ダイニングの理想的な広さである6畳にテーブルとチェアだけを置く場合の配置やレイアウトを紹介した下記。
しかしながら、「ダイニングがもっと狭い。」「食器棚・家電・冷蔵庫のスペースを確保すると6畳無い。」「キッチンスペースを除くと6畳丸々使えない。」なんて場合もあるでしょう。
上記では、ダイニングスペースの真ん中付近に、4人掛けダイニングテーブルを置く一般的なダイニングインテリアの作り方を解説しましたが、アイデア次第で、「物理的に広くすること」や「視覚的に広く見せること」が可能になります。
8つのレイアウトの仕方をパースや実例を使って紹介していきましょう。
①テーブルの周りのスペースを1箇所潰す
ダイニングテーブルは、ダイニングの中央に置くのが王道のレイアウトですが、この方法は、4つの面にスペースを設ける置き方(下記の図のABCD)なので、「テーブル幅+〇〇cm、テーブル奥行+△△cm」とテーブルよりも大きなスペースが必要になってきます。
仮に、人が通れるくらいのスペースを作った場合は、チェアの後ろやテーブルの隣に60cm程度のスペースがあるはずです。1面を潰すことで、60cm程度を圧縮することができる為、残りの部分を広く確保することができます。
①-②ベンチを活用する
「引く」「前に出す」の動きが無いベンチは、狭いダイニングを有効活用するのに最適な家具です。ベンチの背中を壁と密着させて配置すれば、座る場所の奥行きをコンパクトに納めることができる為、残りスペースを広く確保することができます。窓前と平行にテーブルを置く場合、背もたれの無いベンチは、窓に抜ける視線を遮らないので、見た目の開放感もアップして見えます。
①-②-①壁を背にベンチ
グレーの壁付けI型キッチンがあるミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、シルバー金属脚とホワイト天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブルをコーディネート。
壁を背に、シルバー金属脚とグレーのファブリック製座面を組み合わせたベンチを置き、壁面に、ホワイトのパイピングの暗いブルーのファブリック製背もたれをプラス。ベンチとコの字に、ブラック金属脚と後ろがスモーキーが茶色の木目、表が黄緑の座面を組み合わせたチェアを3脚レイアウト。テーブルの真上に、シルバーの曲線デザインの大きなペンダントランプをハンギング。壁紙をグレーにして、背もたれの上に、ブラックの額縁に入れたモノクロポスターを飾って、上品な空間を演出したインテリア。
黒っぽいグレー扉とグレーカウンターを組み合わせた壁付けキッチンがあるグレーのコンクリート調床のダイニングキッチンに、黒っぽいダークブラウンの木製長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
キッチンと同じ面の壁と腰窓を背に、スモーキーな薄めの茶色の木目の箱型L字ベンチをプラス。キッチン側にキッチンにかぶるように、ホワイトの木製脚と白っぽいグレーの座面を組み合わせたチェアを2脚置き、天井から、濃い茶色の木目のソケットと電球色の裸電球を組み合わせたペンダントランプを3灯ハンギング。キッチンと窓の間の狭いスペースを活用した生活感の少ないインテリア。
ホワイト扉とブラックカウンターを組み合わせた壁付けキッチンがあるスモーキーな薄いブラウンの正方形タイル床のダイニングキッチンに、キッチンとL字に、ダークブラウンの木製脚とスモーキーな茶色の木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
グレーのアクセントクロスを貼った短い壁を背に、スモーキーな茶色の木製箱型脚とダークグレーのファブリックを組み合わせたベンチをプラス。ベンチと反対側に、茶色の木製脚とブラックの座面を組み合わせたアームチェアを2脚レイアウト。キッチンと反対側のコーナーにダイニングスペースをコンパクトに作ったインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのダイニングの掃き出し窓と平行に、薄い茶色の木製脚とスモーキーな薄めの茶色の一枚板天板を組み合わせたダイニングテーブルをコーディネート。
