無難から脱出!8つのテーマ別リビングダイニング&厳選40例

近年、横長リビングや縦長リビングのように「食べる部屋」と「くつろぐ部屋」が隣り合い、壁で仕切られていない間取りが増えています。

この間取りは、リビングからダイニング、ダイニングからリビングが丸見えで、更に別の場所からは、両方が同時に見えます。

それぞれの部屋が別々になった間取りでは、部屋ごとにインテリアを考え、リビングとダイニングを別々のインテリアテイストにすることもできますが、2つが一体になったリビングダイニングでは、1つの部屋としてコーディネートするのが一般的です。

というよりも、一つの部屋としてコーディネートした方が、まとまりのある居心地の良い空間を演出できます。

その為、ソファ・コーヒーテーブル・テレビボード・収納家具・ダイニングテーブル・ダイニングチェアを選ぶ時は

• デザインに共通点はあるか?
• 色同士が喧嘩しないか?
• 素材感はあってるか?

などに注意する必要が出てきます。

しかしながら、「このテレビボードにこのダイニングチェアは合うか?」「このダイニングチェアの色とリビング用ラグの色は合うか?」などと、一つずつ組み合わせていくのは、大変労力がいるもの。

こんな時は、最初に「どんなリビングダイニングにしたいか?」を決めてから、色→デザインの順に考えていくと、スムーズにコーディネートできます。

8個のテーマ別にリビングダイニングコーディネートを紹介していきましょう。

シンプルなリビングダイニング

デザインや色に特にこだわりがない人向けのコーディネートです。

リビングダイニングを黒とグレーでコーディネート。

コーヒーテーブルだけが、茶色の木を使った温かみを感じる素材。

1つ前と同じモノトーンカラーのみを使ったコーディネート。

食事する空間に温かみのある木の家具を使い、くつろぎ空間は温かみ無し。明度が高いグレーのソファで、黒っぽい床の閉鎖的な印象を軽減。

木の色が全くないリビングダイニング。

ホワイト・グレー・黒のモノトーンカラーだけのコーディネートなので、色選びも簡単。

やや明度が高いグレーをメインカラーにコーディネート。

サッシ色と同じ黒をソファ用クッション、コーヒーテブル、ダイニングチェアにだけ使い黒の引き締め効果を活用。

ホワイトを多用した清潔感のあるリビングダイニング。

食事する空間はモノトーンカラーで冷たく、くつろぐ空間は茶色とベージュを足して温もりをプラス。

上品なリビングダイニング

リビングダイニングに洗練された雰囲気を演出したい時のコーディネートです。
グレーや青の取り入れ方がポイントになります。

全体的に白っぽい色でまとめたリビングダイニング。

ソファを薄いグレーにすることで上品さがアップ。ガラステーブルとソファ用クッションを同じターコイズブルー系にして、一体感を演出。

家具色の8割をホワイトでコーディネート。

窓側の壁面を薄いグレーにすることで上品さをプラスした、広さと清潔感を感じるリビングダイニング。

リビング側にくつろぎ、ダイニング側に清潔感を演出したコーディネート。

リビングとダイニングはホワイトとグレーをメインに使い、リビング側にだけ茶色やベージュを足すことで温もりをプラス。ダイニングテーブルの上の食器の色とソファ用クッションの色は同じブルー系。

