デスクを壁に向けて配置したら、壁の上の方が空いてるのが気になり、もったいないと思った。
収納量のアップとおしゃれなデスク周りを目指して、DIYでウォールシェルフを取り付け、本や使わない雑貨、ファイル等を収納してみたところ。
- サイズ、厚み、色がバラバラ過ぎてごちゃごついて見える
- 思ったよりも収納するものが無くてスカスカに見える
など、安くて簡単でインテリアを格上げするのに一役買ってくれるはずの家具が、壁を傷つけただけの無駄な物体になってしまうことがあります。
ウォールシェルフの収納がいまいち綺麗に見えないという場合は、下のテクニックを駆使して素敵なインテリアを作ってみましょう。
【テクニック1】塊を作る
「本」「雑貨」「観葉植物」と並べるものを選定し、それぞれのかためて並べ、間に隙間を空けて収納します。
「本10冊程度」「観葉植物1個」「雑貨1個」をひとつのまとまりにして、それぞれの間に10cm程度の隙間を空けてレイアウト。
観葉植物はブックエンドの役割も。
「白の本」と「黒の本」を積み重ね、4つの塊を作り、幅120cmほどのウォールシェルフに均等に収納。
本の色が揃ってない場合は、100均で色付きのブックカバーを買って見た目を同じする方法も。
デスク上の3段のウォールシェルフに、本、観葉植物、雑貨、カメラ、食器、フォトフレームを収納。
「本だけのエリア」「食器だけのエリア」「雑貨のエリア」に分け、塊を作ってディスプレイ。直立させるのが難しい薄い本は、薄い茶色のファイルケースに入れて。
ホワイトの2段ウォールシェルフに、本、ランプ、収納ケース、観葉植物、筆、ハサミ・糸・ペンの文房具、観葉植物を収納。
壁際に本のエリア、真ん中に収納ケースと文房具のエリア、右端の観葉植物のエリアを作って、2段とも同じ配列でレイアウト。薄い本は全て真ん中に穴が空いた木製のファイルボックスに入れて。
wall to wallのデスクの上部に、ホワイトの2段のウォールシェルフを取り付け、本、観葉植物、浅型の収納ボックスを収納。
本、収納のエリアに分けて、本の隣に観葉植物をブックエンド代わりにレイアウト。2段引き出しの収納ボックスの上に、薄い手帳サイズの本を積み重ねて収納。
デスク横のニッチにナチュラルな木製シェルフを4段取り付け、本、雑貨を収納。
グレーとホワイトのカバーを掛けた本の塊を作り、2段目と4段目にレイアウト。雑貨を全て、ホワイト・グレー・薄い茶色の木で揃えた統一感のあるインテリア。
【テクニック2】空き箱をストッパーにする
世の中には、おしゃれなブックエンドがたくさんありますが、空き箱をブックエンド代わりに使う方法も。新しく靴を買った時に、必ずと言って良いほどついてくる箱は、デスク周りで使う文房具や単行本の収納として活用することができ、これを並べた本の端に置くことで、本がバタバタと倒れるのを防ぐ役割も。
デスク上に幅60cmほどのシンプルなホワイトのウォールシェルフを取り付け、書類と空き箱を収納。
書類はカラーの封筒に入れて、空き箱をストッパー代わりに。箱も封筒もパステルカラーにして、キュートなウォールシェルフを演出。
デスク上のコーナーに明るい茶色の木製ウォールシェルフをL型に3段取り付け、本、ペン、雑貨を収納。
立てて並べた本の端っこにオレンジ色の箱を置いてストッパーに。パっと目を惹くオレンジの箱にすることで、インテリアを一段とおしゃれに見せるアクセントカラーの役目も。
【テクニック3】左右に分けて収納する
「デスク幅と同じ幅」、「壁の端から端」にウォールシェルフを取り付けると、「隙間なく何かを収納しなければ」と思ってしまいがち。
