前回、無地の色を使ってシンプルにまとめる北欧インテリアの作り方【入門編】を紹介しました。
わざわざ入門編と記載したのは、インテリアに使うファブリックには、色と柄を混ぜたパターン柄があり、特に北欧インテリアでは、これらを上手く取り入れてセンスよくまとめていくコーディネートの仕方もあるからです。
北欧インテリアによく使う柄には
- 暖かみをもたらすノルディック柄
- シャープな印象をもたらす幾何学模様
- キュートな印象をもたらす動物や植物を模した北欧プリント柄
などがあります。
柄ばかりで作られた空間は、「ごちゃっと見える」「狭く見える」といったイメージを持っている方も多いでしょう。
しかしながら、北欧インテリアはベースとなる配色がシンプルなので、「柄を2~3個取り入れても乱雑な雰囲気がしない」のが特徴です。
床・壁・天井のベースカラー、ソファやラグ、カーテンなどのメインカラー、クッションや雑貨などのアクセントカラーにパターン柄を取り入れた北欧インテリアを紹介していきましょう。
ベースカラーにパターン柄を取り入れた北欧インテリア
①床がパターン柄
ベースカラーである「床」にパターン柄を取り入れる時は、タイルやフロアタイルを使います。
ホワイト×薄いグレー×濃いグレーの3Dデザインの幾何学模様のタイル床のキッチンスペースに、ホワイトのフラット扉のキャビネットと薄い茶色の木製カウンターを組み合わせたⅡ型キッチンをコーディネート。
真っ黒な冷蔵庫をプラス。キッチンから見える壁に、ブラウン×シルバーの六角形のパーツを組み合わせたミラー、シンク横の薄いグレーの壁にホワイトの六角形タイルを途中まで貼り、おしゃれな雰囲気をアップしたインテリア。
薄っすらとグレーの斜め線が入ったホワイトの幾何学模様のタイル床のダイニングキッチンに、ミディアムブラウンの框扉キャビネットとホワイト×薄いグレーの大理石調カウンターを組み合わせた壁付けL型キッチンをコーディネート。
ホワイトの1本脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブル、シルバー金属脚とホワイトの座面を組み合わせたイームズシェルチェアをプラス。天井から透明ガラスの円錐シェードのペンダントランプを2灯ハンギング。床、壁、家具を白っぽい配色にして、キッチン扉の木目の美しさと温もりを際立たせたインテリア。
ホワイト×グレーの麻の葉文様のタイル床のキッチンスペースに、ホワイトのフラット扉キャビネットとホワイトカウンターを組み合わせたシンプルな壁付けⅡ型キッチンをコーディネート。
通路奥のダイニングスペースに、ホワイトの1本脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブル、ダークブラウンの曲線デザインの木製チェアをプラス。キッチンをシンプルデザインにして、タイルの柄を際立たせたインテリア。
ホワイト×暗いグレー×ブルーの六角形タイル床と斜め張りのミディアムブラウンのフローリングを組み合わせたダイニングキッチンに、ブラックの框扉キャビネットとミディアムブラウンの木製カウンターを組み合わせた壁付けI型+対面キッチンをコーディネート。
ダイニングスペースに、くすんだ薄いブルーのテーブルクロスを乗せたナチュラルブラウンの木製テーブル、ナチュラルブラウンの木と薄いグレーの座面&背もたれを組み合わせたチェアをプラス。対面カウンターにシルバー鏡面の1本脚とブラックの木製座面を組み合わせたモダンなデザインのバースツール3脚、ダイニングスペースの壁を背に、白っぽい水色のフラット扉のサイドボードをレイアウト。キッチン側を黒っぽくしてかっこよく、ダイニング側を白っぽくして清潔に見せたインテリア。
ブラック×グレー×ホワイトの幾何学模様のタイル床のワークスペースに、ホワイトの木製デスクをコーディネート。
薄い茶色の木製脚とホワイトの座面を組み合わせたイームズシェルチェアをプラス。デスク背面の壁に、天井まであるホワイトのオープンシェルフをレイアウト。本をホワイト、グレー、ベージュ、黄みがかった茶色でまとめ、ホワイトの雑貨をレイアウト。カラフルな色の本を上向きや前後逆に収納して、乱雑な印象を消したインテリア。
②壁がパターン柄
ベースカラーである「壁」にパターン柄を取り入れる時は、タイルや壁紙を使います。
タイル
ナチュラルブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、暗いブルーの框扉キャビネットとホワイトのカウンターを組み合わせたコの字対面キッチンをコーディネート。
コーナーの柱型に、ホワイト×濃いグレーの細かい花のような幾何学模様のタイルをプラス。キッチンスペースの中央に、くすんだ薄い茶色の木製テーブル(作業台)、対面カウンターに、白っぽい茶色の木、ブラック金属、ブラウンレザーを組み合わせた丸型スツール2脚をレイアウト。作業台の真上に、ゴールド×ブラウン×ホワイトの丸みのあるペンダントランプを2灯吊り下げ、エレガントな印象をアップしたインテリア。
