リビングのくつろぎ感をアップする家具にラウンジチェアやパーソナルチェアがあります。
しかしながら、4畳半や6畳の狭いリビングは「2人掛けや3人掛けソファ・コーヒーテーブル・テレビボードのリビングに必要な家具3点を置くだけで目いっぱい、他に家具を置く余裕が無い」と思ってしまいがちで「これらのチェアが置けるかも」と検討したことが無いという方も多いでしょう。
でも、実はコーヒーテーブルやテレビボードの幅を必要最小限にすることでラウンジチェアを配置することが可能です。
また、近年は、隣のダイニングと間仕切りが無い開放的なリビングが主流なので、リビングが窓と壁一面だけで後は他の部屋と繋がってる(つまりリビング空間に入るのにドアがない)という間取りなら、通路スペースに少しはみ出すことで、ラウンジチェアを置くことができます。
3つのレイアウト法を紹介していきましょう。
ラウンジチェアのコーナーレイアウト
※TVの位置は任意です。
コーナーレイアウト:ソファとTVが対面
ベージュのアクセントクロスの前にアイボリーの寝椅子付き2人掛けソファとアイボリー×ベージュのリーフ柄のラグ、ホワイトのコーヒーテーブルをコーディネート。
掃き出し窓側のコーナーにホワイトレザーのクッションを貼った木製のラウンジチェアをプラス。チェアは、ハンス・J・ウェグナーのCH07。上品な印象の温もりあるインテリア。
腰窓と通路を背に暗い紫のコーナーソファをコーディネート。
ベージュのラグを敷き、ソファのコーナーの対角線上に、シルバーのメッシュチェアをプラス。チェアは、ハリー・ベルトイアのダイアモンドチェア。存在感のあるソファを置きつつ、チェアは透ける素材にして、広々とした印象をアップ。
壁を背に、黒レザーの2人掛けソファをコーディネート。
床にグレーのラグを敷き、ソファと対面に茶色の木目のテレビボードをプラス。入口と反対側のコーナーにラウンジチェアを置いて、グレーのブランケットを掛け、ラグと色を統一。黒とグレーと木の色をおしゃれに組み合わせた、リラックスできそうなインテリア。
通路を背に暗いグレーの3人掛けレザー製ソファとグレーのラグをコーディネート。
ソファの正面の壁にホワイトのテレビボードをレイアウトして、壁掛けテレビをプラス。窓側のコーナーにソファと同じデザインのラウンジチェア(1人掛けソファ)を置いて、くつろげるリビングを演出。
壁を背にグレーの寝椅子付き2人掛けソファ、暗い茶色のオリエンタルラグ、ホワイトのコーヒーテーブルをコーディネート。
ソファと対面にある掃き出し窓の横にホワイトのテレビボードをプラス。掃き出し窓と直角にある壁に明るい茶色の木のオープンシェルフを置いて本棚にし、グレーのチェアをソファの方に向けてレイアウト。ソファとチェアの色を同じにした統一感のあるインテリア。
縦長リビングの短い方の壁に、明るいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に水色の小さな円形コーヒーテーブルを置き、ソファの斜め前のコーナーに木製のひじ掛けがついた水色のチェアをプラス。ラウンジチェアはダイニングチェアとお揃い。ソファ用クッションも水色にして、アクセントカラーをおしゃれに取り込んだ、大人カジュアルなインテリア。
縦長リビングの長い方の壁に明るいグレーの2人掛けソファ、グレーの縁取りの明るいグレーのラグ、ホワイトの円形コーヒーテーブルをコーディネート。
ソファと対面の通路側に、グレーの北欧デザインのラウンジチェアをプラス。通路にはみ出してますが、色が上品で可愛いデザインなので邪魔な印象がしません。
掃き出し窓を横にして、明るいグレーの寝椅子付き2人掛けソファと明るい茶色の木製テレビボードを向かい合わせにコーディネート。
ソファの前に明るいグレーのラグを敷き、ホワイトの円形コーヒーテーブルをプラス。テレビボードの横(通路側)に明るい茶色の木とホワイトのレザーを組み合わせたチェアを置いてリラックスできる空間を演出。白っぽく上品な色でまとめたインテリア。
横長リビングのダイニングを背に、暗い青緑の寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
