インテリアコーディネートを考える時、テイストを先に考えると、色使いや家具のデザインをすんなり決めることができます。
たくさんあるインテリアスタイルの中で根強い人気なのがモダンスタイル。
モダンスタイルが好まれる理由は、建売、マンションともに現代の住まいのほとんどが「モダンテイストに合う内装だから」だと筆者は考えています。
天井と壁がフラットで、床・ドア・収納等の木製品は、線を意識したデザインでシャープな印象。
これに合う家具となると、必然的にモダンテイストになってしまうという訳なんですね。
(マンションリノベブームに伴い、最近やっと、建材メーカーが、新品なのに薄汚れたデザインのヴィンテージ系の既製品を取り扱い始めましたが…)
モダンテイストは
②配色が簡単
③日本で売られている家具のほとんどがこのデザイン
ということから、とっつきやすく、先述したとおり、内装と合わせやすいのが特徴です。
しかしながら、
「生活感が無い中にも、ある程度のリラックス感がある。」
「無彩色だけの寒々しい色使いではなく、木のぬくもりを活用している。」
などモダンにも様々なスタイルがあり、配色・家具の色・パターン柄や有彩色のアクセントカラーの有無によって印象が変わってきます。
代表的な6つのモダンインテリアと47個のリビングコーディネートを紹介していきましょう。
ナチュラルモダンなインテリア
壁を背にオフホワイトのコーナーソファをコーディネート。
ラグとカーテンをソファより少し濃い赤みが強いベージュにして、明るいグレーの無地クッションとホワイトの床置きクッションスツールをプラス。一枚板の横長コーヒーテーブルをソファの前に置いてナチュラルな印象をアップ。スッキリとした配色が生活感の無いリビングを演出。
ダイニングを背に、明るいグレーの3人掛けソファをコーディネート。
白っぽいベージュのラグを敷き、茶色レザーのラウンジチェアと木目のチェアをソファとコの字にレイアウト。コーヒーテーブル、サイドテーブルと収納家具をホワイトにして、冷たさをプラス。白っぽい色が多めの開放的なインテリア。
間口が長い方の壁に、ホワイトのフラット扉と茶色の木目を組み合わせた、テレビがビルトインできる収納家具をコーディネート。
ソファの対面に黄みがかった茶色レザーのコーナーソファを置き、グレーのラグとホワイトのコーヒーテーブルをプラス。クッションを黒の無地にして無機質な印象をアップ。
掃き出し窓に向かって、明るいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
間口が短い方の壁に、ホワイト扉と天然木の天板を組み合わせたテレビボードを置き、窓と反対側に観葉植物をプラス。カーテンを暗いグレーにして、ソファの対面に明るい茶色の木製ひじ掛け付きのホワイトのラウンジチェアを置いて、リラックスできる空間を演出。
窓を背に黒の3人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に明るい茶色のタイル調のレザー製ラグを敷き、アイボリーのラウンジチェア・赤みがかった茶色レザーのオットマンテーブルをプラス。間口が短い方の壁面に、ミストガラスとホワイト扉を組み合わせた収納家具をレイアウトし、リビング空間との間に明るい茶色のベンチを置いてナチュラルな印象をアップ。茶系を多めに使ったインテリア。
薄いグレーの壁のリビングに、ベージュの3人掛けソファとホワイト×薄い灰みがかった茶色のパターン柄のラグをコーディネート。
サイドテーブル、コーヒーテーブル、サイドボードは全て、暗い茶色の木を使ったヴィンテージデザインで統一。生活感が少ない無機質な内装に、温もりを感じるソファを組み合わせたインテリア。
掃き出し窓に向かって、茶色のレザー製2人掛けソファをコーディネート。
ソファの後ろに通路スペースを確保して、明るい茶色の横木目のサイドボード、ソファの前に丸太みたいなサイドテーブルをプラス。クッションもラグも使わずにシンプルにまとめたインテリア。
白っぽいベージュのフラットなラグを敷き、ラグと同色のソファとベンチをL型にコーディネート。
ソファの前にシルバーの箱みたいなフラットなスツールテーブルを2個置いて、ソファと対面にシルバーと茶色レザーを組み合わせたラウンジチェアをプラス。クッションに、赤みがかった茶色の無地とパターン柄を使い、リラックスできるリビングを演出。
床に暗いグレーのコンクリートみたいなラグを敷き、アイボリーのコーナーソファと茶色のレザーのラウンジチェアをコの字にレイアウト。
中心にゴールド脚とガラスを組み合わせた正方形コーヒーテーブルをプラス。壁掛けテレビの背面にだけ、ナチュラルブラウンの板を横に貼り、自然を感じるインテリアを演出。
グレーの2人掛けソファ、黒の楕円形コーヒーテーブル、明るいグレーのラグをコーディネート。
窓を背に茶色レザーのオットマン付きラウンジチェアをレイアウトし、腰窓の下に明るい茶色の木目のサイドボードをプラス。無機質な無彩色と茶色をセンス良く組み合わせた、おしゃれなインテリア。
「誰も住んでいないのでは?」ではなく「家族が集ってる様子が思い浮かぶ」コーディネートで、ポイントは、団らんの要素を取り入れることです。
団らん向きの色って?
