IGでよく見かける“ホテルライクなインテリア”。
ホテルライクとはhotel-Like、つまり「ホテルっぽい」という意味です。
コロナ禍で外出もままならず、おうちで過ごす時間が増えたことをきっかけに、ホテルのような非日常的で高級感もありながら、くつろげるインテリアを作る方が増えているのではないかと推測しています。
「ホテルのようなインテリアを作るには、相当なコストを掛けてリフォームをする必要があるのでは?」と思ってしまいがちですが、「大理石調のタイルを床に貼る」「ストーン調の凸凹したタイルを壁面に貼る」「暖炉をリビングに設ける」といったような高級感を演出する素材を使わなくても、作ることができます。
家族が集うリビングをホテルライクにする方法を4つのポイントに絞って解説していきましょう。
- ホテルライクなリビングインテリアを作るための室内の色の選び方と推奨4色
- ホテルライクなリビングインテリアを作るための家具レイアウトのコツ
- ホテルライクインテリアに欠かせない装飾の仕方
①ホテルの内装やインテリアはまとまり重視
どんなインテリアでも、まとまりを意識してコーディネートすれば、おしゃれに見えますが、ホテルライクインテリアの場合は、「まとまりが作れない余計なものは排除する」くらいの強い意志が必要です。
基本的なポイントは「色のまとまり」と「家具のまとまり」の2つです。
色は、「高級感がある」「洗練された印象がある」「広く見える」など、空間の印象を左右する為、予めどんなタイプのホテルライクインテリアを作りたいかをイメージし、そのイメージに合った色でコーディネートしていきます。
家具のまとまりは、くつろぎの空間を意識して、少し余裕があるくらいの家具の置き方がベストです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
②ホテルライクな色のまとまりとリビング向きの4種類の色
おしゃれなインテリアは、室内の配色が整っています。
配色が整うとは、同じ空間の中に使う色を2〜3色程度に抑えること。ソファと壁紙、ラグとカーテンなど、違う場所にあるインテリアに、似た色を使うことで、自然にまとまりが生まれ、統一感のあるインテリアになります。
また、一般的にリビングは、「くつろぎ」をポイントとして色を選ぶ必要があり、さらには、ホテルライクなリビングには、非日常や高級感といった要素も必要になってきます。
ホテルライクなリビング向きの4つの配色傾向を紹介しましょう。
②-①重厚感や高級感の「ブラック・暗い茶色」
非日常感:
高級感:
ブラックのフローリングとベージュのラグ、グレーのコーナーソファをコーディネート。
天井にグレーのコンクリート調大判タイル、壁面にブラックの木目パネルを貼り、「明るい」と「暗い」を明確に分けて、落ち着きのある空間を演出。ソファの前に、ブラックの大きな木製正方形コーヒーテーブルをレイアウト。重さを感じるブラックの家具を床面に置いて、重厚感をアップしたインテリア。
黒っぽいダークブラウンのフローリングと明るいグレーのラグ、ブラックの寝椅子付き3人掛けソファ、ブラックのパーソナルソファ、ブラックレザーの長方形コーヒーテーブル、ブラックの木目扉のテレビボードをコーディネート。
窓に、ダークグレーのカーテンをハンギング。テーブルランプのシェードとクッションに光沢のある暗いブラウンのファブリックを使い、重厚感をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングとグレーの厚手のラグ、ブラックレザーの2人掛けソファ、ブラックの木製長方形コーヒーテーブル、ブラックの木とダークグレーのファブリックを組み合わせたアームチェア2脚をコーディネート。
家具を全て、ブラックと暗めのグレーで統一。鮮やかさの無い無彩色でまとめることで、非日常感も演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングとホワイト×ブラックのカウハイドラグ、ダークグレーの2人掛けソファ2台、艶消しシルバー金属とブラック扉のキャビネットを組み合わせたテレビボードをコーディネート。
ソファの隣に、ブラックの木製正方形サイドテーブルを置き、ソファの上に、ホワイト×ブラックのパターン柄のクッションをレイアウト。壁と天井以外を黒っぽい配色にして、重厚感を演出したインテリア。
くすんだブラウンのフローリングとブラックの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、くすんだダークブラウンの木目の長方形コーヒーテーブル、ソファの隣に、ブラック×ホワイトの直線的なデザインのテーブルランプを乗せたコーヒーテーブルと同じ木目の長方形サイドテーブルをレイアウト。ソファの隣のラウンジチェアとソファ用クッションをくすんだイエローの無地でまとめ、くつろぎ感をアップしたインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングとホワイトのシャギーラグ、ブラックレザーのコーナーソファをコーディネート。
