のテレビボード、茶色の2段式円形コーヒーテーブルを等間隔にコーディネート。
ラグ無しでスキッとした印象をアップ。ソファの横とテレビボードの上に観葉植物を並べて、癒しをプラスしたシンプルなインテリア。
モノトーン系北欧インテリア
ホワイト・黒(たまにグレー)の無彩色をセンス良くまとめたコーディネートです。無彩色は無機質な印象を生む色なので、使うだけで生活感が無いインテリアを作れます。
シワのある布やボリュームのあるファブリック(生地)をプラスして、冷たく感じ過ぎないように工夫しましょう。
暗いグレーの3人掛けソファ、グレーのラグ、ホワイトのカーテン、黒フレームのガラス製コーヒーテーブルをコーディネート。
ソファの後ろの壁にモノクロ写真やモノクロポスターをディスプレイ。サイドボードも真っ黒の木製にして静かなインテリアを演出。
薄いグレーの2人掛けソファ、グレーにホワイトの模様が入った上品なラグ、グレーのキューブ型のクッションテーブルをコーディネート。
ソファの前にホワイトのトレイテーブルをプラス。ソファの後ろの壁にモノクロ写真とモノクロポスターをディスプレイし、フックを取り付けてグレーのブランケットをハンギング。クッションテーブルとブランケットの素材感が、ほどよく緊張感の無い空間を演出。
薄いグレーの寝椅子付き2人掛けソファ、グレーのラグ、黒のトレイテーブル、ホワイトのローボードをコーディネート。
ソファとL型にグレーのファブリックチェア、ソファの斜め前にグレーの座クッションの黒のスツールをプラス。腰窓の横の壁に、黒のアルファベットのポスターを飾りアクセントに。黒をポイントに使って引き締めたインテリア。
腰窓を背に薄いグレーの北欧デザインの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にグレーのパターン柄のラグを敷き、黒のひじ掛け付きラウンジチェアをソファとコの字にプラス。ソファの前にホワイト天板のサイドテーブルと黒の円形トレイテーブルを並べて置き、メリハリを演出。
グレーの3人掛けソファと黒の細い線が入ったグレーのラグをコーディネート。
ソファの前に華奢な黒の脚のガラス製円形テーブルをプラス。ソファの上に黒の無地クッション、黒×ホワイトの細かいパターン柄のクッション、グレーのニットブランケットを乗せ、黒とグレーだけでまとめた寂しさを感じるインテリア。
壁を背に背もたれが低いホワイトの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に黒と白のチェック柄のラグを敷き、グレイッシュな木の脚のホワイトの円形コーヒーテーブルを2個プラス。ソファに1/3ほど被るように黒のブランケットを掛けて白の面積を少なくし、メリハリを演出。
黒のウッドパネルを横張にした壁の前に黒のレザー製2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ホワイト×黒のカウハイドラグを敷き、高さ違いの明るい茶色の木製脚のホワイトの三角形テーブルを2台プラス。2箇所のコーナーにそれぞれ背丈が違う観葉植物をディスプレイして、北欧感をアップ。
間口が長い方の壁を背にグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に黒の薄いラグを敷き、脚がシルバーのグレーの円形コーヒーテーブルとグレー扉のテレビボードをプラス。腰窓の前にグレーの木製チェアを置いて、くつろぎ感をアップ。
間口が長い方の壁を背に黒の寝椅子付き3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に明るいグレー×黒の線のモロッコラグを敷き、シルバーの円形コーヒーテーブルをプラス。壁面に年代を感じるモノクロ写真を2枚黒の額縁に入れてディスプレイ。ソファの上のクッション・ブランケット・ムートンは、ホワイトやホワイト×薄いグレーにして、エレガントな印象をアップ。
【ポイント2】生活感の有無・かっこいいor可愛いを考えよう
モダン系北欧インテリア
ほわ~んとした居心地の良さよりも、余計な装飾、無駄な家具を省き、直線的なデザインの家具と無味乾燥な配色でまとめた、生活感が少ない北欧インテリアが北欧モダンです。
腰窓と壁を背にグレーの寝椅子付きソファをコーディネート。
ソファの前にソファよりも明るいグレーのラグを敷き、茶色の木製長方形コーヒーテーブルをプラス。腰窓の前にホワイトの軽そうなチェアを2台レイアウトし、暗い赤のヴィンテージなパターン柄のクッションを乗せて温かい雰囲気をアップ。隣のダイニングスペースは、テーブルとチェアを黒にして、生活感の無い配色でまとめたインテリア。
間口が長い方の壁を背に、グレーのシンプルなデザインのフロアソファをコーディネート。
