リビングのメイン家具であるソファ。
インテリアの中心となるものなので、色を決める時「華やかな色・目立つ色・気分が晴れそうな色・好きな色」を選ぼうと思う方もいらっしゃると思います。
確かに、オフホワイトの壁と白っぽい色の家具をコーディネートした淡い配色の空間に、目立つ色のソファを取り入れたインテリアは、ソファの存在感に視線が集まり、おしゃれに見えます。
しかしながら、狭い部屋の場合はどうでしょう。
目立つ色のソファが、空間のぼんやりとした印象を壊してしまい、窮屈な印象になることもあります。
- 狭い部屋を広く見せる
- 狭い部屋に大きめのソファを置いても圧迫感が少ない
上記の２点に絞ったおすすめのソファの色4つをピックアップし、これらのソファが「部屋を広く見せる理由」や「狭いリビングにコーディネートしたインテリア実例」を紹介していきましょう。
ニュートラルカラーのライトグレーのソファ
「ニュートラルカラー」とは、ブラック・グレー・ホワイトの無彩色です。無彩色は、赤・青・黄色などの“色み”がない色です。
ニュートラルカラーのソファは、木・ファブリック・金属・コンクリート・大理石など、どんなインテリアの素材とも相性が良いのが特徴で、モダンスタイル・北欧スタイル・ヴィンテージスタイルなどのテイストにこだわったインテリアを作りたい時に「この色のソファでは合わない。」とならないのがポイントです。
ニュートラルカラーのソファの中で、最も広く見えるのは、ライトグレー(白っぽいグレー)のソファです。
冒頭の「オレンジのソファをインテリアの主役にしたリビング」と「ライトグレーのソファをコーディネートしたリビング」を比較すると、ライトグレーのソファの広く見える効果は一目瞭然です。
また、他のニュートラルカラーのソファ(ブラックとグレー)をコーディネートした場合と見比べても、ライトグレーのソファが最も広く見えることがわかります。
これは、ライトグレーのソファが、後ろの壁の色と馴染んで、ぼんやりと見えるからです。ソファは、家具の中でも大型なので、隅っこに置いても面積を取ります。大抵の部屋の壁紙はホワイト系なので、白っぽいグレーのソファを置くと「部屋全体が淡い配色になり、広々と見える」というわけです。
黒っぽい茶色の床のリビングに、ライトグレーレザーの２人掛けソファをコーディネート。
グレーのシャギーラグ、透明素材の長方形リビングテーブル、黒の木目のテレビボードをレイアウト。ソファ背面の壁に、空に向かってビルを撮影した遠近感のあるアート(写真)をディスプレイ。黒とグレーのモノトーンカラーを中心にまとめ、瓶でイエロー、テーブルランプのシェードで茶色を足して、リラックス感をアップしたインテリア。
暗い茶色のフローリングのリビングダイニングに、ライトグレーの寝椅子付き２人掛けソファをコーディネート。
薄いグレー×黒っぽいグレーのうっすらと模様が入ったラグ、シンプルなデザインの黒のリビングテーブル、茶色の木目の長方形ダイニングテーブル、黒レザーのダイニングチェアをレイアウト。ダイニング側の凹んだ壁にダークカラー(後退色)のアクセントクロスを貼り、奥行を出すことで視覚的に広さを演出したインテリア。
ダークブラウンのフローリングの狭いLDKに、ライトグレーの２人掛けソファをコーディネート。
薄い青と暗い紫をミックスしたラグ、黒の金属フレーム脚と艶のある濃いブラウンの天板を組み合わせた丸型リビングテーブル、ライトグレーのパーソナルソファをレイアウト。ソファ背面の壁に、薄いグレー×ブルー×茶色の模様の絵を飾り、ソファの上に、くすんだグリーンと茶色のクッションを乗せて、リラックス感をアップしたインテリア。
薄めの茶色のフローリングと暗い青のアクセントクロスの狭いリビングの壁に沿って、ライトグレーのコーナーソファをコーディネート。
ソファとコの字の壁に、ホワイトのテレビボードをレイアウト。ソファとテレビボードの間に、ホワイトのムートンラグを敷き、リビングテーブルを無しに。テレビボードの隣に置いた薄いグレー×茶色の木目蓋の丸型サイドテーブルは、リビングテーブルやスツールの代わりになるデザイン。フレキシブルな使い方ができる家具を活用して、開放感のある空間を演出したインテリア。
薄めの茶色のフローリングのオープンリビングに、ライトグレーの寝椅子付き２人掛けソファをコーディネート。