ソファと対面に、ゴールドの取っ手がついたホワイトのテレビボードをレイアウト。コーヒーテーブルとサイドテーブルをシルバー金属の柵のような曲線脚とガラス天板を組みわせたエレガントデザインで揃え、コーナーを背に、薄いグレーのファブリック製ラウンジチェアを置き、上品な印象もプラスしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングとグレーのラグ、スモーキーなベージュのコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に、高さと大きさの違うブラックの丸型コーヒーテーブルを2台、ソファと対面にブラックのファブリック製アームチェアを2脚レイアウト。天井にスモーキーな明るいブラウンの板を貼り、壁掛けテレビの下にグレー×ホワイトの大理石調カウンターをつけてリッチな空間を演出したインテリア。
ホワイトのフローリングと白っぽいグレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、アイボリー×グレー×ブラックの大きなチェック柄のラグを敷き、ブラックの長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファ背面に黒の額縁に入れたブラック×ホワイトの幾何学模様のアートを2枚ディスプレイ。サイドテーブル、雑貨、ストレージボックスをブラックでまとめ、かっこいい空間を演出したインテリア。
②-②清潔感と解放感の「ホワイト」
非日常感:
高級感:
ダークブラウンのフローリングと白っぽいグレー×ホワイトの幾何学模様のラグ、ホワイトのコーナーソファをコーディネート。
壁に薄いグレーの壁紙を貼り、ソファと対面に、ホワイトのテレビボードをレイアウト。窓用シェードとソファ用クッションを薄いグレーでまとめ、解放感のある空間を演出したインテリア。
マットなブラウンの床とシンプルなグレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラックの木製脚とダークブラウンの木目天板を組み合わせた三角形コーヒーテーブル、コーナーを背に、黒っぽいグリーンのウィングチェアをレイアウト。ソファ正面の壁面に、サボテンとコンパクトな照明を乗せたホワイトのオープンシェルフ型テレビボードをハンギング。壁をホワイト、カーテンをクリーム色にして、清々しい空間を演出したインテリア。
白っぽいナチュラルブラウンのフローリングとホワイトレザーの2人掛けソファ、シンプルなデザインのホワイトのチェア2脚をコーディネート。
ソファの前に、ナチュラルブラウンの木製長方形コーヒーテーブルを置き、コーナーを背に、ナチュラルブラウンの木とブラックの座面を組み合わせたアームチェアをレイアウト。床・壁・天井・家具を全て白っぽい色でまとめ、圧迫感を無くしたインテリア。
艶のあるホワイトのタイル床とブラックのレザー製ラグとホワイトレザーのコーナーソファをコーディネート。
壁にスモーキーなベージュの壁紙を貼り、窓にホワイトのカーテンをハンギング。クッションや雑貨でターコイズブルーのアクセントカラーを加え、海っぽい雰囲気にしたインテリア。
②-③上質と洗練・非日常の「グレー」
非日常感:
高級感:
ブラックの大判タイル床とグレーのラグ、薄めのグレーの2人掛けソファ2台、薄いグレーの丸みのあるファブリック製ラウンジチェア2脚をコーディネート。
ソファの前に、ブラック×ガラスのデザイン性の高い長方形コーヒーテーブルを2台レイアウト。壁に、黒×ブルーの大きな絵を1枚飾り、リッチな空間を演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングとグレーの2人掛けソファ、グレーのラウンジチェアをコーディネート。
ソファの下に、グレー×くすんだブラウン×ライトグレーのシェブロン柄のラグを敷き、ゴールド金属脚とガラス天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。壁面をブラックのモールディング壁にして、クラシカルで高級感のある空間を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングとグレーの凸凹したシェブロン柄のラグとグレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に、ナチュラルブラウンの木製脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブル、ソファとコの字に明るめの茶色の木とブラウンレザーを組み合わせたアームチェア2脚をレイアウト。壁の一部にブラウンの板をフローリングのように貼り、リラックス感を加えたインテリア。
明るめのブラウンのフローリングと濃いグレー×グレー×薄いグレーのパターン柄のラグとグレーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に薄めの茶色の天然木の丸型コーヒーテーブル、ソファの隣に薄めの茶色の天然木の丸型サイドテーブルをレイアウト。収納家具をナチュラルブラウンの木目キャビネットと濃いグレーの扉にして、ナチュラル感をアップしたインテリア。
