- すっきり
- 温か
- 可愛い
などの雰囲気をミックスした北欧スタイルは、「暗い」「光沢がある」「白っぽい」など、どんな茶色のフローリングとも合わせやすいのが特徴です。
また「奇抜」「個性的」といったインテリアと比較すると「無難な」要素が多い為、飽きが来ないところがポイント。
仕事部屋・ワークスペース・パソコン周りなどを北欧テイストにしたい時
「本や書類を収納する家具はIKEAで買って」
「デスクは北欧家具と謳ってるお店で」
「チェアは有名な北欧家具デザイナーのものを通販で」
「カーテン・ラグ・クッション・雑貨は北欧インテリアを扱うショップで」
といった具合に部屋に置く家具や雑貨にこだわってしまいがちですが
一つ一つに本格的な北欧要素を取り入れていたら、お金がいくらあっても足りません。
一般的な家具を使ってコストを下げつつ、北欧っぽいインテリアに仕上げるポイントを「色」と「小物使い」に絞って紹介していきましょう。
北欧を感じさせる5つのカラーコーディネート
デスク・引き出しキャビネット・ワークチェア・収納棚(ウォールシェルフ)を組み合わせたワークスペースを北欧っぽく見せる色は、ホワイト・グレー・黒の無彩色と薄い(白っぽい)茶色の木です。
全部をミックスするか、この中から2~3色取り出して配色していきましょう。
①ホワイトと薄い茶色の木製チェア・椅子を組み合わせて優しい雰囲気に
壁に挟まれた空間に薄い茶色の木製カウンターチェアをレイアウト。
上部にホワイトのオープンラック、デスクに薄い茶色の木とホワイトの座面を組み合わせた木製チェアをプラス。デスクの上には黒のノートパソコン以外に黒の目覚まし時計、ホワイトの鉢に入れた観葉植物、木製の3本脚の雑貨をディスプレイ。
ワークスペースの中央に、幅と天板の色が同じで脚のデザインが違う2種類のデスクを対面にレイアウト。
1台は脚と天板が木製のホワイトで、もう1台が薄い茶色の物置付きの木の脚(架台)とホワイトの木製天板を組み合わせたデザイン。真っ白なデスクに黒のワークチェア、木とホワイトのデスクにホワイトのイームズチェアをプラス。デスクの中央にレトロなペンダントランプを吊り下げ、可愛さアップ。
②ホワイトと黒を組み合わせてメリハリを演出
壁に向かってシルバー脚とホワイト天板を組み合わせたシンプルなデスクをレイアウト。
壁面に目の大きな金網を取り付けてS字フックを使って、ハサミ・ペンチ・紐・ラベルなどクラフトに必要な道具を綺麗にハンギング。デスクには黒の網目のシンプルなチェアをプラス。
腰窓に向かって、黒の脚とホワイトの天板を組み合わせた全く同じデザインのデスクを2台並べ、2人用のワークスペースをレイアウト。
ウッド脚のホワイトのイームズチェアをプラス。2台のデスクの中間に黒のプリンターを置き、プリンターの色もカラーコーディネートの一部として取り入れた、おしゃれな配色。
シルバーの華奢な脚とホワイトの天板を組み合わせたシンプルなデスクを壁に向かってレイアウト。
デスクの左に天板に挟んで取り付ける大きめの黒のデスクスタンド、デスクの中央に同じ大きさの黒の雑貨を3つ、デスクの右奥に黒の額縁に入れたモノクロ写真をプラス。緑のイームズチェアを足して、メリハリのあるデスク周りを演出。
黒のスチールとガラスを組み合わせたシンプルなデザインの幅90cmほどのデスクを壁に向かってレイアウト。
ホワイトのイームズチェアを組み合わせ、デスク前の壁に黒の額縁に入れた動物のモノクロアートと小さな穴が空いたホワイトのパネルをハンギング。丸い葉っぱ、鋭利な葉っぱ、多肉など4種類の観葉植物をおしゃれにプラス。
③ホワイト×グレー×黒の無彩色で無味乾燥な空間を演出
薄いグレーの壁の部屋に、グレー×ホワイトのモロッコ柄のラグを敷き、壁に向かって金属っぽい見た目の黒のデスクをレイアウト。
黒の木製チェアとホワイトの木製ラダーシェルフをプラスし、ホワイト×黒のパターン柄のファイルをデスクの上にディスプレイ。ペンや本も黒と白だけで揃えた、こだわりのインテリア。
薄いグレーの壁に向かって、黒のスリムなフレームとガラスを組み合わせたシンプルなデスクをレイアウト。