白っぽい茶色×薄いグレー×薄いオレンジ×黒のランダムなパターン柄のラグ、明るめの茶色の木目のロータイプの長方形リビングテーブル、茶色の木とオフホワイトのファブリックを組み合わせたアームチェア、濃い茶色の木製梯子型シェルフをレイアウト。ソファの後ろの壁に、茶色×赤みがかった薄い茶色の抽象的なアートをディスプレイ。ラグ・リビングテーブル・アートを似た色にして、ごちゃつきを無くし、くつろぎ感のある空間を演出したインテリア。
薄めの茶色のフローリングのリビングダイニングに、デザイン性の高いライトグレーの2人掛けソファをコーディネート。
グレー×ターコイズブルーのグランジデザインのラグ、ホワイトの１本脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた楕円形リビングテーブル、黒の金属脚と薄い茶色の木製トレイを組み合わせた小さめの丸型テーブル、ホワイトの金属脚と茶色の木目×ホワイトの天板を組み合わせた小さめの丸型テーブル、シルバー金属の１本脚と青みがかったグレーの座面を組み合わせた回転式ラウンジチェアをレイアウト。ダイニングスペースに、薄い茶色の木製脚とグレー天板を組み合わせた長方形テーブル、薄い茶色の木製脚とグレーの座面を組み合わせたチェアを配置。寒色を取り入れて、すっきりとした印象をアップしたインテリア。
くすんだ薄い茶色のフローリングのリビングに、ライトグレーのコーナーソファをコーディネート。
グレーのラグ、黒の金属脚とナチュラルブラウンの木製天板の丸型リビングテーブル、ブラウンレザーの箱型スツールクッション、黒の木製丸型サイドテーブル、黒の木製チェア、ナチュラルブラウンの木製脚と黒のキャビネットを組み合わせたテレビボードをレイアウト。キッチン扉とクローゼット扉をグレー系の木目にして、無機質で広々とした空間を演出したインテリア。
グレイッシュな薄い茶色のフローリングのオープンリビングに、ライトグレーの２人掛けソファをコーディネート。
白っぽいナチュラルブラウンの木製丸型リビングテーブル、薄い茶色の木製脚と淡いピンクのファブリック製座面を組み合わせたチェア、ホワイト×グレーのデスク、黒×グレーのワークチェアをレイアウト。壁にグレーの壁紙を貼り、窓に、グリーンのカーテンをハンギング。壁とソファを似た色にして、すっきりとした空間を演出したインテリア。
くすんだ茶色のフローリングのリビングに、ライトグレーの２人掛けソファをコーディネート。
ライトグレーのラグ、茶色の木の柵のようなデザインの丸型リビングテーブル、茶色の木目のテレビボードをレイアウト。ソファとL字に少し濃いグレーのファブリック製チェアを置き、クッションを寒色、フロアランプをホワイトにして、ナチュラルで開放感のある空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、ライトグレーの２人掛けソファをコーディネート。
グレー×ホワイトの細かいパターン柄のラグ、ホワイト金属の柵のような脚と薄い茶色の木目天板を組み合わせた丸型リビングテーブル、濃い茶色のホワイトのファブリック製座面を組み合わせたアームチェア2脚をレイアウト。ラグを囲むように、淡い色でまとめ、圧迫感の少ない空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングダイニングに、ライトグレーの寝椅子付き２人掛けソファをコーディネート。
グレーのラグ、シルバー金属脚と黒の木製トレイを組み合わせた小さめの長方形リビングテーブル、ナチュラルブラウンの木目のテレビボードをレイアウト。ダイニングスペースに、ホワイト金属脚と白っぽい茶色の木製天板を組み合わせた長方形テーブル、黒と白の木製チェアを配置。ダイニングテーブルの端に合わせて、後ろに通路スペースをとったソファ(リビングエリアの壁を背にしていないソファ)をぼんやりとした色にして、窓から入る光の明るさを遮らないように工夫したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングダイニングに、ライトグレーの２人掛けソファをコーディネート。