グレーのフローリングとグレーのラグと白っぽいグレーの4人掛けソファ、濃いグレーのファブリック製長方形オットマンテーブルをコーディネート。
壁に濃いグレーの壁紙を貼り、窓に白っぽいグレーのカーテンをハンギング。ソファ正面にクラシカルなデザインのホワイトのサイドボードを置き、コーナーを背に、くすんだ茶色の木と赤みがかった濃いグレーのファブリックを組み合わせたアンティークデザインのアームチェアをレイアウト。明るさの違うグレーをセンスよく使ったエレガントな印象のインテリア。
②-④リラックス感の「ブラウン・ベージュ」
非日常感:
高級感:
ブラックのフローリングとブラックの斜め線が入った白っぽいベージュのシャギーラグとスモーキーなベージュの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
壁と天井にスモーキーな濃いブラウンの壁紙を貼り、ソファの前に、ブラックの積み木みたいな脚とガラス天板を組み合わせた正方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、くすんだイエローの無地クッションと白っぽいブラウンのブランケットを乗せて、くつろぎ感を足したインテリア。
ダークブラウンのフローリングとベージュのモールディング壁、ベージュ×グレー×濃い赤紫の幾何学模様のラグ、くすんだベージュのカーテンをコーディネート。
グレーの2人掛けソファを対面式に置き、中心に、鏡面シルバーの1本脚とブラックの木目天板を組み合わせた楕円形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、くすんだ赤紫の無地クッションを乗せ、天井からシャンデリア風のペンダントランプを1灯ハンギング。クラシカルなホテルのロビーのようなエレガントなインテリア。
ダークブラウンのフローリングと白っぽいベージュのラグと白っぽいベージュの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラック金属脚とブラック天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。短い壁面に、ダークグレーのモルタル調アクセント壁とブラックのカウンター型サイドボードを配置。大きな面積のソファとラグを白っぽい色にして、広々とした空間を演出したインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングとベージュのラグと白っぽいベージュの2人掛けソファ、白っぽいベージュのパーソナルソファ2脚をコーディネート。
ソファの前に、イエロー×黒っぽいブラウン×くすんだ紫×くすんだ赤×くすんだピンクのカラフルなストライプ柄のファブリックを使ったオットマンテーブルをレイアウト。ソファの上にオレンジのふわふわしたクッション、パーソナルソファの上にホワイト×オレンジのプリント柄のクッションを乗せて、親しみやすさをアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングと毛足の長い白っぽいベージュのラグと白っぽいベージュの寝椅子付き3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にホワイト×シルバー鏡面×ガラスのモダンなデザインの正方形コーヒーテーブル、ソファとコの字にシルバー鏡面×薄いグレーのファブリックの丸みのあるラウンジチェアをレイアウト。白っぽい色を薄いベージュで統一し、暖かさと広さの両方を演出したインテリア。
ベージュの大理石調タイル床と暗いブラウンのシャギーラグ、暗いブラウンのカーテン、ベージュの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ホワイトの高さ違いの1本脚の丸型コーヒーテーブルを2台レイアウト。ソファと反対側の壁面に、黒っぽいブラウンの壁と鏡面ホワイト扉のキャビネットを組み合わせた収納家具を配置。シンプルな配色で非日常的な空間を演出したインテリア。
グレー×ベージュのコンクリート調タイル床とスモーキーなベージュのコーナーソファ、ベージュ×グレーの幾何学模様のラグ、スモーキーなブラウンのアクセントクロスをコーディネート。
ソファの前に、シルバー金属脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。鮮やかさの少ない茶色を使うことで、安っぽさを少なくした上品なインテリア。
③ホテルライクなリビングの家具レイアウトのポイント
③-①重心を低くする
一般的な住宅では、天井を高くすることができない為、「家具の高さを低めに揃える」「背の低い家具を中心にコーディネートする」などして、全体の重心を床の近くにします。
天井を設計段階から変えることができる場合は、吹き抜け天井や折り上げ天井にすると天井面が高くなり、家具の位置が低く見え、ホテルライクなリビングを作り出すことができます。