窓と反対側の壁を背に、テーブルと同じ明るさの木を使った背もたれ付きのベンチをプラス。掃き出し窓を背に、シルバー金属脚と薄いグレーのファブリック製座面を組み合わせたシンプルなデザインのチェアを2脚レイアウト。天井から、ホワイト金属の丸みのあるシェードのペンダントランプを無造作に3灯ハンギング。ナチュラル感のある北欧スタイルのインテリア。
①-②-②独立型ベンチ
対面キッチンとグレー扉の天井まである壁面収納があるナチュラルブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、キッチンと平行にミディアムブラウンの木製長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
キッチンと壁を背に、スモーキーなベージュのムートンを乗せたミディアムブラウンの木製ベンチをプラス。テーブルの真上に、小ぶりな三角錐のガラスシェードのペンダントランプを3灯ハンギング。直線的なデザインと配色で、すっきりとさせたインテリア。
対面キッチンがあるミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、キッチンと平行に、ブラック金属脚と明るい茶色のヴィンテージな木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
キッチンと掃き出し窓を背に、ダイニングテーブルと同じデザインのベンチをプラス。壁を背に、ホワイトの木製チェアとホワイトの鉢に入れた背が高めの観葉植物をレイアウト。テーブルとチェア(ベンチ)を直線的なデザインにして、窓から入る光を遮りにくくしたインテリア。
黒っぽいブルーのアクセントクロスと明るい茶色のフローリングのオープンダイニングに、ブラックの木製脚と茶色のフローリング調木目天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルの長い方2面に、天板と同じ茶色の木製ベンチと丸型木製スツール1脚、短い方1面に、スモーキーな薄めの茶色の木製ベンチをプラス。テーブルの真上に、マットなブラック金属の背の高いペンダントランプを3灯ハンギング。アクセントクロス壁に、ナチュラルブラウンの木製オープンシェルフ、ブラック金属脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせたデスク、ブラック金属脚とブラウンレザーの座面を組み合わせたワークチェアをレイアウト。黒っぽい色を足して、落ち着きを演出したインテリア。
①-②壁に寄せて正方形または長方形テーブルを配置
ダイニングテーブルの4面のうち、1面にチェアを置かない面を作り、壁に密着させることで、残りスペースを広く取るレイアウトの方法です。
①-②-①2人掛け・3人掛けダイニングテーブル
ホワイト扉とホワイトカウンターを組み合わせた壁付けI型キッチンがあるミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、キッチンと反対側の壁に、ホワイトの長方形ダイニングテーブルを長い面をくっつけてコーディネート。
3面に、ダークブラウンの木製脚とホワイトの座面を組み合わせたチェアをプラス。テーブルの上にブラックのテーブルランナーを掛けて、長手方向を強調し、すっきりとした印象にしたインテリア。
ダークグレーのアクセントクロス、ブラックスチールの格子窓風仕切り壁に囲まれたダークブラウンのフローリングのダイニングに、ブラックの正方形ダイニングテーブルを壁にくっつけてコーディネート。
仕切り壁と壁を背に、明るめの茶色の木製脚とホワイトの座面を組み合わせたイームズシェルチェアを1脚ずつプラス。テーブルの真上に、ブラック金属フレームとホワイトの丸いボールを3個組み合わせた横長のペンダントランプを1灯ハンギング。ベッドルームからキッチンに抜ける通路スペースをたっぷりと確保したインテリア。
ダイニングとキッチンが独立した間取りのダイニングとキッチンの入口横の壁に、明るい茶色の木製長方形ダイニングテーブルを長い面を壁にくっつけてコーディネート。
シルバー金属×ブラックレザーのヴィンテージな折り畳みチェアを2脚並べてプラス。テーブルの真上に、グリーンのレトロな三角錐シェードのペンダントランプを2灯ハンギング。ダイニングテーブルをデスクのようにレイアウトした、ヴィンテージ&ナチュラルなインテリア。