明るいグレーとホワイトでコーディネート。

壁面がベージュなので温もり感が強いですが、白っぽい壁のリビングダイニングなら、上品で洗練された雰囲気が全面に押し出される色使いです。

ダイニング側に温もり、リビング側に上質な空間を演出。

窓側にあるリビングに、白っぽいグレーを使い、開放感もプラス。

重厚感のあるリビングダイニング

安価な家具を使いつつ、色の組み合わせだけで高級感を出すコーディネートです。

テレビボードとダイニングテーブルを木目が綺麗な木製でコーディネートし、暗いグレーをプラス。

木製家具は、同じデザインでも、明るい茶色より黒に近い茶色を使ったものの方が高級に見えやすいです。

黒と暗い茶色でまとめたコーディネート。

重みを感じる黒に近い色を使うと重厚感がアップ。白い近い色でまとめた時よりも狭さを感じますが、リラックスできる空間になります。

黒と暗い茶色でまとめ、暗い茶色よりも黒の割合を多くしたコーディネート。

リビング側は、革素材を中心にして、リッチな雰囲気をアップ。

かっこいいリビングダイニング

1つ上の「重厚感があるリビングダイニング」ほどの高級感はないものの、暗い色をポイントしてインテリアを引き締めるコーディネートです。

リビングの家具を黒でまとめ、更にダイニングの壁にモノクロのポスターを壁に立てかけてディスプレイ。

ダイニングチェアとリビングにある一人掛け椅子が暗い茶色なのもかっこいい。

メインカラーをホワイトとライトグレーでコーディネートし、ダイニングチェアを黒にすることでインテリアを引き締めた例。

壁を背にしたソファの上にも、モノクロ写真を黒の額縁に入れてディスプレイして黒をプラス。

リビングとダイニングのテーブルを黒で統一して、壁面にモノクロ写真をディスプレイ。

明るい茶色のフローリングでも、黒を上手に活用すれば、かっこいいインテリアを作ることができます。

黒は、コーヒーテーブルの脚とポスターの文字だけですが、全体的にグレイッシュな色なので、かっこいい印象。

ダイニングテーブルは、ヴィンテージ感のある木を使ったデザイン。

天井高のあるリビングダイニングを全体的に明るい色でコーディネートし、カーテンで引き締めたインテリア。

カーテンを全開にすると黒っぽい色の面積が減り、開放的な印象に。

座る家具(ソファと椅子)を全て、黒でコーディネート。

ダイニングスペースの壁に黒のボードを貼って、チョークペイントや写真をディスプレイ。

くつろぎのリビングダイニング

リラックスできるリビングダイニングを演出したコーディネートです。
木を使った家具やアイボリーやベージュなど、温かみのある色が特徴です。

家具はホワイトと明るいグレーを中心にコーディネートしてあるものの、壁をベージュにしてリラックスしたリビングダイニングを演出。

壁面の絵、リビングの一人掛けチェア、ソファクッション、コーヒーテーブルの上のインテリア雑貨で、暖色の赤をプラスして、更に温もりをプラス。

木の家具と壁とラグのベージュで温もりを演出。

ソファとダイニングチェアを無彩色にすることで、暑い季節にも対応。

ダイニングチェアとコーヒーテーブルをベージュにすることで暖かなリビングダイニングを演出。

リビング側には、ダークレッドの一人掛けチェアとクッションをプラスして高級感もプラス。

座る家具(ダイニングチェアとソファ)を暗い茶色でコーディネート。

天井に照明器具を取り付けずに、ソファ横のテーブルランプとニッチ部(向かって右の壁)のダウンライトのみで、ムードのあるリビングを演出。

黒の家具が多いですが、リビングダイニングを占領する大きなソファをアイボリー色にすることで、温かいリビングダイニングを演出。

ソファとダイニングテーブルに彩度が低いオレンジのクッションとナプキンを取り入れて、アクセントカラーをプラス。

真っ白なのは天井と窓周りの壁だけで、残りはベージュとアイボリーでコーディネート。

ダイニングチェアとソファ用クッションを同じ黒にして、まとまりのあるリビングダイニングを演出。

木の模様とベージュの壁が、暖かなリビングダイニングを演出。

ソファ、テーブルの上の布、絵に黒を取り入れることで、木を強調し、メリハリをプラス。

癒しのリビングダイニング

ナチュラルな色使いや植物を取り入れて、自然を連想させるリラックスした雰囲気を演出するコーディネートです。

リビング側は、ホワイトと明るいグレーを使った冷たい雰囲気のコーディネートではあるものの、ダイニングテーブルとチェアが自然を感じる素材と色使い。窓辺とリビングのコーナーに観葉植物を並べて、癒しをプラス。

リビングダイニングの床全部を覆う大きなベージュのラグにと木の家具がナチュラルな印象を演出。

ダイニングのコーナーに、背が高い観葉植物を置いて、癒し効果をプラス。

ペンキが剥げたような床にヴィンテージなダイニングテーブル、薪のような絵をコーディネート。

綺麗なナチュラルというより、年季を感じるナチュラル。

ホワイトとライトグレーを組み合わせ無機質さを強調することで、観葉植物の緑を目立たせたコーディネート。

クッションと一人掛けチェアで、土の色もプラス。

グリーンと木の質感で癒しを表現。

懐かしさを感じるデザインの家具がソファの色とマッチしています。

キュートなリビングダイニング

薄いピンクや丸みを帯びた家具を使って、可愛さ・可憐さなどを演出するコーディネートです。

キルティング素材のダイニングチェアと花柄のリビングラグがキュートな印象をアップ。

壁面は、デコボコしたホワイトレンガ。

丸みを帯びた2人掛けソファやダイニングチェアが、キッズスペースのような雰囲気を演出。

小さな子どもと暮らすリビングダイニングの参考になりそう。

くすんだピンクと暗いエメラルドグリーンの組み合わせが、大人可愛いリビングダイニングを演出。

テレビ側の壁と家具は、ホワイトでも合いそう。

ピンクと水色という、一歩間違えれば、子どもっぽくなり過ぎる色同士を見事に組み合わせたコーディネート。

壁面がヨーロッパテイストですが、フラットな白壁でも似合いそう。

エレガントなリビングダイニング

ガラスや光る素材、ホワイトを使って、大人で上品な印象を演出するコーディネートです。

暗さの違うグレーをリビング側とダイニング側に分けてコーディネート。

ガラステーブルと絵のデザインが上質なリビングを演出。

ホワイトと明るいグレーをメインにしたコーディネート。

絵で紫を加えることで、更におしゃれな印象をアップ。

白っぽいグレーとベージュでコーディネート。

コーヒーテーブルとダイニングテーブルを同じ丸デザイン、クロムメッキ脚で統一することで、リビングダイニングにまとまりを演出。オレンジ色の花とクッションをアクセントカラーに。

明るいグレーのラグをダイニング側とリビング側の両方に敷くことで、フローリングの温もりを消し、冷たさを感じるガラスをプラス。

透明ガラスではなく、半透明の黒ガラスを使うことでリッチな印象もアップ。

木の色が全くないリビングダイニング。

ダイニングテーブルの上にゴールドのペンダントランプ吊り下げ、リビング側にゴールドのオープンラックをプラスして、華やかな印象をアップ。