ダークブラウンのフローリングとベージュの2人掛けソファ、ベージュの寝椅子、ダークブラウンの木とベージュのファブリックを組み合わせたアームチェア2脚をコーディネート。
ソファの下に、ホワイト×ベージュ×くすんだ黄緑×赤×グレーの大きなパターン柄のラグを敷き、ゴールド金属脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。開口が大きな上がり天井にして周囲に間接照明を入れ、くつろぎ感のある空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングとベージュのラグと濃いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
折り上げ天井にして、壁と天井にグレーの壁紙を貼り、ソファの正面にホワイトのシンプルなテレビボードをレイアウト。テレビ背面の壁を少し出して上下に間接照明を入れ、光の陰影で雰囲気のある空間を演出。
ベージュのカーペット床と脚の無いブラックの寝椅子付き2人掛けソファ、床にペタっと置くブラックの木製長方形コーヒーテーブルをコーディネート。
ソファの背もたれの高さを壁面の1/4程度に抑えることで、重心が低く見え、落ち着いた印象がアップ。
ベージュの大理石調タイル床と暗いブラウンのシャギーラグとベージュの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
天井と壁の間に隙間を作り、間接照明を埋め込んで、天井と壁の境界線を曖昧に。配色をシンプルにして、照明の美しさを際立たせたインテリア。
ブラック×くすんだ薄いグリーン×くすんだ焦茶×くすんだ赤×焦茶のストライプ柄の床と薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にブラックの木製丸型コーヒーテーブル、ソファの隣にブラックの木製長方形ダイニングテーブル、ブラックの木製脚とくすんだ赤のファブリックを組み合わせたチェアを2脚レイアウト。テーブル側の天井とソファ側の天井に段をつけ、側面にアクセントクロスと同じ赤の壁紙を貼り、ホテルっぽい空間を演出したインテリア。
③-②スペースに余裕を持たせる
「必要最低限必要な家具だけを置く」「コーヒーテーブルやチェアなどコンパクトにできるものは小さめのデザインを選ぶ」などして、スペースに余裕のある家具レイアウトを心掛けましょう。
グレーのカーペット床とグレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、濃い茶色の木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。入り口のすぐ横にある壁に沿ってソファを置き、テーブルを極限まで近づけて、広々とした空間を演出。
スモーキーなベージュのカーペット床とオフホワイトの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にミディアムブラウンの木製正方形コーヒーテーブル、ソファの隣にミディアムブラウンの木製正方形サイドテーブル、ダイニングを背に、ミディアムブラウンの木とグレーのファブリックを組み合わせたアームチェアをレイアウト。ソファ正面の壁に、スモーキーな黒っぽいベージュのアクセントクロスを貼り、ミディアムブラウンの木製デスクを配置。ソファとチェアの間に、広くスペースを空けて、余裕のある空間を演出したインテリア。
薄めのグレーのカーペット床とグレーの2人掛けソファを2台コーディネート。
ソファの前に、ブラックの脚とホワイトの大理石調天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。コーヒーテーブルを小さめのデザインにして、床にソファ用クッションと同じ配色のくすんだ暗い青緑の無地とグレー×暗くくすんだブラウンのパターン柄のクッションを無造作に配置。ソファとカーテンに寄せて置き、中央を広く空けて、広々とした空間を演出したインテリア。
白っぽいグレーのマットな大判タイル床と白っぽいグレーのラグ、薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、ブラックの脚とガラス天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブル、ソファと対面に、シルバー金属とブラックレザーを組み合わせたアームチェア2脚をレイアウト。ソファ、コーヒーテーブル、アームチェアを川の字に並べ、アームチェアの後ろに大きなスペースを取って、開放的な空間を演出したインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングとダークグレーの2人掛けソファ2台をコーディネート。
