「これまで、一人暮らしだった。」
「リビングとダイニングがそれぞれ別の部屋の住まいで暮らしていた。」
このような場合、次の住まいの間取りがリビングダイニング一体型タイプだと、どこにどう家具を置いて良いのか?と頭を悩ませてしまうでしょう。
リビングダイニングタイプの間取りは、広く見えるのがメリットですが、インテリアの作り方としては、それぞれが別の部屋になっている方が簡単です。
というのも、どんな部屋でもテーブル以外の家具は壁とくっつけて置くのが基本ですが、4面に壁があるリビングとダイニングが別々の間取りに対し、リビングダイニング一体型タイプは、2つの空間で壁が4か所しかないからです。
「リビングにどうインテリアを作っていけば良いかわからない」という方のためにリビングインテリアのコーディネートの仕方を解説していきましょう。
※筆者の元に実際に相談があった14畳のリビングダイニングの間取りを参考に使っています。
- リビングダイニングが1つの部屋に初めて暮らすことになった時のインテリア計画のすすめ方
- ソファ・テレビ台・ダイニングテーブルなど家具のサイズ決め・家具のレイアウト・インテリアスタイルを効率良くすすめる手順
いきなりリビングインテリア実例を見るのはNG
インテリアコーディネートをする時、インスタやネットの画像でリビングの実例を見る方も多いと思います。
しかしながら「こんなのにしたい」「こんな感じが好き」程度に留めておいて、このページの【STEP4】くらいまで来た時に本格的に考えるのが良いでしょう。
というのも、現在見ているインテリア実例とこれからインテリアを作ろうとする部屋が全く同じわけではないからです。
インテリアに触れるのが初めての方は、コーディネートとレイアウトを同時に行おうとして頭が混乱してしまう傾向にあり、インテリア事例を眺めてるだけで無駄に時間が経過してしまう、という失敗に陥りがちです。
「インテリアの知識(配色やコーディネートなど)」「家具の知識(サイズや使い勝手など)」「レイアウトの知識(配置)」を別々に考え、手順を踏んで考えていく方がコーディネートは効率良く進みます。
【STEP1】間取りを把握する
当たり前のことですが、家具を置くのも、コーディネートを考えるのも「どんな部屋か」がベースになります。
- リビングダイニングの大きさは?
- リビングダイニングへの入口は?
- リビングダイニングの窓の位置は?
など、これから触ろうとするリビングダイニングがどんな部屋なのかをしっかりと把握しておきましょう。(物件を実際に見ることができる場合は、ありとあらゆる角度から写真を撮っておきましょう。特にマンションでは梁や柱型が室内に出ていることがあり、図面上では真っすぐの線でも、実際は壁がデコボコしている場合があります。)
また、不動産屋さんで、間取りを書き込んだ簡単な図面をもらうことがあると思いますが、○○帖、窓の位置、キッチンの寸法等は、実際のお部屋を測って実寸を出しておくことをおすすめします。
一般的に、1畳は約90×180cm(1.62㎡)です。不動産屋さんの図面に記載してある○○帖は1帖を1.62㎡以上で記載するという、“不動産の表示に関する公正競争規約施行規則「物件の内容・取引条件等に係る表示基準」”が元になっています。しかしながら、この○○帖の部屋の一辺の壁の長さが何mなのかは、実際測らないとわかりません。
【STEP3】の「家具を決める前にやるべきこと」で説明する実寸をしっかりと把握するようにしましょう。
【STEP2】動線を考える
いきなり「動線を」と言われても難しいので、まずは「平日の1日の動き」「休日の1日の動き」を考えてみましょう。
- 料理をする
- ご飯を食べる
- くつろぐ
- 本を読む
- テレビを見る
- 寝る
- パソコンを触る
- 身支度をする
- お酒を飲む
- 洗濯をする
- 洗濯を干す
- アイロンがけをする