何となく団らん程度に抑えたい時は、ラグ無しでフローリングの木目を広く見せるように家具をレイアウトしていきましょう。
スタイリッシュモダンなインテリア
掃き出し窓と間口が長い方の壁を背に黒のフロアコーナーソファをコーディネート。
ソファの下にホワイト×茶色のカウハイドラグを敷き、ソファと対面に暗い茶色の木目の引き戸タイプのテレビボードをプラス。ソファの前にコーヒーテーブルは置かずに、シルバーとガラスを組み合わせた円形のサイドテーブルをレイアウト。ラウンジチェアとクッションを暗い黄色にしてスタイリッシュな印象をアップ。
間口が長い方の壁を背に、シンプルなグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、暗さが違うグレーを使った細いストライプ柄の上品なラグを敷き、ホワイトのロータイプの正方形コーヒーテーブルをプラス。ソファと対面に、黄緑と紫のキューブ型のスツールを置いて、おしゃれな印象をアップ。
間口が長い方の壁を背に、暗い青の2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、青×ホワイト×水色のシャビーなラグを敷き、中央にグレイッシュな丸太みたいなコーヒーテーブルをプラス。ソファとコの字に明るいグレーのラウンジチェアをレイアウトし、ソファの後ろの壁に青緑のアートを飾って、上品な印象をアップ。
長細いリビングに、ホワイトの3人掛けソファ、ホワイトのテレビボード、ホワイトのパーソナルソファをコーディネート。
床に黒×ホワイトのパターン柄のラグを敷き、脚がホワイトで天板が木製の円形コーヒーテーブルをプラス。クッションやインテリア雑貨で、緑がかった水色を足して、涼しげでおしゃれな印象をアップ。
壁を背に暗い青の2ん掛けソファをコーディネート。
引っかいたようなデザインの青とグレーのラグを敷き、シルバーフレームの黒のチェアとホワイトの円形コーヒーテーブルをプラス。クッションとアートに、淡いピンクと水色を使い、大人っぽく可愛い雰囲気を演出。
掃き出し窓を背に、灰みがかった薄い青緑のソファをコーディネート。
ラグとテレビボードを茶色にして、ガラス製コーヒーテーブルとホワイトレザーのラウンジチェアをプラス。ラウンジチェアの前に青緑とグレーをミックスしたチェック柄のスツールを置いて、カジュアルな要素を取り入れ、ソファ用クッションも青緑、茶色、黄緑、グレーのパターン柄にして、センス良くコーディネート。
通路を背に、ホワイトレザーの3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に黒のラグを敷き、ソファと対面に黒と白をミックスしたテレビボードをプラス。テレビ背面の壁にホワイト×黒の個性的な柄の壁紙クロスを貼り、オープン棚に黄緑の花瓶を等間隔にレイアウトし、ソファ用クッションと色を統一。
壁を背に黒の2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、黒とベージュのヴィンテージなラグを敷き、暗い茶色の一枚板テーブルをプラス。ソファと対面に青みがかった緑のラウンジチェアを2台レイアウト。レトロな要素も取り入れた落ち着きのあるインテリア。
間口が長い方の壁に、黒・グレイッシュな緑・グレー・ホワイトをミックスした幾何学模様のアクセントクロスを貼り、茶色のレザー製2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に、青のラグを敷き、明るい茶色の木製円形コーヒーテーブルをプラス。ソファと壁の間に観葉植物を置いて、癒しを足したスタイリッシュとナチュラルをミックスしたインテリア。
ダイニングを背に、暗い赤のコーナーソファをコーディネート。
ソファの対面にナチュラルブラウンのテレビボードを置き、白っぽいグレーのオリエンタルラグ、ホワイトのシンプルなコーヒーテーブル、ホワイトレザーのラウンジチェア、アイボリーのラウンジチェアをプラス。リビングの壁の一部とダイニングチェアをソファの赤と相性の良い暗い黄緑に。若々しさも感じるインテリア。
シャープな印象とパッと目を引く色や柄が洗練された空間を演出します。
有彩色は2色までにして、2色の組み合わせ方でセンス良く見せましょう。
相性が良い色って?