シルバー取っ手、グレー扉、ブラックカウンターを組み合わせたコンパクトな壁付けキッチンがあるミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンのキッチンと反対側の壁向かって、ホワイトのシンプルな正方形ダイニングテーブルをコーディネート。
掃き出し窓と入口を背に、ミディアムブラウンの木とブラックレザーを組み合わせたチェアを1脚ずつ、キッチンを背に、背もたれの無いブラックの長方形木製スツールを1脚プラス。天井から、ホワイトの半円シェードのペンダントランプを1灯ハンギング。窓近くの明るい場所に、コンパクトなダイニングスペースを作った清潔感のあるインテリア。
濃いブルーのアクセントクロスとグレーのコンクリート調床のダイニングに、シルバー金属脚とナチュラルブラウンの楕円形天板を真っ二つにカットしたようなデザインの天板を組み合わせたテーブルを奥行き方向を壁にくっつけてコーディネート。
キッチン収納と入口を背に、同じデザインのチェアをブラックとホワイトの色違いにして1脚ずつプラス。テーブルの真上に、マットなブラックの丸みのあるシェードのペンダントランプを1灯ハンギング。配色で生活感を少なめにして、角が丸いデザインのテーブルで、圧迫感を少なめにしたインテリア。
シルバー扉とミディアムブラウンの木目カウンターを組み合わせた壁付けキッチンがある薄いグレーの正方形タイル床のダイニングキッチンに、ブラック金属フレーム脚と黄みがかった茶色の一枚板天板を組み合わせたテーブルを短い面を壁にくっつけてコーディネート。
キッチンとリビングを背に、ミディアムブラウンの木製チェア、窓を背に、シルバー金属脚とナチュラルブラウンの木を組み合わせた折り畳み式チェアを1脚プラス。テーブルの真上に、シルバー金属のヴィンテージなペンダントランプを2灯ハンギング。テーブルの脚を長めにして、カウンタースツールと組み合わせ、バーカウンターのような雰囲気にしたインテリア。
①-②-②4人掛けダイニングテーブル
黒っぽいダークブラウンのフローリングのダイニングに、シルバー金属脚とグレー天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルの短い方の面を壁にくっつけてコーディネート。
腰窓と通路を背に、赤みがかった暗めのブラウンレザーのシンプルなチェアを2脚ずつプラス。テーブル脚の低い位置に棚を取り付け、茶色の箱型木製収納BOXを乗せて隠す収納を確保。温もりと冷たさをミックスした生活感少なめのモダンスタイルのインテリア。
グレーの壁紙とスモーキーな濃い茶色のフローリングのダイニングに、濃い茶色の木製長方形ダイニングテーブルの短い方の面を壁にくっつけてコーディネート。
テーブルの長い面に、テーブルと同じ木を使った木製チェアを2脚ずつプラス。テーブルの真上に、裸電球のペンダントランプを一列に6灯吊り下げ、壁面に、ブラックの額縁に入れたアインテーク感のある地図をディスプレイ。シックな印象の落ち着きのある北欧スタイルのインテリア。
艶消しシルバーのハンドル取っ手、ブラック扉、ホワイトカウンターを組み合わせたL型壁付けキッチンがあるホワイトの大理石調タイル床のダイニングキッチンに、クロームメッキ脚とガラス天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルの長い方の面をキッチンと反対側の壁にくっつけてコーディネート。
透明素材の丸みのあるチェア(Kartellのルイゴースト)をテーブルの長い面に2脚、短い面に1脚ずつプラス。クリア素材のテーブルとチェアを活用して、大型家具の圧迫感を少なくしたインテリア。
①-③隅に寄せて丸型テーブルを配置
360度、どの位置にでもチェアを置くことができる丸型テーブルは、部屋の隅っこにレイアウトできるのがメリットです。また、角が無い分コンパクトに見える為、ダイニングが広々とした印象になります。
ダークブラウンのフローリングの縦長リビングの対面カウンターに寄せて、ブラックの1本脚と赤みがかったグレー天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルの周りに、ブラックの木製脚と焦げ茶レザーの座面を組み合わせたチェアを4脚プラス。対面壁とL字にシルバー金属のオープンラックをレイアウト。壁や家具とチェアの背中がぶつからないように、斜め十字にチェアを配置した、かっこいいモダンスタイルのインテリア。