- 収納部を左右のどちらかに寄せて、片側を空ける
- 収納部を左右に分けて、中央を空ける
でも問題ありません。
左に寄せて収納する
デスク幅と同じホワイトのウォールシェルフを2段取り付け、上段に暗い黄土色のファイルケース9個、下段に薄い本(雑誌)と雑貨を収納。
量とも左に寄せて、右側をオープンのままに。ウォールシェルフと壁の色が同じホワイトなので、無駄にスペースが余ってるという印象は無し。
左右に分けて収納する
デスク側面の壁に、ホワイトのウォールシェルフを4段取り付けて、ホワイトと黒のストレージボックスとファイルボックスを収納。
下2段は、両端に分けて中央を広く空け、真ん中に雑貨をディスプレイ。「まだまだ物が置けそう」とは思わない、整然とした収納。
2人用のデスク幅と同じホワイトのウォールシェルフを2段取り付け、本、雑誌、ファイルボックスを左右に分けて収納。
全体幅の3/4はオープン。下段のウォールシェルフの下(デスク前)の真ん中に壁付けの観葉植物を2個飾って視線を集め、シェルフのスカスカ感を解消。
デスクを部屋の中心に向かってレイアウトし、デスクの後ろの壁に幅80cmほどのオープン収納家具を4台並べてレイアウト。
棚板には、びっしりと物を収納せず「左よりに本、右に雑貨」「左右に本、真ん中に雑貨」「左に雑貨、右に本」といった具合に余白を空けてレイアウト。
デスク幅と同じホワイトのウォールシェルフを3段取り付け、ホワイトの箱、黒のファイルボックス、黒のストレージボックスを収納。
真ん中の段はファイルボックスを左右に分け、真ん中に雑貨をディスプレイ。統一感のある色使いと適度な余白が、デスク周りをおしゃれ、かつ、かっこよく演出。
【テクニック4】同じものを3つ並べる
本や書類(ファイルボックス)を置いて、余ったスペースに雑貨や写真、観葉植物を置く場合、同じものを3つ並べてレイアウトすると、それだけで、おしゃれな印象がアップして見えます。
2人用デスクの前にデスク幅よりも少し狭い木製ウォールシェルフを取り付け、本、雑貨、観葉植物を収納。
上の段の左寄りに同じデザインの額縁に入れたモノクロアートを3枚並べてディスプレイ。絵のデザインが違っても、サイズが全く同じなので、キチンとした印象がアップ。
壁に向かって黒のデスクをレイアウトし、上部にグレーのウォールシェルフを2段取り付け、観葉植物、本、ファイルボックス、雑貨を収納。
上段の本の隣にホワイトの花瓶を3つ並べてディスプレイ。デザインと高さが少し違いますが、右に行くほど低くなるようにレイアウトして、おしゃれ感をアップ。
【テクニック5】本を縦と横にしてバランスよく並べる
分厚い本を並べる時、背表紙が見えるように、綺麗に縦に並べていきがちですが、縦に並べた塊と横にして積み重ねた塊を作って収納する方法もあります。
壁に向かってデスクをレイアウトし、デスク幅と同じサイズのホワイトのウォールシェルフを3段取り付けて、本を収納。
2段目は「3冊積み上げ、2冊並べる、4段積み上げ」の塊と、雑貨を挟んで「1冊縦に、横にして4冊」の塊。下の段も両端は積み上げ方式。
壁に向かってデスクをレイアウトし、デスク幅の半分のサイズのウォールシェルフを4段取り付けて、本を収納。
「数冊積み上げる」と「数冊並べる」を混合し、全て背表紙が見えないように、めくる側を見せてレイアウト。紙の色が同じなので、まとまり感もアップ。
壁に向かってデスクをレイアウトし、幅が違う赤のウォールシェルフを2段取り付けて、本と観葉植物を収納。
