- 床が傷ついたり汚れたりするのを防ぐ為
- 足元を暖かくする為
- 床の上に直接座れるようにする為
- おしゃれなインテリアの為
などの理由でリビングテーブルの下にラグをコーディネートする場合があります。
このラグを選ぶ時、「薄い色」「暖かそうな色」「好きな色」「ソファと合いそうな色」など、何となくの理由で色を決めていませんか?
ラグは空間の床を覆うインテリアアイテムなので、色の選び方で部屋の印象が違って見えます。
「どんな色のラグを選べば良いの?」を解消すべく、床とラグの色の相性を解説していきましょう。
ラグの色によって空間(部屋)の広さの感じ方が変わる
広々としたリビングなら、どんな色のラグを敷いても問題ないですが、一般的な広さのリビングの場合、ラグの色によって、空間の広さ・狭さの印象が違って見えます。
狭く感じる床とラグの組み合わせ
黒っぽいダークブラウンのフローリングと暗めのグレーのラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグよりもやや暗めのグレー。家具をブラック、壁を床と同じ黒っぽいダークブラウンの板貼りにしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングとブラック×ホワイトのパターン柄のラグをコーディネート。
ソファの色は、ブラック。収納家具・ラウンジチェア・テーブルランプのシェードをブラックで統一したインテリア。
暗めのブラウンのフローリングとくすんだブラウンのシャギーラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグよりも少し明るいスモーキーなベージュ。ソファとラグを鮮やかさの少ない色にして、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
スモーキーな明るめのブラウンのフローリングと暗めのグレーのシャギーラグをコーディネート。
ソファの色は、くすんだ暗めのイエロー。フロアランプのシェードとラウンジチェアでブラックを足して、かっこいい雰囲気をアップしたインテリア。
明るいブラウンのフローリングとブラック×ホワイトのヴィンテージ調のオリエンタルラグをコーディネート。
ソファの色は、ブラック。コーヒーテーブルを透明素材、アームチェアのファブリックをオフホワイトにして明暗のバランスを取ったインテリア。
グレイッシュな薄いブラウンのフローリングと濃いグレーのラグをコーディネート。
ソファの色は、暗いグレー。コーヒーテーブル・アームチェア・収納家具の木目は濃いめのブラウン。床の色を一番明るくした北欧スタイルのインテリア。
「重厚感」や「落ち着き」のあるインテリアを目指す場合は抜きにして、広々とした印象の空間を作りたいなら、下記の「広く感じる床とラグの組み合わせ」を参考に、白っぽい(薄い)色のラグをコーディネートして、開放的な空間を演出しましょう。
広く感じる床とラグの組み合わせ
暗いブラウンのフローリングと明るいベージュのラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグより明るいベージュ。コーヒーテーブル・パーソナルソファ・テレビボード(コンパクトなテーブル)を淡い色にして、フローリングの暗さを感じさせない空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングとうっすらと模様が入った薄いグレーのエレガントなラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグと似た薄いグレー。シルバーのテーブルや暗いブルーのラウンジチェアを使って、圧迫感の少ない空間を演出したインテリア。
くすんだ暗いブラウンのフローリングとブラックの細い線でパターン柄を描いたアイボリーのラグをコーディネート。
ソファの色は、床色と似た濃いグレー。天井をグレー、ラウンジチェアをソファと同じ濃いグレーにして、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
薄いブラウンのフローリングとブラックの細い線が入ったオフホワイトのラグをコーディネート。
ソファの色は、濃いめのグレージュ。リビングテーブルやラウンジチェアに金属や金属調を使って、非日常的な印象をアップしたインテリア。
スモーキーな薄いブラウンのフローリングとアイボリー×ブラックの細い線のパターン柄のラグをコーディネート。
ソファの色は、グレージュ。大きな家具はグレージュの木目やホワイト、小さめの家具はブラックやダークブラウンの木目にして、開放感と高級感のバランスを取ったインテリア。
薄めのブラウンのフローリングとオフホワイトのラグをコーディネート。