ダークブラウンのフローリングのリビングに、ブラック×ホワイトの直線的な幾何学模様のタイル壁をコーディネート。
グレーの丸みのあるラウンジチェア、黒っぽいブルーのラグ、赤みがかったミディアムブラウンの猫足サイドテーブルをプラス。タイル壁の左右に、くすんだ茶色の木製ウォールシェルフを2段取り付け、くすんだ有彩色の雑貨と本をディスプレイ。暗い配色にして、落ち着きを演出したインテリア。
グレイッシュなナチュラルブラウンのフローリングを斜め張りにしたリビングに、ブラック×ホワイトの手裏剣のようなデザインの幾何学模様のタイル壁をコーディネート。
ナチュラルブラウンの木目のウォールシェルフをプラス。残りの壁と床を白っぽい色にしてタイル壁を際立たせたインテリア。
ホワイト×赤みがかった丸みのある幾何学模様のタイル床のバスルームに、ミディアムブラウンの木目引戸キャビネットとホワイトカウンター、ホワイトのボールを組み合わせた手洗いをコーディネート。
ミディアムブラウンの木製フレームの丸型ミラーをプラス。コーナーに、グレーの鉢に入れた観葉植物をレイアウト。暖色を多く取り入れて、温もりを演出したインテリア。
壁紙
ミディアムブラウンのヴィンテージな寄木張りフローリングのリビングに、ホワイト×白っぽいグリーンの草花模様の壁紙をコーディネート。
ホワイトの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、薄いグレーのラグを敷き、ブラック金属脚とブラックの丸型トレイを組み合わせた折り畳み式のコーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面にブラウンの網目デザインの木製ラウンジチェア2台、ソファの隣にブラックの金属脚とグレーのシェードを組み合わせたフロアランプを配置。コーナー、窓辺、ソファの隣に観葉植物を飾って、ナチュラルな雰囲気をアップしたインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、濃い青緑×水色×黄色の細かい幾何学模様の壁紙をコーディネート。
ホワイトの2人掛けソファをプラス。ソファの下に、ホワイト×ブラウンのカウハイドラグを敷き、ミディアムブラウンの木とホワイト天板を組み合わせた三角形コーヒーテーブルをレイアウト。壁にイエローのウォールシェルフを4段取り付け、カジュアルな印象をアップしたインテリア。
白っぽい茶色と濃い茶色をミックスしたフローリングのリビングに、ホワイト×濃い水色の細かい直線的な幾何学模様の壁紙をコーディネート。
グレーの2人掛けソファをプラス。ソファの下に、白っぽいグレーのラグとオフホワイトのカウハイドラグを重ねて敷き、ジオメトリックデザインのゴールド金属脚とガラス天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファ正面に、テレビがビルトインできるホワイトの背の高いオープンシェルフ、ソファとL字に、ブラック金属脚と濃い茶色の柵みたいなデザインの木製座面を組み合わせたアームチェアを2台置き、開放感を演出したインテリア。
薄いブラウン×ブラウンのフローリングのリビングに、グレー×ベージュ×青の細かい草花模様の壁紙をコーディネート。
少し暗いブルーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ホワイトの小さめの背の高い丸型コーヒーテーブル、網目模様のブラック金属脚とグレー天板を組み合わせた丸型コーヒーテーブル(下部収納)をレイアウト。壁紙にポイントで使ってある色とソファの色を揃えた、まとまりのあるインテリア。
グレーのコンクリート調タイル床のリビングダイニングに、ホワイト×グレーの直線的な幾何学模様の壁紙をコーディネート。
ホワイトの寝椅子付き2人掛けソファをプラス。ソファの下に、黄みがかった茶色のラグを敷き、薄い茶色の木とホワイト天板を組み合わせた三角形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファとコの字に、薄い茶色のナチュラルな網目デザインのアームチェア、ダイニングスペースに、ホワイトの1本脚と丸型テーブル、薄い茶色の木製脚とグレーの座面を組み合わせたイームズシェルチェアを配置。コーヒーテーブルの真上に、薄い茶色と茶色をミックスした木目シェードの丸みのあるペンダントランプを吊り下げ、くつろぎ感を出したインテリア。
メインカラーにパターン柄を取り入れた北欧インテリア
メインカラーにパターン柄を取り入れる時は、ラグやカーテンを使います。
ソファは、デザインが複雑です。パターン柄のソファは、縦・横・奥行の3つの方向に柄が入る為、ゴチャっとした印象になりがちです。
ソファに柄を取り入れる時は、周りのインテリアをシンプルにして、ソファだけを目立たせるようにコーディネートしましょう。
③ラグがパターン柄
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、薄いグレー×濃いグレー×白っぽいブラウン×ブラックのヴィンテージな幾何学模様のラグをコーディネート。