ダークブラウンのヘリンボーン床のオープンダイニングのコーナーに、ブラック金属脚と黒っぽいダークブラウンの木製天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブルをコーディネート。
通路を背に、黒っぽいダークブラウンの木とブラックレザーを組み合わせたチェアを2脚プラス。壁と窓に向かってチェアを配置した重厚感のあるインテリア。
スモーキーなナチュラルブラウンのフローリングの横長リビングのコーナーに、ホワイトの1本脚の丸型ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルを壁と密着させ、テーブルの周りにブラックの曲線デザインの木製チェアを4脚プラス。リビングに、薄いグレーの2人掛けソファ、グレーのラグ、ホワイトの長方形トレイテーブル、ブラックの丸型木製サイドテーブル、ホワイトのテレビボードをレイアウト。無彩色でまとめ、ソファの上に、赤みがかったブラウンのクッションを乗せて、温もりを足した北欧スタイルのインテリア。
①-④窓に寄せてダイニングテーブルを配置
ダイニングに腰窓や掃き出し窓がある場合、窓の下に合わせてテーブルを置いたり、掃き出し窓の前にかぶせるようにテーブルを置く方法です。「①-②壁に寄せて正方形または長方形テーブルを配置」と同じように、残りスペースを広く取ることができるレイアウトです。
薄い茶色の木目扉と白っぽい茶色の木目カウンターを組み合わせた壁付けI型キッチンがあるダイニングキッチンの腰窓の下に、ホワイトの木製脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルを壁にくっつけてコーディネート。
3面に、ホワイトの塗装が剥げかけたヴィンテージな木製チェアを1脚ずつプラス。コーナー側の壁に、ナチュラルブラウンのヴィンテージな木製ブラケットと木製棚板を組み合わせた4段ウォールシェルフを取り付け、食器と観葉植物をディスプレイ。窓に、ベージュのカーテンをハンギング。ナチュラル感のある北欧スタイルのインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのオープンダイニングの大きな窓と収納扉の前付近に、ダークブラウンの木製丸型ダイニングテーブルをコーディネート。
テーブルの下に、グレー×赤紫×ブラックのヴィンテージなオリエンタルラグを敷き、十字型に、シルバー金属脚と白っぽいグレーの座面を組み合わせたシンプルなチェアをプラス。テーブルの真上に、茶色の木とホワイトの丸みのある金属シェードを組み合わせたペンダントランプをハンギング。2面の壁に、薄めの茶色の木製取っ手とホワイト扉を組み合わせた天井付近まである収納を作り、壁と一体化させた北欧スタイルのインテリア。
大きな窓がある他の部屋への通路にもなっている赤みがかったグレーのタイル床のオープンダイニングの窓前に、シルバー金属の1本脚とホワイト天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブルをコーディネート。
窓の無い3面を背に、ブラック金属脚とホワイトの座面を組み合わせたチェアを3脚プラス。コーナーに、奥行きの浅いホワイトの3段ウォールシェルフを取り付け、表紙を表に向けて本を2冊ずつディスプレイ。白っぽい色で配色して、開放的な印象をアップした北欧スタイルのインテリア。
①-⑤キッチンにくっつけてダイニングテーブルを配置
ダイニングテーブルの4面のうち、1面にチェアを置かない面を作り、対面キッチンの腰壁やアイランドキッチンに密着させることで、残りスペースを広く取るレイアウトの方法です。
ミディアムブラウンのフローリングのLDKに、ミディアムブラウンの縦木目化粧板とホワイト天板を組み合わせた対面腰壁カウンターをコーディネート。
腰壁に、ナチュラルブラウンの木製長方形長方形ダイニングテーブルの短い方の面を密着させてプラス。壁を背に、細いシルバー金属脚とミディアムブラウンのヴィンテージな木製座面を組み合わせたベンチ、通路を背に、ナチュラルブラウンのデザイン違いの木製チェアを1脚ずつレイアウト。幅の狭いキッチンカウンターの前にコンパクトにダイニングスペースを作った北欧スタイルのインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、ホワイトのクロス壁とブラウン×ブラックの大理石調天板を組み合わせた対面腰壁をコーディネート。