シンプルモダンなインテリア
間口が長い方の壁を背にグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に明るいグレーのラグを敷き、黒鏡面の六角形のコーヒーテーブルをプラス。ソファと対面に壁をコの型に囲ったホワイト鏡面のテレビボードを取り付け、ニッチ部の壁を真っ黒に。黒・グレー・ホワイトだけでまとめた、広さを感じるインテリア。
間口が長い方の壁を背に黒レザーのフロアコーナーソファをコーディネート。
ソファの下に明るいグレーのラグを敷き、ホワイトのコーヒーテーブル、ホワイトのラウンジチェアをプラス。ソファと対面に黒鏡面のテレビボードをレイアウト。面積が広い家具を黒で揃えた高級感のあるインテリア。
黒のフロアソファをL型にコーディネート。
ソファの前に黄色のラグを敷き、黒鏡面のテレビボードをプラス。ソファとテレビボードは脚の無いデザインで、ずっしりと重みのある印象。
重厚感のある黒レザーの3人掛けソファと2人掛けソファをL型にコーディネート。
ソファの前にホワイトの2段天板の正方形コーヒーテーブルをプラス。テレビボードもホワイトにして、白と黒だけを使ったインテリアに。
グレーの壁のリビングに、アイボリーの2人掛けソファとグレーのラグをコーディネート。
ソファと対面にある壁面に黒のフラット扉の収納家具とテレビボードをレイアウトし、コーヒーテーブルも黒で統一。天井もグレーにしたホワイトが全くないリビングインテリア。
ダイニングを背に黒の2人掛けソファをコーディネート。
床に黒×ホワイトのカウハイドラグを敷き、ソファの正面の壁に黒のフラット扉のテレビボードをレイアウト。ドアの上にホワイトのウォールシェルフを取り付けて、テイストが異なる室内ドアを黒の布で隠し、統一感のあるインテリアを演出。
壁を背に、グレーの寝椅子付きの4人掛けフロアソファをコーディネート。
ソファの前に、暗いグレーのスツールとシルバーと黒の天板を組み合わせたデザイン性の高いコーヒーテーブルをプラス。テレビボードは、グレーの木目デザインにして、無機質な印象をアップ。
「ホワイトは広さや清潔」「グレーは上品や洗練」「黒は重厚や高級」。
これらの特徴を頭に入れ、どれをメインカラーに持ってくるかを考えながらコーディネートしていきましょう。
黒・白・グレーの面積と印象について
シックモダンなインテリア
グレーの木目のアクセントクロスを貼った壁を背に、グレーの3人掛けソファをコーディネート。
床にグレー×ホワイト×暗い青のパターン柄のラグを敷き、黒の脚のガラス製コーヒーテブルと黒のテレビボードをプラス。ソファの両端に黒の木製サイドテーブルと黒のテーブルランプを置き、ソファ背面の壁に、暗い青緑のアートをディスプレイ。上品な青の取り入れ方がおしゃれなインテリア。
暗いグレーの2人掛けソファとグレー×黒の細いストライプ柄のラグをコーディネート。
ソファの前にホワイトとグレーの大理石調の長方形コーヒーテーブルをプラス。フロアランプを上品な明るいグレー、アートを青緑にして上質なインテリアを演出。
グレーの壁を背に黒の2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に黒×グレーのマルチストライプのラグを敷き、グレー鏡面の長方形コーヒーテーブルをプラス。ソファの横にもグレー鏡面のサイドテーブルを置き、シルバー×ホワイト電球のテーブルランプをディスプレイ。ソファ背面の壁に、紺と暗い水色をミックスしたおしゃれな絵を飾って、非日常的な空間を演出。
間口が長い方の壁2面を真っ黒にして、グレーの寝椅子付き2人掛けソファと黄色が強い茶色の木目のテレビボードをコーディネート。