ホワイト×黒の幾何学模様のラグ、黒の金属脚とナチュラルブラウンの木製天板を組み合わせた高さ違いのコンパクトな長方形リビングテーブル2台、ホワイト×ナチュラルブラウンの木目のテレビボードをレイアウト。ダイニングスペースに、ナチュラルブラウンの木製楕円形テーブル、黒の金属脚と黒の座面を組み合わせたイームズシェルチェアを配置。床と家具の木目の明るさを揃え、黒をポイントに使い、黄色のアクセントカラーをダイニングテーブルの上の花・ソファの上のクッション・ソファと対面の金属チェアで足して、統一感のある空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、ライトグレーの２人掛けソファをコーディネート。
くすんだグリーン×黄緑のヴィンテージラグ、シルバー金属脚とホワイト天板を組み合わせた楕円形リビングテーブル、黒の金属脚と薄い茶色の木製天板を組み合わせた奥行きの浅いテーブル、黒金属の透け感のあるデザインのチェア2脚をレイアウト。くすんだグリーンを床とソファの上に配色し、ナチュラルな空間を演出したインテリア。
ニュートラルカラーのグレートーンのホワイトのソファ
ブラック・グレー・ホワイトのニュートラルカラーうち、ホワイトが一番明るい色です。
「明るい空間=広さを感じる」なので、「狭いリビングでは、ホワイト色のソファ一択。」と考えがちですが、世の中にあるホワイトのソファが全て純白というわけではありません。
“ホワイト”と書いてあっても、「赤みが混じったホワイト」「黄色が混じったホワイト」「青みが混じったホワイト」など、ほんのりと色みが混じったものがあります。これらを総称して、筆者は「ホワイト系」と呼んでいます。ホワイト系(ほんのりと色みがあるホワイト)のソファを選ぶ場合は、グレートーンのホワイトがおすすめです。
上の画像は背景が純白なので、「黄みがかっている」や「グレートーン」であることがわかりますが、ホワイト(純白)・黄みがかったホワイト・グレートーンのホワイトを単体で見た場合は、どれもホワイトに見えてしまう為、生地サンプルを取り寄せたり、隣に真っ白な物を置いて色を確認しましょう。
冒頭の「オレンジのソファをインテリアの主役にしたリビング」と「グレートーンのソファをコーディネートしたリビング」を比較すると、グレートーンのソファの広く見える効果は一目瞭然です。
また、黄みがかったホワイトのソファをコーディネートした場合と見比べても、グレートーンのホワイトのソファの方が広く見えることがわかります。
これは、グレートーンのホワイトのソファが、周りの白っぽい壁に馴染むのと同時に、グレー寄りのホワイトにすることで、すっきり感が増し、広々とした印象になるからです。
グレーは、冷たさも感じる色なので、グレートーンのホワイトのソファを置くとインテリアが寒々しい雰囲気になってしまいそうな気もしますが、インテリアには、“光(照明)”という強い味方があります。
くつろぎ感を演出する電球色の照明器具を使えば、グレートーンのホワイトのソファでも温もりを感じるインテリアを作ることができます。
電球色の照明器具で温もりアップ。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの寝椅子付き２人掛けソファをコーディネート。
薄いグレーのラグ、ホワイトの１本脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた楕円形リビングテーブル、ホワイトのテレビボードをレイアウト。チェア・クッション・アートで優しい印象の淡いピンクを足し、窓横の壁に立てたホワイトのオープンシェルフにカラフルな本をディスプレイ。全体的に白っぽい色で配色し、カラフルな色が目立つように工夫したセンスのあるインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの２人掛けソファをコーディネート。
デコボコしたデザインのアイボリーの大きなラグ、くすんだ茶色の木目の長方形リビングテーブル、薄い茶色の木製脚とホワイトレザーの網目デザインの座面を組み合わせたチェア２脚をレイアウト。ソファ背面の腰窓に黒のカーテンレールを取り付け、クリーム色のカーテンをハンギング。ラグとカーテンを似た色にして、まとまりのある空間を演出したインテリア。
濃い茶色のフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの寝椅子付き２人掛けソファをコーディネート。