腰壁に、ブラックの木製正方形ダイニングテーブルを密着させてプラス。テーブルの下に、グレーの小さめのシャギーラグを敷き、壁と通路を背に、ブラックの木製脚とホワイトのファブリック製座面を組み合わせたアームチェアを1脚ずつレイアウト。壁に、ブラックの飾り棚を取り付け、ブラックのボトル、ゴールドの金具がついたホワイトのBOX、ホワイトのキャンドルホルダーを飾り、上部に、グリーンのリースをディスプレイ。チェアの上に、暗い黄緑の無地クッションを乗せて、ナチュラル感をアップしたモダンスタイルのインテリア。
薄めのミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、暗めの茶色の木目化粧板で囲った背が高めの対面腰壁をコーディネート。
腰壁に、ブラック金属脚とミディアムブラウンのヴィンテージな木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルの長い方の面を密着させてプラス。ブラックのヴィンテージな脚とダークブラウンの木製座面を組み合わせたヴィンテージなチェアとブラックの木製チェアを対面式にレイアウト。キッチン周りの壁と天井をコンクリート調にしたインダストリアルスタイルのインテリア。
ブラウンの正方形タイル床のダイニングキッチンに、黄みがかった茶色の縦木目化粧パネルとブラック天板を組み合わせた対面腰壁をコーディネート。
腰壁に、ブラックの木製脚と側面が木目のグレー天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルの短い方の面を密着させてプラス。壁と通路を背に、シルバー金属脚とホワイトの座面を組み合わせたシンプルなチェアを2脚ずつレイアウト。テーブルの真上に、シルバー×ホワイトの筒型ペンダントランプを3灯ハンギング。ダイニング空間に、茶色を多く配色して、くつろぎ感を演出したミッドセンチュリースタイルのインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、ホワイトのクロス腰壁とホワイト天板を組み合わせた対面腰壁をコーディネート。
腰壁に、ホワイトに塗装した木製脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルを短い方の面を密着させてプラス。掃き出し窓と通路を背に、ホワイトの金属脚とホワイトの座面を組み合わせたアームチェアを2脚ずつレイアウト。白っぽい配色にして、開放感を演出したモダンスタイルのインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、黒っぽいダークブラウンの化粧板とホワイトカウンターを組み合わせた対面腰壁をコーディネート。
ダイニングスペースに、くすんだブラウン×ホワイトのカウハイドラグを敷き、ホワイトの1本脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブルを腰壁と腰までの高さのオープンシェルフに寄せてプラス。テーブルの周りに、ダークブラウンの木とブラックレザーを組み合わせたチェアを4脚レイアウト。黒っぽい色をポイントに使って重厚感をアップしたインテリア。
②テーブルの周りのスペースと他のスペースを重ねる
ダイニングテーブルの周りには、人が通るスペースや椅子を下げるスペースが必要になる為、テーブル天板の大きさ+α(ⓐ)が必要です。
また、ダイニングに、収納家具がある場合は「扉や引き出しを開けて物を取り出すスペース(ⓑ)」、キッチンがある場合は「キッチンの前をスムーズに移動できるスペース(ⓒ)」や「キッチンの扉や引き出しを開けて物を取り出すスペース(ⓓ)」を確保する必要が出てきます。
「テーブルの周りのスペースと他のスペースを重ねる」は、テーブルの周りに必要なⓐと家具の周りに必要なⓑ、キッチンの周りに必要なⓒⓓを兼用して、残りの部分を広く確保するレイアウトの方法です。
②-①「ベンチの奥行」と「収納家具の奥行」を重ねる
「①-②ベンチを活用する」で紹介したベンチは、椅子を下げる必要が無い家具です。ベンチを柱型・新たに設置する収納家具など、壁より出っ張るものと同じ面に配置することで、壁面の凸凹感が少なくなり、無駄なスペースを減らすことができます。