ソファの前にグレーのラグを敷き、木製の楕円形コーヒーテーブルをプラス。隣のダイニングスペースは、黒の丸型テーブルに黒の丸っこいチェアを組み合わせて、天井から黒のペンダントランプをハンギング。1つ上と似たようなカラーコーディネートですが、こちらの方が曲線が多いので、くつろぎ感アップ。
ダイニング空間を背に、薄いグレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に暗さが違うグレーの菱形のパターン柄のラグを敷き、小さなホワイトの木製円形コーヒーテーブルをプラス。ラグの端に白っぽいグレーのニットプフを置いて、ソファの上にパターン柄のモノクロクッション4種類をディスプレイ。スッキリと片付いた印象のインテリア。
窓を背に、ひじ掛けが無いシンプルな薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にソファよりの薄いグレーの薄っすらと線が入ったラグと脚が暗い茶色の木のガラス製コーヒーテーブルをプラス。コーナーにナチュラルブラウンの脚とホワイトシェードのフロアランプ、ソファの隣にホワイトのスツールテーブル、ソファと対面に薄いグレーのラウンジチェアを置いて、上品で清潔感のあるリビングを演出。
ダイニングを背にグレーの寝椅子付き2人掛けフロアソファをコーディネート。
黒の線が斜めに入ったアイボリーのラグを敷き、茶色の木製コーヒーテーブルをプラス。ソファと壁面は冷たくシンプルに、床面は暖かくを意識して配色し、「立った時」「座った時」「遠くから」の3箇所から観葉植物が目に入るようにディスプレイ。
壁を背にくるみボタンデザインの黒の2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に木目が綺麗な円形コーヒーテーブルとグレーのプラスチックチェアをプラス。ソファの上に、灰みがかった緑のクッションとグレーの無地クッションを並べて北欧感をアップ。
窓と間口が長い方の壁を背に、グレーのコーナーソファをコーディネート。
床にホワイト×黒のストライプラグを敷き、ホワイトの円形コーヒーテーブルをプラス。ソファと反対側の壁にホワイトの木製ベンチを置いて観葉植物と本のディスプレイ棚に。黒をパターン柄だけで取り入れた広々とした印象のインテリア。
掃き出し窓と間口が長い方の壁を背に、暗いグレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
床に黒縁のアイボリーと少量の暗い青のシャビーなラグを敷き、脚がサッカーボールみたいなデザインのホワイトの円形コーヒーテーブルをプラス。ソファの横に茶色のデスク、ソファの前に茶色のレザー製クッションスツールを置いて、温もりをアップ。
間口が長い方の壁を背にグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に薄っすらと黒の模様が入ったグレーのラグを敷き、ゴールドの円形トレイテーブルをプラス。リビング用のオープンラック、ダイニングテーブル、ダイニングチェアをホワイトにして、スッキリとしたリビングダイニングを演出。
グレーの壁を背に、ひじ掛けが無いシンプルなデザインの薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に暗いグレーのラグを敷き、黒の冷たい印象の円形コーヒーテーブルをプラス。黒のクッション、暗い青のクッション、黒のブランケットを足して、高級な印象をアップ。
ヴィンテージ系北欧インテリア
使い込んだ家具、倉庫から引っ張り出したような雑貨など、時代を感じるデザインと北欧テイストを融合させたインテリアです。
木製ひじ掛け付きの黒の3人掛けソファと木製ひじ掛け付きの灰みがかった黄緑の3人掛けソファを対面にコーディネート。
ソファの間に白っぽいグレー・オレンジ・黄色のパターン柄のヴィンテージなラグを敷き、茶色の木製長方形テーブルをプラス。ソファのコの字に黒のラウンジチェア、ソファの横に木のスツール型テーブル、ソファの後ろにヴィンテージな木製トランク収納を置いて、懐かしい雰囲気のインテリアを演出。
天井までの高さのホワイトのオープンラックの隣に、木製ひじ掛けとオリーブ・赤・グレーのチェック柄の座クッションの2人掛けソファをコーディネート。
床に茶色×ベージュの幾何学模様のラグを敷き、ソファとコの字にエレガントな柄のクリスタル付きの黒のバタフライチェアをプラス。ソファとチェアの上に置いてあるクッションは全てレトロな柄と色使い。
腰窓を背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、明るいグレーとグレーを混ぜたラグを敷き、黒フレームのガラス製コーヒーテーブルをプラス。壁面に朽ちた印象の背の高い茶色の木製家具をレイアウトし、ソファと対面に、暗い茶色のラタンチェアを置いて錆びた印象をアップ。