など、家の中でする行為について書き出してみると、意外と項目が出てくるものです。
この項目を【STEP1】で把握した間取りの各部屋に書き込んでいきます。
「どの部屋で何をするのか?」が、決まっていないと、「必要な家具」「家具のサイズ」を決めることができません。
今回は、リビングダイニングのインテリア計画なので、上記のうちの「料理する」「ご飯を食べる」「くつろぐ」について、リビングダイニングエリアに
- キッチンからダイニングへの移動
- 食事をした後のくつろぎ場所(リビング)への移動
の線を書き込みます。
この人が移動する線が動線です。
また
- 「洗濯物を干す場所」はどこか。物干し竿がある場所に行くとき、リビングやダイニングを通る必要があるのか
- リビングダイニングから別の部屋への移動の頻度はどれくらいあるか
も「窓(掃き出し窓)とドア」「窓やドアと家具」の関係に必要なので、しっかりと書き込んでおきましょう。
【STEP3】家具を決める前にやるべきこと
【STEP3-1】リビングダイニングの簡単な平面図を書く
平面図と聞くと専門的な道具や用紙、パソコンソフトや専門書籍の必要性を感じてしまう方が多いですが、方眼紙と鉛筆があれば誰でも簡単にフリーハンドで書くことができます。※定規不要です。(印刷して使える方眼紙をこの下に紹介しています。)
※方眼紙用紙を用い、1マスを15cmとして書き込んで行きます。(60cmなら4マス、150cmなら10マス)
1マス10cmでは駄目なの?
ドア、窓、キッチン、住まいに関する物のほとんどは15cmがベースとなっています。
家具も30cm、45cm、60cm…、といった具合に15cm刻みのものがほとんどなので、1マスを15cmにした方が、あとから家具を書き込むのに便利です。
A3方眼用紙ダウンロード
※最大で10×15.3mの長方形の部屋を書くことができる方眼紙です。
ここで作る平面図は「家具のサイズ(主に幅・奥行)を決める」「動線を書く」時に使います。
- 壁(内寸)の長さ
- 窓の幅と壁からの距離
- ドア・引き戸などの幅と壁からの距離。どちら側に扉があるか。
- 天井高
を書き込みます。
※リビングダイニングだけなら平面図は中央に。周りに次の項目の立面図を足すので、余白を取っておく。
- 片開きドアがどちら側に開くのか?
- 引戸がどちらの壁側にあるのか?
は、家具を配置する時、重要になってきます。
※「ドアを開けたら家具とぶつかる」「家具に当たって引き戸が引けない」を未然に防ぐのが目的です。
【STEP3-2】リビングダイニングの簡単な立面図を書く
ここで作る立面図は家具のサイズ(主に幅と高さ)を決める時に使います。
- コンセントの位置
- スイッチの位置
- ドア・扉の高さ
- 窓の位置(床や壁からの位置)と窓自体の高さ
※平面図の周りに立面図を書き込んでいくと、測り漏れがありません。(書き込みスペースが無い場合は別の用紙に。)
※窓のサイズと位置を全部記入しておくと、カーテンを購入する時に使えます。
テレビ端子付きのコンセントは、テレビボードをどこに配置するかを考える時に必要になります。
【STEP3-3】生活スタイル(家族(住人)以外)を考える
【STEP2】と似てますが、こちらは自分一人ではなく、家族・身内・知人・仕事仲間・友達など関わる人全てについてです。
- 料理をする人数(夫婦・家族・知人等2人同時にキッチンに立つことがあるか)
- ご飯を食べる人数(住人以外が食卓につく可能性があるか)
- 来客の有無(部屋に上げる可能性があるか、寝泊りもするか、頻度はどのくらいか)
など、引っ越し前は生活スタイルが確立していない為、難しい面もありますが、できる限り考えてみましょう。
特に、リビングダイニングは「家族だけ」か「来客も含めて考えるか」で、ソファや椅子などのチェアの数と大きさ、ダイニングテーブルの大きさなどに違いが出てくる為、なるべく書き出しでみましょう。