下の段の幅が広い方のシェルフの端に、「5冊積み上げ、4冊並べる」の塊を作り、隣に雑貨をディスプレイ。
デスクの横の上部にデスクの奥行きより少し広い木製ウォールシェルフを2段取り付け、本、雑貨、箱、観葉植物、時計を収納。
上段はコーナーからビッシリと本を縦に並べ、5冊重ねた本を端っこのストッパーに。縦に入れている本を1冊抜いたら、パタパタと雪崩のように床に落ちる心配なし。
【テクニック6】雑貨の色を揃える
「色を揃える」は、おしゃれなインテリアの基本。
デスクとウォールシェルフの色の相性はもちろん、ウォールシェルフに置く雑貨の色にも気を配ると、綺麗に見えます。
ブックカバー、目覚まし時計、壁面の絵を同じ赤で統一。
デスク、チェア、ウォールシェルフ、壁が白のデスク周りに、赤でアクセントカラーをプラス。ブックカバーをレザー素材にすることで高級感もアップ。
壁に向かって黒のデスクをレイアウトし、デスク幅の2/3程度の幅のウォールシェルフを3段取り付け、横長の写真、モノクロのポストカード、ゴールドの蓋の瓶を収納。
瓶の蓋の色は、デスク横の壁に取り付けたフックとデスク上のランプと同じ色。黒かホワイトでも合いますが、光る素材にすることで、おしゃれな印象がアップ。
暗い青の壁に向かって、グレーのデスクをレイアウトし、黒のウォールシェルフを2段取り付け、モノクロ写真、小さなサボテン、本、キャンドルを収納。
全て黒と白で統一。黒や黒っぽい色を多く使ったかっこいいインテリア。
【テクニック7】三角形を作る
横長のウォールシェルフに、ズラズラと本や雑貨を並べると、平坦で代わり映えしない印象になりがちです。
「高さ方向に三角形」「奥行き方向に三角形」を意識してレイアウトすると、ディスプレイにメリハリが生まれます。
wall to wallのデスク上に、ナチュラルな木製ウォールシェルフを2段取り付け、本、雑貨、観葉植物、籠、フォトスタンドを収納。
グレーの雑貨とサイズが違うフォトスタンドを前後に並べて不等辺三角形のシルエットに。
壁面に薄い茶色の木製ウォールシェルフを取り付け、時計、花瓶、ファイルボックス、雑貨を収納。
ファイルボックス2個を左端に寄せ、ゴルフスタイルのブロンズ置物を奥、動物の雑貨を手前に並べて三角形に。
wall to wallのデスク上に、ホワイトのウォールシェルフを2段取り付け、本、花瓶、写真、小さなアートを収納。
上段の左寄りに黒の本と茶色の本を大きさ順に4冊積み重ね、一番上にグレーの花瓶を乗せて三角形に。
黒のアクセントクロスの壁に向かって薄い茶色のカウンターデスクをレイアウトし、上部の壁に薄い茶色のウォールシェルフを2段取り付け、本、観葉植物、雑貨を収納。
下段の中央奥に背の高い絵を飾り、手前にフォトフレームと小さな鉢植えの観葉植物を並べて三角形に。
2人用のデスク幅と同じホワイトのウォールシェルフを1段取り付け、左に写真、右に観葉植物を収納。
オープン部を逆三角形に。
本、書籍、参考書、書類、資料など、紙を使ったもので溢れかえることが多いデスク周りやワークスペース。
ウォールシェルフを取り付けて、おしゃれに収納するコツを紹介しましたが、真似できそうなテクニックはあったでしょうか。
デスク周りが「狭い」「収納場所が少ない」「収納量が足りない」方にとって、隙間を空けたり、たっぷりの余白を残したままの収納の仕方は、ぜいたくに映ったでしょう。
しかしながら、ギュウギュウと押し込んだ収納より、少し余裕がある収納の方が「いつか片付けねば」と気になることが少なく、作業にも没頭できるのではないかと筆者は考えます。