濃いグレーレザーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ブラックの細い木製脚とブラック鏡面天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルを2台レイアウト。壁をグレーにして、ホワイトのオープンシェルフとダークブラウンのストレージボックスを組み合わせた背の高い収納を配置。家具とソファの両方の色が入ったラグを使い、まとまりを演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、ホワイトの細い線が入ったブルーのラグをコーディネート。
グレーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ミディアムブラウンの木製脚とホワイトの曲線天板を組み合わせたコーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、グレー、グレイッシュな暗いブラウン、暗い赤紫の無地クッションを並べ、大人っぽい雰囲気を演出したインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、ホワイト×ブラックの細かい幾何学模様のラグをコーディネート。
暗いグレーの寝椅子付き2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ブラックの金属脚と薄い茶色の木製天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面にブラウンレザーのバタフライチェア、寝椅子の前に、ブラック金属のフロアランプを配置。暗い色を多く配色して重厚感を出したインテリア。
ホワイトのフローリングのリビングダイニングに、オフホワイト×グレイッシュなブルーの幾何学模様のラグをコーディネート。
緑がかった暗いグレーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ホワイトの金属脚とホワイトの丸型トレイを組み合わせたコーヒーテーブルをレイアウト。コーヒーテーブルの隣に、暗いブラウンレザーの丸型スツール、ソファ正面にホワイトの木製テレビボード、ダイニングスペースに暗い茶色の木製脚とホワイト天板を組み合わせた丸型テーブル、暗い茶色の木製脚とホワイトの座面を組み合わせたチェアを配置。白い面を多くして、開放感を演出したインテリア。
グレーのコンクリート床のリビングに、グレーの斜め線が入った北欧パターン柄のラグをコーディネート。
薄いグレーの寝椅子付き2人掛けフロアソファをプラス。ソファの前に、ミディアムブラウンの棚付き木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの背もたれに、イエローのブランケットを乗せ、ソファと同じ明るさのグレーの無地クッションを配置。ソファの足元と暖かく配色したインテリア。
④カーテンがパターン柄
ダークブラウンのフローリングのリビングに、くすんだ暗いグリーン×ホワイト×グレーのシェブロン柄のカーテンをコーディネート。
暗いブルーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、赤みがかったグレー×ベージュのラグを敷き、ミディアムブラウンの木製脚とグレーの丸型トレイを組み合わせた小さめのコーヒーテーブル、暗いイエローのウイングチェアをレイアウト。壁をグレーにして、ソファ正面にグレーのテレビがビルトインできる背の高いオープンシェルフを置き、生活感を少なめにしたインテリア。
薄い茶色と茶色をミックスしたフローリングのベッドルームに、ホワイト×グレー×ブラック×ブルーのストライプ柄のカーテンをコーディネート。
ベッドリネンをホワイトでまとめた鮮やかな黄色の背の高いヘッドボードの木製ベッドをプラス。ヘッドボードの隣に、床から天井までグレー×濃いグレーのエレガントなパターン柄のパネルを貼り、バケツを上下反対にしたようなデザインのイエローの丸型サイドテーブルを配置。カジュアルとアンティークをミックスした個性的なインテリア。
ホワイトペイント床のリビングに、緑がかったグレー×水色のプリント柄のカーテンをコーディネート。
青みがかったグレーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ブラウンのカウハイドラグを敷き、ブラックレザーの2人掛けソファをグレーのソファとL字に、ブラックレザーのソファの前にミディアムブラウンの木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。真っ白な印象が強い空間に、床から天井まであるカーテンを使って自然界にある色を加えたセンスのあるインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、くすんだ薄いブルー×薄いブラウンの花柄カーテンをコーディネート。