ソファの色は、ライトグレー。テーブル・ランプシェード・スツールをホワイト、または白っぽい色で統一し、開放的な空間を演出したインテリア。
床の色が暗く(濃く)て狭苦しく感じる場合は、床面に白っぽい(薄い)色のラグをコーディネートすることで、窮屈な印象を消すことができます。
同じにする?別々にする?床色とラグの色の明暗比較
床の色の明るさとラグの色の明るさを揃えるかどうかで、空間の印象が違って見えます。
床の色とラグの色の明るさ(薄さ)を同じにすると統一感が出て、まとまった印象のインテリアになります。
黒っぽいダークブラウンのヴィンテージフローリングとブラックの面積が多いブラック×ホワイトの大きなカウハイドラグをコーディネート。
ソファの色は、白っぽいベージュ。床面・ラグ・コーヒーテーブルを黒っぽいダークカラー、ソファを白っぽいライトカラーにしてアンティーク感のある空間を演出したインテリア。
暗いブラウンのフローリングと暗いブラウンのラグをコーディネート。
ソファの色は、黒っぽい焦茶。床・ラグ・ソファ・壁の一部をダークカラーにして、間接照明を効果的に使い、高級感のある空間を演出したインテリア。
ブラウンのフローリングと濃いめのベージュのナチュラルなラグをコーディネート。
ソファの色は、グレー。もう1台のソファをキャメルレザー、コーヒーテーブルを明るめのブラウンの木目にしてナチュラルな空間を演出した北欧スタイルのインテリア。
ブラウンのフローリングとブラウンのラグをコーディネート。
ソファの色は、赤みの強いブラウン。壁面にホワイト×暗めのブラウンの木目の収納家具、コーナーを背に、濃いブラウンの木とブラックレザーを組み合わせたアームチェアを置き、温もりと落ち着きのある空間を演出したインテリア。
薄めのブラウンのフローリングとベージュのラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグの色よりもやや濃いめのグレー。テレビボードの扉をスモーキーな薄いブラウンの木目、ラウンジチェアをラグと同じ明るさのベージュにして、開放的な空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングとくすんだベージュのシャギーラグをコーディネート。
ソファの色は、ブラウン(レザー)。コーヒーテーブルを艶のあるブラウン、カーテンをブラウン、テレビボードを濃いめのブラウンの木目にしてリラックスできる空間を演出したインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングと薄めのグレー×ホワイトのパターン柄のラグをコーディネート。
ソファの色は、床やラグよりも濃いグレー。コーヒーテーブルをグレイッシュな濃いめのブラウンにして、生活感の少ない落ち着いた空間を演出したインテリア。
床の色よりラグの色の方が暗い(濃い)と、重厚感がアップして見え、落ち着きのあるインテリアになります。
ブラウンのフローリングと黒っぽく、くすんだブラウンのシャギーラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグと似た暗さのくすんだブラウン。コーヒーテーブルと収納家具をブラックで統一し、重厚感をアップしたインテリア。
くすんだブラウンのフローリングとブラックのラグをコーディネート。
ソファの色は、グレー。オットマンテーブルをソファと同じグレー、ラウンジチェアを白っぽいブラウンの木にして、静寂を感じる空間を演出した北欧スタイルのインテリア。
明るいブラウンのフローリングとブラックのラグをコーディネート。
ソファの色は、グレー。コーヒーテーブルをシルバー金属×ガラス、ラウンジチェアをブラックにして、非日常的な生活感の少ない空間を演出したインテリア。
スモーキーな薄いブラウンのフローリングと黒っぽいブラウンのシャギーラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグより少し明るいブラウン。コーヒーテーブルをシルバー金属×ガラスの曲線デザイン、スツールを黄緑のレザー調にして重厚感とリラックス感のある空間を演出したインテリア。
スモーキーな薄いブラウンのフローリングと暗いグレーのラグをコーディネート。
ソファの色は、白っぽいグレー。コーヒーテーブルをブラック、収納家具をスモーキーなブラウンの木目にして、上質な印象をアップした北欧スタイルのインテリア。
床の色よりラグの色の方が明るい(薄い)と、広々とした印象になります。