例え、近所の人が数時間のお茶に来るだけでも、部屋に招き入れることがあるなら、普段使い以外の椅子を用意しておく必要が出てきます。
また、来客者が寝泊まりするような場合、来客用の部屋からトイレ・洗面・お風呂などへ移動するのに、リビングダイニングの中を通らなければならないような間取りだと、お互いに気を遣うことになってしまいます。
そんな時は「来客用の部屋は、リビングダイニングを通らずに行ける部屋」といった具合に、自分達で使う寝室と来客用の部屋を反対にする必要があるかもしれません。
【STEP2】の動線と【STEP3】の生活スタイルの計画は、使い勝手の良いリビングダイニングを作るために欠かせない要素となってきます。
【STEP4】家具レイアウトを考える
【STEP4-1】平面図に動線を書き入れる
ここまでくると「どの部屋をどんな風に使いたいか」がある程度把握できているはずなので【STEP2】で把握した動線を【STEP3】の図面に書き込んでいきます。(リビングダイニングの隣の和室を寝室として使うことにします)
「料理をする→ダイニングテーブルに置く」だけの一連の動きだけでなく、キッチンスペースに同時に2人入ることがあるなら「冷蔵庫からキッチン、キッチンからダイニングへの2人の動線」、人を招き入れた時の「着席場所とおもてなし側の動線」など、【STEP3】で考えた生活スタイルを加味して線を入れていきます。
また、リビングダイニングが別の場所への通り道になってる場合は、部屋から部屋への移動の線も書き入れます。
【STEP4-2】家具を置くことができる場所を書き込む
次に「上で書き入れた動線となるべく被らない場所」と「立面図で書いたドア・扉・窓・コンセントの位置」を避けて、家具が置ける範囲を塗りつぶしてみます。
引違窓や引違戸などは、2枚ある窓や戸のうちの1枚分だけを出入口にすることができます。1枚分だけを通り道にした場合に、家具が置けそうな範囲も足しておきます。
この塗りつぶした場所(上の図面の黄色部分)が、ソファ・ダイニングテーブル・テレビボード・コーヒーテーブルなど、リビングダイニングに必要な家具を置いても、動線と干渉しない場所となります。
また、動線が無い場所でも、以下のスペースは絶対に必要なので、余裕を持って計画するようにしましょう。
- 通路:60~75cm(4~5マス)
- 椅子を下げて座る(ダイニングチェアやデスクチェア):75cm(5マス)
- キッチンと補助台や家具の間(キッチン後ろの通路スペース):60~75cm(4~5マス)
※1マス=15cm
【STEP4-3】平面図の家具を置いても大丈夫な場所に必要な家具をレイアウトしてみる
どんな家具を置く(置きたい)かを考え、家具の寸法を書き出しておきます。
絶対に必要な家具:2~4人掛けダイニングテーブル(150×75cm 高さ73cm)、2人掛けソファ(200×92cm)、テレビ台(120×45cm)。
余裕があれば:リビング収納家具(サイズ未定)、本棚(サイズ未定)、デスク(120×450cmほどで引き出し付)、キッチンの対面型収納(160×55cm 高さ88cm)裏面にスツールが置けるヤツ。
【PLAN1】憧れのカウンタースツールがあるリビングダイニング
- カウンターの裏面はキッチン側から使える収納
- カウンターの上を料理の下ごしらえの時に使える
- 2人しか食卓に座れない
- デスクのある場所は本棚や収納家具に変えるかデスク幅を狭くして収納家具を足す
- 和室への入口はTV台とかぶる為片側のみ使う
- TVを見ながらご飯を食べることが出来ない(キッチンを眺めながらご飯って…)
- TV台の奥行きと掃き出し窓がかぶる為片側(和室側)は使えない
- ソファの前は掃き出し窓への通り道となるため、大きなテーブルを置かない
【PLAN2】食事とくつろぎを完全分離したリビングダイニング
- 4人掛けのダイニングテーブルを置くためリビングが狭くなる