ブラックタイル床のダイニングに、黒っぽい茶色の木目扉の上下に分かれた食器棚をコーディネート。
食器棚の隣のオレンジっぽいレンガ調柱を挟んで、棚付きのブラック金属脚とグレーの座面を組み合わせたシンプルなベンチをプラス。ベンチの前に、細いブラック金属脚とくすんだミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブル、ベンチと反対側に、スモーキーなライトブラウンの木製チェアを2脚レイアウト。テーブルの真上に、マットなブラック金属のペンダントランプを1灯ハンギング。古さを感じるインテリアでまとめたインダストリアルスタイルのインテリア。
ミディアムブラウンのフローリングのオープンダイニングの2箇所ある柱型の間に、ブラック金属脚とミディアムブラウンの木製座面を組み合わせたベンチをコーディネート。
ベンチの前に、ブラック金属脚とミディアムブラウンの木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルをプラス。テーブルの短い面に、ブラック×茶色の木目のヴィンテージなチェアを1脚ずつレイアウト。柱型のある壁に茶系レンガを張り、コーナーに、ブラック金属フレームとミディアムブラウンの木製棚板を組み合わせた背の高いオープンシェルフを配置。収納家具、ベンチ、テーブル、チェアの配色を同じにした、統一感のあるインダストリアルスタイルのインテリア。
ナチュラルブラウンのヘリンボーン床のダイニングキッチンに、ホワイトのトール収納2本とホワイトの収納付ベンチを組み合わせた壁面収納家具をコーディネート。
中央をベンチにして、ベンチの前に、薄めの茶色の木製長方形ダイニングテーブルをプラス。ベンチと反対面に、ゴールド金属の背もたれの無い丸型スツールを置き、天井から、ゴールド×ホワイトのシンプルな丸型ペンダントランプを2灯ハンギング。キッチン前の短い壁面を活用してコンパクトなダイニングを作った北欧スタイルのインテリア。
②-②「収納家具やキッチン収納の奥行」を活用してカウンターテーブルを作る
脚の長いカウンタースツールを置いたバーっぽいカウンターダイニングや対面風のダイニングカウンターを作りたい場合におすすめのレイアウトです。
グレーの床のキッチンスペースに、ホワイト扉の天井付近まであるキッチン収納をコーディネート。
キッチン収納の側面と壁に、ミディアムブラウンの木目の分厚いカウンターを取り付け、シルバー×ホワイトレザーのモダンなデザインのバースツールを2脚プラス。壁面にスモーキーなベージュの壁紙を張り、天井から、ホワイトの曲線シェードのペンダントランプを1灯ハンギング。キッチン収納と腰窓の間のスペースを2人掛けダイニングカウンターにしたモダンスタイルのインテリア。
ホワイト×グレー×ブラックの幾何学模様のタイル床のキッチンスペースに、取っ手の無いホワイト鏡面扉とホワイトカウンターを組み合わせた壁付けI型キッチンをコーディネート。
キッチンの背中に、ホワイトのフロアキャビネットを置き、キャビネットと腰壁で側面がホワイトの幅の広いミディアムブラウンの木目天板を固定し、ブラウン金属の丸型スツールを3脚プラス。カウンター上をブラックスチールの部屋内窓にしたカフェっぽい雰囲気の北欧スタイルのインテリア。
濃いグレーのコンクリート調床のキッチンスペースの窓側のコーナーに、ゴールドのつまみ取っ手と水色の框組扉を組み合わせた天井付近まであるキッチン収納をコーディネート。
反対側のコーナーに、トール収納と同じデザインのフロアキャビネットを置き、赤みがかったグレー×ホワイト×グレーの高級感のある幅の広い大理石調天板を乗せ、黒っぽいブラウンのヴィンテージな木製カウンタースツールを2脚プラス。チェア正面の壁に、ブラックの額縁に入れたヴィンテージポスターを飾り、コーナーに、ダークブラウンの正方形棚板を3段取り付け、本と雑貨をディスプレイ。アンティーク感のあるインテリア。
②-③「キッチン・冷蔵庫・収納家具の奥行」と「ダイニングテーブルの幅や奥行」を重ねる
一般的なキッチンの奥行きは65cmほど、冷蔵庫の奥行きは75cmほどあり、壁から室内に出っ張ります。この奥行きとダイニングテーブルの幅や奥行き、直径を重ねることで、凸凹感を無くし、残りのスペースを広く残すレイアウトです。
②-③-①長方形ダイニングテーブルを重ねる