床に暗いグレー×ホワイトの北欧柄のラグを敷き、黒のイームズチェアをプラス。壁面に幅60cm程度のホワイトのウォールシェルフを3段取り付け、モノクロ写真やポストカードをディスプレイ。デスクの上に透明なケースにグレーの毛糸を入れたものを飾り、ディスプレイっぽく演出。
白っぽいグレーの壁に向かって、ホワイトの脚とホワイトの天板を組み合わせたシンプルなデスクをレイアウト。
背もたれの無い黒のスツールをプラス。デスク正面の壁に黒の額縁に入れた白黒の草花のアートを飾り、デスクの上に暗いグレーの鉢に入れた花、グレーのノート、黒のデスクスタンドをディスプレイ。寂しげなデスク周り。
黒のスリムな脚とグレイッシュな木製天板を組み合わせたデスクを壁に向かってレイアウト。
黒のイームズチェアを組み合わせ、デスクの横に黒の鉢に入れた観葉植物を乗せたグレーの6段引き出しキャビネットをプラス。デスクの上にiMacのキーボードやマウスと色を揃えるようにホワイトの本を重ねて置き、すっきりとした印象をアップ。
④ホワイト×薄い茶色の木×黒でナチュラルな印象に
浅型引き出しと脚がホワイトの薄い茶色の木製デスクを壁に向かってレイアウト。
黒の木製チェアをプラス。デスクの上に、脚がグレーの黒のデスクスタンド、ホワイトと黒の箱を置いて、かっこ良さをアップ。
黒の脚と薄い茶色のナチュラルな板を組み合わせたシンプルなデスクを壁に向かってレイアウト。
黒のファーを乗せたイームズチェアをプラス。デスク上部に黒のアングルとホワイトのシェルフを組み合わせた飾り棚を2段取り付け、雑貨や観葉植物をディスプレイ。
薄いグレーの壁の部屋のコーナーに背板が無い黒のオープンラックとホワイトの脚とホワイトの天板を組み合わせたデスクをL型にレイアウト。
黒の脚と薄い茶色の木を組み合わせた学校の椅子みたいなデザインのチェアをプラス。グレーに薄いベージュで「no.7」と書いたプリントを黒の額縁に入れてデスク正面の壁に立てかけ、チェアと似たような色の比率をアップ。
壁の色を変えるなら上の4つの配色+ライトグレイッシュトーンの壁紙クロス
デスク周りの壁にホワイト以外を使う時は、灰みがかった薄い色にすると北欧感がアップ。
ピンク
ライトグレイッシュトーンのピンクの壁紙クロスを貼った壁に向かって浅型引き出しが2杯ついたホワイトのデスクをレイアウト。
グレーのチェアとグレーのテーブルランプをプラスして上品な印象をアップ。
ライトグレイッシュトーンのピンクの壁紙クロスを貼った壁に向かって、レトロなホワイトのデスクをレイアウト。
白っぽい水色のレトロチェアをプラス。デスクの上に、薄っすらとチェック柄が入った箱、パターン柄のカードを水色のフォトスタンドを置いて、北欧っぽさをアップ。
ライトグレイッシュトーンのピンクのアクセントクロスの壁に向かって、黒の三角脚とホワイトの天板を組み合わせたデスクをレイアウト。
丸みのあるホワイトのチェアをプラス。足元に黒のメッシュの籠、デスクの上に黒のデスクスタンド、壁面に黒の額縁に入れたモノクロポスターを飾って、かっこよさをアップ。
グリーン
ライトグレイッシュトーンのグリーンの壁紙を貼った仕事部屋に、綺麗な木目のデスクと折りたたみ椅子をコーディネート。
デスクはDesign House StockholmのArco Desk。デスクの下にグレーのラグを敷いて、上質な空間を演出。
ライトグレイッシュトーンのグリーンの壁の仕事部屋の壁に向かって浅型引き出しが2杯ついたホワイトのデスクをレイアウト。
ホワイトのワークチェアをプラス。デスクの端っこと部屋のコーナーに観葉植物を置いてリラックスできる空間を演出。
ライトグレイッシュトーンのグリーンのアクセントクロスを貼った壁に向かって、浅型引き出しが3杯ついた薄い茶色の木製デスクをレイアウト。
グレイッシュなベージュのチェアをプラス。壁とチェアの色が違和感なく馴染み、静けさのある上品なデスク周りを演出。
ブルー
ライトグレイッシュトーンのブルーの壁紙クロスを貼った壁に向かって、ホワイト脚と薄い茶色の木目の板と引き出しを組み合わせたデスクをレイアウト。
暗いグレーのファブリックチェアをプラス。ブルーと相性が良い黄色とグレーをミックスしたプリントを黒の額縁に入れて飾り、目を惹く壁を演出。