グレーの寝椅子付き2人掛けフロアソファをプラス。ソファの前に、ホワイトのカウハイドラグを敷き、薄い茶色の奥行きの浅い平均台みたいなデザインの木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。カーテンの色を一番暗くしたフェミニンな印象のインテリア。
ホワイトのヘリンボーン床のダイニングに、オフホワイト×イエロー×水色×ブルー×ブラックの水玉シェブロン柄のカーテンをコーディネート。
ヴィンテージなダークブラウンの木製長方形テーブルとベンチをプラス。長い壁に鮮やかなブルーの壁紙を張り、濃い茶色のヴィンテージなオープン食器棚と引き出し付きの木製サイドボードをレイアウト。家具の木目を際立たせた個性的なインテリア。
アクセントカラーにパターン柄を取り入れた北欧インテリア
アクセントカラーにパターン柄を取り入れる時は、クッションやランプシェード、小さめのアートを使います。
⑤クッションがパターン柄
ダークブラウンのフローリングのリビングに、濃い茶色の木と薄いグレーのファブリックを組み合わせた2人掛けソファをコーディネート。
ソファの上に、暗いグレー×ホワイトの細かい幾何学模様のクッションを1個プラス。ソファの下に、暗いグレーのラグを敷き、濃い茶色の木とブラックレザーを組み合わせたスツール型コーヒーテーブルをレイアウト。スツールの上に、アイボリー×ブラック×ホワイトのストライプ柄のストールを掛け、ターコイズブルーの木製トレイを乗せ、コーヒーカップとお皿をディスプレイ。ほっこりとくつろげそうなリラックス感のあるインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、白っぽいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの上に、ブラックの無地、ホワイト×ブラックの大きなドット柄、ホワイト×ブラックの動物プリント柄のクッションを1個ずつプラス。ソファの下に、グレイッシュな黄緑のラグを敷き、細いブラック金属脚とブラックの長方形トレイ、細いブラック金属脚とブラックの丸型トレイを組み合わせた丸型コーヒーテーブルを2台レイアウト。壁を背に、ホワイトの引き戸がついたサイドボードを配置。パターン柄の使い方が大人っぽいフェミニンな印象のインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのリビングに、薄いグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの上に、ホワイト×ブラックの幾何学模様、ブラック×ホワイトのボーダー柄のクッションを1個ずつプラス。ソファの下に、薄いグレーのラグを敷き、ホワイト金属の網目模様の脚とブラック天板(蓋)を組み合わせたコーヒーテーブルをレイアウト。ソファ正面に、薄い茶色の木製開き扉付き収納、薄い茶色の木製ベンチを配置。すっきり感とナチュラル感をミックスした居心地の良さそうなインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、ひじ掛けの無いブラックの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの上に、暗いブルーの無地、ホワイト×グレーのプリント柄、ホワイト×ブラックの幾何学模様、水色×暗い青緑の動物プリント柄のクッションを1個ずつプラス。ソファの下に、ホワイト×グレーのシャビーなラグを敷き、ブラック金属脚とくすんだ薄い茶色の丸型木製トレイを組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。コーヒーテーブルの隣に、ブラック金属脚とくすんだ濃いブラウンの柵みたいな木製座面を組み合わせたチェア、白っぽいグレーファーのクッションを配置。物が多い空間を配色を活用して、すっきりと見せたインテリア。
暗いグレーのコンクリート調タイル床のリビングに、ホワイトレザーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの上に、ブラックの無地、ホワイト×ブラックの幾何学模様のクッションを1個ずつプラス。ソファの前に、シルバー金属脚とホワイト天板を組み合わせた高さ違いの三角形コーヒーテーブルを2台レイアウト。ソファとテーブルをシンプルにまとめ、クッションでアクセントを加えたインテリア。
「パターン柄のクッションだけでは浮いて見える」という場合は、パターン柄のクッションの下に、灰みがかった薄い有彩色の無地クッションを入れると一層北欧感のあるおしゃれなインテリアになります。
ブラック×ホワイトのボーダー柄のクッション、ブラック×ホワイトの直線的な幾何学模様のクッションの下に、くすんだ薄いピンクの無地クッションを置いた例。
⑥アートがパターン柄
ナチュラルブラウンのフローリングのダイニングに、ダークブラウンの木製テーブルをコーディネート。