- 4人掛けダイニングテーブルがTV台の方にずれる為ソファの前にテーブルが置けない(置いても良いがベランダへの動線注意)
- デスクのある場所は本棚や収納家具に変えるかデスク幅を狭くして収納家具を足す
- 和室への入口はTV台とかぶる為片側(デスク側)のみ使う
- ダイニングテーブルをキッチンの補助テーブルとして使えるがキッチンの収納としては使えない
- TV台の奥行きと掃き出し窓がかぶる為片側(和室側)は使えない
- 2人だけでご飯を食べるなら、テーブルをソファ側に移動してキッチンとの間をもう少し広く取っても良いかも…
ダイニングテーブルの向きを変えてみる
このテーブルの置き方の方が広く見える気がする。
【PLAN3】真ん中に広くスペースを取った開放感のあるリビングダイニング
- ダイニングは長い面を窓下の壁にくっつけて常時2人で使用するのがメイン(来客時のみ中央付近に移動させる)
- リビングダイニングの入口から和室の入口に向かって広く空いたスペースがあるので開放感がある(※コーヒーテーブルを置くスペースが十分にあるが、わざとコンパクトサイズにして広々と見せる)
- テレビ用コンセントとTV台の間に掃き出し窓がある為、配線に工夫が必要
- テレビとソファの距離が遠くなる
- 本棚やリビング収納家具を置く場所が無い
- 和室への入口は、両方とも使える
- ダイニングテーブルをキッチンの補助テーブルとして使えるがキッチンの収納としては使えない
- TV台の幅と掃き出し窓がかぶる為片側(ダイニング側)は使えない
【PLAN4】各々がくつろぎながらTVを見ることができるリビングダイニング
- ダイニングは長い面を壁とくっつけて常時2人で使用するのがメイン(来客時のみダイニングの中央付近に移動する)
- ソファとラウンジチェア、それぞれに座ることができる(来客用チェアとしても使える)
- チェアが増えた分、狭く見える
- ダイニングテーブルを動かす時は、ラウンジチェアも移動する必要がある
- テレビ用コンセントとTV台の間に掃き出し窓がある為、配線に工夫が必要
- テレビとソファの距離が遠くなる
- 本棚やリビング収納家具を置く場所が無い
- 和室への入口は、両方とも使える
- ダイニングテーブルをキッチンの補助テーブルとして使えるがキッチンの収納としては使えない
- TV台の幅と掃き出し窓がかぶる為片側(ダイニング側)は使えない
- 廊下からベランダの出入口に向かっての動線に障害物(ラウンジチェア)がある為、少し迂回が必要
このように思いつくままレイアウトを考えることで、それぞれの良い点や悪い点を発見することができ、「PLAN1とPLAN4の良いところだけを取り入れた案はどうだろう」と、新たな案も浮かんでくるでしょう。
リビングダイニングの家具レイアウトは、単に家具が置けるかどうかではなく「くつろぐ時は寝転びたい派かそうでないか」「ご飯を食べる時TVが見たいかどうか」など、暮らし方にも関係してくる為、じっくりと考えていくのが良いです。
【STEP5】インテリアテイストを考える
【STEP5】まで進めば、もうどんなインテリア実例を見ても大丈夫。
ある程度、家具の配置が決まっているので、置き方に意識を持っていかれることがなく、インテリアテイストだけに集中できます。
また、好きなインテリアテイストを決めておくと、「ソファや家具をどんな色にするか」「どんなデザインの家具にするか」などを決める時にも役立ちます。
トレンドのインテリアスタイルを3つ紹介しましょう。
インダストリアル・ヴィンテージ系のリビングダイニング
ヴィンテージウッド、黒、ゴツゴツした金属などを組み合わせた、かっこ良いスタイルのインテリアです。100均のインテリア系・DIY系のデザインです。
ダイニングテーブル:焦げ茶のヴィンテージウッド
ダイニングチェア:イームズチェアの黒
ペンダントランプ:大ぶりデザインの黒