ミディアムブラウンのフローリングとホワイト×ブラックのヴィンテージな英字プリントのアクセントクロス壁のダイニングに、ホワイトの木製脚と薄い茶色の木製天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルをアクセントクロス壁に密着させてコーディネート。
テーブルの左右の壁に、シルバー金属フレームと薄めの茶色の木製棚板を組み合わせた天井付近まであるオープンシェルフをプラス。シェルフに食器と本を収納。テーブルの長い方の面に、ダークブラウンの木製チェアを1脚ずつ置き、天井から、マットなブラック金属の大きめのペンダントランプを1灯ハンギング。食器棚の中に、ダイニングテーブルを組み込んだ北欧スタイルのインテリア。
薄いグレーのコンクリート調タイル床のダイニングキッチンに、艶消しシルバー取っ手、ブラックのメタル調扉、グレーのコンクリート調カウンターを組み合わせた壁付けL型キッチンをコーディネート。
ダイニングに繋がる壁に、ベージュの長方形タイルを貼り、キッチンとコの字に、シルバー金属脚とグレーのコンクリート調天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルをプラス。キッチンと繋げるように、ブラックの引き出し付き収納とスモーキーなブラウンのファブリック製座面を組み合わせたベンチ、キッチンとベッドルームを背に、細いブラック金属脚とグレーのファブリック製座面を組み合わせたチェアを1脚ずつレイアウト。上品な印象のインダストリアルスタイルのインテリア。
濃いベージュのカーペット床のダイニングキッチンに、ブラックのハンドル取っ手、ブラック扉、ブラック×グレーの大理石調カウンターを組み合わせた壁付けL型キッチンをコーディネート。
黒っぽいダークブラウンの木製脚とブラック天板を組み合わせた長方形ダイニングテーブルをキッチン側面に密着させてプラス。オフホワイトのデザイン性が高い曲線チェア(Kartellのマスターズ)をキッチン側に1脚、テーブルの短い面に1脚、リビング側に2脚レイアウト。黒っぽい配色を多めにした重厚感のあるインテリア。
ナチュラルブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、シルバーのハンドル取っ手、ホワイト扉を組み合わせた冷蔵庫収納ユニットをコーディネート。
冷蔵庫収納とドアの間の壁面に、ホワイトの正方形ダイニングテーブルを壁に密着させてプラス。冷蔵庫と入口を背に、ミディアムブラウンの木製脚とくすんだ暗いグリーンの座面を組み合わせたチェアを1脚ずつレイアウト。凹んだ壁を活用して、コンパクトな2人掛けダイニングを作った北欧スタイルのインテリア。
②-③-②丸型ダイニングテーブルを重ねる
ダークブラウンのフローリングのダイニングキッチンに、奥行の深いホワイトのフロアキャビネットとホワイトカウンター、ミディアムブラウンの木目調のオープンラックとホワイト扉のウォールキャビネットを組み合わせたキッチン収納をコーディネート。
キッチン収納の隣に、ホワイトの1本脚とホワイト×グレーの大理石調天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブルをプラス。収納家具とキッチンを背に、ホワイトのチェアをレイアウト。長い2面の壁に、壁付けI型キッチンとキッチン収納を向かい合わせにして配置し、余った壁を有効活用してダイニングスペースを作った北欧スタイルのインテリア。
ステンレス製壁付けキッチンとステンレス脚+ミディアムブラウンの木製天板の作業台がある赤みがかったグレーのコンクリート調床のダイニングキッチンの掃き出し窓前に、ミディアムブラウンの木製脚とホワイト天板を組み合わせた丸型ダイニングテーブルをコーディネート。
入口方向と窓方向を背に、薄い茶色の木製脚とホワイトの座面を組み合わせたイームズシェルチェアを1脚ずつプラス。コーナーに冷蔵庫をレイアウト。冷蔵庫の奥行を活用してダイニングテーブルとスペースを重ねたインテリア。
いかがでしたか。
狭いダイニングに、大型家具であるダイニングテーブルを圧迫感無くレイアウトするコツを一言でいうと「テーブル周りの無駄となりそうなスペースを無くす」です。
考え方としては、
- ①使わない面は壁と密着させる
- ②家具やキッチンの奥行きにテーブルを吸収させる
があり、この両方を融合させると、狭いダイニングでもゆとりのある食事空間を作ることが可能です。