暖炉の上に、ベージュ×オレンジ×赤×水色×青×紺のグラデーション柄の幾何学模様のアートをプラス。テーブルの周りに、ダークブラウンの木とブラックレザーを組み合わせたチェアをレイアウト。ラグにも大きな幾何学模様を取り入れて、おしゃれな印象をアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、黄みがかったグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファ背面の腰窓横の壁に、グレー×ベージュ×緑がかったグレー×赤みがかったグレー×黄みがかったグレーの幾何学模様を組み合わせたアートをナチュラルブラウンの木製額縁に入れて1枚プラス。ソファの下に、黒の模様が入った薄いグレーのラグを敷き、グレーの金属脚とグレー天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、くすんだイエローの無地クッションと白っぽいグレーの無地クッションを乗せて、リラックス感を演出したインテリア。
ホワイトのフローリングと濃いグレーの壁紙の玄関に、シンプルなホワイト扉のサイドボードをコーディネート。
サイドボードを中心にして、黒の額縁に入れたホワイト×ブラック、ブラック×ホワイトの2種類の幾何学模様を組み合わせて作ったアートをプラス。サイドボードの前に、赤の座クッションを乗せたブラックのイームズシェルチェアをレイアウト。アートを中心に、シンメトリーに雑貨をディスプレイし、モダンな印象をアップしたインテリア。
「ベース」「メイン」「アクセント」にパターン柄をミックスした北欧インテリア
①床と②壁
ホワイト×ブラックのシンプルな幾何学模様のタイル壁とタイル床のダイニングキッチンに、薄い茶色の木目扉キャビネットとホワイトカウンター、グレー扉のウォールキャビネットを組み合わせた壁付けI型キッチンをコーディネート。
ダイニングスペースの床に、濃い茶色のフローリングを張り、木目が綺麗な濃い茶色の木製丸型テーブルをプラス。テーブルの周りに、ブラックの木製チェアをレイアウト。都会的な印象のすっきりとしたインテリア。
ホワイト×ブラックの六角形タイル床とブラック×ホワイト×イエローの六角形幾何学模様の壁紙のダイニングキッチンに、ホワイト扉キャビネットとミディアムブラウンの木製カウンターを組み合わせた壁付けI型キッチンをコーディネート。
シルバー金属の1本脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせたカウンターテーブルをプラス。ブラック金属脚とブラックの木製座面を組み合わせた丸型スツールをレイアウト。床と壁を似たデザインにして、チグハグ感を無くしたインテリア。
②壁紙と③ラグと⑤クッション
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、白っぽいグレー×ベージュのストライプ模様の壁紙をコーディネート。
くすんだベージュの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ブラック×グレーの北欧パターン柄のラグを敷き、ホワイトの細い金属脚とホワイトトレイを組み合わせた丸型コーヒーテーブルをレイアウト。ソファと対面にダークブラウンのヴィンテージな丸みのある木製アームチェア、ソファの上にホワイト×ブラックのアニマル柄のクッション2個を配置。冷たい薄い色と暖かい薄い色をバランスよく組み合わせたアンティーク感のあるインテリア。
②壁紙と⑤クッション
灰みがかった薄い茶色のパーケットフローリングのリビングに、ホワイト×薄いグレー×濃いグレー×薄い茶色の直線的な幾何学模様のヴィンテージな壁紙をコーディネート。
薄いグレー×ブラックの丸みのあるコーナーソファをプラス。ソファの隣に、鏡面ブラックの丸型サイドテーブルをレイアウト。ソファの上に、黒っぽいブルーのクッション、ホワイト×ブラックの細かい幾何学模様のクッションを1個ずつ乗せ、高級感をアップしたインテリア。
くすんだ薄い茶色のヴィンテージなフローリングのリビングに、ベージュ×ホワイトの葉っぱのシルエットのようなプリント柄の壁紙をコーディネート。
薄いグレーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、黒の縁取りのグレーのラグを敷き、艶消しシルバー金属脚とグレー天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、ブラックの無地クッション2個、グレーの無地クッション1個、ホワイト×ブラックの小さなドット柄のクッション1個を配置。壁を暖色、家具とファブリックを無彩色でまとめた寒暖のバランスの取れたインテリア。
②テーブルと②チェアと③ラグ
