北欧インテリアと聞くと「ナチュラルな木目」「ホワイトやベージュ・アイボリーなどの淡い配色」といったような明るくて開放感があり、ナチュラルで心地よい空間を思い浮かべますよね。
では、床の色や建具の色が、茶色の木目の中で最も暗いダークブラウン系だった場合、北欧インテリアを作るのは諦めた方が良いでしょうか。
また、床の色や建具の色が、薄い茶色だった場合、わざと暗い茶色の木目家具を組み合わせて、落ち着きや高級感のある北欧インテリアを作るコーディネート法もあります。
ダークブラウン(暗い茶色)の床や家具を使って、北欧インテリアを作るコツを紹介しますので、コーディネートのヒントにして下さい。
ダークブラウンの北欧インテリアの作り方①グレーを基調としたコーディネートにする
北欧インテリアでは、ソファ・ラグ・カーテン・(壁紙)など、大きな面積を占めるベースカラーは、白っぽい淡い色が鉄則です。
白っぽい淡い色には、オフホワイト・ベージュ・アイボリー・グレーなどがありますが、ダークブラウンの木目を取り入れた北欧インテリアを作る場合は、ベースカラーを薄いグレーでまとめることで、上品で洗練された印象の空間を作り上げることができます。
ダークブラウンは、数ある木の色の中でも、高級感を演出できる色です。
高級感のあるダークブラウン木目と薄いグレーを組み合わせた北欧インテリアは、ナチュラルな印象は薄いものの、落ち着きのある上質なインテリアになります。
黒っぽいダークブラウンのフローリングのリビングに、薄いグレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、白っぽいベージュのラグを敷き、薄い茶色の木製脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた葉っぱのようなデザインの天板のコーヒーテーブルをレイアウト。壁紙を薄いグレーにして、ピンク系の細い線で描いたナチュラルなアートをソファ背面の壁に、3枚ディスプレイ。ソファの上に、アイボリーや白っぽいベージュなどの淡い暖色のクッションを乗せて、くつろぎ感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、グレーのコの字型フロアソファをコーディネート。
ソファの下に、ソファより少し明るいグレーのラグを敷き、ブラックフレーム脚とグレー天板を組み合わせたコンパクトな正方形コーヒーテーブルをレイアウト。コーヒーテーブルの真上に、ホワイトの金属シェードの大きなペンダントランプを1灯ハンギング。テレビボード・ウォールランプ・カーテンをホワイトでまとめ、シンプルで無機質な空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ダークブラウンの木と薄いグレーのファブリック製座面を組み合わせた3人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレーのラグを敷き、ブラックの華奢なデザインの丸型サイドテーブル、ブラックの細い脚とホワイト天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの斜め前に、3人掛けソファと同じデザインのアームチェアを配置。ソファ正面とソファ背面の壁に、ホワイトのウォールシェルフを取り付け、アートや本をディスプレイ。観葉植物を多く飾って、ナチュラル感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、丸みのある薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ダークグレー×ホワイトのエキゾチックな幾何学模様のラグを敷き、ダークブラウンの背の高い木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面に、ダークブラウンの木と薄いグレーの座面、ブラックレザーの座面を組み合わせたアームチェア、２箇所ある窓の間の壁に、ダークブラウンの木目の背の高い収納家具を配置。床と家具の木の色を揃えた、まとまりのあるインテリア。
黒っぽいダークブラウンのヘリンボーン床のリビングダイニングに、薄いグレーの肘掛けのない2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラックの細い線×薄いグレーの菱形模様のラグを敷き、ブラックの長方形トレイテーブルをレイアウト。ソファの隣に、ダークブラウンのアンティークデザインの木製デスクとチェアを配置。壁に、薄めのグレーの壁紙を貼り、天井からブラック金属のアンティーク感のあるペンダントランプを1灯ハンギング。クラシック系のデザインを取り入れて、エレガントな空間を演出したインテリア。
薄めの茶色の寄木張りフローリングのリビングに、肘掛けのない白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、暗いブラウンの大きなラグを敷き、くすんだ薄い茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルを３台レイアウト。テーブルの周りに、グレーのファー素材のクッション、グレーの無地クッションを無造作に配置。窓にグレーのカーテンをハンギング。ソファの上に、ホワイト×ブラウンのパターン柄のクッションを乗せて、リラックス感をアップしたインテリア。
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ダークブラウンの北欧インテリアの作り方②スモーキーなグリーンや水色を足す
水や空を連想させるブルー(水色)や植物を連想させるグリーンは、北欧インテリアに欠かせない色です。
前述した通り、ダークブラウンの木目は、木の色の中でも、高級な印象です。北欧に欠かせないブルー(水色)やグリーンを高級感のあるダークブラウンと組み合わせる場合は、スモーキーな色にするのがおすすめです。
- くすんだ水色
- 鮮やかすぎない薄いグリーン
が、ダークブラウンの木目の上質な空間を底上げした安っぽく感じないナチュラルなインテリアになります。