ソファ:焦げ茶のレザーでヴィンテージなデザイン
ダイニングテーブル:茶色のヴィンテージウッド
ダイニングチェア:茶色の木+黒レザー
ソファ:茶色の木+黒ファブリック
コーヒーテーブル:茶色のヴィンテージウッド
収納家具:茶色のヴィンテージウッド
ダイニングテーブル:黒
ダイニングチェア:薄い茶色の木
ソファ:焦げ茶のレザー
コーヒーテーブル:灰みがかった石みたいな茶色
ダイニングテーブル:薄いグレー
ダイニングチェア:黒レザー
ペンダントランプ:レトロなデザインの黄色
ソファ:薄いグレー
北欧系のリビングダイニング
ナチュラルな木製家具、ホワイト・グレー・黒の無彩色を組み合わせた、温もりと静けさを感じるインテリアです。
ダイニングテーブル:ホワイト
ダイニングチェア:白っぽい茶色の木(背もたれ無しのスツール)
ペンダントランプ:ホワイト×黒のアンティークなシャンデリア
ソファ:ホワイト
コーヒーテーブル:薄い茶色の木
ダイニングテーブル:白っぽい茶色の木
ダイニングチェア:ホワイトのイームズアームチェア
ペンダントランプ:レトロなデザインの薄いグレー
ソファ:グレー
コーヒーテーブル:ホワイト
ダイニングテーブル:薄い茶色の木
ダイニングチェア:薄い茶色の木+黒
ソファ:ベージュ
ダイニングテーブル:ホワイト
ダイニングチェア:ホワイト
ソファ:グレー
コーヒーテーブル:黒
モダン・コンテンポラリー系のリビングダイニング
シャープなデザインの家具、シルバーの金属、無機質な配色を組み合わせた、生活感が無いインテリアです。
ダイニングテーブル:綺麗な木目の茶色
ダイニングチェア:グレーのベンチ
ソファ:グレー
ダイニングテーブル:ガラス
ダイニングチェア:グレーのレザー
ペンダントランプ:ベージュの円柱型
ソファ:ホワイトのレザー
ダイニングテーブル:ホワイト×グレーの大理石調
ダイニングチェア:ホワイト
ソファ:薄いグレー
コーヒーテーブル:鏡面シルバー
テレビボード:薄いグレーの木目と暗い茶色の木
ダイニングテーブル:ホワイト
ダイニングチェア:黒
ソファ:薄いグレー
コーヒーテーブル:ホワイト×グレーの大理石調
リビングダイニングの雰囲気や配色については下記も参考にしてみて下さい。
【まとめ】総合的に判断して決定する
【STEP2】~【STEP4】までは、あなたのリビングダイニングに合わせたインテリアの作り方を手順を追って解説してきました。
ここで大事なのは、既製品の家具をレイアウトする場合は、家具の大きさに合わせてリビングダイニングの大きさを広げる訳にはいかないということです。
今ある大きさの部屋の中に既製の家具をレイアウトして行く形になる為、「欲しい」と思う家具があっても間取り的に難しい場合は、諦めなければならないことも覚えておきましょう。
また、平面図に家具を書き入れていると、空白のスペースが思った以上にあることに気づきます。
空白が残ってると「ここに何か置けるのでは?」と思ってしまいがちですが、そのスペースに家具を置いた時、通路スペースが狭くなるようなら、今まで計画していた家具を小さくするか、新しく投入しようとする家具を諦めるなどの考え方も必要です。
十分な通路スペースや動きやすさは、過ごしやすいリビングダイニングに欠かせない要素です。
冒頭に書いた「いきなりインテリア実例を見ても何の参考にもならない」という意味が伝わったでしょうか。
筆者に相談に来られた方は、引っ越すことが決まり、すぐに家具を見にショールームに出かけられたそうです。ところが、たくさんの家具を目の前して、何をどう決めたら良いかさっぱりわからないことが判明。
このページで紹介した【STEP2】~【STEP4】を元に、間取りと頭の中を整理し、現在、具体的なインテリアテイスト決めの段階に入っておられます。
①間取り→②レイアウト→③コーディネートを上手く整理しながら、快適なリビングダイニングを作っていきましょう。