ベージュ×濃いブラウン×ピンクのヴィンテージなオリエンタルラグ、ホワイトのファブリック製丸型オットマン、ホワイトのテレビボードをレイアウト。カーテンとフロアランプのシェードもホワイト。ソファの上に淡いピンクの無地クッションを乗せて、暖かく可愛い印象をアップしたインテリア。
濃いめの茶色のフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの２人掛けソファをコーディネート。
薄いグレー×ホワイトの雷紋柄のラグ、シルバーの曲線デザインの楕円形リビングテーブル、ホワイトのテレビボードをレイアウト。窓の前にグレートーンのホワイトの寝椅子、通路側にグレートーンのホワイトの丸みのあるファブリック製ラウンジチェア2脚を配置。ボリュームのある家具を全てグレートーンのホワイトにして、圧迫感のない空間を演出したインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの２人掛けソファをコーディネート。
ホワイトのラグ、ホワイト×ブラウンのカウハイドラグ、ホワイトの長方形リビングテーブル、ホワイトの丸型サイドテーブルをレイアウト。オフホワイトのムートンやファーを加えて、ふわふわした素材で温もり感をアップしたインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの３人掛けソファをコーディネート。
赤みがかったグレーのラグ、濃いグレーの箱型長方形リビングテーブル、黒の木目のテレビボードをレイアウト。ソファとL字に、グレートーンのホワイトのパーソナルソファ、ソファの斜め前に、シルバー金属とブラウンレザーを組み合わせたラウンジチェアを配置。ホワイトのレースカーテンを掛けた大きな掃き出し窓からの光とソファを似た色にして、一体感のある空間を演出したインテリア。
茶色のフローリングのリビングダイニングに、グレートーンのホワイトの２人掛けソファをコーディネート。
ホワイトの線でデコボコした菱形の模様を描いた薄いグレーのラグ、明るい茶色の木目とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた角が丸い長方形リビングテーブルをレイアウト。ダイニングスペースに、床色に似た茶色の長方形テーブル、ホワイトの木製脚と薄い茶色の木製座面を組み合わせたスツール2脚を配置。ソファの上に、白っぽいピンクの無地クッションとくすんだターコイズブルーの無地クッションを乗せ、肘掛けにスモーキーな薄い水色のブランケットをハンギング。空間の真ん中に配置したソファを白っぽくして、存在感を無くしたインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの寝椅子付き２人掛けフロアソファをコーディネート。
薄めのグレーのデコボコした幾何学模様のラグ、ナチュラルブラウンの木目の丸型リビングテーブルをレイアウト。入り口横の壁を背に、黒金属のシンプルなデザインのコンソールテーブル、乳白色の鉢に入れた大きな観葉植物を黒のフラワースタンドに入れて配置。テーブルの真上に、薄い茶色のカゴのようなデザインのシェードのペンダントランプを下げ、ナチュラルな空間を演出したインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの２人掛けソファをコーディネート。
ライトグレー×ダークグレーの細かいパターン柄の薄手のラグ、ナチュラルブラウンの木製丸型リビングテーブル、薄い茶色の網目の木と濃いグレーの座クッションを組み合わせたアームチェアをレイアウト。ソファと対面に、ホワイト金属のオープンシェルフを配置。
くすんだ茶色のフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトレザーの２人掛けソファを壁と斜めにコーディネート。
グレージュ×ホワイトの曲線パターン柄のラグ、黒のファブリック製アームチェアをレイアウト。ソファの隣に、ホワイトの１本脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型サイドテーブル、アームチェアの後ろに電球色のランプとホワイトの和紙のようなシェードを組み合わせた盃みたいなデザインのフロアランプを配置。ソファから外の景色がよく見えるように家具配置を工夫したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの２人掛けソファをコーディネート。