暗いダークブラウンのヘリンボーン床のリビングに、くすんだグリーンの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グレー×ベージュ×ホワイトのヴィンテージな幾何学模様のラグを敷き、ナチュラルブラウンの木目の高さ違いの三角形コーヒーテーブルを重ねるように2台レイアウト。ソファの斜め前に、白っぽい茶色の木と白っぽいグレーのファブリックを組み合わせたラウンジチェアを配置。ソファ用クッションとフロアランプで、グリーンと相性の良いくすんだピンクを足して、おしゃれ感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのヘリンボーン床のオープンリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ホワイト×グレー×ブラックのクラシカルな花柄のラグを敷き、ゴールド金属の１本脚とブラック天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファとコの字に、ソファと同じファブリックを使ったベンチ型スツールとグイレッシュなグリーンの丸みのあるデザインのチェアを配置。鮮やか過ぎない配色にして、エレガントな空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グレー×ブラックのうっすらと模様が見えるラグを敷き、ブラック金属脚とブラック×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファとL字に2人掛けと同じデザインのパーソナルソファ、2人掛けソファと対面に、グレイッシュな薄いグリーンのベルベット製チェアを配置。壁紙をスモーキーな薄い黄緑系にして、ナチュラルで開放感のある空間を演出したインテリア。
暗いダークブラウンのヘリンボーン床のリビングに、背もたれの低いグレージュの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グレージュのシンプルなラグをレイアウト。ソファの背もたれに向かって、ダークブラウンの木目のデスクを置き、ブラックのワークチェアを2脚配置。ソファの上に、暗く、くすんだグリーンの無地クッションとスモーキーな薄いグリーン×グレーのパターン柄のクッションをペアにして２組置き、クラシカルでリッチな印象の空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのオープンリビングに、くすんだ黄緑の3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、シンプルなデザインのダークブラウンの木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面の壁に、コーヒーテーブルと同じ明るさの木目のオープンシェルフ型テレビボードを配置。柱・梁・階段もダークブラウンにして、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
暗めのブラウンのフローリングのリビングダイニングに、くすんだ緑っぽい水色の2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ベージュの丸型ラグを敷き、ダークブラウンの木目の丸角長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面に、暗めの茶色の木目キャビネットと濃いグレーの扉を組み合わせたテレビボード。ダイニングスペースに、暗い茶色の木製丸型テーブル、暗い茶色の木製チェアを配置。ダイニング側の壁に、天井付近まである黒っぽいブルーのオープンシェルフ(本棚)を置き、茶色の木製梯子を立てかけて、ナチュラルな雰囲気をアップしたインテリア。
ダークブラウンの北欧インテリアの作り方③あえて茶色を加える
ナチュラル感は、薄い茶色の木目やベージュなど、淡い色を中心にした配色で出すのが定番です。ダークブラウンは、色が暗い上に、木目が見えにくく、北欧インテリアの特徴であるナチュラルな雰囲気を出すことが難しいです。
ダークブラウンの北欧インテリアの作り方①のグレーを基調としたコーディネートの場合、木目がない(見えにくい)暗い茶色と無彩色のグレーの組み合わせによって、ナチュラル感が全くない空間になりがちです。
この空間に、1色を足すだけで、自然を感じるインテリアにできる有能な色があります。それは、茶色です。茶色は、木や土の色を連想させる色です。ラグやクッション・カーテンに取り入れることで、たとえ、木目がない(見えにくい)ダークブラウンのコーディネートでも、ナチュラルな印象がアップして見えます。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、薄いグレーのラグを敷き、ホワイト金属脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面に、シルバー金属脚とダークブラウンレザーの座面を組み合わせたパーソナルソファを2脚配置。収納家具とテレビボードをホワイトでまとめて、開放的な空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、黒の線で菱形模様を描いたライトグレーの大きなラグを敷き、ホワイト木製フレームとガラス天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面にホワイトのテレビボードを置き、テレビボードの前に、ブラウンレザーの丸型クッションスツールを配置。黒・グレー・ホワイトの無彩色でコーディネートした空間に、くつろぎのブラウンを足して、リラックス感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングダイニングに、白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレー×ライトグレーのエレガントなパターン柄の大きなラグを敷き、ダークブラウンの木製長方形コーヒーテーブル、黒っぽいダークブラウンの木とベージュの編み込み座面を組み合わせたチェア2脚をレイアウト。ダイニングスペースに、ベージュのラグを敷き、ダークブラウンの木製長方形テーブル、ブラック金属脚と白っぽいグレーのファブリック製座面を組み合わせたモダンなデザインのチェアを配置。