腰窓を中心に、背が高いホワイトの円形サイドテーブルを置き、両サイドに赤みがかった茶色レザーのチェアをコーディネート。
床に薄いグレーの無地ラグを敷き、茶色レザーのモロッコプフをプラス。間口が長い方の2面の壁に、電子ピアノとホワイトのオープンラックを置いた趣味室のようなリビング。
グレーのアンティークな2人掛けソファ、黒のラウンジチェア、暗い茶色のトランクテーブルをコの字にコーディネート。
ソファの前にベージュ×暗い青のオリエンタルラグを敷き、ホワイトの引き出し付き猫足テーブルをプラス。カーブした家具をメインに組み合わせたフェミニンな印象のインテリア。
ホワイトレンガの壁に黒パイプと茶色の木製棚板で作った収納兼ディスプレイ家具をコーディネート。
床に、剥げた赤×オレンジのオリエンタルラグを敷いて、ひじ掛け無しの黒のシンプルなレザーチェアと暗い茶色の木製ひじ掛けがついた黒のチェアを対面にレイアウト。新しさを全く感じない家具ばかりを組み合わせた、かっこいいインテリア。
テラコッタ壁のリビングに、シンプルなグレーのフロアソファ、ホワイトのカーテンをコーディネート。
ソファの下に茶色×ベージュの薄っすらとストライプになったラグを敷き、ガラス製正方形テーブルをプラス。塗り壁の前にナチュラルブラウンのフローリングで作ったような背の高いサイドボードをレイアウトしてナチュラル感をアップ。
腰窓の周りがベージュ×茶色のレンガ壁のリビングに明るいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、赤・明るいグレー・黒のヴィンテージなデザインのラグを敷き、黄みがかった茶色レザーの北西ひじ掛け付きチェアと暗い茶色の木製パレットテーブルをプラス。壁の前で存在感を放つ木目の大きなサイドボードは、アンティーク家具店で見つけられそうなデザイン。
エレガント系北欧インテリア
丸みのあるソファ、赤みが強いベージュ、紫、優しい色使い、モールディング装飾などを取り入れた、上品でフェミニンな印象のコーディネートです。
薄いグレーの壁とホワイトのモールディングを組み合わせたリビングに、ホワイトの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にグレイッシュなベージュの円形ラグを敷きホワイトの円形コーヒーテーブルをプラス。壁面にホワイトのオープンラックを取り付けて本棚とディスプレイ棚に。モノトーンのパターン柄のクッションがエレガントな印象をアップ。
腰窓を背にホワイトの2人掛けフロアソファをコーディネート。
ソファの前に赤の縁取りのホワイト×赤×暗い青の花柄のラグを敷き、ホワイトの木製円形コーヒーテーブルをプラス。茶色のブランケット、暗い赤紫・暗いオレンジ・暗い黄色・暗い青の無地クッションをソファの上に規則正しく並べて上品な印象をアップ。
間口が長い方の壁を背にナチュラルなホワイトのカバーソファをコーディネート。
ソファの前に薄いグレー・薄いベージュ・薄い茶色のタイル柄のラグを敷き、華奢なデザインの黒の円形コーヒーテーブル、茶色レザーの木製チェアをプラス。重く感じる黒の繊細なデザインにするとエレガントさがアップ。
床にグレイッシュな薄いベージュのラグを敷き、アイボリーの2人掛けソファをL型にコーディネート。
ソファの前にゴールドフレームのガラス製コーヒーテーブルを2台プラス。白っぽいピンクのクッションと薄いベージュのクッションをソファの上に乗せ、優しく暖かなインテリアを演出。
間口が長い方の壁を背にアイボリーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファとコの字に赤みが強いベージュの丸みのあるラウンジチェアをレイアウトし、脚と角がゴールドのガラス製長方形テーブルをプラス。クッションやタペストリーにモコモコした素材を使って温もりをアップ。
間口が長い方の壁に、薄いグレーの3人掛けソファをコーディネート。
黒の粒が入った明るいグレーのラグを敷き、黒フレームのグレーの大理石調の長方形コーヒーテーブルをプラス。灰みがかった薄い赤茶色のクッションとグレイッシュな黄色のブランケットをソファの上に乗せて、エレガントな印象をアップ。
間口が長い方の壁を背にグレーの2人掛けソファ、掃き出し窓の前にグレーの1人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に赤紫に暗い青の模様が入ったオリエンタルラグを敷き、茶色の木製長方形テーブルと暗い茶色のレザー製ラウンジチェアをプラス。ラグの柄と2人掛けソファの背面のアートが、大人っぽくエレガントなインテリアを演出。
薄いグレーの壁を背に、アイボリーの2人掛けソファをコーディネート。