ブラックのフローリングと薄めのグレージュのラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグよりも濃いグレー。収納家具は床色と同じブラック。床・ソファ・家具を暗めの色にして、ラグだけを明るくし、開放的な印象をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングとうっすらと模様が入った明るめのグレーのラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグよりも薄いグレー。白っぽいベージュのコンクリート調テーブル、ブラックキャビネットとくすんだブラウンの木目扉のテレビボードを置いて、白っぽい面積を多くして、広々とした空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングとライトグレー×グレーのヴィンテージ感のあるパターン柄のラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグより少し濃いグレー。壁紙をソファよりも暗めのグレーにして、薄暗い色の面積を多くして、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
ブラウンのフローリングと薄いグレー×ゴールドのタイル調柄のラグをコーディネート。
ソファの色は、濃いめのグレージュ。コーヒーテーブルを床色に似たブラウンの木目、ラウンジチェアをオフホワイトにして、広さとリラックス感のある空間を演出したインテリア。
ブラウンのフローリングとくすんだ薄いベージュのラグをコーディネート。
ソファの色は、ラグより明るい白っぽいベージュ。コーヒーテーブルとサイドテーブルはブラック。ラグとソファで床の見える部分を少なくして、くつろぎ感のある広々とした空間を演出したインテリア。
ブラウンのフローリングと明るいグレーのシャギーラグをコーディネート。
ソファの色は、暗いグレー。コーヒーテーブルはホワイト、テレビボードはホワイト×ナチュラルブラウンの木目。ソファの色だけを濃くして、落ち着きをアップした北欧スタイルのインテリア。
ブラウンのフローリングと薄いベージュのでこぼこした曲線パターン柄のラグをコーディネート。
ソファの色は、くすんだブルー。コーヒーテーブルとサイドボードは、床と似た明るさのブラウンの木目。開放感とナチュラル感のある北欧スタイルのインテリア。
「ラグが浮いて見えそう」を解消する技4つ
ここまで紹介したようなベージュやグレーなどの無難な色のラグではなく、色を前面に押し出したカラフルなラグ・柄が目立つラグをコーディネートしたい場合や床の明るさとラグの明るさを変える場合、インテリアの調和を取るにはどんな方法があるのでしょうか。
空間にラグを馴染ませる方法を4つ紹介します。
グレージュのコンクリート調床とスモーキーなグリーンの幾何学模様のラグをコーディネート。
ラグの上に、グレーの2人掛けソファを置き、ラグと同じスモーキーなグリーンと鮮やかなオレンジの無地クッションをレイアウト。ラグとクッション、コーヒーテーブルとクッションを似た2色でまとめた北欧スタイルのインテリア。
白っぽいブラウンのフローリングとグリーンのヴィンテージラグをコーディネート。
ラグの上に、薄めのグレーのソファを置き、鮮やかなグリーンの無地クッションをレイアウト。無機質で上品な印象のグレーと安っぽく感じないグリーンを組み合わせたリラックス感のあるインテリア。
そのグリーン間違ってない?緑を使った安っぽく感じないインテリア
薄いブラウンのフローリングとアイボリー×濃いイエローのパターン柄のラグをコーディネート。
ラグの周りに、グレーのソファを2台置き、イエローの無地クッションをレイアウト。気持ちが明るくなるイエローを効果的に使った大人カジュアルなインテリア。
明るいブラウンのフローリングと暗めの赤の丸型シャギーラグをコーディネート。
ラグの周りに、ブラックのソファを置き、赤の無地クッションと赤のボーダー柄のクッションをレイアウト。コーヒーテーブルの脚とテレビボードをソファと同じブラックにして、赤のポイントで温もりとおしゃれ感を演出したインテリア。
スモーキーな薄めのブラウンのフローリングとくすんだ薄めのブルーのラグをコーディネート。
ラグの上に、ライトグレーのソファを置き、くすんだ薄めのブルーの2種類の無地クッションをレイアウト。白っぽい色と寒色を組み合わせ、スッキリ感のある広々とした空間を演出したインテリア。
ブラウンのヘリンボーン床と黒っぽいグレーのシャギーラグをコーディネート。
ラグの上に、オフホワイトのソファを置き、グレー×ホワイトの2種類の幾何学模様のクッションをレイアウト。ラグよりもクッションのグレーを濃いめにして、どっしりとした高級感を演出したインテリア。
グレージュのフローリングとブラック×グレー×ホワイトの幾何学模様ラグをコーディネート。
ラグの上に、ブラックのソファを置き、ブラック×ホワイト、グレー×ホワイトの2種類のパターン柄のクッションをレイアウト。ラグの3色の中から2色ずつを組み合わせ、直線的な模様で統一した、まとまりのある北欧スタイルのインテリア。