ソファの上に、オレンジっぽい茶色の無地クッションを乗せて、温もりをアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのヘリンボーン床とグレーの壁紙のリビングに、薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、薄いグレーの大きなラグを敷き、ダークブラウンの木製フレーム脚とガラス天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面の壁に、ホワイトのシンプルなデザインのテレビボードをハンギング。ソファの上に、くすんだ茶色と黄色が強めのくすんだ茶色の無地クッションを乗せて、温もりとリラックス感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだ薄めのブラウンのラグを敷き、ダークブラウンの木製丸型コーヒーテーブルをレイアウト。窓を背に、ブラック金属の丸みのある網目模様のチェアを配置。ソファの上に、グレイッシュなブラウン、赤みがかったグレイッシュなブラウン、黄みがかった薄いブラウンの無地クッションを乗せて、ナチュラルな印象をアップしたインテリア。
茶色のヘリンボーン床のリビングに、明るいグレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの下に、濃いグレーのラグを敷き、シルバー金属フレーム脚とグレー天板を組み合わせたシンプルなデザインの長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファとコの字に、ダークブラウンの木とホワイトレザーの座面、ダークブラウンの木とダークブラウンレザーの座面を組み合わせた色違いのチェアを配置。ソファの上に、濃いめのブラウンのブランケットと無地クッションを乗せて、木を目にしているかのような、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングダイニングに、暗いブラウンの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、オフホワイトのふかふかのラグを敷き、ダークブラウンの木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ダイニングスペースに、ブラックの木製丸型テーブル、ブラック金属脚とダークブラウンの木製座面を組み合わせたチェアを配置。ソファ・コーヒーテーブル・ダイニングチェアを暗めのブラウンで統一し、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
グレーのフローリングのリビングに、白っぽいグレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの下に、ソファより濃いグレーの大きなラグを敷き、シルバー金属脚とブラックの変形デザインの天板を組み合わせたコーヒーテーブル、くすんだブラウンレザーの丸型スツールクッションをレイアウト。ソファとコの字に、細いブラック金属脚とブラウンレザーのふかふかした座面を組み合わせたチェアを2脚配置。茶色を存在感のあるデザインで取り入れて、リラックス感をアップしたインテリア。
ダークブラウンの北欧インテリアの作り方④黒を足す
ダークブラウンは、茶系の木目の中で一番暗い色です。その暗い茶色の木目と色の中で一番暗い黒を組み合わせたインテリアは、高級感が増し、落ち着きもアップして見えます。
黒を足すときは、ソファ・ラグ・カーテンなどの大きな面積ではなく、テーブル・テレビボード・サイドテーブル・照明器具などポイント的にコーディネートすると、圧迫感の少ない空間になります。
淡い配色のナチュラル空間では浮いて見える黒も、ダークブラウンの木目となら、しっくり馴染み、大人っぽいインテリアになります。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、オフホワイトの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだベージュのラグを敷き、高さと大きさの違うブラックの丸型コーヒーテーブルを2台レイアウト。ソファとL字の壁に、ホワイトのサイドボードを置き、サイドボード側の壁を背に、ダークブラウンレザーのバタフライチェアを配置。ソファの隣にブラック金属のフロアランプを置いて、空間を引き締めたインテリア。
ダークブラウンのフローリングとグレーの壁紙のリビングに、白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレーの大きなラグを敷き、ブラックの高さと大きさの違う木製楕円形コーヒーテーブルを2台レイアウト。ソファとL字の壁を背に、ダークブラウンの木製のベンチのようなデザインの背の低いテーブルを置き、上部にダークブラウンのアートをディスプレイ。エレガントで開放感のあるインテリア。
ダークブラウンのフローリングとグレーの壁紙のリビングダイニングに、薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、白っぽいグレーの薄手のラグを敷き、ブラックの木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ダイニングスペースに、ホワイトのテーブルクロスを掛けた１本脚の丸型テーブル、ナチュラルブラウンの曲線デザインの木製チェアを配置。フロアランプとキャンドルホルダーで黒を足して、高級感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、肘掛けのないグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、グレー×薄いブラウンの編み込みデザインのラグを敷き、ダークブラウンの木製脚と薄いグレーの丸型トレイを組み合わせた高さ違いのテーブルを2台レイアウト。ソファとコの字に、ブラック金属のコンソールテーブル、ブラック金属の透け感のあるチェアを配置。軽さのあるデザインで黒を足して、圧迫感の少ない空間を演出したインテリア。