床に暗い赤紫と青紫を組み合わせたオリエンタルラグを敷き、暗い茶色の木製長方形コーヒーテーブルをプラス。腰窓の前に暗い茶色の木製のアンティークなサイドボードを置いて、黒レザーと茶色の木のチェアをレイアウトし、くつろぎ感をアップ。
【ポイント3】インテリア上級者の北欧テイストを真似てみよう
スタイリッシュ系北欧インテリア
スタイリッシュ系は「カラーコーディネートが洗練されている」「素材使いがかっこいい」など北欧インテリアの中でも、ハイセンスな印象のコーディネートです。
グレーの天井、黒の壁、ホワイトのエレガントなモールディングのリビングに白っぽい茶色の2人掛けソファをコーディネート。
床にグレーのラグを敷き、ゴールドフレームの長方形ガラス製コーヒーテーブルをプラス。壁面にワイヤーを取り付けて、かっこいいモノクロポスターを吊り下げ、ファッショナブルな印象をアップ。
黒の壁とグレイッシュな薄い緑の腰壁のリビングにグレーのフロアソファをコーディネート。
床にグレーとホワイトの北欧パターン柄のラグを敷き、高さとサイズが違う黒の長方形トレイテーブルをプラス。天井からスポットライトみたいな黒のペンダントランプを吊り下げてヴィンテージ感をアップ。
グレーの天井、暗い青の壁、ホワイトのエレガントなモールディングのリビングにグレーのフロアソファをコーディネート。
厚手の黒のラグを敷き、暗いグレーの木製長方形コーヒーテーブルと茶色レザーの木製チェアをプラス。コーナーに木製スツールを置いて鉢植えの観葉植物を飾り癒しを演出。
青のアクセントクロスを貼り、グレーのフロアソファをコーディネート。
ソファの前に、青・水色・ターコイズブルー・茶色・ホワイト・グレーのヘキサゴンタイルのようなラグを敷き、ホワイトの木製円形テーブルをプラス。寒色・薄いグレー・ホワイトでまとめたスキっとしたインテリア。
グレイッシュなターコイズブルーの壁のリビングに、ヴィンテージな華奢なデザインの黒レザーのソファをコーディネート。
ソファの前に暗い赤・赤・暗いオレンジ・オレンジ・グレーのグラデーションラグを敷き、厚みが薄い天板の黒のコーヒーテーブルをプラス。おしゃれな家具ショップのような洗練されたインテリア。
グレーの壁のリビングダイニングに黄みがかった茶色レザーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に薄いグレーと濃いグレーのパターン柄のラグを敷き、黒の木製コーヒーテーブルをプラス。ソファの後ろと腰窓の下に、黒の額縁に入れたモノクロポスターを飾り、コーナーに観葉植物をディスプレイ。ダイニング側はホワイトの円形テーブルに茶色の木製チェアを組み合わせ、静かな雰囲気を演出。
間口が長い方の壁に茶色のレザー製2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に暗いグレーとホワイトのパターン柄のラグを敷き、ホワイトの長方形トレイテーブルをプラス。ソファの後ろの壁に隙間なくモノクロポスターを飾り、ソファの上に黒の無地クッション、テーブルの上に黒のキャンドルホルダーをディスプレイ。隣のダイニングはホワイトのテーブルとベンチを組み合わせて存在感を消しつつ、明るいインテリアを演出。
壁を背に黒の2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に黒・暗いグレー・明るいグレーのパターン柄のラグを敷き、黒スチール脚のヴィンテージな長方形コーヒーテーブルをプラス。ソファの上にオレンジっぽい茶色レザー、ホワイトと黒のパターン柄、ホワイトとグレーのパターン柄、グレーの無地のクッションと薄いグレーのブランケットを乗せて、おしゃれにアレンジ。
「思ってた北欧インテリアと全く違う」と感じた方も多いのではないでしょうか?
10年ほど前、日本に北欧インテリアが流行り出した頃、筆者は、北欧テイストのリビングと言えば「白っぽい茶色のフローリングに真っ白な壁、テレビボードが一体になった白っぽい茶色の収納家具を壁一面にレイアウトし、植物みたいなグリーンのラグを敷いて、赤かオレンジのソファを置くのが定番」と思っていました。
このイメージが強く残ってるのは、雑誌を見たからなのか、オープンハウスのコーディネートがそうだったからかは忘れましたが、記憶に強烈にインプットされてしまい、それから数年、「緑のラグと赤のソファ」を見ると「北欧だ」と感じてしまうようになったんですね。
しかしながら、今回紹介したように、北欧テイストにも、かっこいい雰囲気や冷たく生活感が少ないコーディネートの仕方があり、更には、モールディングを壁と天井の間に施したエレガントな北欧スタイルも。
DIYと言えば、男前なヴィンテージ風インテリアが流行っていますが、様々な材料をネットで簡単に手に入れることができる現代では、北欧風も十分に作れるのではないかと感じています。