グレーのフローリングとグレー×ホワイトの幾何学模様のラグをコーディネート。
ラグの上に、黒っぽく、くすんだブルーのソファを置き、グレー×ホワイトの鱗のようなデザインのクッションをレイアウト。床面を白っぽく、ソファやラグを黒っぽくして、落ち着きと高級感のある空間を演出したインテリア。
スモーキーな明るめのブラウンのフローリングと黒っぽいグレーのシャギーのラグをコーディネート。
ラグを囲むようにラグと同じ色のコーナーソファをレイアウト。コーヒーテーブル・ラウンジチェア・クッションをブラックで統一し、重厚感のある空間を演出したインテリア。
明るめのブラウンのフローリングとグレーのラグをコーディネート。
ラグの手前に、ラグと同じ明るさのグレーのソファをレイアウト。ソファ背面の壁紙もソファと同じ明るさのグレーにして、洗練された印象の空間を演出したインテリア。
スモーキーな明るめのブラウンのフローリングとアイボリーのラグをコーディネート。
ラグの上に、ラグよりもやや明るいアイボリーのソファをレイアウト。ソファの前のコーヒーテーブルとスツールクッションも白っぽい色にして、広々とした空間を演出したインテリア。
濃いブラウンのフローリングとくすんだブルーのヴィンテージラグをコーディネート。
ラグのコーナーに、シルバー金属の1本脚とイエローの穴あき座面を組み合わせたモダンなデザインのスツールをレイアウト。ソファをブラックにして、高級感のある空間を演出したインダストリアルスタイルのインテリア。
ブラウンのフローリングと暗めのブルーのマットなラグをコーディネート。
ラグの上に、ラグと同じブルーのファブリック製丸型スツール、コーナーにくすんだブルーの金属シェードのフロアランプをレイアウト。無彩色と寒色を組み合わせて冷たい印象の空間を演出した北欧スタイルのインテリア。
スモーキーな白っぽいブラウンのフローリングとベージュ×グリーンのヴィンテージラグをコーディネート。
ソファの後ろの壁に、暗いグリーンのデザイン性の高いオープンシェルフを2個取り付け、コーナーにイエローガラスの丸いペンダントランプを2灯ハンギング。コーヒーテーブル・ラウンジチェア・サイドテーブルでブラックを足し、高級感をアップしたインテリア。
ブラウンのフローリングと植物のような濃い黄緑のラグをコーディネート。
ラグの上に、緑と相性の良い赤の木製チェアを置いて、ナチュラルな空間をスタイリッシュに見せたインテリア。
季節感のあるラグコーディネート法
暖房をガンガンにしないと寒い冬、エアコンで涼しくしないと暑さで体力を奪われる夏など、年間を通じて気温に差があります。インテリアコーディネートを考える時、外気温が影響することもあり、「冬に選んだ暖かそうに見えるラグが、逆の季節の夏に蒸し暑く見えてしまう。」ということもあります。
ラグは、ソファやコーヒーテーブルの脚の下に敷くことが多く、ソファやコーヒーテーブルは重くて大きな家具なので、気温に合ったラグの色に季節ごとに変えるのは難しいです。
そこで、おすすめなのが、メインのラグの上に、季節に合わせた小さめのラグを敷く方法です。コーヒーテーブル(リビングテーブル)の下だけをカバーするサイズにしておけば、テーブルをずらすだけで色を変えることができます。テーブルの下に敷かずに、ラグの隅っこに季節感のあるラグを置く方法もあります。
ブラックのフローリングとくすんだブラウンのラグ、ホワイト×ライトグレーのカウハイドラグをコーディネート。
ソファをオフホワイト、コーヒーテーブルをつや消しゴールド×ガラスでまとめ、涼しげでアンティーク感のある空間を演出したインテリア。
ブラウンのフローリングとベージュのラグ、ホワイトのカウハイドラグをコーディネート。
ソファをアイボリー、コーヒーテーブル(スツールテーブル)を明るめのブラウンの天然木でまとめ、ナチュラルで開放的な空間を演出したインテリア。
黄みがかったブラウンのフローリングとスモーキーなベージュのラグ、ホワイトのムートンラグをコーディネート。
ソファ・コーヒーテーブル・レザープフ(レザースツール)をホワイト、ラウンジチェアをラグと同じスモーキーなベージュでまとめ、清潔感と広さのある空間を演出したインテリア。
濃いめのブラウンのフローリングとベージュ×ブラックのカジュアルなパターン柄のラグ、赤みがかったブラウン×グレーのヴィンテージなオリエンタルラグをコーディネート。
ソファを薄いグレー、収納家具とスツールクッションを淡いブラウン系にして、開放感・温もり・リラックス感のある空間を演出したインテリア。
「ラグの色と床色の相性」や「広さ・狭さ」「高級感・重厚感」などを頭に置いたラグの色の決め方のコツが掴めたでしょうか。
「狭さ」と「高級感・重厚感」は、同じ暗い色のラグなので、混乱する可能性もありますが、落ち着いた空間が好きな方・ダークカラーのインテリアが好きな方は、多少狭く感じても、暗い色のラグを床に敷くのがおすすめです。