暗めの茶色のフローリングのリビングに、肘掛けのない薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレーのシャギーラグを敷き、ブラックの１本脚の丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面に、くすんだ茶色の木と明るいブラウンレザーの座面を組み合わせたアームチェアを2脚配置。入り口横の壁を背に、黒のモダンなデザインのオープンシェルフ型テレビボードを配置。ソファ用クッション、丸型スツールでブラックを足して、落ち着きと高級感をアップしたインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、濃いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレーのラグを敷き、ブラックの黒っぽいダークブラウンの木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。コーナーを背に、ブラックレザーのアームチェアを置き、天井から、ブラックのシャンデリア風ペンダントランプをハンギング。アート用額縁とオープンシェルフ(飾り棚)をブラックでまとめ、高級感のあるクラシカルな空間を演出したインテリア。
白っぽいグレーのフローリングのリビングに、濃いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレー×ライトグレーのシェブロン柄のラグを敷き、ソファと対面にダークブラウンの木目のテレビボードをレイアウト。ソファ背面の壁の２箇所に、茶色の木目の板を貼り、窓に濃いグレーのカーテンをハンギング。フロアランプ・ダクトレール+スポットライト・花瓶・アートで黒を足して、かっこいい空間を演出したインテリア。
ダークブラウンの北欧インテリアの作り方⑤シックを目指す
北欧インテリアの基本的な配色は、白っぽい色や淡い色を組み合わせて、ナチュラルな空間を目指します。しかしながら、床の色や家具の色がダークブラウンだと、既に、空間の中に、暗い色が混じっていて、いくら残りの色を淡い配色にしても、床・壁&天井・家具の全てを淡い色でまとめた北欧インテリアのような雰囲気にはなりません。
淡い色をコーディネートせず、わざと暗い色を足して、全体的に暗いインテリアを作る方法もあります。ダークカラーでまとめた空間は、淡い色のような開放感はないものの、大人っぽい落ち着きのあるインテリアになります。
おしゃれな北欧シックインテリアの作り方のコツ&インテリア実例
黒っぽいダークブラウンのフローリングのリビングに、薄いグレーのモダンなデザインの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、ブラックのステッチ模様の線で菱形を描いたグレーのラグを敷き、くすんだアークブラウンの木製丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面に、エレガントなデザインの暗いブルーのファブリック製ラウンジチェアを配置。ソファの上に、黒っぽいブルーの無地クッションと暗い赤紫の無地クッションを乗せて、高級でエレガントな空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのヴィンテージなヘリンボーン床のリビングダイニングに、濃いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、ブラックの大きなラグを敷き、艶のあるブラックのオープンシェルフ型長方形コーヒーテーブルを2台レイアウト。ソファの斜め前に、くすんだグリーンのファブリック製チェア、ダイニングスペースに、ブラックの丸型テーブル、黒っぽいダークブラウンの木とブラウンの編み込み座面を組み合わせたチェアを配置。壁にグレージュの壁紙を貼って、上質で落ち着きのある空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのヘリンボーン床のリビングに、黒っぽいグレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に、黒の線で菱形模様を描いたホワイトのラグを敷き、ホワイト×濃いグレーの大理石調脚とホワイト×薄いグレーの大理石調天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、淡いピンクとホワイト×暗いグリーンのパターン柄のクッションを乗せて、大人ナチュラルな印象をアップしたインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、濃いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、グレーの大きなラグを敷き、デザインの違う3種類の小さめの丸型コーヒーテーブルを3台レイアウト。ソファと対面に、ブラック金属脚とくすんだブラウンのファブリック製座面を組み合わせたアームチェア2脚、チェアの後ろに、くすんだ暗い青緑のサイドボードを配置。窓に、暗いブラウンのカーテンをかけ、ソファの上に、暗い青緑とブラウンの無地クッションを乗せて、シックな印象をアップしたインテリア。
暗い茶色のフローリングのリビングに、濃いグレーの2人掛けソファをL字に2台コーディネート。
ソファの下に、黒っぽいグレーのラグを敷き、ブラック金属フレーム脚とダークブラウンの木製天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファとコの字に、ダークブラウンの木と濃いブラウンレザーを組み合わせたラウンジチェアを配置。腰より下をダークカラーでまとめ、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
暗い茶色=ダークブラウンを使った北欧インテリアの作り方を6つ紹介しましたが、参考になったでしょうか。
ダークブラウンの北欧インテリアは、淡い配色のナチュラルな雰囲気の北欧インテリアとは違いますが、濃い茶色を生かした「高級感のある空間」を演出できるところがメリットです。
黒やダークカラーを積極的に活用して、落ち着きや重厚感のある北欧インテリアを作るのも一つの方法なので、淡い色やナチュラル感に惑わされず、上質なコーディネートを目指してみてください。