床にグレーのオリエンタルラグを敷き、明るい茶色の円形コーヒーテーブルを置いて、ソファと対面に茶色の木製テレビボードをプラス。窓と反対側のコーナーに、アイボリーのラウンジチェアを置いて、暖かい雰囲気をアップ。
壁を背にホワイトの2人掛けソファ、暗い水色のラグ、黒の正方形コーヒーテーブル、ホワイトのテレビボードをコーディネート。
テレビボードの横の窓側のコーナーから少し手前に黒のバタフライチェアをプラス。チェアの後ろに本を積み上げて上部にホワイトのウォールシェルフを取り付け。チェアとコーヒーテーブルの黒でインテリアを引き締めたコーディネート。
コーナーレイアウト:ソファの横にTV
横長リビングの短い方の壁にテレビボードをレイアウトし、掃き出し窓に向かって明るいベージュの寝椅子付きソファをコーディネート。
床にグレーのラグを敷き、薄いベージュの円形コーヒーテーブルを3つプラス。ソファと対面(掃き出し窓の前)のテレビボード側に、ハンス・J・ウェグナーのCH07を置いて、くつろぎ感をアップ。
腰窓の下にホワイトのテレビボードをコーディネート。
短い方の壁を背に、明るいグレーの寝椅子付き3人掛けソファを置き、ベージュのラグと明るい茶色のベンチ型コーヒーテーブルをプラス。ソファと対面に斜めにグレーのチェアを置いて、くつろげるリビングに。テレビボードとチェアの間は、人が通れるスペースを確保。
2面が壁、残り2面がオープンのリビングの壁に沿って、グレーの2人掛けソファとグレーの扉のホワイトのテレビボードをコーディネート。
ソファの前に、グレー×ホワイト×水色の幾何学模様のラグを敷き、ホワイトと水色の円形コーヒーテーブル2台をプラス。ソファと対面に暗い青のパーソナルソファを置いてお一人様席に。広々と開放的なインテリア。
腰窓の前に、アイボリーの2人掛けソファをコーディネート。
床にベージュのラグを敷き、濃い茶色の楕円形コーヒーテーブルをプラス。テレビは、窓の横の壁面に壁掛けにして、下にヴィンテージな茶色レザーのトランクテーブルを置き、テレビの対角線上にソファと同色のラウンジチェアをレイアウト。ソファからは寝そべってでないテレビが見えない位置。
ラウンジチェアのヘの字レイアウト
※TVの位置は任意です。
掃き出し窓に向かって、黄みがかった茶色のレザー製2人掛けソファをコーディネート。
ソファの隣に、黒の木製ひじ掛けがついた花柄プリントのラウンジチェアとオットマンを斜めにしてプラス。グレーのアクセントクロスや黒×ホワイトのストライプラグを組み合わせた、個性的なインテリア。
掃き出し窓に向かって、茶色のレザー製2人掛けソファをレイアウトし、薄い赤系のオリエンタルラグ、明るい茶色の木製長方形テーブルをコーディネート。
ソファの隣(通路側)に、グレーの北欧デザインのチェアをプラス。腕のようなデザインのひじ掛けが美しく、コンパクトでありながら上品な印象のインテリア。
掃き出し窓を背に黒の2人掛けソファをコーディネート。
床にベージュのシャギーラグを敷き、ソファと対面にある壁に壁掛けテレビと茶色の木製テーブルをプラス。通路側にコロンと丸いデザインのベージュのラウンジチェアを置いて、アイボリーのニットクッションとブランケットを掛け、温もりをアップ。
間口が長い方の壁に、黒の2人掛けソファと黒の脚のヴィンテージな茶色の木製テレビボードをそれぞれコーディネート。
床にグレーのラグを敷き、黒+ヴィンテージな茶色の木製天板の円形コーヒーテーブルをプラス。ソファと窓の間に黒のバタフライチェアを足して、日向ぼっこできる席を確保。黒・グレー・ヴィンテージな木をおしゃれに組み合わせた、かっこいいインテリア。
腰窓を背に、明るいグレーの2人掛けソファ、暗い赤系のオリエンタルラグ、ホワイトの大理石調のコーヒーテーブルをコーディネート。
ソファの対面側の壁にテレビを壁掛けにして、下部に茶色の木製テレビボードをプラス。ソファの隣のコーナー側に黒のラウンジチェアとオットマンを斜めに配置して大勢でテレビを見れるようにレイアウト。
間口が長い方の壁に、明るいグレーの2人掛けソファとホワイトのテレビボードをそれぞれコーディネート。