床にベージュのラグを敷き、茶色の木製天板の円形コーヒーテーブルをプラス。ソファの隣に青緑と緑の円形サイドテーブル、間口が短い方の壁に暗い赤のパターン柄の壁紙クロスをコーディネートして、個性的な印象をアップ。
間口が短い方の壁に黒のアクセントクロスを貼り、暗いグレーのテレビボードとオープンラックをコーディネート。
窓と壁を背に、グレーのコーナーソファをレイアウトし、黒×グレーのモダンなラグとクリア素材の長方形コーヒーテーブルをプラス。黒とグレーの無機質さを木製ひじ掛け付きチェアと観葉植物で中和したインテリア。
横長リビングの窓側以外の壁を黒にして、黒の2人掛けソファ、グレーのラグ、黒の収納家具をコーディネート。
壁面にシンプルなブラケットランプを取り付けて、光を有効活用。隣にあるダイニングも黒と暗いグレーでまとめた生活感が全くないインテリア。
黒っぽい青、黒っぽい緑、灰みがかった薄い緑など、落ち着きのある有彩色を取り入れると、洗練された印象がアップします。
落ち着きのある有彩色って?
アーバンモダンなインテリア
グレイッシュな茶色のコーナーソファと黒みがかった茶色のラグをコーディネート。
壁面に黒の重厚感のあるオープン家具収納をレイアウトし、間接照明をプラス。サイドテーブルをホワイト、コーヒーテーブルを暗いグレーににして、無機質な印象をアップ。
背もたれが低い重厚感のある黒のレザー製コーナーソファと赤みがかった茶色のラグをコーディネート。
ソファ正面の壁を黒にして、グレーのローボードをプラス。コーヒーテーブルとハイバックタイプのラウンジチェアも黒にして、落ち着きと高級感のあるインテリアを演出。
壁が黒のリビングに、暗いグレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファの前に明るいグレーのシンプルなラグを敷き、デザイン性の高いホワイトの正方形ローテーブルをプラス。ソファと反対側の床に、暗い茶色の編み込みクッションを2個、無造作に置いて、くつろぎ感をアップ。
高級感のある木目のキッチンと収納家具が見えるリビングに、グレーのフロアコーナーソファをコーディネート。
ソファの下に茶色のラグを敷き、グレーの丸角コーヒーテーブルをプラス。まるでホテルのラウンジのような、上質な高級感を感じるインテリア。
黒の大判タイルと黒の壁に挟まれたリビング空間に、白っぽい茶色のフロアソファ、白っぽい茶色のラグをコーディネート。
テレビボードとコーヒーテーブルは高級感を感じるダークブラウンの木目。明るい茶色ではなく、灰みがかった白っぽい茶色のソファとラグを使うことでリビングに上質な印象をプラス。
木目の家具は、暗い茶色をメインに。
無機質と格好良さを組み合わせ、ラグジュアリーなホテルのようなコーディネートを目指しましょう。
北欧モダンなインテリア
間口が短い方の壁に灰みがかった白っぽい緑のアクセントクロスをコーディネート。
壁に沿って、黒の寝椅子付きフロアソファ、ホワイト×明るいグレーのパターン柄のラウンジチェア、脚が木製のホワイトのフロアランプ、木目が綺麗な曲木のテレビボードをプラス。床にゴワっとした見た目の黒のパターン柄入りのアイボリーのラグを敷いて、北欧感をアップ。
間口が長い方の壁を背に、シンプルなグレーの寝椅子付き3人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に黄色と水色をミックスしたグレーのパターン柄のラグを敷き、グレーの大理石調の円形コーヒーテーブルをプラス。ソファと対面に黒の枠と黒のガラス戸を組み合わせたテレビボードを置いて、冷たい雰囲気をアップ。