ライトグレイッシュトーンのブルーの壁に向かって、シンプルなデザインのホワイトのデスクとホワイトのオープンラックをレイアウト。
チェアはブルーの反対色のイエロー。「壁を暗く、椅子を明るく」とメリハリを出したインテリア。
間口が長い方の壁にライトグレイッシュトーンのブルーのアクセントクロスをコーディネート。
アクセントクロスの壁とL型に繋がるホワイトの壁にホワイトのオープンシェルフをレイアウトし、シェルフを背にホワイトのデスクをプラス。寒色とホワイトで広々とした開放感を出したインテリア。
北欧っぽさをアップするデスク周りコーディネート
統一感のあるファイルケース・ストレージボックス
本や書類など、色と形が揃ってないものが丸見えのデスク周りは、乱雑さと統一感の無さを生んでしまいます。
同じケースに入れて並べることで、キチンとしたデスク周りを演出しましょう。
デスク上部の壁面のホワイトのキューブ型オープンシェルフにホワイトのA4のファイルケースを4個、2個と並べて収納。
ファイルケースが全て同じデザインなのはもちろんのこと、家具とファイルケースを同じ色にして、整理整頓された印象をアップ。シェルフの上にホワイトの鉢に入れた同じサイズの観葉植物を4つ並べて、さらにおしゃれな印象に。
デスクの端と壁の間に、薄い茶色(ベージュ)のファイルケース2個を並べ、隣に暗い茶色の収納ボックスと薄い茶色(ベージュ)の小物収納をレイアウト。
ファイルケースと小物収納は、北欧インテリアでよく使う薄い茶色の木を思わせる色。デスク周りの温もりと美しさがアップ。
デスク上部のホワイトのウォールシェルフに、高さが違う2種類の黄土色のファイルケースを背が高い順に3個、6個と収納。
これも木のような色にして、ナチュラルな印象をアップ。
デスク上部のホワイトの3段のウォールシェルフに、上からホワイトのストレージボックス3つ、黒のファイルケース5つ、黒のストレージボックスと黒のファイルケースを3つずつ収納。
正面から見た時、一番上は等間隔、2段目は左右、3段目は中心と右寄りとレイアウトを変えて置くことで、おしゃれな印象がアップ。
ホワイトの脚と薄い茶色の板を組み合わせたL型デスクをレイアウトし、片側の壁面上部にホワイトのウォールシェルフを取り付けて、ホワイトのストレージボックスを2段重ねで2列プラス。
ゴールドのラベルがついたデザイン。「中に何を入れたか」をメモして残しておける機能的な箱。
白っぽい茶色の木製シェルフ
デスク上の壁面に収納箇所を簡単に増やすことができるウォールシェルフ(棚板)。木製の家具同様、ナチュラルブラウン、ホワイトオークなど白っぽい茶色の板にすると、北欧感がアップして見えます。
wall to wallのデスク上の壁面に薄い茶色の木製ウォールシェルフを1段コーディネート。
ホワイトの本7冊、黒の本6冊、ホワイトの5冊、ホワイトの本5冊と積み重ねて塊ごとにディスプレイ。たまにしか目を通さない本をおしゃれに収納。
wall to wallのデスク上の壁面に薄い茶色の木製ウォールシェルフを2段コーディネート。
観葉植物、木製の額縁に入れたプリント、黒の額縁に入れた写真、バスケットなどナチュラルな雑貨を中心にディスプレイ。木の色と緑の自然な組み合わせが、リラックスできる空間を演出。
デスク上の壁面に薄い茶色の木製ウォールシェルフを3段、等間隔にコーディネート。
左右と真ん中に高さ方向にも板があるデザイン。本、雑貨、ポストカード、観葉植物、食器、カメラのディスプレイスペースとして。
デスク前の壁を真っ黒にして薄い茶色の木製ウォールシェルフを1段コーディネート。
黒の雑貨と観葉植物をディスプレイ。黒を背景にすることで、木目がより美しく映えるように工夫。
アンティークな照明器具
補助照明のデスクスタンドをフォルムや質感にこだわったデザインにすることで、デスクの上が一気におしゃれに。
ゴールドのアンティークな丸型のブラケットライトをデスク横の壁にコーディネート。
壁面固定のスイッチ式。壁に取り付けることで、デスクの上も広々活用。
ホワイトのデスクの上に、ヴィンテージ感のあるデザインのグレーのアーム式のデスクスタンドをコーディネート。