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、薄い茶色の木と濃いグレーのファブリックを組み合わせた2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に、ホワイト×グレイッシュなベージュの太いシェブロン柄のラグを敷き、ブラックの細い金属脚とグレー×ホワイト×ブラック×ベージュのヘリンボーン柄の木製天板を組み合わせた正方形コーヒーテーブルをプラス。ソファとL字に薄い茶色の木とグレー×ホワイト×ブラック×ベージュのヘリンボーン柄の座面を組み合わせたチェアをレイアウト。ソファ背面の壁に、黒の額縁に入れたモノクロの風景のポスターを2枚ディスプレイ。派手過ぎないパターン柄を取り入れた静かな印象のインテリア。
※テーブルとチェアは、インテリア配色の「メインカラー」にあたります。
③ラグと⑤クッション
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、濃いグレー×イエローの糸みたいな幾何学模様のラグをコーディネート。
ダークブラウンの木とグレーのファブリックを組み合わせたアームチェアを2台プラス。チェアの前に、少し暗いイエローのコーヒーテーブルをレイアウト。チェアの上に、グレー×ブルー×イエロー×くすんだ薄い赤紫×グレイッシュな薄い水色の幾何学模様、ホワイト×ブルー×グレー×イエローの幾何学模様のクッションを配置。クッションを鮮やかな配色にして、カジュアルな雰囲気をアップしたインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、ダークグレー×ホワイトの魚のような幾何学模様のラグをコーディネート。
濃いグレーの2人掛けソファをプラス。ソファの前に、白っぽい茶色の木製長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、ブラック×グレーの大きなドット柄、ホワイト×ブラックのシェブロン柄、暗いイエロー×ホワイトの小さなプリント柄のクッションを1個ずつ配置。クッションとラグの雰囲気を揃えて、まとまりを演出したインテリア。
ミディアムブラウンのヘリンボーン床のリビングに、薄いグレー×ブラックのヘリンボーン柄のラグをコーディネート。
グレーの2人掛けフロアソファをプラス。ソファの前に、ブラックの金属脚とコルクみたいな見た目のミディアムブラウンの天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、ブラック×ホワイトのストライプ柄のクッションを1個配置。ソファの隣にブラウンレザーの正方形クッション、ソファと対面にブラウンレザーのスツールを置いて、くつろぎ感を足したインテリア。
濃い茶色と薄い茶色をミックスしたヘリンボーン床のリビングに、ホワイト×くすんだ水色×薄い黄緑×ブラウン×青緑の幾何学模様のラグをコーディネート。
グレイッシュな青緑の寝椅子付き2人掛けソファをプラス。ソファの前に、ブラックの金属脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた長方形コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの上に、ホワイト×ダークグレーの幾何学模様のクッションを1個配置。ソファの色ですっきり感、ラグとコーヒーテーブルで温もりを演出したインテリア。
④カーテンと⑤クッション
薄い茶色のヘリンボーン床のリビングの窓に、ホワイト×くすんだ黄緑の草花模様のカーテンをコーディネート。
グレイッシュな黄緑の3人掛けソファをプラス。ソファの前に、ホワイトの丸型コーヒーテーブル、ソファ正面の壁にミディアムブラウンの木目扉のカウンター型テレビボードをレイアウト。コーヒーテーブルの隣に、ホワイト×ブラックの幾何学模様のクッションを乗せたブラウンレザーの丸型スツールを配置。ホワイト、緑、茶色、グレーで配色したリラックス感のあるインテリア。
⑤クッションと⑥アート
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの隣に、ホワイトの木製丸型サイドテーブルをプラス。ソファ背面の壁に、ブラック×ホワイトの直線的な幾何学模様のアートを余白の多いホワイトの額縁に入れて飾り、ソファの上にブラック×ホワイトの直線的な幾何学模様のクッションをレイアウト。クッションとアートの幾何学模様を似たデザインにして、統一感を演出したインテリア。
いかがでしたか。
ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーのそれぞれの場所に、パターン柄を加えた北欧インテリアを紹介しましたが、柄や色の選び方のコツが掴めたでしょうか。
冒頭にも書いたように「パターン柄を使うとインテリアが派手になってしまうのでは?」「空間がゴチャっと見えてしまうのでは?」と思いがちですが、自然界をイメージした色の中で薄い色を意識して使えば、大丈夫です。
また、パターン柄を2箇所以上に使う時は、それぞれに使われている色や柄を似た雰囲気にするとまとまりが良く見えますので、参考にして下さい。