腰窓の下にホワイトのレザー製2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下にグレー×黒×黄色のパターン柄のラグを敷き、ホワイトレザーのオットマンテーブルをプラス。ナチュラルブラウンの木の格子柄のテレビボードをソファと対面に置き、もう1個の腰窓の下にナチュラルブラウンの木を使った素朴なデザインのベンチをレイアウト。ホワイトと明るい木と少量の明るいグレーを組み合わせたインテリア。
灰みがかったエメラルドグリーンのアクセントクロスを貼った壁の前に、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファとL型にアクセントクロスと同色のラウンジチェアを2台プラスし、真ん中にホワイトの円形テーブルをコーディネート。グレー・ホワイト・灰みがかった青緑の組み合わせがセンス抜群のインテリア。
入口ドアの横壁に、シンプルなデザインのグレーのフロアソファをコーディネート。
ソファの前にソファよりも明るいグレーのラグを敷き、脚が黒っぽい木のガラス製コーヒーテーブルをプラス。カーテン、フロアランプのシェード、スツールテーブルをホワイトにして清潔な印象をアップ。
ナチュラルブラウンの格子壁の前にグレーのシンプルなフロアソファをコーディネート。
ソファの前にホワイト×黒のストライプラグを敷き、大きさと高さが違う2種類の黒の木製コーヒーテーブルをプラス。テレビボードは木製脚のホワイトキャビネット。黒のフロアランプのデザインや観葉植物の取り入れ方で北欧っぽさを演出。
黒のウッドパネルを横張にした壁をアクセントにしたリビングに、ホワイトの2人掛けソファをコーディネート。
ホワイト×黒のパターン柄のラグとクッションをプラス。コーナーにホワイトで塗装したキャスター付きの木箱、コンソールテーブルに脚の長いカウンタースツールを組み合わせて、北欧感をアップ。
間口が短い方の壁と腰窓を背に、ホワイトレザーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に黒×ホワイトのストライプ柄のラグを敷き、クッションやアートも黒×ホワイトのミックス柄で統一。アクセントカラーに暗い黄色をプラスした若い年代向けのインテリア。
白っぽいグレーの壁のリビングに、明るいグレーの2人掛けソファを向かい合わせにコーディネート。
床に明るいグレーとホワイトの薄いストライプ柄のラグを敷き、壁面に華奢なデザインの黒のコンソールテーブルをプラス。ブランケット、クッション、観葉植物の鉢、ペンダントランプ、シーリングファンを黒にして、かっこいい雰囲気をアップ。
白っぽい木製家具やベージュやアイボリー色で温もりを作り、明るいグレーやホワイトで冷たさを表現し、これらをミックスした北欧テイストは、居心地の良さが魅力。
北欧スタイルの良い面を取り入れつつ、生活感や暖かさを極力抑えた北欧モダンは、シャープな印象の家具と北欧柄や北欧っぽい有彩色をミックスすることでも作れます。
北欧っぽさがアップする有彩色とは?
モダンインテリアは、無彩色の色使いや直線的な家具デザインから、「無機質」「生活感が無い」「緊張感がある」などと思われがちですが、更に一歩進んで○○モダンを追求すると「暖かさ」「程よい生活感」「程よいリラックス感」のあるコーディネートも可能。
一般的に、茶色にはリラックス効果があると言われています。くつろぎが目的であるリビングに取り入れると、緊張感がほぐれるので、積極的に取り入れるのがおすすめです。
「茶色は、生活感が出てしまうから嫌だ。」という場合は、レザーや高級感のある木目、暗い茶色など質感を重視すると、野暮ったさが消えます。