ソファと同じ色のファブリックを使った正方形オットマンを２台レイアウト。ソファの左右に、電球色の丸いボールの照明器具を置き、温もりをアップ。ソファ背面の壁に、遠近法で描いたモダンなアートを飾り、奥行感を出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングダイニングに、グレートーンのホワイトの３人掛けソファをコーディネート。
薄いグレーのラグをレイアウト。ダイニングスペースに、黒の金属脚とホワイト天板を組み合わせたシンプルなデザインの長方形テーブル、黒っぽいダークブラウンの木製ベンチを配置。直線的なデザインを多く使って、すっきりとした空間を演出したインテリア。
グレーのフローリングのリビングに、グレートーンのホワイトの２人掛けソファをコーディネート。
グレージュ×濃いグレーのラグ、シルバー金属脚とホワイト天板を組み合わせたモダンなデザインの長方形リビングテーブル、シルバー金属×ブラックレザーのアームチェア2脚をレイアウト。ソファの隣に、シルバー金属フレーム脚とホワイト天板を組み合わせたシンプルなデザインのネストテーブルを配置。無彩色を中心にまとめた生活感のないインテリア。
くすみカラーのグリーンのソファ
グリーンをインテリアの中に取り込むとナチュラルな印象が増し、リラックス感のある空間になります。
ソファがあること自体が「くつろぐ為の場所」の意味になるので、ソファでくつろぎのグリーンを取り入れることは、狭い部屋にとって一石二鳥のコーディネート技となります。
ちなみに、「グリーンのソファ」ではなく、わざわざ「くすみカラーのグリーン」を推奨しているのは、一層ナチュラルに見えるからです。
冒頭の「オレンジのソファをインテリアの主役にしたリビング」と「くすみカラーのグリーンのソファをコーディネートしたリビング」を比較すると、くすみカラーのグリーンのソファの広く見える効果は一目瞭然です。
これは、くすみカラーのグリーンのソファが床や家具の木目とナチュラルに調和するからです。「木と葉っぱ」や「土と植物」のように自然界に存在する色の組み合わせは、人の目に違和感なく馴染みます。
鮮やか過ぎるグリーンのソファは、ホワイト系の壁紙の狭い部屋では目立ち過ぎて違和感が出ます。
茶色のフローリングの狭いリビングに、くすんだ白っぽいグリーンのコンパクトな２人掛けソファをコーディネート。
明るいグレーのラグ、薄い茶色の木目×シルバーのコンパクトな長方形トレイテーブル、ホワイトの丸型サイドテーブルをレイアウト。ホワイトのオープンシェルフ型仕切り家具をレイアウト。ホワイトや白っぽい色の家具を中心にまとめ、圧迫感の少ない空間を演出したインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、くすんだ黄緑の２人掛けソファをコーディネート。
白っぽいグレーのラグ、茶色の木製長方形リビングテーブル、茶色の木製ロッキングチェアをレイアウト。ソファの隣とコーナーに観葉植物を置いてナチュラルな印象をアップしたインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、くすみカラーのグリーンの２人掛けチェスターフィールドソファをコーディネート。
ブラウン×グレーのボーダー柄のラグ、シルバー金属脚とホワイト天板を組み合わせた長方形リビングテーブルをレイアウト。ソファ正面の壁に、床から天井まである茶色の木目のオープン収納家具を配置。水色のクッションや雑貨を足して、すっきりとした印象をアップしたインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、くすんだ黄緑の３人掛けソファと２人掛けソファを対面式にコーディネート。
グレーのラグ、薄めの茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた長方形リビングテーブル、茶色の木目キャビネットとホワイト扉を組み合わせたサイドボードをレイアウト。ソファの上に、くすんだピンクを使ったパターン柄のクッションや薄いブラウンのブランケットを乗せて、リラックス感をアップしたインテリア。
茶色のフローリングとくすんだ薄いブラウン×グレーのタイル壁のリビングに、くすんだ薄めのグリーンレザーの３人掛けソファをコーディネート。