色とデザインが、デスク周りにかっこよさと上品さをプラス。ゴツゴツしたデザインのわりに軽めの色なので、すっきりと見えます。
ナチュラル素材の雑貨
白っぽい茶色の木製デスクと薄い茶色のレザー製チェアを組み合わせたデスクに、ベージュと茶色の紐で編んだような観葉植物ケースをコーディネート。
デスクの上にも木のミニチュアベンチ、デッサン人形を置いてナチュラル感アップ。
ホワイトの木製脚と厚みが薄いホワイトの板を組み合わせたデスクの上に、薄い茶色の木で作った小さな収納ボックスをコーディネート。
デスクの足元に籠バックを置いて、額縁や額縁に入れた写真入れに。
薄い茶色の木製デスクを壁に向かってレイアウトし、正面の壁にマクラメ織りのタペストリーをコーディネート。
デスクの足元にもナチュラルなベージュのバスケットを置いて小物入れに。
パステルカラーの雑貨
ホワイトを多めにコーディネートしたインテリアに、パステルカラーの雑貨や小物を飾ると、北欧らしさがアップします。
ホワイトの脚、ホワイトの天板、薄い茶色の木の引き出しを組み合わせたデスクにパステルピンクの花とパステルピンク×グレーのノートをコーディネート。
ピンクゴールドの籠の中に立て掛けるようにノートを入れて正面に向けるアイデア。ふんわりとしたフェミニンなデスク周りを演出。
デスク正面の壁の上部にシンプルなデザインのホワイトのウォールラックを取り付け、パステルピンクの箱、パステルイエローの箱、パステルブルーの封筒を収納。
デスクの上のペンホルダーもパステルブルー。色使いで可愛さアップ。
壁面にホワイトのストリングシェルフを取り付け、ホワイト、パステルグリーン、パステルピンクのトイカメラをディスプレイ。
カメラの他に、ホワイトの鉢に入れたサボテンを6個並べ、統一感のあるインテリアを演出。
ホワイトの脚とグレーの天板を組み合わせたデスクを壁に向かってレイアウトし、正面の壁に六角形のウォールシェルフを取り付け、ぬいぐるみや目覚まし時計をディスプレイ。
6つあるシェルフは背板が、パステルピンク、パステルグリーン、ホワイト。淡いパステルというよりも、少し灰みがかった北欧っぽい色。
「黒×白」、または「白×黒」の写真やアートの壁面ディスプレイ
コーナーにホワイトのデスクをレイアウトし、正面と側面の壁に黒地にホワイトのモノクロ写真を3枚ディスプレイ。
写真は月、宇宙船、花。ホワイトのデスクとチェアを組み合わせた真っ白な空間を黒で引き締め。
デスクを壁に向けてレイアウトし、上部に白地のアライグマのモノクロ写真をディスプレイ。
じっとこちらを見つめている構図がキュート。
薄い茶色の木製デスクとホワイト×薄い茶色の木製チェアを壁に向かってレイアウトし、上部に白地に黒で格子柄を描いたアートを2枚ディスプレイ。
殺風景な広い壁を2枚の絵でおしゃれにアレンジ。デスク上の書類ケースとデスク下の網カゴはパステルブルー。
黒の木製デスクと白っぽい茶色の木製チェアを組み合わせたデスクスペースの横の壁に、黒の額縁に入れた白地に黒の英字のプリントをディスプレイ。
デスクの上には黒地にホワイトで大きく数字を描いた日めくりカレンダーを置いて、かっこいいデスク周りを演出。
薄い茶色の木製脚とホワイトの天板を組み合わせたデスクを壁に向かってレイアウトし、上部に黒のシェルフを取り付けて、ホワイトの額縁に入れた大きさが違う3種類のモノクロ写真を山型にディスプレイ。
黒よりもグレーや白が多めの写真を飾って、上品な印象をアップ。
いかがでしたか?
デスクインテリアを北欧っぽくするコツが伝わったでしょうか。
生活感が少ないモダンやコンテンポラリー、手作りっぽいインダストリアルやヴィンテージと比較すると、北欧テイストは配色だけでそれっぽく見えてしまうところが魅力。
また、ニット、ファーなど冬に似合う素材も北欧感を出すのに適しています。
「暖か過ぎる(リラックスし過ぎる)と眠くなる」「冷たすぎると緊張感が切れる」など、長時間のデスク作業は作業環境とも密接な関係があります。
北欧テイストのインテリアは、暖かさと冷たさのバランスが取れているという点からも、デスク周り向きなのかもしれません。