ソファの前に、アイボリー×スモーキーなベージュのストライプ柄のラグを敷き、ブラック金属脚とブラック×ホワイトの大理石調天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファとコーヒーテーブルの間を広く空けて、リラックスできる空間を演出したインテリア。
③-③中心を意識して左右対称に置く
ホワイトの3人掛けソファの左右に、グリーン×ホワイトのエレガントなテーブルランプを乗せたブラックの木製サイドテーブルをコーディネート。
薄いブラウンレザーの2人掛けソファの左右に、ゴールド×艶のある薄いグレーのテーブルランプを乗せた艶消しシルバー金属脚とベージュの天板を組み合わせた長方形サイドテーブルをコーディネート。
ブルーの2人掛けソファの左右に、ゴールド×ブラックのゴージャスなテーブルランプを乗せたブラック金属脚とブラックの引き出し付き天板を組み合わせた長方形サイドテーブルをコーディネート。
ホワイト×グレーのデザイン性の高いテーブルランプを乗せたミディアムブラウンの木目のサイドテーブルの左右に、シルバー金属と青みがかったグレーのファブリックを組み合わせたアームチェアを2脚コーディネート。
④装飾でホテルライクなリビング空間を作る
④-①間接照明を取り入れる
- 床に直置きするフロアランプ
- テーブルや台の上に置いて使うテーブルランプ
- 壁に取り付けるブラケットライト
- 上がり天井の縁や家具の裏や下に両面テープでペタッと貼るだけのテープライト
などがあります。
上向き、下向き、上下など、さまざまな光を使って壁面を照らすことで、室内に奥行きを演出することができます。
また、室内の天井にあるメインの照明を消して、スポットライトやユニバーサルダウンライトでアートや家具、ディスプレイを照らすと高級感のあるインテリアになります。
ラグ・カーテン・壁紙をベージュでまとめた空間のコーナーに、ベージュシェードのフロアランプと上下に光が拡散するベージュのシンプルなブラケットランプ3個をコーディネート。
フロアランプでカーテン、ブラケットランプで天井と壁面を照らしてリラックス感のある空間を演出。
天井に等間隔にダウンライトを埋め込み、壁を背に、ダウンライトを埋め込んだ背の高いテレビがビルトインできるダークブラウンの収納家具をコーディネート。
薄暗い雰囲気にして、天井のダウンライトでソファを照らし、くつろぎ感のある空間を演出。
茶色のサイドボードの上に、ブルー系の大きなアートを飾り、左右の壁面に、ゴールドのリング状のブラケットランプを取り付けて、美しい光を上下に拡散。
ソファ側の天井を下り天井にして、天井と壁の間にテープライトを入れ、壁面を美しく照らしたインテリア。
ホワイトのシンプルなテレビボードの下に、テープライトを取り付け、床面に光を拡散。暖炉の周りをグレーのコンクリート調にして、天井にダウンライトを埋め込み、コンクリート面を優しく照らして暖かな雰囲気をアップ。
壁掛けテレビの隣にブラケットランプ、入り口横にテーブルランプ、コーナーにフロアランプをレイアウト。高さの違う光でグレーの壁に陰影をつけたインテリア。
④-②アートで高級感を出す
コーナーに濃いグレーの寝椅子付き2人掛けソファを置き、寝椅子上部の壁面に、シルバーの額縁に入れたホワイト×ブラック、ブラック×ホワイトの2枚の大きなポスターを横並びにディスプレイ。配色を真逆にして、おしゃれな印象をアップしたインテリア。
向き合う2面の壁に、ベージュの壁紙を貼り、暗いグリーンの2人掛けソファを置き、ソファの背もたれ上部の壁に、暗いグリーン×ホワイト×赤の3枚のアートをディスプレイ。3枚並べると1つの絵になるデザイン。ラグとアートを似た配色にして、まとまりを演出したインテリア。
くすんだ濃いコーラルピンクのアクセントクロス壁を背に、ベージュの曲線デザインのソファを置き、ソファ上部の壁面に、ブラックの額縁に入れたホワイト×ベージュの模様のアートを2枚並べてディスプレイ。アートの隣に、ホワイトシェードのブラケットランプを取り付けて、アンティーク感を演出したインテリア。
暗めの青紫のサイドボードの中心にテレビを置き、左右にアートのように見えるミラーをディスプレイ。鏡に反対面の壁と光を映し出して開放的な印象をアップしたインテリア。
ミディアムブラウンの木製サイドボード上部の壁面に、夜の街のアートを2枚並べてディスプレイ。ラウンジチェア、ペンダントランプ、観葉植物用鉢をオレンジっぽい色で統一し、まとまり感を出したインテリア。
ホテルライクな(ホテルっぽい)リビングインテリアの作り方を「まとまり」「配色」「家具レイアウト」「装飾」の4つのポイントに絞って解説しましたが、コーディネートのヒントになったでしょうか。
配色のところで、黒や暗い茶色を推奨しましたが、これらの色は、残りのホワイト・グレー・ベージュと比べると、空間を狭く見せる色です。狭いリビングをホテルっぽくしたい時に、「配色を暗くしてしまうと窮屈な印象になってしまうのでは?」と心配になった方は、下記のコーディネートをご覧ください。
ダークカラーでまとめた空間は、広さを感じにくいですが、「落ち着き」という面では、他の配色よりも優れています。こういった配色が好みだという場合は、狭いリビングでも敢えて暗い配色にしても問題ありません。