ソファの前にアイボリーのモロッコラグと暗い茶色の三角形のコーヒーテーブルをプラス。ソファの横の窓側にホワイトのイームズチェアを置いて、くつろぎ席を確保。チェアの前にグレーの円形ラグを敷いて、特別感をアップ。
縦長リビングの間口が長い方の壁に、明るい水色の2人掛けソファとホワイトのテレビボードをそれぞれコーディネート。
ソファとテレビボードの中心に明るいグレーのラグを敷き、ホワイトの三角形の木製コーヒーテーブルをレイアウト。ソファの横(ダイニング側)にサイドテーブルを挟んで木製ひじ掛け付きの黒のチェアをプラス。ラウンジチェアがダイニングエリアに侵入してるインテリア。
キッチンを背にグレーの3人掛けソファ、アイボリーのカウハイドラグ、ヴィンテージな木製長方形コーヒーテーブルをコーディネート。
ソファの隣(通路側)に、イームズのラウンジチェアをプラス。余った通路を有効活用してリラックスできる空間を演出したインテリア。
横長リビングの間口が長い方の壁を背に、茶色レザーの2人掛けソファと木目が綺麗な茶色のテレビボードをそれぞれコーディネート。
ダイニング側に木製のひじ掛けがついた黒のラウンジチェアをプラス。チェアの前に、グレーのニットプフを置いてオットマン代わりにした、おしゃれなインテリア。
掃き出し窓と壁を背に明るいグレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
床に赤のオリエンタルラグを敷いて、ナチュラルブラウンの木製横長コーヒーテーブルと木を丸ごと使ったスツール2個をプラス。掃き出し窓と反対側のソファの横にイームズの黒のチェアを置いて、くつろぎ感アップ。
壁を背に、レトロなグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの横に黒の丸いサイドテーブルを置き、その隣にオレンジっぽい茶色レザーのひじ掛け付きラウンジチェアとオットマンをプラス。ソファ用クッションとソファ後ろに飾った絵にもオレンジ色を使って色を統一した、おしゃれなインテリア。
グレーの寝椅子付き2人掛けソファを壁を背にコーディネート。
ソファと腰窓の間に、暗い赤の人形みたいなラウンジチェアをプラス。チェアはBouloum by Arconas。個性的なチェアが印象的。
横と背中に通路スペースを確保して、グレーの寝椅子付き2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に茶色のカウハイドラグを敷き、茶色の木製フレームのガラス製正方形コーヒーテーブルと茶色のモロッコプフをプラス。腰窓とソファの間に、茶色のイームズラウンジチェアを置いて色を統一しつつ、リラックスできるリビングを演出。
グレーの壁を背に、グレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下に明るいグレーのラグを敷き、明るい茶色の木製円形テーブルをプラス。ソファの隣にひじ掛けのついたオレンジ色のレザー製チェアを斜めに置いて、ソファとチェアの間のデッドスペースに観葉植物をディスプレイ。コーヒーテーブルはチェアとソファの両方で使えるように、片側に寄せてレイアウト。
ラウンジチェアのL型レイアウト
※TVの位置は任意です。
L型レイアウト:ソファとTVが対面
横長リビングのダイニングを背に黒の2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に明るいグレーのラグを敷き、ホワイトとグレーの円形コーヒーテーブルをプラス。ソファと対面のある壁にテレビボードが一体になった収納家具、ソファとコの字にベージュのレザー製エッグチェアをレイアウト。暗い緑のクッションと暖かさを感じるベージュをアクセントにした「すっきり」と「温もり」を感じるインテリア。
ベージュのレンガ壁を周りに施した腰窓を背に明るいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
床に明るいグレーと赤のパターン柄のラグを敷き、茶色のひじ掛け付き木製チェアと暗い茶色の木製パレットテーブルを並べてプラス。テーブルの幅を狭くすることで、ラウンジチェアを置くスペースを確保したインテリア。