濃いベージュのラグ、ブラック金属脚とグレーの木目天板を組み合わせた長方形リビングテーブルをレイアウト。壁・ラグ・テーブル・ソファの全てをくすんだ色にして、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、くすみカラーの薄いグリーンの寝椅子付き２人掛けソファをコーディネート。
オフホワイトのシャギーラグ、シルバー金属脚とガラス天板を組み合わせた丸型リビングテーブルをレイアウト。ソファと対面に茶色の木と黒レザーを組み合わせたアームチェア、濃いグリーンの丸型スツール、シルバー金属のワイヤーチェアを配置。グレーにも見える、くすんだ薄いグリーンのソファで上品でくつろぎ感のある空間を演出したインテリア。
薄いブラウンのカーペット床のリビングに、くすんだ薄い黄緑の2人掛けソファをコーディネート。
茶色の木製長方形リビングテーブルをレイアウト。ソファと対面の入り口周りの壁に、グレー×ブラック×ホワイトの個性的なデザインの壁紙(Fornasettiの壁紙)を貼って、フロアランプとペンダントランプを黒でまとめ、おしゃれな空間を演出したインテリア。
くすんだナチュラルブラウンのフローリングのLDKに、くすんだ薄いグリーンのデザイン性の高いコーナーソファをコーディネート。
黒×ベージュ×ホワイトのタイルのような模様のヴィンテージなラグをレイアウト。ソファの隣に、ダークブラウンの木と黒天板を組み合わせた正方形サイドテーブルを置き、キッチンの対面カウンターにダークブラウンの木製脚とくすんだ薄いグリーンの座面を組み合わせたキッチンスツールを2脚配置。床の上に置いた家具の脚の色を揃えて、まとまりのある空間を演出したインテリア。
向き合う2面の壁に少しくすんだ黄緑のアクセントクロスを貼った、くすんだナチュラルブラウンのフローリングリビングに、くすんだグリーンの２人掛けソファをコーディネート。
暗い緑×ホワイトの大きな葉っぱの模様のラグ、黒っぽい茶色の木目の丸型リビングテーブル、黒っぽい茶色の木目のテレビボードをレイアウト。テレビボードの隣に、濃い茶色の木と茶色のファブリックを組み合わせたアームチェアを置いて、くつろぎ感のある空間を演出したインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、暗い黄緑のベルベット製コーナーソファをコーディネート。
薄いグレーのデコボコした幾何学模様のラグ、ブラウン金属フレーム脚とグレー天板を組み合わせた丸型リビングテーブル、くすんだ濃い茶色の木目のテレビボードをレイアウト。ソファとコの字に、濃いグレー×ホワイトの細かいパターン柄のファブリックを使った丸型スツールを2脚配置。カジュアルな雰囲気になりがちな黄緑を暗い色にして、高級感のある空間を演出したインテリア。
グレイッシュな薄い茶色のフローリングのリビングに、くすみカラーのグリーンの２人掛けソファをコーディネート。
濃いめのグレーのラグ、黒のコンパクトな丸型リビングテーブル、黒の金属脚とくすんだ薄い茶色の丸型トレイを組み合わせたサイドテーブル、ナチュラルブラウンの木製チェアをレイアウト。ソファ正面の壁に、白っぽいナチュラルブラウンの木製カウンターと3段ウォールシェルフを取り付け、小さめの観葉植物を飾り、ナチュラルで広々とした空間を演出したインテリア。
グレイッシュな薄い茶色のフローリングのリビングに、くすんだグリーンの３人掛けソファをコーディネート。
白っぽいグレーのラグ、濃い茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた楕円形リビングテーブルをレイアウト。ソファとコの字に、ライトグレーのファブリック製アームチェア、ゴールド金属×グレートーンのホワイトのファブリックのアームチェア&オットマンを配置。ソファ以外を白っぽい色でまとめた、くつろぎ感のあるインテリア。
グレーのコンクリート調大判タイル床のLDKに、くすんだ黄緑の２人掛けソファをコーディネート。
薄いグレー×グレーの幾何学模様のラグをレイアウト。ソファ正面の壁を赤みがかったグレーのモルタル調にして、濃いめのグレーの木目扉のテレビボードをハンギング。内装を木目のない無機質な雰囲気にして、キッチンのウォールキャビネットと間仕切りで薄い茶色の木目を足し、生活感が少ないながらもリラックスできる空間を演出したインテリア。