横長リビングのダイニングを背に黒の3人掛けソファをコーディネート。
床にベージュのラグを敷き、茶色の木製テレビボード、茶色の木とグレーのオットマンテーブルをプラス。腰窓と反対側に黒の木製ひじ掛け付きチェアを置いて、リビングエリアを黒で囲むようにコーディネート。
明るいグレーの壁を背に、ホワイトの2人掛けソファをコーディネート。
明るいグレーのラグを敷き、腰窓寄りに黒の円形コーヒーテーブルをプラス。腰窓側に籐とホワイトクッションのラウンジチェアを置いて、カーテン、クッション、ブランケットを白っぽい赤みがかったベージュにして、広さとくつろぎ感のあるリビングを演出。
壁を背に、明るいグレーの3人掛けフロアソファをコーディネート。
床に明るいグレー×グレーのストライプラグを敷き、茶色の木製円形テーブル、腰窓側に茶色の木製ひじ掛けがついたホワイトのチェアをプラス。ソファの斜め前にも、茶色のひじ掛け付きの黒レザーのチェアを置いた「コーナーレイアウト」と「L型レイアウト」を混ぜたインテリア。
壁を背に、グレーのコンパクトな2人掛けソファをコーディネート。
床にグレー×ホワイトのトレリス柄のラグを敷き、黒のガラス製テーブル、腰窓の前に灰みがかったピンクのパーソナルソファをプラス。上品な色と柄を組み合わせたフェミニンなインテリア。
キッチンカウンターを背に、明るいグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの前にグレーのラグを敷き、黒の木製円形コーヒーテーブル、通路側に黒のメッシュチェアをプラス。チェアの上に、灰みがかった明るいグレーのクッションを乗せ、コーヒーテーブルの上にもターコイズブルーの鉢に入れた観葉植物と表紙に青が入ったハードカバーの本をディスプレイ。涼しげな色使いのインテリア。
壁を背に、ホワイトの2人掛けソファをコーディネート。
床に明るいベージュのラグを敷き、黒の長方形コーヒーテーブルをプラス。腰窓の前に細い竹で編んだようなチェアを置いてベージュのクッションを乗せ、暖かく広さを感じるリビングを演出。
ダイニングを背にグレーのフロアソファをコーディネート。
床にグレーのラグを敷き、ソファの前に半透明の黒のコーヒーテーブル、ソファと対面にテレビボードが一体になったホワイトの収納家具をプラス。通路側に黄色の丸いフロアソファを置いて、冷たい雰囲気のリビングに楽しそうな印象をアップ。
通路を背に、灰みがかった薄い緑の3人掛けソファをコーディネート。
ソファの前に明るいグレーのラグを敷き、茶色の木製楕円形コーヒーテーブルを乗せ、ソファと対面にテーブルと同色のテレビボードをプラス。腰窓と反対側に茶色の木製ひじ掛け付きの暗い黄緑のチェアを置いて、自然を感じるリビング空間を演出。
L型レイアウト:ソファの横にTV
腰窓を背にグレーの2人掛けソファをコーディネート。
ソファの下にグレーのラグ、ソファの前に黒と青の円形コーヒーテーブルをプラス。ダイニングと反対の壁側にグレーのムートンを乗せたグレーのチェアを置いて、その後ろに壁掛けテレビとグレー×ホワイトのテレビボードをレイアウト。ホワイト×黒のパターン柄のクッションの組み合わせ方がおしゃれな北欧テイストのインテリア。
間口が短い方の壁を背に黒の3人掛けソファをコーディネート。
床に明るいグレー×ホワイトのトレリス柄のラグを敷き、キャスター付きのロータイプのガラス製コーヒーテーブルをプラス。テレビは間口が長い方の壁の腰窓の横に壁掛けにして、テレビと対面に黒のラウンジチェアをレイアウト。
狭いリビングでもスペースを有効活用すれば、ラウンジチェアやパーソナルチェアをレイアウトすることが可能です。
ただし、置くことができても、以下の2点が確保されていなければ、くつろげないリビングになってしまいますので、注意して下さい。
- 通路スペース(幅60cm程度)
- チェアの前に足が入るスペース(テーブルとの間に45cm程度)
L型レイアウトを上手にするコツは、コーヒーテーブルの高さと幅。
下のリビングのように、「メインのソファに対して、かなり小さい」「脚が長い」の2点をクリアするコーヒーテーブルを置くと、通路も足が入るスペースも確保できます。