ブルーのソファ
色には、「物を手前に(大きく)見せる進出色」と「物を後ろに(小さく)見せる後退色」があり、後退色の代表的な色はブルー(青)です。
部屋を広く見せる!色を効果的に活用したテクニック8つ&狭い・広い比較でも、進出色と後退色の違いを解説しましたが、置く場所によって、後退色のソファはソファのサイズを小さく見せるという意味で効果的です。
ソファのレイアウトには、「A.通路を背に」と「B.壁を背に」の2パターンの置き方があります。
ブルーのソファは、「B.壁を背に」ソファを配置した場合におすすめです。「進出色の赤のソファをコーディネートしたリビング」と「後退色のブルーのソファをコーディネートしたリビング」を比較すると、小さく見える効果は一目瞭然です。
また、ブルーには「精神を落ち着かせる(沈静効果)」があるので、リラックス感を必要とするリビングに向いている色です。
黒のフローリングのリビングに、暗いブルーの３人掛けソファをコーディネート。
ダークグレー×ライトグレーのパターン柄のラグ、黒の長方形リビングテーブルをレイアウト。ソファ正面の壁に、黒鏡面の造り付け家具を配置し、テレビをハンギング。床・家具・ソファをダークカラーでまとめ、壁を黄みがかったグレーのコンクリート調にして、高級感と落ち着きのある空間を演出したインテリア。
茶色のフローリングのリビングに、暗めのブルーの２人掛けソファをコーディネート。
ホワイト×グレー×ブラックの大きなカウハイドラグ、シルバーの曲線デザインの楕円形リビングテーブル、ホワイトのテレビボードをレイアウト。ソファの上に、ホワイトのファー素材のクッションを乗せ、壁に、余白が多めのモノクロ写真を2枚飾って、すっきりとした空間を演出したインテリア。
薄い茶色のフローリングのリビングに、くすんだブルーのパーソナルソファを２台並べてコーディネート。
ベージュのラグ、茶色の木目の丸型リビングテーブルをレイアウト。ソファ背面の壁に、グレー×ベージュ×くすんだブルーのパターン柄のアクセントクロスを貼ってクラシカルな雰囲気をアップしたインテリア。
くすんだ薄い茶色のフローリングのリビングに、黒っぽいブルーの寝椅子付き２人掛けソファをコーディネート。
ホワイト×ブラックのボーダー柄のラグ、シルバー金属×ガラスの長方形リビングテーブルをレイアウト。直線的なデザインと冷たさを感じる素材や色を使って、すっきりとした印象をアップしたインテリア。
ライトブラウンのフローリングのリビングに、コンパクトなデザインのブルーの２人掛けソファをコーディネート。
ライトグレー×ブラウン×黒っぽい青×青みがかったグレー×くすんだピンクのパターン柄のラグ、暗い青と暗いターコイズブルーの角が丸い長方形リビングテーブルをレイアウト。壁にホワイトの折り畳み式チェアを2脚立て掛け、ソファと壁の間にホワイトシェードのフロアランプを配置。寒色を多く取り入れた北欧スタイルのインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、暗くくすんだブルーの２人掛けソファをコーディネート。
茶色×くすんだ薄いピンク×ベージュ×グレー×薄い青紫のエキゾチックなパターン柄のラグ、黒×ガラスのオープンシェルフのようなデザインの長方形リビングテーブルをレイアウト。ソファ背面の壁に、自然の奥行感のあるアートをディスプレイ。ダークカラーのソファとリビングテーブルを使って、落ち着きのある空間を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、暗いブルーの３人掛けソファをコーディネート。
黒の線で菱形模様を描いたアイボリーのラグ、少し薄い茶色のヴィンテージな木製長方形リビングテーブルをレイアウト。床・壁・ラグ・テーブルを淡い色でまとめ、ソファだけを濃くしたナチュラル感のある北欧スタイルのインテリア。
狭い部屋を広く見せる効果が期待できるソファの色は、ぼんやり系だと「ライトグレー」「グレートーンのホワイト」の2色、はっきりとした色だと「くすみカラーのグリーン」「ブルー」の2色の合計4色です。
今回紹介したソファは、誰でも簡単に選ぶことができる色です。ソファは、選ぶ色によって価格が変わることがない為、推奨色をインプットしておきましょう。(素材が変わる場合は別。)
